日刊スポーツ

新潟池田、3点シュートに磨き CS初戦へ「全力」

新潟池田、3点シュートに磨き CS初戦へ「全力」

3点シュートの練習をする新潟SF池田

Bリーグチャンピオンシップ(CS)が27日に開幕。中地区の覇者・新潟アルビレックスBBの初戦は27日から29日(2戦先勝)、昨年のリーグ王者・アルバルク東京とアオーレ長岡で対戦する。

25日は中之島体育館で練習を行った。要所で3点シュートを決めてきたSF池田雄一(35)に注目だ。池田は中地区優勝を決めた川崎戦の1戦目(13日)は5本中3本、レギュラーシーズンを10連勝で締めた横浜戦の2戦目(21日)は4本中3本と高確率で3点シュートを決めてきた。A東京戦も第12節の2戦目(昨年12月9日)に12得点。そのうち3点シュートの成功は5分の3だった。池田は「(CSも)今まで通りに目の前の試合を全力を尽くすだけ」と話した。

バスケ理事、新制度で女子代表チーム力アップへ期待

バスケットボール女子日本代表チーム活動開始記者会見で話す東野技術委員長(撮影・鈴木みどり)

バスケットボール協会理事で技術委員長も務める東野智弥氏(48)が25日、女子日本代表候補の発表会見に出席し、新しい代表選出制度に期待を込めた。

今シーズンは大会ごとに今回招集された26人の中から18人を選出してチームを編成し合宿を行い、さらにそこから12~15名に絞って大会に挑む。昨季までは代表選手すべてを招集して長期間の合宿を行っていた。国際バスケットボール連盟からはパフォーマンスを評価されるも「やりすぎてしまってないか。心の(ケアの)部分を忘れているのでは」と指摘を受けた。

東野氏はトム・ホーバスヘッドコーチ(52)と話し合い、現在男子が行っている制度を取り入れた。「今までやったことないシステム。今まではシーズン終了後すぐに代表合宿だった。休ませることも必要」と代表候補選手としてプールした上で選手を入れ替えながら18人を選出するようにした。経験あるベテランやけが人を休ませて調整させ、調子のいい選手を選んで大会に臨むことができる。さらに経験の少ない若手にチャンスが増え、チームの力アップも期待する。

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バスケ女子HCが東京五輪金宣言「米国と大差ない」

バスケットボール女子日本代表チーム活動開始記者会見で記者の質問に答えるホーバス・ヘッドコーチ(撮影・鈴木みどり)

バスケットボール女子日本代表のトム・ホーバスヘッドコーチ(52、HC)が東京五輪での「金メダル」宣言をした。

96年アトランタ五輪以降6連覇中の米国を破って自国開催で頂点に立つ。25日、日本代表候補選手26人を発表したホーバスHCは「昨年も米国と対戦して大きな差はないと思っている。高い目標でないと勝てない」と力強く語った。

今シーズンは大会ごとに26人の中から18人でチームを編成、12~15人で試合に挑む。昨季までは代表選手すべてを大会ごとに招集していた。「シーズン終わってすぐに代表の合宿。練習で常に選手を追い込んでいた。休ませることも必要」と代表候補選手としてプールした上でベテランやけが人などを入れ替えながら18人を選出する。調子のいい選手だけを選出して大会に臨むことができ、経験の少ない若手選手にもチャンスが増え、チーム力アップの相乗効果も期待できる。

主将に選ばれた最年長の高田真希(29=デンソー)は「休みが与えられる分、自己管理が求められる。衰えないようにしっかり準備したい」と話した。長く日本代表の中心選手として活躍した吉田が3月に引退。チームを引っ張る役目を担う高田は「3年目なので経験もある。選手とHCの間に立ってコミュニケーションを取っていきたい。HCが求めているものが出せれば金メダルの可能性はある」と決意を語った。

バスケットボール女子日本代表チーム活動開始記者会見のフォトセッションでガッツポーズする、左からホーバス・ヘッドコーチ、高田、宮沢、東野技術委員長(撮影・鈴木みどり)
囲み取材で笑顔を見せるバスケットボール女子日本代表の高田キャプテン(撮影・鈴木みどり)

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北海道・折茂「必死さで勝敗分ける」B1残留へ闘志

シュートを放つレバンガ北海道の折茂(撮影・西塚祐司)

バスケットボールBリーグ、レバンガ北海道の折茂武彦社長兼選手(48)が生き残りへ必死で戦う。

B1残留をかけた横浜ビー・コルセアーズとのプレーオフ(PO=26、27日)に向けた練習を23日、札幌市内で公開した。勝てば残留、負ければ条件付きでB2降格という一戦に「腹をくくらないといけない。必死さで勝敗を分ける」と挑む。

横浜には今季2戦2敗。場所は敵地、しかも相手は2年連続で残留POを経験している。「うちは初めて。圧倒的に不利な状況。打破しないといけない」。独特の緊張感に包まれるが「のまれてはいけない。心に余裕を持たないと」と身構えた。今季は16年のリーグ発足以来、ワーストとなる10勝50敗だった。「この60試合はある意味関係ない。勝って帳消しにしたい。来季も同じ舞台で借りを返さないとね」。長いバスケ人生でも最も厳しかったシーズン。最後の最後は笑って終わる。

シュートチェックに行くレバンガ北海道の折茂(右)(撮影・西塚祐司)

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B1川崎篠山、会見で闘志「栃木ファン静まらせる」

Bリーグ2018-19チャンピオンシップに向け、意気込みを語る川崎ブレイブサンダース篠山竜青(右)と栃木ブレックス遠藤祐亮(撮影・松熊洋介)

令和最初のタイトルは俺たちがつかむ! バスケットボールBリーグ川崎ブレイブサンダースの篠山竜青(30)が22日、都内でチャンピオンシップ(CS)に向けた会見に出席し「新元号になって最初の大きな日本一を決める大会。話題になると思うので一戦必勝で熱いゲームを見せたい」と決意を語った。

3年目のBリーグ。昨季は準々決勝での1勝1敗で迎えた3試合目に千葉ジェッツに惜敗。今季は中地区2位でCSに進出。準々決勝の相手は日本代表比江島らを擁し、勝率8割を超える東地区2位の強豪・栃木ブレックス。16-17年シーズンに決勝で敗れた因縁の相手だ。篠山は「今季4回戦って1度も勝っていない。小細工が効かない相手なので全力でぶつかる」と話した。

並んで会見した栃木の遠藤祐亮が注意する選手にファジーカスを挙げたことに篠山は「そこは篠山選手って言うところだろ」と突っ込み。ところが再度同じ質問に「ファジーカス選手です」と遠藤が答え、笑いが起きた。笑っていられるのも今のうち。「アウェーで勝って栃木のファンを静まらせたい」と闘志を燃やす。

今季からチームのオーナーがDeNAに変わった。ファジーカスが日本国籍を取得して日本代表に選出。篠山も含め代表選手がチームを空けることが多くなり、十分な練習ができないなど未完成のままシーズンを終えた。それでも篠山は「少しずつ見えてきた部分もある。レギュラーシーズン60試合で自分たちが積み重ねたものを出せたらチャンスあると思う」。ライバル栃木を倒し、篠山がチームを完成させ、川崎を令和最初の王者に導く。

【松熊洋介】

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仙台快勝108点締め 3640人B2集客逆転1位

仙台対青森 第3Q、速攻からダンクシュートを決める仙台ミラー

<バスケットボールB2リーグ:仙台108-67青森>◇最終節◇21日◇カメイアリーナ仙台

仙台89ERS(東地区2位)が今季初の100点ゲームとなる108-67で青森ワッツ(同6位)に連勝し、今季最終戦を飾った。ダニエル・ミラー(27)が12戦連続のダブル・ダブル(18得点10リバウンド)を達成するなど、出場10人全員が得点をマーク。今季最多得失点差で快勝した。

プレーオフ進出が消滅した状況下でも、ブースターは温かかった。入場者は今季3番目に多い3640人。今季はホームに計8万2389人を集め、最終戦で逆転。B2でNO・1の動員力を確定させた。

8人で計15本の3点シュートを沈めた。開始から1度もリードを許さず、今季40勝(20敗)の大台に乗せた。5連敗後の第25節からチーム記録の11連勝を含めて14勝1敗。直接対決になった前節のアウェー群馬戦まで地区優勝争いに絡んだ。就任初年度の戦いを終えた桶谷ヘッドコーチ(41)は「(連敗して)残り15試合になったときは、40勝できるとは思っていなかった。選手やスタッフが頑張った結果。これがナイナーズの文化になる。(チームの)カルチャーを作り上げるための土台を築くことができた。この土台を来季につなげたい」と巻き返しを誓った。【佐々木雄高】

仙台対青森 今季チーム最多の108得点で最終戦を飾って喜ぶ仙台の選手たち

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北海道Bリーグワースト22連敗 史上初50敗締め

B1リーグ・東地区

<バスケットボール・B1リーグ:A東京81-74北海道>◇第36節◇21日◇東京・アリーナ立川立飛

レバンガ北海道はアルバルク東京に74-81で敗れ、今季最終戦を白星で飾れなかった。リーグ記録を更新する22連敗、同初の通算50敗と不名誉な記録を残した。内海知秀監督(60)は「今シーズンの結果は自分たちの望むものではなかった。勝たせられなかったのは監督の責任」と悔しさをにじませた。

折茂武彦(48)ら4選手が2桁得点を記録し、シュート成功率も相手を上回る48・1%と好調。今季低迷の原因の1つはクリアしたが、もう一方の課題が勝敗を分けた。積極的な攻撃の裏返しでターンオーバー(TO)が23と続発(A東京は6)。特に点差を広げられた第2クオーターは9TO。ミスから失点し勝機を失った。

26日からは今季2戦2敗の横浜と敵地でB1残留をかけた2戦先勝方式のプレーオフ(PO)に臨む。横浜に敗れた場合、B2POの結果次第で即降格が決まる。折茂は「大一番が残っている。絶対にB1に残るという強い気持ちを出して、しっかりと準備をして戦いたい」と正念場の戦いに目を向けた。

新潟通算100勝達成し初CSへ 五十嵐の鼓舞実る

中地区優勝の賞金ボードを披露した鵜沢潤主将(中央)と笑顔の新潟の選手(撮影・浦部歩)

<バスケットボールB1リーグ:新潟89-73横浜>◇第36節◇21日◇アオーレ長岡

新潟アルビレックスBBがBリーグでのチーム新の10連勝でレギュラーシーズンを締めくくり、B1通算100勝を達成した。横浜ビー・コルセアーズに89-73で快勝した。

PG五十嵐圭(38)が3点シュート5本を含むチーム最多タイの17得点でMVPを獲得。ホーム戦初出場のSFアマンゼ・エゲケゼ(23)も五十嵐に並ぶ17得点でMIPに選出された。中地区王者として臨むチャンピオンシップ(CS)のクオーターファイナル(27~29日)は、ワイルドカード1位で昨季リーグ王者のアルバルク東京(東地区3位)とアオーレ長岡で対戦する。

   ◇   ◇   ◇

アオーレ長岡を埋めた4436人のファンを五十嵐が盛り上げた。「相手が高い位置に出てきたので、いつでも打てる準備はしていた」。第4クオーター(Q)、開始6秒で3点シュートを決める。その15秒後にも成功。さらに開始1分2秒では3点シュートラインの約1メートル後方から連続の3本目。「少し遠かったが、決めれば勢いをつけられたので狙った」。果敢に打ち続ける姿勢でチームメートと地元ファンを活気づけた。

前半で新潟が奪ったリードは1点だったが、終わってみれば16点差。今季何度も見せた、ここ一番でのたたみ掛ける攻撃。タクトを振ったのは五十嵐だった。頭にあったのはCSにつながる内容での勝利。20日の1戦目は甘い守備を突かれ、89-88の辛勝。「こんな試合をしていてはCSでは勝てない」。五十嵐は2戦目での立て直しをチームメートに促した。

20日の試合で負傷したPG柏木真介(37)がベンチ登録を外れたこともあり、自らには得点アップを課した。それを実行してみせた。前日11得点から6点上積みし、チーム最多タイの17得点。3点シュートは2本から3本増。しかも8本中5本成功と高確率で決めた。ベンチ入り12人全員が出場し、11人が得点。「どの選手がどんなプレーができるのかが分かった」。勝利で締めた最終戦で司令塔としての収穫も多かった。

レギュラーシーズンで45勝し、Bリーグ通算100勝に到達した。そしてチーム新の10連勝。数字が勢いを表す。CS初戦の相手は昨季王者のA東京。「(今季の)対戦成績は1勝1敗。苦手意識はない。これまでのようにチャレンジする気持ちで戦う」。五十嵐が初めて臨むCSでチームをけん引する。【斎藤慎一郎】

新潟対横浜 横浜戦MVP賞の五十嵐は笑顔でカメラにサイン。ハミルトンとガードナーもお茶目な表情を見せる(撮影・浦部歩)

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三遠2年連続PO進出ならず ツイッターで感謝の意

バスケットボールのB1リーグ三遠ネオフェニックスは21日、富山市総合体育館で富山グラウジーズとのレギュラーシーズン最終戦を行い、79-91で敗れた。今季は22勝38敗の中地区5位で終了。2年連続でプレーオフ進出を逃した。

チームスタッフが公式ツイッターを更新。「我慢の守備を続けましたが、ジリジリと離され、今季の最終戦を勝利で飾れず…。60試合、いつも熱いご声援をいただき、心より御礼申し上げます」と書き込んだ。

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八村のチームメート、ノーベルもNBAに挑戦

全米大学体育協会(NCAA)1部のバスケットボール男子で、ゴンザガ大の八村塁のチームメート、ザック・ノーベルがプロNBAに挑戦すると20日、同大が発表した。

八村と同様に大学卒業を待たずにドラフト対象選手となる「アーリーエントリー」制度を利用する。

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レバンガ北海道21連敗 リーグ史上最多タイの屈辱

B1リーグ東地区順位表(4月20日現在)

<バスケットボール・B1リーグ:A東京96-84北海道>◇第36節◇20日◇東京・アリーナ立川立飛

レバンガ北海道はアルバルク東京に84-96で敗れた。チームワーストを更新する21連敗で、昨季島根スサノオマジックが記録したリーグ連敗記録にも並んだ。9戦ぶり出場のバイロン・ミュレンズ(30)が自己最多39得点と後半は互角以上に戦ったが、同点で開始した第2クオーター(Q)の32失点が最後に響いた。

この日は臀部(でんぶ)痛で戦列を離れていた多嶋朝飛主将が、7戦ぶりに復帰。さらに開幕前に左ひざ前十字靱帯(じんたい)断裂などの大ケガを負った牧全も今季初出場した。ミュレンズは「どんなに負けていても声援を送ってくれるブースターの思いに応えるために頑張ります」と、21日A東京との今季最終戦に切り替えた。

新潟チーム最長タイ9連勝 ブザービーターで逆転V

新潟対横浜 第2Q、Cガードナー(右)がダンクを決めて47-32

<バスケットボールB1リーグ:新潟89-88横浜>◇第36節◇20日◇アオーレ長岡

中地区首位の新潟アルビレックスBBがBリーグでのチーム最長タイで今季2度目の9連勝をマークした。横浜ビー・コルセアーズに89-88。第4クオーター(Q)の87-88からCダバンテ・ガードナー(27)がブザービーターの逆転シュートを決めた。出場停止が解除されたSG今村佳太(23)は昨年4月29日の三遠戦以来、356日ぶりにアオーレ長岡のコートに立った。新潟はチーム新の10連勝をかけ、21日横浜とのレギュラーシーズン最終戦に臨む。

   ◇   ◇   ◇

劇的な幕切れに場内が沸いた。速攻からゴールに突進したガードナーが自ら放ったシュートのリバウンドを取る。1点を追い、残り1秒。再び強引にリングに向かいボールを放る。収まるのと同時に試合終了のブザー。「しっかりチャンピオンシップ(CS)につなげる試合をしたかった」。両チーム最多の34得点。最後は大黒柱の得点力がものを言った。この試合のMVPにも輝いた。

新潟は苦しみながらも連勝を伸ばした。前半で16点差をつけたが、後半に逆転を許した。それでも最後は地力をみせた。前節川崎戦(13、14日)で中地区初優勝を決め、迎えたレギュラーシーズン最終節。「いつも通りに一戦必勝。CSに向けて大切な2試合になる」。庄司和広監督(44)が言うように、CSを控えてのホーム戦は勝利を強く意識した。

その心構えをプレー以外でも見せたのが今村だった。試合前、午後3時40分から午後4時までアオーレ長岡の入り口前広場のオフィシャルグッズ売り場に立って接客をした。出場停止が解けた後のホーム初戦、ファンに感謝の思いを示そうと、出場停止期間中と同じように仕事をした。「応援してくれる人、支えてくれる人のために」。第4Qでは3得点した。苦しんだ時期に身に染みた感謝を、力に変えた。

これで今季2度目、チームタイに並ぶ9連勝。21日のレギュラーシーズン最終戦にチーム新の10連勝がかかる。最高の結果で締めてのCSに突入を狙う。【斎藤慎一郎】

新潟対横浜 第2Q、SG今村(左)がドリブルを仕掛ける

B1秋田が栃木に惜敗で終戦、来季へ「勝てる力を」

栃木対秋田 第2Q、栃木比江島(左)とボールを奪い合う秋田中山(撮影・野上伸悟)

<バスケットボールB1リーグ:栃木78-73秋田>◇第36節第2戦◇20日◇ブレックスアリーナ宇都宮

B1秋田ノーザンハピネッツ(東地区5位)が今季最終戦で栃木ブレックス(同2位)に73-78で惜敗した。

前日同様、激しいディフェンスから主導権を握ると1点リードで第1Qを終了。第2Qではキーナンが正確なシュートで3ポイント2本を含む16得点と大暴れし38-35で折り返した。第3Qでも集中を切らさずシーソーゲームを展開。第4Q残り6分に、判定への不満をあらわにしたペップHCが退場。指揮官不在の中、一時12点差まで広げられたが、再び粘りを見せて最後まで相手を苦しめた。栃木の安斎HCは「守備の激しさは明らかに秋田が上だった」と、ハーフタイムでは「どっちがチャンピオンシップに出るチームかわからないぞ」とゲキを飛ばした。そして「秋田のおかげでチャンピオンシップのような試合ができて、選手を目覚めさせてもらった」と感謝した。

東地区優勝の千葉、2位の栃木、3位A東京の3強には全敗となり、そのまま結果につながった。試合後にペップHCに代わり会見した前田ACは「消化試合と言われる中、選手はこの2試合ファイトしてくれた。ターンオーバーからの失点が結果に出た」と無念の表情。来季は節目となるチーム創設10年目のシーズンとなる。水野社長はホーム最終戦後のあいさつで、「残留も幸運な上での結果。今度こそチャンピオンシップを目指せるようなチーム作りをしていきたい」と話した。B1再昇格のシーズンは17勝43敗で幕を閉じた。前田ACは「若いチームなので、簡単なミスが許されない試合が多かった。もっとゲーム巧者になることが大事で、3強に勝てる力をつけていきたい」と来季に目を向けた。【野上伸悟】

栃木対秋田 第2Q、栃木ギブス(上)とボールを奪い合う秋田野本(撮影・野上伸悟)
栃木対秋田 第1Q、シュートを放つ秋田キーナン(撮影・野上伸悟)

秋田惜敗 第4Q一時再逆転も栃木の層の厚さに屈す

栃木対秋田 第2Q、シュートを決める秋田野本(撮影・野上伸悟)

<バスケットボールB1リーグ:栃木80-72秋田>◇第36節◇19日◇栃木・ブレックスアリーナ宇都宮

秋田ノーザンハピネッツ(東地区5位)が栃木ブレックス(同2位)に72-80で敗れた。前節の北海道戦でB1残留を決めて迎えた最終節。ここまで東地区優勝を決めている千葉と3位A東京にはともに6戦全敗で、2位栃木にも4連敗中とあって、3強に一矢報いるべく、最後まで集中力を切らさなかった。

北海道戦後に、秋田ペップHCは「この数カ月間、私も選手もスタッフもぐっすり眠れない日が続いていたと思う。肩の荷が下りたと思うのでリラックスしてほしい」と話していた通り、残留争いのプレッシャーから解放された選手たちは伸び伸びと躍動した。第1クオーター(Q)から持ち前の激しい守備からリズムをつくり、小気味のいいパスワークで主導権を握った。途中出場の谷口が連続3ポイントを決めるなど16-10で第2Qへ。一時は逆転を許したが、野本のシュートで再逆転すると中山、谷口が立て続けに決めて再び盛り返した。第4Qでも一時再逆転し64-61としたが、比江島、竹内ら日本代表に加え、田臥も控える栃木の層の厚さの前に、最後は屈してしまった。

試合後は相手ブースターからも秋田へ、温かい拍手が湧き起こった。前節後に中山拓哉(24)は「来季は下(残留プレーオフ)ではなく、上(チャンピオンシップ)を目指さないと」と浮かれることなく言い切った。その言葉通り、来季に期待を抱かせる試合だった。今日の最終戦こそ、3強から勝利を奪ってみせる。【野上伸悟】

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起訴棄却の木下勲「バスケに集中カステリョに貢献」

TAUカステリョ木下勲

バスケットボールのスペイン2部リーグ、TAUカステリョの木下勲は19日、同意を得ずに女性に性的関係を強要したとしてスペインで起こされた訴訟が地元裁判所に棄却されたとの報道を受け、代理人を通じ「無実が証明され、ほっとしています。これからはバスケットボールに集中し、TAUカステリョにこれまで以上に貢献していきたい」などとコメントを発表した。

代理人によると、地元裁判所から毎月2度の出頭要請があり、これに応じてきたが、今月17日付で解除されたという。

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長岡出身B1新潟石井、最終節へ意欲「大切な試合」

新潟SG石井峻平

B1中地区で優勝を決めた新潟アルビレックスBBは20日と21日のレギュラーシーズン最終節、同6位横浜ビー・コルセアーズとホームのアオーレ長岡で対戦する。

   ◇   ◇   ◇

SG今村佳太(23)と同じ長岡市出身のSG石井峻平(23)も地元での活躍を誓う。「CSに向け大切な試合。出番があったらまず守備で相手を止めて、打てるときは得点を狙う」。

前節川崎ブレイブサンダース戦は2試合とも出番がなかった。「見て学ぶこともあった。自分がチームにできることを考えたい」とベンチで見ていた優勝決定をプラス要素にする。「地区優勝という貴重な経験をさせてもらった。できる準備をして臨む」と意気込んだ。

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長岡出身のB1新潟今村「得点を」地元で恩返し誓う

「地元に恩返しをしたい」と気持ちを込めて横浜戦に臨むSG今村(右から2人目)(撮影・斎藤慎一郎)

B1中地区で優勝を決めた新潟アルビレックスBBは20日と21日のレギュラーシーズン最終節、同6位横浜ビー・コルセアーズとホームのアオーレ長岡で対戦する。

長岡市出身のSG今村佳太(23)が地元に恩返しをする。昨年のアジア大会での不祥事による出場停止が解けてから初のホーム戦となる。新潟は8連勝中。チャンピオンシップ(CS)1回戦のアルバルク東京戦(27~29日・アオーレ長岡)に勢いをつけるためにも10連勝で締めたい。その雰囲気の中、攻守で存在を示そうとコートに立つ。

   ◇   ◇   ◇

闘志を新たにした。「アオーレは僕にとって特別な場所。恩返しのつもりでやる」。19日の練習を居残りのショート練習で終えた今村は気を引き締めた。

横浜戦1戦目の20日に出場すれば、アオーレ長岡での試合は、昨年4月29日の三遠ネオフェニックス戦以来356日ぶり。チームは前節川崎ブレイブサンダース戦の1戦目(13日)で中地区優勝を決め、連勝も8に伸びしている。「CSに向けて少しでも貢献できるように」。15、16日とチームはオフだったが、今村は中之島体育館で自主トレをした。

川崎戦は2試合とも出場。11日に出場停止が解け、昨年5月のレバンガ北海道戦以来の試合出場を果たした。1戦目は7得点し、2戦目は2得点。「1戦目はチームのためにと思ってプレーした。2戦目は試合感覚の鈍さが出た」。手応えと課題を見つけ、ベストに近づけるためにオフを返上した。

何よりもファンの支えに結果で返したい。13日の川崎戦の第2クオーター(Q)、コートに入る時に新潟ファンだけでなく、川崎ファンからも温かい拍手が起きた。「すべてのバスケファンのためにプレーでも、社会奉仕でも恩返しをしたい」。16日は午前7時からアオーレ長岡、17日は午前8時から中之島体育館を清掃。18日は新潟のスクール生の指導をした。出場停止期間中に続けていた活動を、復帰が決まってからも継続している。

庄司和広監督(44)からも言われた。「感謝の気持ちを忘れないように」。横浜戦は友人、知人、スクール生が観戦に訪れる。「出たら得点したい」。期待に応える決意を固めた。【斎藤慎一郎】

横浜戦に向けて調整するSG今村(撮影・斎藤慎一郎)

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バスケ・スペイン2部木下勲の起訴棄却

TAUカステリョ木下勲

スペイン・メディアによると、バスケットボールの同国2部リーグ、TAUカステリョでプレーする木下勲が同意を得ずに女性に性的関係を強要したとして起こされていた訴訟が17日、裁判所に棄却された。

被害を訴えた女性が継続的な証言の提供を怠ったためという。木下は昨年12月に地元警察に逮捕されたが、無実を主張していた。

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渡辺雄太、一生に1度の東京五輪「本当に楽しみ」

米プロバスケットボールNBAでプレーした日本人2人目の選手となったグリズリーズの渡辺雄太が17日、20年東京オリンピック(五輪)への意気込みを語った。「本当に楽しみ。五輪を東京でできるのは一生に1度あるかないか」と期待に胸を膨らませた。男子日本代表は21年ぶりに予選突破してワールドカップ出場権を獲得。20年東京五輪の開催国枠付与も決まった。

渡辺はレギュラーシーズンを終えて、この日成田空港に帰国。「1年を通してNBAの試合にはほとんど出ることができなかった。満足度は(100点満点で)10、20くらい」と来季の飛躍を期した。グリズリーズと一定期間昇格できるツーウエー契約を結び、15試合に途中出場。下部Gリーグのハッスルでは主力として33試合に出場し、プレーオフ進出に貢献した。フィジカル強化と得点力アップを誓う一方「僕以外の選手が解雇されたりもした。1年間やり通せたことはすごく意味がある」と充実感もにじませた。

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八村のNBA挑戦に渡辺雄太「彼ならやっていける」

米プロバスケットボールNBAでプレーした日本人2人目の選手となったグリズリーズの渡辺雄太が17日、レギュラーシーズンを終えて成田空港に帰国した。

アーリーエントリー制度によるNBA挑戦を表明した八村塁(ゴンザガ大)について、渡辺は「彼ならやっていけると思っている。大学3年間に成し遂げたこと、成長度を見てもポテンシャルは高い」と太鼓判を押した。日本代表での共闘も期待される後輩が6月20日のドラフト会議で指名されれば、ドラフトを経て最高峰の舞台に立つ初の日本人選手になる。渡辺は「(八村は)現状でもすごい。僕自身楽しみ」と心待ちにしていた。

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五輪バスケ3組で1次L 3人制は8チーム総当たり

国際バスケットボール連盟(FIBA)は16日、2020年東京五輪の実施方式を発表し、1次リーグは男女とも12チームが3組に分かれ、各組上位2チームと各組3位のうち2チームが準々決勝に進むことになった。リオデジャネイロ五輪は12チームが2組に分かれて行われた。

日本には男女とも開催国枠が与えられ、男子は1976年モントリオール五輪以来44年ぶりの出場が決まっている。

新種目の3人制は男女とも8チームが総当たりで1次リーグを争い、上位6チームが決勝トーナメントに進む。

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八村塁、NBAドラフト指名でプレーなら日本人初

日本代表でシュートを放つ八村塁

全米大学体育協会(NCAA)1部ゴンザガ大の八村塁(21)が15日、4年生となる来季は大学でプレーせず、NBAを目指すことを表明した。卒業を待たずドラフト指名を受けることが可能な「アーリーエントリー」を宣言。自身のツイッターで「家族とコーチと話して決断しました」とコメントした。6月20日のドラフトで指名されれば、81年の岡山恭崇以来。また指名された選手がプレーすれば日本人初の偉業となる。

八村は今季チームの中心としてウェストコースト・カンファレンス(WCC)37試合に出場。1試合平均19・7得点、6・5リバウンド、1・5アシストを挙げ、59・1%のフィールドゴール成功率を記録し、レギュラーシーズン7連覇に貢献して最優秀選手に輝いた。その後の全米大学選手権でも8強入りにチームを導いた。3年間の充実した大学生活に「ゴンザガ大でプレーできたことは、人生において素晴らしい経験だった。新たに自分の夢に近づくことができた」と振り返った。

宮城・明成高時代から高校選抜3連覇を達成。昨年は日本代表としても9月のW杯アジア予選に2試合出場し、強豪イラン戦では最多25得点を挙げ、21年ぶりの出場に貢献した。さらに44年ぶりに開催国枠での東京オリンピック(五輪)出場が決まり「昔は五輪があるんだというぐらいだった。今は(五輪で)バスケの試合をやりたいと思う」。NBAプレーヤーとして「世界の八村」へ、羽ばたく日が間もなくやってくる。

◆八村塁(はちむら・るい)1998年(平10)2月8日、富山市生まれ。ベナン人の父と日本人の母を持つ。奥田中時代にバスケットボールを始め、宮城・明成高から米ゴンザガ大へ進学。2学年下の弟・阿蓮もバスケットボールの選手で東海大在学。203センチ、104キロ、血液型A。

◆アーリーエントリー制度 大学卒業など、自動的にドラフトの対象資格を与えられていない19歳以上の選手が、ドラフト会議60日前までに意思を表明して対象選手となれる制度。近年はアーリーエントリーでのNBA入りが主流。日本選手では岡山恭崇氏が81年にウォリアーズから8巡目で指名されたが入団しなかった。NBA出場を果たした田臥勇太(Bリーグ栃木)や渡辺雄太(グリズリーズ)は指名されなかった。

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ゴンザガ大の八村塁「僕の夢」来季NBA挑戦を表明

八村塁(2017年5月19日撮影)

全米大学体育協会(NCAA)1部のバスケットボール男子でゴンザガ大の八村塁(21)が15日、4年生となる来季は同大でプレーせずにプロで世界最高峰のNBAを目指すことを表明した。米メディアによると、6月20日のドラフト会議で上位指名の有力候補とみられる。

NBAでは大学卒業を待たずにドラフト対象選手となる「アーリーエントリー」制度があり、ドラフト60日前の今月21日までに意思を表明する必要があった。八村は自身のツイッターで「今回、NBAドラフトにエントリーすることを家族とコーチと話し決断しました」とコメントした。

西アフリカのベナン人の父と日本人の母との間に富山県で生まれた八村は、宮城・明成高時代に全国高校選抜優勝大会3連覇を達成。ゴンザガ大進学後も着実に成長し、今季は中心選手としてウェストコースト・カンファレンス(WCC)のレギュラーシーズン7連覇に貢献してWCCの最優秀選手に輝いた。3年間の充実した大学生活を「自分の人生において素晴らしい経験でした。そこで新たに大きく、僕の夢に近づくことができました」と振り返った。

全米大学選手権(NCAAトーナメント)では準々決勝で敗退したが、全米バスケットボール記者協会などでベスト5選手に選出された。

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仙台安部33歳誕生日飾るアウェー最終戦白星締め

仙台の選手たちは試合後、安部の誕生日をブースターと一緒に祝う

<バスケットボールB2リーグ:群馬86-97仙台>◇第31節◇14日◇群馬・ヤマト市民体育館前橋

仙台89ERSが意地を見せた。前日13日に地区優勝を決められ、PO(プレーオフ)進出を阻まれた群馬クレインサンダーズに97-86で雪辱。今季アウェー最終戦を白星で締めた。月野雅人主将(30)が野投ゴール成功率100%の24得点。チーム最年長ガード安部潤の33歳誕生日を白星で祝った。

来季B1復帰がなくなった精神的ダメージは感じさせなかった。最終Q勝負に持ち込み、突き放した。月野主将が同Qだけで16得点。シュート8本(3点5本、2点3本)すべてを決め、「勝つことだけしかブースターを喜ばせることができない。最後まで諦めずに戦う姿勢を見せたい」。昨季の横浜ビー・コルセアーズ戦に続くバースデー白星の安部も「気分がいい。勝ちきって終わることが来季につながる」と、最終節のホーム青森ワッツ戦を見据えた。【佐々木雄高】

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B1千葉が収容1万人アリーナ建設へミクシィと提携

バスケットボール男子のBリーグ1部(B1)は14日、千葉県の船橋市総合体育館などで行われ、東地区首位の千葉ジェッツが3位のアルバルク東京に87-76で勝って50勝目(8敗)を挙げ、地区2連覇を決めた。富樫が28得点の活躍を見せた。28得点し、別格の存在感を示したガード富樫は「ホームで優勝を決めたいと、みんなが思っていた」と5541人のファンの前で喜びを爆発させた。

またこの日、中長期の経営戦略を発表し、新本拠地となる収容1万人規模のアリーナ建設を目指すことを明らかにした。建設場所や時期は未定。費用の支援を受けるため、ミクシィと業務資本提携を結んだ。ミクシィは千葉の過半数の株式を取得する。

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ウォリアーズ白星発進、カリー38得点 PO1回戦

38得点のカリー(AP)

<NBA:プレーオフ1回戦(7回戦制)>◇13日

3連覇を狙う西カンファレンスのウォリアーズがクリッパーズを121-104で下し、白星発進した。エースのカリーが38得点と活躍した。

スパーズはナゲッツを101-96で破った。

東カンファレンスではマジックがラプターズに104-101で勝ち、ネッツはセブンティシクサーズを111-102で退けた。

38得点のカリー(AP)

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昇格初年度の秋田B1残留「1部で戦えること誇り」

B1残留を決め喜ぶ秋田の選手たちとブースター(撮影・野上伸悟)

<バスケットボールB1リーグ:秋田73-44北海道>◇第35節第2戦◇14日◇秋田・CNAアリーナ★あきた

秋田ノーザンハピネッツが73-44で北海道を下し、初のB1残留を決めた。第1クオーター(Q)序盤にリードを許すも、成田正弘(25)、谷口大智(28)らの3点シュート(3P)で勢いに乗ると、第2Q以降はリードを許さず、B1ではチーム最少失点でホーム最終戦を勝利で飾った。

また、B2からの昇格シーズンに残留を決めたのは秋田が初。19日からの最終節は2位栃木と対戦。チーム創設10年目の節目となる来季に向け、喜びに浸らず最後まで勝利を求める。

   ◇   ◇   ◇

苦しんだシーズンの鬱憤(うっぷん)を晴らすかのような圧勝劇だった。最少44失点とともに、29得点差も過去3度あった24点差を塗り替えるクラブ記録。今季4度目の4000人を超える熱きブースターの前で、秋田が自らの手でB1残留を確定させた。昇格初年度に残留を決めたのは、リーグ3年目で初。辛口のジョゼップ・クラロス(ペップ)HC(50)も「苦しいシーズンだったが、昨日、今日と勝たなければいけない試合で選手は頑張った」と土壇場の踏ん張りをたたえた。そして「シーズン通じて責任を持ってプレーしなければいけないと言い続けてきたが、今日は40分間できた」と満足げだった。

誕生日コンビが流れを変えた。開始早々、2-9とされたが、ジャスティン・キーナン(30)の2P直後に、前日13日に25歳になった成田が3Pを決め反撃ムード。そして今日15日に29回目の誕生日を迎える谷口主将が、出場直後に3Pを決めて12-11と逆転に成功した。1点リードの第1Q終了間際にも3Pを決め、「昨日もみんな緊張していたので、今日も僕が決めることで乗ってくれたらと思っていた」と満足げ。第2Q終了間際にはブザービーターの2Pを決めた成田も「いい誕生日になりました」と笑顔を見せた。

強豪ひしめく東地区で11連敗を含む17勝41敗と苦しんだ。千葉、A東京には6戦全敗、最終節でぶつかる栃木にも未勝利と上位陣との厚い壁を思い知らされてきた。ペップHCが掲げるアグレッシブなディフェンスで前半こそ接戦を演じても、終盤にミスと反則につけ込まれるパターンが続いた。それでも新潟、三河、名古屋Dなど他地区の強豪からは勝利をものにした。ペップHCは「他の地区にいたら上位にいけたかもしれない」と手応えを感じたのも事実だ。谷口主将は「1部で戦えることは誇り。今はホッとしているが、緩みすぎてグダグダにならないよう、あと2試合しっかり戦いたい」と早くも来季を見据え、気持ちを切り替えていた。【野上伸悟】

第4Q、ダンクシュートを決める秋田コールビー(撮影・野上伸悟)

北海道泥沼20連敗…チーム最少得点で最下位確定

秋田対レバンガ北海道 第1Q、3点シュートを放つレバンガ北海道の折茂(C)B.LEAGUE

<バスケットボールB1リーグ:秋田79-66北海道>◇第35節◇13日◇秋田・CNAアリーナ★あきた

東地区最下位のレバンガ北海道は同5位の秋田ノーザンハピネッツに44-73で敗れ、チームワーストを更新する20連敗を喫しリーグ最下位が確定した。

前半は7点ビハインドで折り返したが、後半で一気に突き放された。44得点も16年Bリーグ発足以来、チーム最少得点となった。

秋田が勝ったため、残留プレーオフの相手は中地区の横浜ビー・コルセアーズに決まり、26、27日に神奈川・トッケイセキュリティ平塚総合体育館で行われる。なお、B2プレーオフに進出する上位4チームが出そろい、熊本ヴォルターズと島根スサノオマジックがB1ライセンスを取得している。

秋田対レバンガ北海道 第3Q、ドリブルで持ち込むレバンガ北海道の野口(C)B.LEAGUE

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B1新潟が8連勝“秘密兵器”エゲケゼ34得点

川崎対新潟 第4Q、豪快なダンクシュートを決める新潟エゲケゼは、この日34得点の大活躍(撮影・浦部歩)

<バスケットボールB1リーグ:川崎74-84新潟>◇第35節◇14日◇とどろきアリーナ

13日に中地区優勝を決めた新潟アルビレックスBBが川崎ブレイブサンダースに84-74で快勝し8連勝、このカードの今季対戦を3勝3敗の五分にした。“秘密兵器”SFアマンゼ・エゲケゼ(23)が新潟での公式戦初出場。3点シュート7本を含む両チーム最多34得点と大暴れした。2月に琉球から移籍。「第3の外国人選手」がチャンピオンシップ(CS)でも武器になることを証明した。レギュラーシーズンは最終節ホーム横浜戦(20、21日)の2試合を残すのみ。新潟はCSの1回戦(27~29日)、A東京とアオーレ長岡で対戦する。

   ◇   ◇   ◇

充実感が込み上げた。第4クオーター(Q)の残り1分8秒、エゲケゼはこの日2本目のダンクを決めた。直後にベンチを見ると大騒ぎ。「みんな喜んでくれていた」。チームメートの笑顔がうれしかった。

文句なしのスコアメークだ。3点シュートは11本放ち7本成功。インサイドも7本中5本決めた。3本のフリースローはすべてリングに沈めた。「川崎は自分よりサイズが大きい。特に外からのシュートが大切だった」。公式戦は琉球に所属していた2月3日の新潟戦以来。約2カ月ぶりのコートで今季自己最多得点34点ををたたき出した。

庄司和広監督(44)は言う。「練習から努力とハードワークを続けてきたアマンゼが結果を出してくれた」。この日はPG五十嵐圭(38)とPFラモント・ハミルトン(35)が負傷のためベンチ登録から外れた。リーグ規約でベンチ入りできる外国籍選手は2人まで。枠が1つ空いたことで2月19日に新潟に入団後、初の出番が巡ってきた。

準備は入念にしていた。全体練習後、青木勇人アソシエートコーチ(45)を相手に自主トレ。オフの日もコートに足を運んだ。その姿をチームメートも見ていた。「エゲケゼが初めて出るので、今日は絶対に勝とうと話した」と主将PF鵜沢潤(37)。CSへ頼もしい戦力の登場ともなった。「もちろんCSに出たいが、自分の仕事はいつでも出られる準備をしておくこと」。効果抜群の“カード”を忍ばせ、新潟はCSに備える。【斎藤慎一郎】

川崎対新潟 第2Q、川崎ファジーカス(右)を徹底マークする新潟エゲケゼ(撮影・浦部歩)

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秋田B1残留王手 北海道下し連敗11で止めた

秋田対北海道 第2Q、シュートを決める秋田の白浜(撮影・野上伸悟)

<バスケットボールB1リーグ:秋田79-66北海道>◇第35節◇13日◇秋田・CNAアリーナ★あきた

秋田ノーザンハピネッツ(東地区5位)が79-66で勝率最下位のレバンガ北海道を下し、連敗を11で止めるとともに、B1残留に王手をかけた。

第1クオーター(Q)でリードされるも集中力を切らさず、リバウンドで優位に立ち第2Qで同点。2点リードで迎えた第4Qに再び逆転されるなど一進一退の攻防が続いたが、最後は白浜僚祐(27)の3点シュートなどで突き放した。残留プレーオフ(PO)回避を争う横浜ビー・コルセアーズが富山グラウジーズに敗れ2・5ゲーム差に広がり「マジック1」。今日14日の第2戦に勝利すればB1残留が決まる。

B1残留PO回避のためにも、絶対に負けられないホーム最終節。ポスターには「何が何でもやってやろう!」の文字が躍った。意気込みとは裏腹に、第1Qでいきなり5-15と点差を広げられたが、決して浮足立たなかった。直後に白浜が3Pを決め反撃を開始すると、第2Q終了間際にも再び白浜が3Pを決め同点で折り返した。

第3Qを終えわずか2点のリード。第4Qに再び逆転されたが、この日は最後まで集中を切らさなかった。谷口大智(28)の3Pで再逆転すると、そこからは押せ押せムード。白浜が2本の3Pを決めるなど一気に突き放した。

11連敗した上位陣との戦いで弱さを見せたオフェンスリバウンドでも、18本対7本と圧倒した。辛口続きだったジョゼップ・クラロス(ペップ)HC(50)も、この日ばかりは選手をたたえた。「いろいろな感情が入り交じった試合で、最後まで集中を切らさずプレーした」。キャリアハイ21得点の白浜は「本当に負けたくないという気持ちだけで、開いたら打ってやろうと思っていた」と振り返った。そして「これだけ負け続けていたのに応援を続けてくれるブースターのためにも勝ちたかった」と、どうしても欲しかった勝利への思いを口にした。

残留マジックが1になったとはいえ、浮かれムードはない。試合後には谷口主将が、「まだ残留を決めたわけじゃない。リラックスしすぎないように。明日の試合に向けて1人1人気持ちをつくって戦おう」とチームを引き締めた。ペップHCも「選手も人間なので明日は緊張するはずだが、やることは変わらない。出る人もベンチも全員が100%の気持ちで臨んで欲しい」と決戦に気持ちを切り替えた。【野上伸悟】

秋田対北海道 第2Q、気迫のプレーで広告看板に突っこむ秋田の谷口

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