日刊スポーツ

B1新潟ミスミス自滅 不完全燃焼で6度目の連敗

B1新潟ミスミス自滅 不完全燃焼で6度目の連敗

第3Q、新潟PFギブソン(中央)がシュートを決める

<B1リーグ:新潟60-63秋田>◇第19節◇25日◇新潟・アオーレ長岡

新潟アルビレックスBBは今季6度目の連敗を喫した。秋田ノーザンハピネッツに60-63で敗れた。ターンオーバーの数は今季最多の26。前節富山グラウジーズ戦(22日)と同じようにミスから崩れた。第4クオーター(Q)は残り8秒でマイボールにしたが、最後の攻撃機会も相手にボールを奪われて試合を終えた。新潟は今日26日も秋田とアオーレ長岡で対戦する。

  ◇   ◇   ◇  

不完全燃焼の幕切れだった。60-63の試合終了8秒前。秋田のカーターのリング下からのシュートをPFニック・パーキンズ(23)がブロック。リバウンドをキープし、すぐに前線にパス。だが、このボールをカーターにキャッチされた。秋田にボールをキープされたまま終了のブザーが鳴る。

延長、あわよくば逆転の可能性もあった。ラストチャンスをこの日26個目のターンオーバーでふいにした。試合後、パーキンズがほえた。「チームメートがハードに守って自分がリバウンドを取った。なのにミスで…、情けなくて…」。感情を抑えきれず自分を責めた。

1人の責任ではない。第1Qはターンオーバー1で16-13とリード。ただ第2Qだけで7個のターンオーバーを犯し、24-32と逆転を許す。第3Qのターンオーバーは7、第4Qは11。ミスが積み重なった。第4Qで一時は48-46とリードしたが、この後に逆転されると追いつけなかった。「守備は悪くなかった。後半はそれを継続し攻撃の強度を上げなければならなかったが自分たちで流れを切ってしまった」。庄司和広監督(45)の表情は険しい。

ターンオーバー13だった前節富山戦(22日)も第2Qで逆転されて敗れた。「富山戦から改善ができていない。自分も含め、自分たちで崩れている」。PG五十嵐圭(39)の口調にも悔しさがにじむ。そして「スタメンはもちろん、控えから出る選手も意識を高くもたなければ」と全員に奮起を促した。リーグ後半30試合のスタートは課題にまみれた黒星になった。【斎藤慎一郎】

試合終了直後、がっくりと肩を落とすPG五十嵐(中央7番)ら新潟のメンバー

B1最年少デビュー!三遠18歳の河村勇輝8得点

<バスケットボールBリーグ:千葉75-56三遠>◇25日◇豊橋市総合体育館など

22歳以下が対象の特別指定選手として3カ月のアマチュア契約で三遠ネオフェニックス入りした福岡第一高の18歳、河村勇輝が千葉戦で途中出場して8得点した。B1史上最年少出場となる。試合は56-75で敗れた。

  ◇  ◇  ◇

18歳の小兵のプレーに場内が沸いた。福岡第一高から特別指定選手として今月加わった三遠の河村が第1クオーター途中から出場し、8得点。B1史上最年少デビューに「すごくうれしかったし、これが始まりだなと思った。爪痕を残せるようにしたい」と堂々とした表情で話した。

バスケットボールでは小柄な身長172センチながら、俊敏な動きと卓越したパスセンスを披露。日本を代表するポイントガード、千葉・富樫とも相対した。

第1クオーター残り1分を切ったところでフリースローを2度決め、初得点。直後には速攻からシュートを決め、会場の興奮は最高潮に達した。福岡第一高を全国高校選手権連覇に導いた河村はその後も得点し、観客席から「格好いい」との声も聞こえてきた。

後半は左脚の違和感から失速したが、河内監督は「(三遠の)バスケットが速くなった。いいアタックやディフェンスもあった。彼らしいプレーをしてくれた」と評価した。試合には敗れたが河村は「スピードは絶対に通用すると思う」と手応えを実感。ボールがない時の体力に課題を感じたそうだが「慣れていけばやっていける。勝利に貢献できるようにしたい」と頼もしかった。(共同)

関連するニュースを読む

秋田多田「狙っていた」地元新潟でBリーグ初得点

新潟対秋田 第1Q、ディフェンスをする秋田多田(左)(撮影・相沢孔志)

<B1リーグ:新潟60-63秋田>◇第19節◇25日◇新潟・シティホールプラザアオーレ長岡

秋田ノーザンハピネッツ(東地区5位)が新潟(中地区4位)を63-60で下し、アウェー5連敗を止めた。

21日に特別指定選手契約で入団し、地元新潟出身の多田武史(22=拓大4年)が初シュートで得意の3ポイントを決めるなど、Bリーグ初得点となる5得点を挙げてチームをけん引。昨年12月21日以来9戦ぶりの連勝もたらした。前半戦30試合をB1では3季目で過去最高勝率の14勝16敗でターン。ワイルドカードでの初プレーオフ(PO)進出に望みをつなげ、26日から始まる後半戦で巻き返しを狙う。

   ◇   ◇   ◇

入団ホヤホヤの秋田多田が故郷で輝いた。関東大学リーグで4度、3ポイント王に輝いたロングシューターが本領を発揮した。前半から互いに1歩も譲らない試合展開で、第1クオーター(Q)残り1分36秒でコートイン。10-16の同43秒にプロ初シュートを放って3点弾を沈め、Bリーグ初得点を挙げた。第2Qはスタートで入り、このQ2度目のシュートチャンスで2点シュートを決め、点差を縮めた。「自分は1本決めると、もう1本良い形で打てることが多いので、狙っていました」と、その後も積極的にシュートを放ち続けた。

東地区2位の宇都宮ブレックスをホームで迎えた22日にデビュー。チームは1ゴール差で粘り勝ちし、リーグ戦の連敗を7で止めたが、出場時間は第1Q残り5秒で出場した5秒間だけだった。新潟出身で、故郷で迎えた初のアウェー戦。前日の夜から気持ちが高ぶっていたが、「チームで徹底しているディフェンスをハードにする。自分がフリーになったら思い切って打っていこう」と全力プレーを誓い、3点シュート5本、2点シュート1本を放った。

小学3年でバスケを始め、新潟市立舟栄中(現新潟柳都中)から八王子学園八王子(東京)に進学。昨季は中地区を制した新潟と対戦し、「憧れはありました。憧れのチームと試合できるだけで良かった」と笑顔を見せた。26日も新潟戦。「そんなに気負わずに、思い切ってシュートを打って、ディフェンスをハードにやりたい」。15歳まで過ごした故郷をステップに、プロとしての大きな1歩を踏み出した。まだ借金2だが、上位2位までPOに進めるワイルドカード争いは12チーム中4位につける。上位進出へのキーマンとして、多田が得点を積み重ねる。【相沢孔志】

新潟対秋田 第1Q、Bリーグ初得点となる3点シュートを決める秋田多田(撮影・相沢孔志)
新潟対秋田 第2Q、シュートを放つ秋田多田(撮影・相沢孔志)

関連するニュースを読む

深田恭子が初バスケ観戦 妖艶トークで会場盛り上げ

トークショーに出演した深田恭子(撮影・奥村晶治)

<バスケットボールBリーグ:北海道-SR渋谷>◇25日◇札幌・北海きたえーる

女優深田恭子(37)が試合前のオープニングセレモニーに登場し、妖艶なトークで会場を盛り上げた。

シックな紺色のワンピース姿でコートに登場すると、会場のファンからは「フカキョンだ!」「かわいい~」など大歓声を受けた。「こんにちは、深田恭子です。今日はお招きいただき、ありがとうございます。皆さまとともに、レバンガ北海道を応援したいと思います。今日は、よろしくお願いします」とあいさつ。この日はレバンガ北海道とプロ野球日本ハムとのコラボレーションDayで、来場していた日本ハムのマスコット・ポリーともハイタッチしていた。

バスケットボール観戦は初めて。試合前のアップを行っている選手を目の前にしたトークショーでは「すごいです、みなさん」と目を輝かせた。ちなみにバスケットボールの経験は「小学校の時、授業で」と明かした。トークショー終わりには来場したファンともハイタッチし、手を振りながら、笑顔で引き上げた。

フカキョンと北海道の縁は昨年6月に北海道で先行放送されたNHK札幌放送局制作の北海道命名150年記念ドラマ「永遠のニシパ」。嵐の松本潤(36)が演じた「北海道」と名付けた松浦武四郎に大きな影響を与えるアイヌの女性・リセ役を熱演し、話題を集めた。視聴者からの要望を受け、2月1日にはBSプレミアムでノーカット完全版が放送される。撮影時の思い出として「おいしかったのは、おさかな。アイヌの方たちから所作などを、すごく丁寧に教えていただき、うれしかったです」と話した。

深田恭子がレバンガ北海道の試合にゲストで登場した(撮影・奥村晶治)
女優深田恭子がレバンガ北海道のホームゲームにゲストで登場(撮影・奥村昌治)
女優深田恭子がレバンガ北海道のホームゲームにゲストで登場(撮影・奥村昌治)
女優深田恭子がレバンガ北海道のホームゲームにゲストで登場(撮影・奥村昌治)
女優深田恭子がレバンガ北海道のホームゲームにゲストで登場(撮影・奥村昌治)
女優深田恭子がレバンガ北海道のホームゲームにゲストで登場(撮影・奥村昌治)

関連するニュースを読む

ハッスル渡辺16得点4リバウンド チームは敗れる

NBA下部のGリーグでハッスルの渡辺雄太は24日、本拠地ミシシッピ州サウスヘイブンでのラプターズ戦に先発し、35分23秒の出場で16得点、4リバウンドを記録した。チームは118-129で敗れた。(共同)

関連するニュースを読む

新潟ギブソン初本拠で全力宣言「試合後はって出る」

ホーム戦に初登場するギブソン。入念に前日練習をこなす

B1新潟アルビレックスBB(中地区4位)は25、26日の第19節、ホームのアオーレ長岡で秋田ノーザンハピネッツ(東地区5位)と対戦する。

リーグ戦は前半を9勝21敗で折り返し、残り30試合に突入。前節富山戦で新潟デビューを果たした新戦力、前大阪のPFエグゼビア・ギブソン(31)がホームに初登場する。211センチ、125キロの体格を生かし、インサイドの要になってチームを活性化させる。

「試合が終わったら、はってコートを出るくらい全力を尽くしたい」とギブソンは意気込みを話した。24日の練習では攻守のフォーメーションを確認した。18日に来日し、新潟初戦となった22日の富山戦は8得点、2リバウンドだった。「チームメートの顔も覚えたし、関係も良くなった」。試合は61-74で敗れたがゲームをこなしたことで手応えもあった。

庄司和広監督(45)は「コンディションはまだまだだが、リバウンド、ペイント内のプレーで頑張ってほしい」と期待する。チームがオフの23日も1時間ほど有酸素運動をし、急ピッチで仕上げる。昨年1月、左膝を手術。その後は米国に帰国しリハビリに励み、元NFLのトレーナーのもとでフィジカル、体幹を鍛えた。「古傷は心配ない」。あとは状態を上げていくだけだ。「優勝を目指してやる」と新天地での決意を明かした。【斎藤慎一郎】

関連するニュースを読む

馬場雄大、途中出場で9得点5リバウンド

NBA下部のGリーグでレジェンズの馬場雄大は23日、敵地オクラホマ州オクラホマシティーでのブルー戦に途中出場し、9得点、5リバウンドだった。試合は144-140で勝った。(共同)

関連するニュースを読む

八村欠場、ウィザーズ勝ち15勝29敗

ウィザーズの八村塁は23日、敵地クリーブランドで行われたキャバリアーズ戦を欠場した。

昨年12月の試合で鼠径(そけい)部を負傷してから19試合連続の欠場となった。チームは124-112で勝ち、15勝29敗となった。(共同)

関連するニュースを読む

八村塁18試合連続欠場もチーム午前練習はフル参加

米プロバスケットボールNBAでウィザーズの八村塁は22日、敵地マイアミで行われたヒート戦を欠場した。昨年12月の試合で鼠径(そけい)部を負傷してから18試合連続の欠場。チームは延長の末129-134で敗れ、今季29敗目(14勝)を喫した。

八村は同日午前のチーム練習に、負傷後初めてフル参加。試合に出場する選手たちが帰った後も30分ほど残って体を動かした。ブルックス監督は「全ての動作をしてもいいことになった」と説明し、練習の動きに制限がなくなったと明らかにした。ただ「(2月半ばの)オールスター戦前に戻れることを望んでいるが、これまでプレーしていなかったので急がすことはしない」とし、復帰の時期は明言しなかった。

チーム広報によると、八村はチームとともに23日に試合が行われるクリーブランドに同行したが、その後の予定は未定。(共同)

関連するニュースを読む

ハッスル渡辺雄太がハッスル!自己最多40得点

渡辺雄太

<NBA下部Gリーグ:ハッスル138-121ブルーコーツ>◇22日◇米ミシシッピ州サウスヘイブン

ハッスルの渡辺雄太は本拠地ミシシッピ州サウスヘイブンでのブルーコーツ戦に先発し、35分39秒の出場で自己最多の40得点、5リバウンドを記録した。チームは138-121で勝った。(共同)

関連するニュースを読む

B1新潟、秋田戦へ新戦力とミス撲滅が反転攻勢の鍵

富山対新潟第1Q、シュートを放つ新潟・五十嵐=(C)B.LEAGUE

B1新潟アルビレックスBBは22日の第18節で富山グラウジーズに61-74で敗れ、連勝を逃した。富山戦は昨年12月11日のホーム戦に続いて2連敗になった。リーグ戦前半の30試合を終え、9勝21敗で中地区4位。次節の25、26日、ホームのアオーレ長岡で秋田ノーザンハピネッツ(東地区)と対戦する。

苦闘が続く中、15日に入団が発表されていた前大阪のPFエグゼビア・ギブソン(31)が富山戦で初出場した。特別指定選手のSF星野曹樹(22=白鴎大4年)も含め、後半戦は新戦力を融合させての立て直しが期待される。

庄司和広監督(45)はギブソンについて「少ない練習時間でしっかりハードにやってくれた」と評価。18日からの練習合流でコンディション調整もままならない中でのアウェー戦。26分56秒の出場時間で8得点2リバウンド。チームにフィットすれば211センチ、125キロの体格が生きる。負傷離脱のPFラモント・ハミルトン(35)が復帰すれば、PFニック・パーキンズ(23)も加えた外国籍選手3人を使い分ける戦い方が可能になる。

それを効果的にするためにも課題解消が必要。富山戦は第2、3クオーターでターンオーバーが重なり逆転された。PG五十嵐圭(39)は「自分たちのミスからリズムを崩した」。今季の負けパターンで連勝を逃した。新戦力のフィットとミスの減少が後半戦の反転攻勢のカギになる。

八村が全ての動作可能に 明るい表情でシュート練習

ウィザーズのブルックス監督は22日、鼠径(そけい)部を負傷して欠場中の八村塁について「全ての動作をしてもいいことになった。とてもいいニュース」と明らかにした。

チームは同日のヒート戦に備え、午前に軽めに練習。八村は故障後初めてフル参加し、明るい表情でシュート練習などに励んだ。戦列復帰は2月以降になると明言している同監督は「これから練習に参加して試合に出られる状態になるよう調整していく。(2月半ばの)オールスター戦前に戻れれば最高だが、誰にも分からない」と話した。

八村は昨年12月16日の試合で負傷して以来、欠場が続いている。(共同)

関連するニュースを読む

B1北海道6連敗「ディフェンスが機能しなかった」

レバンガ北海道対千葉 試合終了後、ファンにあいさつするレバンガ北海道の選手たち(撮影・佐藤翔太)

<バスケットボールBリーグ:千葉84-71北海道>◇22日◇札幌・北海きたえーる

東地区最下位のレバンガ北海道は後半戦初戦も敗れ、連敗のトンネルを抜け出せなかった。

同地区4位の千葉ジェッツに71-84で競り負け、連敗は6まで伸びた。内海知秀監督(61)は「新しい年のホーム初戦。勝てずに残念。千葉の走るバスケットを前半にやられてしまい、ディフェンスが機能しなかった」と敗因を挙げた。

昨年12月の前回対戦では、37点差の大敗。この日も第1クオーター(Q)でいきなり11-25のダブルスコアをつけられた。シュート精度が低かったこともあり、相手のボール保持率が高まり、得点を重ねられた。28-40で迎えた勝負の第3Qにも千葉富樫勇樹(26)に4本の3点シュートを決められるなど、差を広げられた。

第4Qには最大24点差から一時6点差まで詰め寄る粘りを見せたが、追いつくまではいかず。内海監督は「最後あそこまで1桁にいったときに勝ちきることができなかった」と肩を落とした。

昨年末から僅差の試合を落とし続けて6連敗と苦しい状況は変わらないが、この日は過去1勝22敗の難敵を最終Q慌てさせる内容だった。ムードメーカーでもある松島良豪(27)は「連敗はしているが、次の1勝を取ることができれば可能性があるチームだと思う。内海監督が求めているバスケを遂行すれば、勝利はついてくる」と前を向いた。

リーグ戦折り返しとなる30試合を消化し、11勝19敗。昨季勝利数をすでに超えてはいるが、強豪ひしめく東地区との対戦を18試合残している。松島は「レバンガ北海道のバスケットの軸をぶれずに追求していくことが、連敗ストップにつながっていく」。今週末25、26日の次戦はホームで全日本選手権王者サンロッカーズ渋谷を迎える。短期間で狂った歯車を修復して、東地区での浮上を目指す。

レバンガ北海道対千葉 第4Q、ベンチから大きな声をかけるレバンガ北海道折茂(右)(撮影・佐藤翔太)
レバンガ北海道対千葉 第4Q、ベンチでうつむくレバンガ北海道内海監督(左から2人目)(撮影・佐藤翔太)

関連するニュースを読む

バスケ大崎佑圭が不退転の覚悟!五輪は「ママで金」

練習中に渡嘉敷(左)と話す大崎佑圭

バスケットボール女子日本代表合宿は22日、都内で公開され、17年8月のアジア杯以来、約2年半ぶりに招集された大崎佑圭(29)が2大会連続のオリンピック(五輪)出場へ意気込みを語った。

16年リオデジャネイロ五輪ではチームの中心として活躍。17年4月に一般男性と結婚し、18年12月に長女永稀(えま)ちゃんを出産した。

産後2カ月で体を動かし始め、定期的にジムに通うようになったが、その時は東京五輪は頭の中にはなかったという。それでもトレーニングを続けていくうちに「このまま何もせずに(五輪を)見逃していいのか」と考え、昨年9月ごろに復帰を決意。「出て欲しいという気持ちがあったのでは」と家族も喜んで送り出してくれた。妊娠を機に所属していたJX-ENEOSを退団しており、母校の東京成徳大高の練習に参加したり、個人で体育館を予約するなど練習先を探し、トレーニングを重ねた。

ところが、永稀ちゃんの預け先が見つからず、1度は諦めかけた。それでも昨年11月にホーバス監督と食事に行き「預け先とトレーニングコーチがいてくれたら、もう1度頑張ってみたい」と自ら思いを伝えた。一時保育を利用しながら、12月から急ピッチで仕上げ、今合宿で代表候補入りを果たした。

まずは2月の東京五輪予選のメンバー12人に選ばれることが目標。五輪出場資格のある日本だが、世界の強豪がそろう大事な大会となる。ホーバス監督は大崎について「何度も練習を見に行った。トレーニングをきちんとやっていたのでシュートもうまくなったし、上半身はしっかりしている」と評価する一方で「2年間他の選手も頑張ってきた。代表経験もあるが、簡単にはポジションはあげない」と厳しい一面も見せた。もちろん大崎自身も理解しており「みんなお帰りと言って迎えてくれたけど、まだトライアウトの段階。ただいま、とは言えなかった。今回選ばれなかったらどうするかは終わってみないと分からない。いろんなところで綱渡り状態でここまで来た。失敗しても女性アスリートとして何かを伝えられたら」と話した。

現在は夫の実家に永稀ちゃんを預けて合宿に参加している。1歳の愛娘にしばらく会えないが「長くて3週間くらい。合宿に来る前に子どもが歩いたのを見られた。動画とか送ってもらっているので大丈夫です」。不退転の覚悟で臨む先には東京五輪での「ママで金」という目標がはっきりと見えている。【松熊洋介】

練習後取材に応じる大崎佑圭
練習後取材に応じる大崎佑圭

関連するニュースを読む

B1新潟連勝失敗 第1Qリードも2、3Q失速響く

富山対新潟第1Q、シュートを放つ新潟・五十嵐(C)B.LEAGUE

<B1リーグ:富山74-61新潟>◇第18節◇22日◇富山市総合体育館

新潟アルビレックスBBの連勝はならなかった。富山グラウジーズ戦は昨年12月11日のホーム戦に続いて2連敗になった。第1クオーター(Q)はPFニック・パーキンズ(23)のスコアメークなどで22-15とリードするが、第2Qは富山の固い守備の前に6得点に抑えられ、28-32と逆にリードを奪われた。第3Qも開始約3分でPG五十嵐圭(39)がリーグ3人目のB1通算400回成功になる3点シュートを決めるまで無得点で、その間に9連続失点。2、3Qの失速が響いた。

負傷を抱えているPFラモント・ハミルトン(35)がベンチを外れ、昨季まで大阪に在籍し、15日に契約内定が発表されていたPFエグゼビア・ギブソン(31)が初出場。18日に合流したばかりだが約27分間出場して8得点。4本のフリースローはすべて成功とコンディションが整えば戦力になるところを見せた。

新潟はリーグ戦を9勝21敗で折り返した。

関連するニュースを読む

バスケ女子代表の大崎佑圭が東京五輪出場へ意気込み

練習後取材に応じる大崎佑圭

バスケットボール女子日本代表合宿は22日、都内で公開され、16年リオデジャネイロ五輪代表の大崎佑圭(29)が東京五輪出場へ意気込みを語った。

17年4月に結婚し、18年12月に長女を出産。妊娠を機に所属していたJX-ENEOSを退団したが「何もせずに(五輪を)見逃していいのか」と昨夏代表復帰を決意。個人で練習を続け、子どもの預け先が見つからずに1度はあきらめかけた。それでもホーバス監督に思いを伝え、昨年12月から急ピッチで仕上げた。「失敗しても女性アスリートとして何かを伝えられたら」と話し、まずは2月の東京五輪予選の代表入りを目指す。

練習中に渡嘉敷(左)と話す大崎佑圭

関連するニュースを読む

B1島根鈴木監督がパワハラ行為で2カ月職務停止

バスケットボール男子のBリーグは21日、1部(B1)島根スサノオマジックの鈴木裕紀監督がスタッフや選手にパワハラ行為をしたとして、2カ月間の公式試合に関する職務停止処分を科したと発表した。

島根とBリーグによると鈴木監督は昨年7月と8月に、泳げないと事前に伝えていた男性スタッフに対し、練習先の海水浴場で泳ぐことを強要。食事代をかけてシュート勝負を求めた際は外すたびに人前で侮辱し、食事代を払わせるなどした。選手に対しては、練習中に解雇をほのめかすなど精神的苦痛を与えた。

昨年8月、Bリーグに情報提供があり、チームが弁護士を介してヒアリングを行った結果、判明した。被害を受けた男性スタッフは現在休養中。島根は22日の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦は篠原滋アシスタントゼネラルマネジャーが監督代行を務めるが、その後は未定としている。

関連するニュースを読む

B1北海道折茂の引退試合演出へCFで資金調達

練習の合間に笑顔を見せるレバンガ北海道折茂(撮影・浅水友輝)

バスケットボールBリーグのレバンガ北海道は、今季限りでの現役引退を表明している折茂武彦(49)の引退プロジェクト「折茂の花道」を21日に始動した。

クラウドファンディング(CF)サイト「Makuake」と組み、支援者から資金を集める形でレジェンドの花道を演出する。折茂は「支えてきてくれた方が喜んでいただけるのであればやる価値はあるのかな」ととまどいながらも歓迎した。

同プロジェクトでは、4月19日宇都宮との今季最終戦(札幌・北海きたえーる)での特別演出や、リーグ初の引退試合(6月を予定、場所は未定)などを実施する。CFでの資金調達について折茂は「最後までファンに負担をかけてしまう」と頭を下げた。その上で50歳で迎える引退試合には「バスケ人生に欠かせない1人」という、佐古賢一(現日本代表アシスタントコーチ)ら2度の世界選手権をともに戦った日本代表のチームメート登場も予想され「50歳になってプレーする最初で最後の機会」と楽しみにした。

18日のオールスター戦ではMVPを獲得し、賞金100万円で「(出場した選手らと)ご飯を食べに行きました」と最後の球宴を楽しんだ。チームはこの日、後半戦開始の22日千葉戦(札幌・北海きたえーる)に向けた練習を公開。昨年末から5連敗中で11勝18敗、東地区最下位と苦しんでいるが、今年初のホーム戦へ「しっかり気持ちをリーグ戦に切り替えて、自分の力を出し切りたい」。悔いを残さぬよう、巻き返しを誓った。【浅水友輝】

練習で汗を流すレバンガ北海道折茂(撮影・浅水友輝)

関連するニュースを読む

拓大・多田が秋田と特別指定契約、22日デビューか

秋田の入団会見でボールを持って記念撮影する拓大・多田(撮影・鎌田直秀)

バスケットボールのB1秋田ノーザンハピネッツに特別指定選手契約で入団するシューティングガード(SG)多田武史(拓大4年)が21日、秋田市内で会見を行い、上位浮上への救世主となることを誓った。

関東大学リーグなどで計4度の3ポイント王に輝くなど、3点シュートの正確さが大きな武器。同シュート成功率が今季18チーム中ワースト3位で7連敗中のチームに、新風を吹かせる。早ければ22日の宇都宮ブレックス戦(秋田県立体育館、午後7時5分開始)でデビューする。

   ◇   ◇   ◇

秋田に大学NO・1スリーポインターが加わった。多田は「自分の武器はシュート力とハードにディフェンスをすること。少ないプレー時間であっても、3ポイントを決めて、いち早くチームの戦力になりたい」。関東リーグの1部と2部通算で3ポイント王のタイトルを3度獲得し、トーナメント方式で行う昨年の関東大学選手権では得点王と3ポイント王の2冠。U-24日本代表経験もある頼もしい新戦力だ。

すでにチームに合流し、準備を進めている。「練習に参加して、ハピネッツはディフェンスからアグレッシブにやる印象。素晴らしいブースターに応援してもらえることもうれしいし、期待に応えたい」と意気込む。新潟県出身で雪国での生活は中学以来。「雪は好きですし、懐かしい」と、この日も降る雪景色に気持ちも向上。「やっぱり秋田は、お米がおいしいですね」。新潟コシヒカリとあきたこまちを「比べることは出来ない」と苦笑いしたが、早くも環境に適応し、プレーへの士気も高まっている。

理想像にはウォリアーズのクレイ・トンプソン(29)、バックスなどで活躍して18年に殿堂入りしたレイ・アレン(44)の名前を挙げた。「2人ともクイックリリースで打てるシュート力がすごい」。NBA歴代屈指の3ポインターを参考に磨いてきたシュート力を秋田に還元するつもりだ。

22日は東地区首位の宇都宮と対戦する。水野勇気社長(37)も「とにかくシュートの確率が高い。特に3ポイント。プレーチャンスはあると思う」と期待。2点、3点ともにシュート決定率リーグワースト3位で、東地区5位と苦しむチームの起爆剤となりそうだ。【鎌田直秀】

◆多田武史(ただ・たけし)1997年(平9)11月25日生まれ、新潟市出身。豊照小3年時に入船ブラックフォックスで競技開始。舟栄中卒業後は、八王子学園八王子(東京)で全国選手権などに出場。拓大を今春卒業予定。ポジションはシューティングガード。秋田での背番号は22。186センチ、83キロ。家族は両親と兄、弟。血液型A。靴のサイズは29センチ。

秋田の入団会見でシュートを放つポーズをとる拓大・多田(撮影・鎌田直秀)
秋田の水野社長(左)と並んで入団会見を行った拓大・多田(撮影・鎌田直秀)

関連するニュースを読む

レバンガ北海道「折茂の花道」4つの柱で構成

会見に臨んだレバンガ北海道横田CEO(左)と株式会社マクアケの坊垣共同創業者兼取締役(撮影・浅水友輝)

レジェンドに花道を-。バスケットボールBリーグ1部のレバンガ北海道は、今季限りでの現役引退を表明している折茂武彦(49)の引退プロジェクト「折茂の花道」を21日午後6時から始動する。同プロジェクト開始に先立って、この日札幌市内で会見に臨んだ横田陽CEO(43)は「折茂の引退はクラブだけの問題ではない。たくさんの皆さんにご支援をいただいて、たくさんの方に折茂の最後を見ていただきたい」と思いを語った。

同プロジェクトは折茂の引退を盛り上げる4つの柱で構成される。

<1>シーズン最終試合の演出 20年4月19日に札幌・北海きたえーるで行われる19-20シーズン最終戦(対宇都宮)での演出。27シーズンの長きわたって、日本バスケットボール界に貢献してきた折茂の現役最後の試合を彩る。

<2>引退試合の開催 日本代表やレバンガ北海道などでともに戦ってきた仲間とのBリーグ初となる引退試合を6月に開催。具体的な場所・日程は未定。

<3>折茂引退記念グッズの制作 折茂のメモリアルフィギュアや引退試合特別仕様レプリカユニホームなどのグッズを製作。バスケットボール漫画の金字塔「SLAM DUNK」の著者・井上雄彦氏がデザインする引退記念ポストカードの制作も予定している。

<4>チーム強化費、選手育成 新しい才能を発掘し、第2の折茂を育てていくために、チームの強化費やレバンガ北海道アカデミー・ユースチームでの選手育成

同プロジェクトの資金は株式会社マクアケ(本社・東京)のクラウドファンディング(CF)サービス「Makuake(マクアケ)」を通じて集められる。目標金額にかかわらず、支援金がプロジェクト実施に使われる。

横田CEOは同プロジェクト実施にあたっての折茂の反応について「『えー』という反応。本人は照れというか『自分のために』というのはあった。ただクラブとして、そうやって少しでもファンのかたがよろこんでくれるのであればと。本人は感謝の気持ちを伝えたい思いが強いので『より感謝の気持ちを伝えられる場面が多くなるのであれば、非常にありがたい』ということだった」と明かした。

同プロジェクトへの支援金は3000円から可能で、支援金の額に応じて10種類ある。井上雄彦氏デザインの引退記念ポストカードなどのリターンがある。

プロジェクト期間は1月21日午後6時~3月26日午後6時まで。目標金額は折茂の背番号に合わせて「999万9999円」としている。

関連するニュースを読む

八村塁は17試合連続欠場 ダルビッシュが試合観戦

<NBA:ウィザーズ106-100ピストンズ>◇20日◇ワシントン

米プロバスケットボールNBA、ウィザーズの八村塁は20日、本拠地ワシントンで行われたピストンズ戦を欠場した。昨年12月の試合で鼠径(そけい)部を負傷してから17試合連続の欠場となった。チームは106-100で勝って14勝目(28敗)を挙げ、連敗を3で止めた。

復帰を目指す八村は試合前、ドリブルで相手をかわしてからのレイアップや3点シュートなどに取り組んだ。

会場には米大リーグ、カブスのダルビッシュ有が訪れ、試合を観戦した。(共同)

関連するニュースを読む

馬場雄大は13得点 NBA下部のGリーグ

米プロバスケットボールNBA下部のGリーグで20日、レジェンズの馬場雄大は本拠地テキサス州フリスコでのスターズ戦に途中出場して27分27秒プレーし、13得点、3リバウンド、1アシストだった。

チームは111-112で敗れた。(共同)

関連するニュースを読む

B1三遠、福岡第一V2ガード河村勇輝と契約

19年12月、ウインターカップ男子決勝の福岡大大濠戦でドリブルで攻め込む福岡第一・河村勇輝(左)

男子Bリーグの三遠ネオフェニックスは20日、昨年の全国高校選手権で福岡第一高を2連覇に導いた18歳の河村勇輝と契約したと発表した。

22歳以下の選手を対象とした特別指定選手としての入団が決まった。同校の部活動と並行してBリーグでプレーできる。河村は身長172センチのガードで、巧みなパスや抜群のスピードを生かしたプレーを得意とする。昨夏の全国高校総体優勝にも貢献し、U-18(18歳以下)日本代表にも選出された逸材。B1で中地区の三遠は現在3勝26敗と低迷している。

関連するニュースを読む

未勝利の新潟BBラビッツ、立て直しへ「まず1勝」

練習中の選手に指示を出す小川監督(中央)(撮影・斎藤慎一郎)

バスケットボール女子のWリーグは昨年末から2カ月の中断期間に入っている。開幕から14連敗中の新潟BBラビッツの次戦は2月22、23日のホーム山梨クィーンビーズ戦(五泉市村松体育館)。リーグ戦再開まであと1カ月。小川忠晴監督(50)がチームの立て直しと後半戦にかける意気込みを語った。

BBラビッツは、リーグ12チーム中、唯一未勝利で12位。再開初戦の11位山梨戦は、まず1勝がチームの合言葉だ。

-中断期間に重点的に取り組んでいることは

小川 まずシューティングの練習を増やした。年末年始はそこに費やした。ただ打つだけでなく、動きの中でバランスを取りながらなど。シーズン中には本数を重ねる練習はなかなかできないので。

-結果が出ていない中でも、成長が見えている部分は

小川 クロスゲームに持ち込む時間帯は長くなった。リードする展開にも持ち込めるようになった。前半戦の最終戦だったデンソー戦(昨年12月21、22日)はオープンからのシュートも多く、積極的に打つ意識が見えた。ただ、1つのミスから相手に流れを持って行かれると、取り戻せなくなる。そこを修正しなければならない。

-そのために必要なことは

小川 1つはオフェンスの状況判断。ノーマークや1対1でも勝負せずに簡単にパスをする場面が目立つ。思い切ってシュートを狙ったり、ファウルをもらいにいったり。得点につながるプレーを考えないと。技術的には「キャッチアンドシュート」を意識させている。再開までは1カ月あるので、この間に練習試合などで調整したい。

-後半戦、チームで意識することは

小川 先を見ずに目の前の1戦に集中すること。その意味でも山梨戦の初戦に全力を尽くす。選手もそれはわかっている。

関連するニュースを読む

八村塁の復帰は2月以降 ウィザーズ監督見通し示す

NBAウィザーズのブルックス監督

米プロバスケットボールNBA、ウィザーズのブルックス監督は19日、鼠径(そけい)部を負傷して戦列を離れている八村塁について「コートに立つにも時間がかかる。段階を踏まなければならないし、あと数週間かかるかもしれない。今はまだ実戦ができる状態でもない」と、復帰は2月以降になる見通しを示した。

八村はこの日、本拠地ワシントンの施設で全体練習後にドリブルからのレイアップや3点シュートに取り組んだ。

練習の幅は広がり、順調に回復している様子。昨年12月16日の試合で故障して以来、16試合連続で欠場している。(共同)

関連するニュースを読む

馬瓜エブリン「光栄」Wリーグ球宴2年連続MVP

トヨタ自動車の馬瓜エブリン(2019年1月13日撮影)

<バスケットボールWリーグ・オールスター戦:チームグリーン101-90チームブルー>◇19日◇東京・アリーナ立川立飛

東京オリンピック(五輪)バスケットボール女子日本代表候補の馬瓜エブリン(24=トヨタ自動車)が、Wリーグオールスターで2年連続MVPに輝き「とても光栄なこと」と喜んだ。

チームグリーンの一員として途中出場した馬瓜エブリンは、後半の立ち上がりに連続シュートを決めるなど活躍。第3クオーター途中、同点に追い付かれた直後に3点シュートを決めるなど、流れを渡さなかった。勝利に貢献し、「チームワークが良かった」と笑みを浮かべた。

関連するニュースを読む

49歳折茂武彦が地元球宴でMVP「北海道は最高」

第4Q、シュートを放つレバンガ北海道折茂(撮影・佐藤翔太)

<バスケットボールBリーグ・オールスター戦:B・BLACK 123-117 B・WHITE>◇18日◇札幌・北海きたえーる

最後の球宴で変わらぬ輝きを放った。今季限りでの引退を表明しているレバンガ北海道の折茂武彦(49)が、現役ラストとなるオールスター戦に出場。B・BLACKの一員として先制点を挙げるなど14得点で、公約通りに通算9度目のMVPを獲得した。バスケットボール界を長く引っ張ってきたレジェンドが、地元開催の球宴の主役になった。

   ◇   ◇   ◇

宙を舞った。特別な夜の主役は49歳の折茂だった。14得点を挙げ、通算9度目のMVPを獲得。試合後に両チームの選手に胴上げされたレジェンドは「気持ちよかった。みんなの気持ちが伝わってきた」。オールスター初開催となった札幌に集まった5073人が、現役最年長選手の一挙手一投足に沸いた。

夢中で打った。試合開始直後の11秒。コート右でパスを受けると流れるようなジャンプショット。先制の2点シュートがリングに吸い込まれた。「みなさんが望んでいることは僕がシュートを決めること」。現役27年目、社長であり、チームの顔。昨年9月末に引退を発表してからは、取材やイベントで分刻みのスケジュールが続き、今季はリーグ戦全29試合で13試合出場のみ。それでも、ファン投票1位で選ばれ、期待に応えて見せた。

06年世界選手権など日本代表でともにプレーした仲間たちとの競演。竹内公輔(宇都宮)譲次(A東京)兄弟とのパスワークで盛り上げ、敵軍の富樫勇樹(千葉)との新旧日本代表マッチアップも実現した。竹内公が「年が離れててもいじられている。誰もが尊敬する」と語るレジェンドは「バスケの喜び、楽しさをもう1度感じられた。あっという間だった。最も印象に残るオールスターだった」と振り返った。

MVPで獲得した100万円は、公約通りに「今晩、全部使います」。レジェンドが考えるのはこれからのバスケ界の未来。「今の選手はバスケがうまい」と語り、観衆には「今シーズンでコートを去るが、(今後は)若い選手を中心になってやっていく。応援してやって欲しい」とお願いした。

「自分の中の歴史の1ページにしっかり刻みたい」。そう臨んだ最後の祭典を終え、折茂は言った。「花道を作ってくれたファンに感謝したい。北海道最高、北海道ありがとう」。尽くせない感謝を、最後までコートで見せていく。【浅水友輝】

◆試合前の「スキルズチャレンジ」に折茂のユニホームで出場した富樫勇樹(26=千葉) 折茂さんには似合うと言われ、今後(北海道への移籍)どう?とも言われました。

◆2年連続出場の桜井良太(36) (折茂について)最後のシュートを決めていれば、もっと良かったけどね。良い思い出になったし、一緒の舞台に立てて幸せだった。

◆BリーグオールスターMVP SNSによるファン投票によって選出される。試合終了後、会場とBリーグ公式Twitterで発表される候補選手の指定ハッシュタグをつけて投稿することで投票が可能。今大会は折茂の他、ライアン・ロシター(30=宇都宮)、富樫(26=千葉)、セバスチャン・サイズ(25=SR渋谷)の4候補だった。折茂は全体の79%の支持を集めて、日本リーグ時代から通算9度目のMVPに輝いた。

第4Q、チームメートの得点に喜ぶレバンガ北海道折茂(中央)(撮影・佐藤翔太)

関連するニュースを読む

リトグリがBリーグ球宴盛り上げた!ダンク審査員も

ハーフタイムに登場するリトルグリーモンスター(撮影・佐藤翔太)

<バスケットボールBリーグ・オールスター戦:B・BLACK-B・WHITE>◇18日◇札幌・北海きたえーる

「リトグリ」が北海道初開催の球宴を盛り上げた。昨年の紅白歌合戦にも出場した女性ボーカルグループ「Little Glee Monster(リトルグリーモンスター)」がハーフタイムショーに登場。パワフルな歌声を会場に響かせた。

体育館のステージに現れると、1曲目の「Jupiter」をしっとりと歌い上げ、試合会場をライブ会場に一変させた。2曲目にはコートに降り「世界はあなたに笑いかけている」を披露。リーグのマスコットがダンサーを務める一夜限りのコラボレーションが実現した。最後は昨年のラグビーワールドカップ(W杯)でNHKのテーマソングになった「ECOH」を歌い上げ、後半戦に向けて会場のボルテージをさらに上げた。

札幌市出身のアサヒ(20)は試合前のダンクコンテストで審査員も務め「すごい迫力のパフォーマンスで感動しました」と、初のバスケットボール観戦を楽しんでいた。

ハーフタイムに登場するリトルグリーモンスター(撮影・佐藤翔太)

関連するニュースを読む

49歳折茂武彦3Pコンテストで躍動 Bリーグ球宴

自身のユニホームを着てスキルズチャレンジに登場した千葉富樫を見て笑顔を見せるレバンガ北海道折茂(撮影・佐藤翔太)

<バスケットボールBリーグ・オールスター戦:B・BLACK-B・WHITE>◇18日◇札幌・北海きたえーる

今季限りでの現役引退を表明している折茂武彦(49=レバンガ北海道)が試合前から会場を盛り上げた。

指定された5カ所から5本ずつ計25本の3点シュートを狙う「3ポイントコンテスト」に出場した。Bリーグになってから初のオールスター出場となった折茂は、6人中5人目でチャレンジ。終盤に7連続で成功させ終了時点では13ポイントでトップに立った。最終6人目で登場した金丸晃輔(30=シーホース三河)が16ポイントを挙げ、優勝こそ逃したが、49歳のリーグ現役最年長選手が地元開催の最後の球宴で躍動した。

チャレンジを終えた折茂は「残念でしたけど、13点では勝てない。もうちょっといきたかった」と話した。続けて最後の球宴に向けて「今出せる自分の力を出したい。試合でも3ポイント(シュート)を決められるように頑張りたい」と意気込んだ。

試合は午後7時10分開始。

3Pコンテストに出場し2位に終わるレバンガ北海道折茂(撮影・佐藤翔太)
3Pコンテストに出場するレバンガ北海道折茂(撮影・佐藤翔太)

関連するニュースを読む

北海道多嶋が地元で初優勝、富樫は2位 バスケ球宴

スキルズチャレンジで優勝したレバンガ北海道多嶋(撮影・佐藤翔太)

<バスケットボールBリーグ・オールスター戦:B・BLACK-B・WHITE>◇18日◇札幌・北海きたえーる

試合前に行われたスキルズチャレンジでは、地元レバンガ北海道の2選手が会場を沸かせた。オールスター初出場の多嶋朝飛(31=レバンガ北海道)が同チャレンジにも初優勝。前年優勝の富樫勇樹(26=千葉ジェッツ)は2位に終わった。

1分以内にドリブル、パス、シュートの6課題をクリアし、最速だった選手が王者に輝くバスケットボールの技術を争うコンテスト。3番目に出場した多嶋は、出場した全5選手中唯一の20秒台となる29・3秒で優勝。2位富樫に3秒差をつけ、地元で王者に輝き「1人だけ本気でやっちゃった」とニヤリ。賞金30万円も獲得し「観戦に来た両親とおいしいご飯を食べたい」とうれしそうに話した。

チームメートの桜井良太(36=レバンガ北海道)は4番目に登場。チャレンジ前に話した「(最後の)3点シュート(の課題)までは最速でいきたい」との宣言通り、ほぼノーミスで3点シュートを迎えたが、ことごとく外し、56秒でチャレンジを終えた。

前年王者の富樫は5番目に登場。各選手が自チームのユニホームを身につける中で、富樫は今季限りで現役を引退する折茂武彦(49)のユニホームを着用して挑戦。シュートの課題でのミスが響き、2連覇とはならず「ユニホームが悪かったかな」と笑いを誘っていた。

試合は午後7時10分開始。

スキルズチャレンジで優勝したレバンガ北海道多嶋(撮影・佐藤翔太)

関連するニュースを読む