日刊スポーツ

男子ゴルフ今年初戦は無観客、第2戦は一般非公開

男子ゴルフ今年初戦は無観客、第2戦は一般非公開

日本ゴルフツアー機構(JGTO)の青木功会長

国内男子ゴルフツアーの21年初戦「東建ホームメイト・カップ」(4月15~18日、三重・東建多度CC名古屋)が無観客開催となることが8日までに同大会の公式ホームページなどで発表された。

男子ツアーは第2戦の「関西オープン選手権」(同22~25日、兵庫・有馬ロイヤルGC)も一般非公開での開催が発表されており、同大会のチケット購入者は来年度の大会での利用か、返金対応を選択することになっている。

両大会は新型コロナウイルスの影響で2020年度大会は中止に。今年は2年ぶりの開催となる。

関連するニュースを読む

スカイAが韓国女子プロゴルフの独占放送権を獲得

広報モデル。上段左からイ・ガヨン、パク・ミンジ、パク・ギョル、キム・ジヒョン、パク・ヒョンギョン、下段左からチャン・ハナ、チョ・アヨン、チェ・ヘジン、イ・ダヨン、イム・ヒジョン(C)KLPGA

CS放送のスカイAが8日、春の番組編成会見をオンラインで行い、韓国女子プロゴルフ(KLPGA)ツアーの独占放送権・配信権を獲得し、今春からトーナメントを放送すると発表した。

スカイAではツアー開幕戦ロッテレンタカー女子オープン(4月8~11日)に加え、同ツアーのメジャーを中心に計6戦を最終日中心に放送。また配信サイトのスカイAゴルフLIVEで同ツアー全31戦を送る。

韓国は、古くはメジャー5勝を含む米ツアー25勝の朴セリ、最近では昨年12月の全米女子オープン優勝のキム・アリムらを輩出。日本ツアーで活躍するイ・ボミ、申ジエ、アン・ソンジュらの母国でもあり、現在の世界ランクでは同国プロが1、2位ほかトップ10に4人を占める。

一方でツアープロ10人をファン投票により広報モデルに選出するなど、エンターテインメントにも注力。ところが、日本ではいまだベールに包まれた部分が多い。

同局の鳥海久慎編成局長は「強さはもちろんビューティーの側面もある。スカイAの視聴者増につなげられるのではないか」と狙いを説明した。当面はトーナメント中継中心となるが、コロナ禍が落ち着けば、韓国ロケを行い、同ツアー選手の素顔に迫る企画なども検討するという。

この日は同ツアーの注目選手としてパク・ヒョンギョン、ユ・ヘラン、チェ・ヘジンの20、21歳の3選手を紹介。ナビゲーターとして出席した同ツアーに詳しいスポーツライター金明■(キム・ミョンウ)氏は「雰囲気で言うと、日本ツアーと比べて殺伐とした感じ。ギャラリーは日本の方が多いですが、戦場、競争という点では日本と間違いなく違います。韓国ではゴルフの環境を求めるなら日本ツアー、プレーヤーとしてレベルを高めるなら韓国にとどまって、その後に米ツアーというイメージが強いです」と話した。

また日韓両ツアーに参戦経験がある“セクシークイーン”のアン・シネがコメントで「パク・ヒョンギョン、イム・ヒジョン選手がとてもホットです! まだ若い選手ですが、成熟したプレーをしますし、飛距離もあります。とても才能のある選手です」と注目選手を紹介した。

※■は日の下に立

関連するニュースを読む

アン・シネが現状を報告「本当に辛い1年でした」

CSチャンネルのスカイAを通じ、現状報告などを報告したアン・シネ(写真提供NOWON)

国内女子ゴルフツアーのアン・シネ(30=韓国)が8日、CS放送のスカイA番組編成会見でコメントを出し、現状を報告した。コロナ禍による入国制限もあり、日本の興行ビザが切れた“セクシークイーン”は、昨年は日本ツアーを含めてトーナメント出場はなく、現在も来日のめどが立っていない。

「私自身、2020年は本当に辛い1年でした。プロになってから、これほど長く試合に出なかったのは初めてです。入国許可が下りれば、すぐにでも日本に行く予定です。トーナメント会場で皆さんにお会いできることを楽しみにしています」とした。

現在は米カリフォルニア州サンディエゴでトレーニング、練習を続けながら、ビザの取得を待っているようだ。

関連するニュースを読む

鈴木麻綾「一層精進」三重CCと所属スポンサー契約

三重CCと所属スポンサー契約を締結した鈴木

女子ゴルフの鈴木麻綾(26)が三重カンツリークラブと所属スポンサー契約を締結した。8日、鈴木の所属事務所が発表した。

鈴木は三重県松阪市出身で、昨年は富士通レディースなどレギュラーツアー2試合、ステップアップツアー4試合に出場していた。同事務所を通じてコメントも発表し「三重県出身の女子プロゴルファーとして、このようなご縁を頂けたことに大変感謝しております。今後は、練習環境など素晴らしい環境をご提供して頂き、自分の技術と体力に磨きをかけ、今年はステップ・アップ・ツアー2勝目を目指すと共に、2022年シーズンのレギュラーツアー出場権を獲得することを目標にプレーして参ります。また私のプレーで沢山の方に勇気や感動をお届けできるよう、より一層精進して参ります」とつづった。

関連するニュースを読む

松山英樹、強風も順位上げ18位 デシャンボーV

<米男子ゴルフツアー:アーノルド・パーマー招待>◇最終日◇7日◇フロリダ州オーランド、ベイヒル・クラブ(パー72)

最終ラウンドが行われ、35位で出た松山英樹は強風の中で72にまとめ通算2アンダー、286で18位となった。

27歳のブライソン・デシャンボー(米国)がこの日最少の71をマークし通算11アンダーで昨年9月の全米オープンに続く今季ツアー2勝目、通算8勝目を挙げた。優勝賞金は167万4000ドル(約1億7580万円)。1打差の2位に47歳のリー・ウェストウッド(英国)が入った。

松山の話 最後(18番)は安全に左を狙ったのに(右手前の)池。ダブルボギーはもったいなかった。トップ10も狙える位置だったのに残念。ショットは徐々に良くなり、この風の中でも安定していた。(共同)

関連するニュースを読む

アーンストが通算3勝目 ドライブオン選手権

<米女子ゴルフ:ドライブオン選手権>◇7日◇フロリダ州オカラ、ゴールデンオカラ・クラブ(パー72)

最終ラウンドが行われ、29歳のオースティン・アーンスト(米国)が首位から70で回って通算15アンダー、273で優勝した。

昨年8月以来のツアー通算3勝目で、賞金22万5000ドル(約2363万円)を獲得。5打差の2位にジェニファー・カップチョ(米国)が入った。(共同)

関連するニュースを読む

小祝Vは“必然” 森田遥は一皮むけた/佐伯三貴

最終18番ででバーディーパットを沈めて優勝を決めた小祝は笑顔でキャディーと喜ぶ(撮影・清水貴仁)

<国内女子ゴルフツアー:ダイキン・オーキッド・レディース>◇最終日◇7日◇沖縄・琉球GC(6561ヤード、パー72)◇賞金総額1億2000万円(優勝2160万円)◇有観客開催

黄金世代の小祝さくら(22=ニトリ)が21年初戦を制した。首位と2打差3位から出て、68をマーク。14番で10メートルを“壁ドン”で沈めるなど、バックナインで4バーディーを量産して通算14アンダー、ツアー通算3勝目の逆転Vだ。

   ◇   ◇   ◇

小祝は出だしこそボギーを打ちましたが、その後は5バーディー、ノーボギー。まさに盤石の勝ち方。オフにいろんな人のスイングを見てきて、ああいいスイングだな、今年は行けるなと思ったのが小祝1人だけでした。心技体が全部そろっているという印象を受けました。

もともとショットが上手で、パッティングがよくなればどんどん勝てる選手。練習ではロングパットを重点的にやっていました。ロングパットで、手の動きを確認することでショートパットの精度が上がったと思います。高麗グリーンを攻略したことで、今季は他の選手にとって怖い存在になったと言えます。また、辻村明志コーチの指示を仰いで信頼関係もある。同じ門下生の上田も先輩としてチームを引っ張っていて、チームがいいバランスでできている。そんなところも勝因に挙げられます。

敗れた森田も今後が楽しみです。2年ぐらい調子を崩していて、ゴルフがつらいと、苦しいと聞いていました。先週、話する機会があったのですが、手応えを感じているようでした。つらい時期を乗り越え、一皮むけたと思います。

渋野は、スイングは全然悪くない。ゴルフと違う部分でいろいろ取り上げられ、ストレスを感じていると思います。これから試合を重ねていくことによって、もう少しゴルフに集中すれば、落ち着いてできるはず。青木翔コーチからの独り立ちも、本来それは選手が決めること。コーチが選手を選ぶのではなく、選手がコーチを選ぶのです。選手の成長過程で、あまり影響はないと思います。

コーチとして私がみている田辺も頑張りました。まだ経験が浅いので、オフにいろいろ話をして、十分優勝の可能性があるということを本人に言いました。気持ちが先走りすぎて、喜怒哀楽が激しいところもありますが、彼女の良さのショットが光った試合でもありました。

今回はギャラリーが入ったことで、すごくみんながいい表情でプレーしていました。ギャラリーの声援は心強く、パフォーマンスが上がります。これをきっかけに、どんどん観客が入る大会が増えていくことを期待しています。

18番、小祝さくらと同スコアでの最終ホールでバーディーパットを外し2位となる森田遥(撮影・清水貴仁)
9番、アプローチショットを放ち笑顔をみせる田辺ひかり(撮影・清水貴仁)

関連するニュースを読む

東到矢が優勝 15~18歳男子首位上回る好スコア

<世界ジュニアゴルフ選手権日本代表選抜大会 関西・東海予選>◇7日◇三重・亀山GC(13~14歳男子6717ヤード、パー72ほかカテゴリー別)◇主催・国際ジュニアゴルフ育成協会ほか◇後援・日刊スポーツ新聞社ほか

13~14歳男子は、東到矢(とうや、東海大大阪仰星中2年)が4バーディー、4ボギーのパープレー72で2位に4打差をつけて優勝した。

東は同じ6717ヤードでプレーした15~18歳男子のトップが2オーバー74だったところ、2打上回る好スコアをマークした。

7~8歳から15~18歳の男女計10部門で93人の西日本決勝(3月27、28日、滋賀GC)進出者が決まった。同決勝では7月の世界大会(米サンディエゴ)代表の座が争われる。

関連するニュースを読む

鈴木愛47位「うまくかみ合わなかった」一問一答

鈴木愛(2021年3月4日撮影)

<国内女子ゴルフツアー:ダイキン・オーキッド・レディース>◇最終日◇7日◇沖縄・琉球GC(6561ヤード、パー72)◇賞金総額1億2000万円(優勝2160万円)◇有観客開催

19年賞金女王の鈴木愛(26=セールスフォース)は2バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの74でまわり、通算3オーバーの291、47位で大会を終えた。主な一問一答は以下の通り。

-大会を振り返って

鈴木 日に日にショットはよくなっていったんですけど、うまくかみ合わなかった感じでした。

-来週は明治安田生命レディース

鈴木 好きなコース(高知・土佐CC)なので。パターはいいのであとはショットかな。特にドライバー。狭いコースなのできっちりフェアウエーにいければと思います。

関連するニュースを読む

古江彩佳「運もなく、頭も使えなかった」一問一答

古江彩佳(2021年3月4日撮影)

<国内女子ゴルフツアー:ダイキン・オーキッド・レディース>◇最終日◇7日◇沖縄・琉球GC(6561ヤード、パー72)◇賞金総額1億2000万円(優勝2160万円)◇有観客開催

現在賞金ランキング2位の古江彩佳(20=富士通)は2バーディー、5ボギー、1ダブルボギーの77でまわり、通算1オーバーの289、33位に終わった。主な一問一答は以下の通り。

-大会を振り返って

古江 そうですね、まずは昨日(第3ラウンド)がうまくいったからか、気持ちも浮き気味になってしまった。

-ラウンド中のパットについて

古江 バーディーチャンスで2回ぐらいロングパットが入って運もあったんですけど、それ以外は運もなかった。レイアップミスして、3打目がディボットみたいなところに入ってダブルボギーで、運も悪いながら、頭もちゃんと使えていなかった。

-来週以降に向けて

古江 終わったことなので切り替えて。新しい気持ちで挑みたい。

関連するニュースを読む

河本結7位「来週こそは優勝争いがしたい」一問一答

14番、バーディーパットを惜しくも外す河本結(撮影・清水貴仁)

<国内女子ゴルフツアー:ダイキン・オーキッド・レディース>◇最終日◇7日◇沖縄・琉球GC(6561ヤード、パー72)◇賞金総額1億2000万円(優勝2160万円)◇有観客開催

昨年から米ツアーに本格参戦している河本結(22=リコー)は4バーディー、4ボギーのイーブンパーで終え、通算9アンダーの279、7位でフィニッシュした。3月に行われる4試合に出場後、4月からは再び米ツアーに参戦することを明かしており、目標に掲げる渡米前Vはお預けとなった。河本の主な一問一答は以下の通り。

-最終ラウンドを振り返って

河本 ショットにばらつきがあって、課題にしているショートウエッジでチャンスにつけられなかった。それが今日伸びなかった原因だと思います。

-優勝争いを経験したいと言っていた

河本 出だしで、前半でつまずいていたので、上位に上位にという気持ちが先行していたのですが、後半からは自分がやるべきことを明確に見つけることができて、最後は連続バーディーというごほうびがきてくれた。来週につながると思います。

-今大会はギャラリーが入った

河本 めちゃめちゃ楽しかった。ギャラリーさん、ファンのありがたさを再確認しました。みなさまの前でプレーできるようになるのが待ち遠しい。

-来週の大会(明治安田生命レディース)に向けて

河本 私の出身(愛媛)と同じ四国開催(高知)なので、気持ちも落ち着いてプレーができると思います。来週こそは優勝争いがしたいです。

5番、傘をさして移動する河本結(撮影・清水貴仁)
4番、バンカーショットを放つ河本結(撮影・清水貴仁)

関連するニュースを読む

菊地絵理香6位「稼げるように頑張ります」一問一答

3月6日、ティーショットを放つ菊地絵理香

<国内女子ゴルフツアー:ダイキン・オーキッド・レディース>◇最終日◇7日◇沖縄・琉球GC(6561ヤード、パー72)◇賞金総額1億2000万円(優勝2160万円)◇有観客開催

菊地絵理香(32=フリー)は2バーディー、2ボギーの72でまわり、通算10アンダーの278、単独6位で21年初戦を終えた。主な一問一答は以下の通り。

-大会を終えて

菊地 後半はすごくいいゴルフをしていたので、前半に2つ落としたのが痛かったです。でも、いい成績が残せたので前向きに来週にいける。来週も好きなコースなので、頑張れると思います。賞金を積み重ねていきたいです。

-今季は20年との統合シーズン

菊地 統合ですけど、やっぱり別物みたいな感じで開幕したって感じもありますし、ギャラリーの方がいないと全然雰囲気も違うなと思いますし、選手も多分見られてるとショットも全然変わってくると思いますので、今回いろいろリスクあったと思うんですけど、ギャラリーを入れていただいてすごくそこはありがたいなと思います。

-今年の意気込み

菊地 いっぱい稼げるように頑張ります(笑い)。順位とかあまり考えてないです。いっぱい稼ぎたいです(笑い)。去年よりちょっと飛距離が伸びてる感じがある。そこは結構大きいと思うので、頑張れそうです。

3月6日、先にティーショットを打った上田桃子(右)に飛んだティーを拾い差し出す菊地絵理香

関連するニュースを読む

“強ぽちゃカワ系”小祝「顔がやせる」美顔器購入へ

15番、ティーショットを放つ小祝さくら(撮影・清水貴仁)

<とっておきメモ>

<国内女子ゴルフツアー:ダイキン・オーキッド・レディース>◇最終日◇7日◇沖縄・琉球GC(6561ヤード、パー72)◇賞金総額1億2000万円(優勝2160万円)◇有観客開催

黄金世代の小祝さくら(22=ニトリ)が21年初戦を制した。首位と2打差3位から出て、68をマーク。14番で10メートルを“壁ドン”で沈めるなど、バックナインで4バーディーを量産して通算14アンダー、ツアー通算3勝目の逆転Vだ。

   ◇   ◇   ◇

小祝には今大会でひそかな目標があった。「トップ10に入ったら(美顔器の)『デンキバリブラシ』を買おうと思ってたんです。吉田優利ちゃんが持っていて、使わせてもらったらすごく良くて。顔がやせるそうで」。22歳の女性らしい。

ダイエットはどうか? 気になって聞いた。

「もっと脚が長く生まれたかったし、背が高かったらよかったのに、とは思いますけど、しょうがないし。でも、やせたいとは思いません。やせると不安になる。体力が落ちたら」

体重は今60キロだそうだ。「昨年の最後の方は58キロとかになった。しっかりトレーニングして筋力つけないとって思っています」。魅力的な“強ぽちゃカワ系”の道を歩んでくれそうでホッとした。【裕】

14番、バーディーパットを決める小祝さくら(撮影・清水貴仁)

関連するニュースを読む

渋野日向子「試行錯誤して」耐えたゴルフに手応え

18番、通算5アンダー13位タイで今年初戦を終えた渋野日向子は頭を下げる(撮影・清水貴仁)

<国内女子ゴルフツアー:ダイキン・オーキッド・レディース>◇最終日◇7日◇沖縄・琉球GC(6561ヤード、パー72)◇賞金総額1億2000万円(優勝2160万円)◇有観客開催

最終18番を2パットのパーでまとめると、渋野日向子はホッとした笑みを見せた。「天気予報を見て、今日は(競技が)できないんじゃないかと思っていたので、完走できたのがうれしい。かなりの雨でプレーできたのは、貴重な経験になります」。首位との6打差を追う最終日、優勝への意識はほぼなかった。13位という結果も問題ではない。風雨に耐え、3バーディー、4ボギーの73と、ゴルフをしたことに意味があった。

プロ入り前から世話になった青木翔コーチから“卒業”し、1人で考える道を選んだ21年。石川遼の助言を生かした新たな試み。スイングの再現性を高めるためトップの位置を浅くし、フラットな軌道に変えたスタイルで初めて戦った。100ヤード以内の精度を高めようと、ウエッジを2本から4本に増やし、パー5のマネジメントにも注力した。「いいところも、悪いところも全部出た。試行錯誤していきます」。今はただ、プレーを重ねて経験値を上げることが重要だ。

約1年3カ月ぶりの有観客大会は「本当に楽しかったです」という。次戦の明治安田生命レディースから再び無観客が続くが「テレビ越しでも躍動感の伝わるプレーができれば」と気持ちを切り替えた。

8番、アプローチショットを放つ渋野日向子(撮影・清水貴仁)

関連するニュースを読む

小祝さくら逆転V「母が欲しがっていた」副賞ボート

今年初戦を制し、笑顔でバンザイする小祝さくら(撮影・清水貴仁)

<国内女子ゴルフツアー:ダイキン・オーキッド・レディース>◇最終日◇7日◇沖縄・琉球GC(6561ヤード、パー72)◇賞金総額1億2000万円(優勝2160万円)◇有観客開催

黄金世代の小祝さくら(22=ニトリ)が21年初戦を制した。首位と2打差3位から出て、68をマーク。14番で10メートルを“壁ドン”で沈めるなど、バックナインで4バーディーを量産して通算14アンダー、ツアー通算3勝目の逆転Vだ。今年は同世代初の「賞金女王」が目標で、賞金ランクは4位から3位へ。首位笹生との約3100万円差を約940万円に詰めるロケットスタートを決めた。1打差2位は森田遥(24)。渋野日向子(22)は13位だった。

   ◇   ◇   ◇

優勝賞金2160万円をかけた緊張感は…なかった。最終18番パー5。小祝は1メートルのバーディーパットを沈めた。最後の72ホール目で単独首位に立った劇的V。約1年3カ月ぶりにコースに入ったギャラリーも沸いた。しかし、ガッツポーズもせず、ほほ笑んで小畑貴宏キャディーと握手しただけだ。

森田と首位で並んで迎えた最終ホール。残り60ヤードの第3打を前に、ピンより気になったものがあった。グリーン横に飾られた優勝副賞ヤンマーフィッシングボート。「ヤンマーのボートがすごい欲しくて。優勝して、乗りたいなって」。船舶免許はない。「母が欲しがっていて、釣りにも行くので」。母ひとみさんの笑顔が頭に浮かんだ。

流れを呼び込んだ14番は衝撃的だった。10メートルのバーディーパット。明らかに強すぎる球がカップの壁に激突、ピョコンと跳ねてカップに消えた。「これはやばいぞ、絶対強いなと。外れたら、3メートルはオーバーしたんじゃ…」。入った瞬間を「ビンゴ大会に当たったぐらいの感じ。あれが入るんだ」と振り返り、優勝インタビューで爆笑を誘った。

癒やし系ながら強い。それに見合う陰の努力がある。昨年のツアー終盤にティーショットがブレたことで、オフにスイングを見直した。力強さを求め、インパクトで左足かかとが浮く“ジャンプ”を抑え、べた足に。より感触を確かめられるよう、シューズを脱ぎ、はだしでショット練習を重ねた。だからこそ、強い風雨で難易度が増した最終日にも、崩れなかった。

辻村明志プロを師事する上田桃子、吉田優利らと行った2月の宮崎合宿で、毎年恒例の目標を立てた。「複数回優勝と賞金女王」。プロ4季目で初めて、国内ツアーの頂点を具体的に口にした。理由を問われると「何でって言われると…う~ん…特にないんです」と困った顔をする。

18年からのツアー皆勤出場。20-21年シーズンも開催全15戦に出場中、休む予定はない。「何でって言われると…休んでも別にすることがないんで」と力むところがない。「今年もびっちり試合が入ってますから」。賞金ランクは4位から3位へ。自然体で試合に出て、小祝は女王の座に近づいていく。【加藤裕一】

▽河本結「前半でつまずいたので、上位に、上位に、という気持ちが先行していた。(次週は高知県開催、出身は愛媛県で)同じ四国なので気持ちも落ち着いてプレーできると思う」

▽古江彩佳(77と崩れて33位)「ロングパットが2回ぐらい入って運もあったけど、それ以外は運もなかった。頭もちゃんと使えていなかった。(次週は)切り替えて新しい気持ちで挑みたい」

▽鈴木愛(スコアを2つ落とし通算3オーバーで47位)「日に日にショットは良くなっていったんですけど、うまくかみ合わなかった感じ。(次週は)好きなコース。パターはいいので、あとはショットかな。特にドライバー」

◆国内女子ゴルフツアーの連続試合出場 今堀りつの482試合(82~95年)が最高記録。出場基準が限られる試合(JLPGAツアー選手権リコー杯など)を含むと表純子の241試合(11~17年)が最高となる。小祝は17年のプロテスト合格後、18年以降に行われたツアー全92試合に出場を継続中。小祝と同学年の優勝経験のある同期選手と比べると勝みなみが82試合、新垣比菜が76試合、浅井咲希が59試合。黄金世代の“鉄人”小祝がどこまで記録を伸ばすかにも注目だ。

◆女子ゴルフ黄金世代 98年度生まれ(98年4月~99年3月生まれ)は「黄金世代」と呼ばれ、多くの人気選手がいる。ツアー優勝は9人で、日米8勝の畑岡奈紗を筆頭に、同5勝の渋野日向子、日本ツアー4勝の勝みなみ、同3勝で原英莉花と小祝さくら、同1勝で新垣比菜、大里桃子、河本結、浅井咲希と続いている。なお、昨年3勝の古江彩佳や西村優菜らがいる00年年度生まれは「ミレニアム世代」、現在賞金ランキング1位の笹生優花や今大会4位の西郷真央らがいる01年度生まれは「新世紀世代」と呼ばれ、しのぎを削っている。

<小祝さくらの優勝クラブ>

▼1W=ダンロップ スリクソンZX5(シャフト=グラファイトデザイン ツアーAD PT5、ロフト角9・5度、硬さS、長さ45インチ)▼3W=同スリクソンZX(15度)▼ユーティリティー=同スリクソンZH85(3U19度、4U22度)▼アイアン=5I~9I、PW=同スリクソンZ585▼ウエッジ=クリーブランドRXT3(47、51、58度)▼パター=オデッセイ ストロークラボ セブンCS▼ボール=ダンロップ スリクソンZスターXV

優勝副賞のヤンマーボートの前で記念撮影を行う小祝さくら(撮影・清水貴仁)
最終18番ででバーディーパットを沈めて優勝を決めた小祝は笑顔でキャディーと喜ぶ(撮影・清水貴仁)

関連するニュースを読む

ホールインワン4度達成 4日間大会では最多を更新

第34回ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント最終日 表彰式で席につく優勝の小祝さくら(前列左)と2位森田遥(前列右)、後列左からホールインワン賞の山戸未夢、西村優菜(撮影・清水貴仁)

<国内女子ゴルフツアー:ダイキン・オーキッド・レディース>◇最終日◇7日◇沖縄・琉球GC(6561ヤード、パー72)◇賞金総額1億2000万円(優勝2160万円)◇有観客開催

19年に主戦場を韓国から日本に移したペ・ソンウが、日本女子ツアーでは初のホールインワンを達成した。160ヤードの13番パー3で、7番アイアンで決めて賞金50万円を獲得した。

今大会のホールインワンは第1日の山戸、第3日の永峰と西村に続き4度目。1大会のホールインワンとしては、3日間大会の02年大王製紙エリエール・レディースの5度に次いで多く、4日間大会では最多を更新。1大会4度以上のホールインワンは、過去3度あったが、いずれも3日間大会だった。

13番、7番アイアンでホールインワンを達成したペ・ソンウ(大会提供)

関連するニュースを読む

2色でスタイリッシュなレインウェア/しぶコーデ

第34回ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント最終日 1番、子供に手を振る渋野日向子(撮影・清水貴仁)

<国内女子ゴルフツアー:ダイキン・オーキッド・レディース>◇最終日◇7日◇沖縄・琉球GC(6561ヤード、パー72)◇賞金総額1億2000万円(優勝2160万円)◇有観客開催

12位で出た渋野日向子(22=サントリー)は、3バーディー、4ボギーの73で回り、通算5アンダー、283と1つ落として13位に終わった。

   ◇   ◇   ◇

渋野の「ウェアサプライヤー」を務める「ビームス ゴルフ」を展開する、ビームス第3事業本部BG部の上田実生子さん(29)が、最終日の渋野のファッションポイントを分かりやすく解説した。

雨の1日だったので、上下ともにレインウエアを着用されています。1色だけを使った、シンプルなデザインが多いレインウエアですが、こちらはネービーとホワイトのツートンカラー。ロゴのイエローがアクセントになっているスタイリッシュなデザインが特徴です。

第34回ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント最終日 2番、ティーショットを放つ渋野日向子(撮影・清水貴仁)

関連するニュースを読む

田辺ひかり「天気悪く不安」初V逃し反省も収穫強調

第34回ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント最終日 18番、バーディーパットを外しがっくりする田辺ひかり(撮影・清水貴仁)

<国内女子ゴルフツアー:ダイキン・オーキッド・レディース>◇最終日◇7日◇沖縄・琉球GC(6561ヤード、パー72)◇賞金総額1億2000万円(優勝2160万円)◇有観客開催

田辺ひかり(23=伊藤園)は、初優勝に2打及ばず3位に終わった。首位と2打差で出て4バーディー、2ボギーの70で回り、通算12アンダー、276。最終組の1つ前の組でラウンドしており、最後まで優勝を争った選手の中では、一足先にホールアウトしていた。小祝さくらと森田遥は、17番を終えて通算13アンダーで、ともにボギーなら並ぶ状況で待ったが、プレーオフに持ち込まれることはなかった。

「予選通過という大会前の目標からすれば上出来だけど、チャンスがあっただけに悔しい」と、表情を曇らせた。「天気が悪くて不安があって、それがティーショットに出た」という反省点もあったが「その中でも落ち着いてプレーできていた」と、収穫の方が大きかったことを強調した。

17番パー4では、第2打を30センチにピタリとつけてバーディーを奪った。「100ヤード以内のショットをチャンスにつけられたので、やってきたことをうまく出せた」と、勝負どころの終盤で出た好ショットに手応えも感じた。

今大会は主催者推薦での出場で、次週の明治安田生命レディース(12~14日、高知・土佐CC)は、この日まで出場が約束されていなかった。だが今大会で3位に入り、次週の出場権を得た。「今週でさらに『頑張ろう』と思うことができた。また優勝を目指して頑張りたい」と、前向きに話した。

第34回ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント最終日 18番、バーディーパットを外しがっくりする田辺ひかり(撮影・清水貴仁)
第34回ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント最終日 18番、バーディーパットを外しがっくりする田辺ひかり(撮影・清水貴仁)
第34回ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント最終日 18番、通算12アンダーでホールアウトする田辺ひかり(撮影・清水貴仁)

関連するニュースを読む

V小祝さくら「実感がまだ沸いていない」一問一答

通算14アンダーで今年初戦に優勝しばんざいする小祝さくら(撮影・清水貴仁)

<国内女子ゴルフツアー:ダイキン・オーキッド・レディース>◇最終日◇7日◇沖縄・琉球GC(6561ヤード、パー72)◇賞金総額1億2000万円(優勝2160万円)◇有観客開催

小祝さくら(22=ニトリ)が5バーディー、1ボギーの68でまわり、通算14アンダーで昨年9月のゴルフ5レディース以来3度目の優勝を果たした。

2打差で追っていた西郷真央(19=大東建託)、森田遥(24=新英ホールディングス)と最終組で回り、最終18番でバーディーを奪って逆転。デッドヒートを制し、賞金ランキングでも原英莉花(22=日本通運)を抜いて3位に浮上した。小祝の優勝会見での主な一問一答は以下の通り。

-優勝を果たした今の気持ち

小祝 本当にうれしいのと、優勝したという実感がまだ沸いていないです。ラウンドを回りながら最終日という感じもせずにプレーしていて、キャディーさんにもそういう話をしながらやっていました。キャディーさんは最終日という感じがしていたみたいですけど、私は2日目、3日目みたいな気持ちでした。

-複数回優勝を掲げる中、まず1勝

小祝 複数回優勝に向けてまず1歩という感じなので、来週からは新たな気持ちで切り替えないとなと思っています。

-最終ラウンドは1番でボギースタートだった

小祝 1番でボギーかっていう感じでした。スタートまでは気合が入っていたんですけど、大丈夫かなという不安とか、余裕はなくなりましたが、そこから立て直すことができて、後半は良いプレーができた。天候もよくなかったので、こういう優勝につながったというのがありますかね。

-後半にバーディーが4つ

小祝 天候が(ラウンドの)真ん中ぐらいまで悪かったですけど、その時にキャディーさんと「天気が悪い日は楽しんでプレーできたらいいね」とか、結構ポジティブに考えるようにプレーしていたのがよかったと思います。

-プレーオフはよぎった?

小祝 17番で(森田)遥さんがパットを入れた時にもしかしたらあるかなと思いました。

-優勝を意識したのは

小祝 13番、14番パットが入ったあたりで意識しました。

-最終18番でバーディー決めて優勝が決まった

小祝 18番の3打目を打ったあとは、(副賞の)ヤンマーの船がすごくほしかったので、優勝してとりたいなと思いましたね。

-船舶免許は持っている?

小祝 持っていないんですけど、親がずっとほしがってたので。釣りも結構行くので、すごくとりたいなという思いがありました。

-船は親にプレゼント?

小祝 はい

-賞金の使い道は

小祝 使い道は決まっていないですが、トップ10に入ったら買いたいものがあったので。吉田優利ちゃんが使っている電気針ブラシっていうのがあるんですけど。電気を流して顔を痩せるみたいなもので。使わせてもらった時があって、トップ10に入ったら買いたいなと思っていました。

-来週以降へ向けて

小祝 いろんな場所で試合があるので、コンディション調整をうまくしないといけない。今回は高麗芝で優勝できて自信にもなったので。対応力だったり、実力をしっかりつけられるようになりたいです。

-試合が終わったあと、(コーチが同じ)上田桃子と肘タッチをしていた

小祝 まさか桃子さんが待っていてくれるとは思っていなくてびっくりしてうれしかったです。合宿も一緒にやって、オフもずっと一緒にやらせていただいていたので。いつも感謝というか、ゴルフの技術面でもいつも参考にさせてもらっていて、感謝しかないですね。

-(同じコーチに師事する選手らの)チームではどんな雰囲気で臨まれていたのか

小祝 普段からチームで過ごすことが多くて、練習日以外でもみんなでご飯に行ったり、ゴルフ以外の時も一緒にいるので。すごくチームとして団結できたらいいなと思いますね。

-チームはどんな存在か

小祝 (コーチの)辻村明志プロもそうですけど、いつもお世話になっていて。自分も足を引っ張らないように頑張らなきゃと思っていつもやっています。

-複数回優勝の目標数字は

小祝 複数回と言っていましたけど、3勝を目指して頑張りたいというのはあったので。去年も目標は3勝だったので、今年もその気持ちでやりたいです。

-去年までは2位が多かったが、今年は勝負強さがついてきた

小祝 接戦の中で優勝できたのはうれしいですし、去年の自分だったらミスショットをしたり、勝てなかっただろうなと思うんですけど、日に日に成長はできたんじゃないかなと思います

-日曜じゃない感覚があった理由は

小祝 そんなにないですけど、結構曇りな日は朝からやる気が入らない感じがするんですけど、その中でも集中してプレーできました。

-18年から全試合出場中だが、皆勤賞はこだわりか

小祝 こだわりはそんなになくて、休んでも結局あまりやることがないというか。あんまりゆっくりしたいとかもないので。いつかは体の面とかで休みがほしい時も出てくると思いますが、そういうのが出ない限りはしっかり出られるように心がけたいなと思います。

-全試合に出場すればメルセデスランキングも目標にできる

小祝 まだ始まったばかりなので、ここからどう頑張れるかがすごく大事なところなので。今、また今日終わってみて、課題とかも出てくると思うので。そういった点をひとつひとつ練習して、もっといいプレーを、技術を上げられるように頑張りたいです。

-去年の自分だったら勝てなかったという話があったが、なぜ今年は勝てると思うか

小祝 いいところでミスショットをしてしまったり、気が緩んでいるのかわからないですけど、大事なところであまり良い球が出なかったりしたので。今回は後半でひとつもミスができないなというところでこういう風にバーディーがとれたのは気持ちの面でよくなったのかなとか思ったりしますね。

-それはオフの取り組みなどで改善された

小祝 あまりないですね。

-考え方も変わったりしていない?

小祝 キャディーさんとかと一緒に考えたりしている時に、自分で考えながらプレーする時とキャディーさんとやる時は結構違ったりして。自分のマネジメントがあまりできていないので、キャディーさんだったりと話して自信持って打てるようにはなりましたね。今日もしっかり確認しながらやっていました。昨年よりもさらに一緒に相談して、これなら大丈夫と自信を持って打てた気がします。

-昨年9月の優勝時はギャラリーもいないからとガッツポーズをしなかった。今日はギャラリーが見ていたが、特にガッツポーズなどはしなかった。

小祝 ガッツポーズする日はくるのかなという感じです。今日は(森田)遥さんのパットがあの時に外すか入るかで変わっていたので、そういうのは考えてなかったですね。

通算14アンダーで今年初戦を制した小祝さくら(撮影・清水貴仁)

関連するニュースを読む

森田遥4年ぶりVならず…「悔しい」2位も手応え

第34回ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント最終日 18番、小祝さくらと同スコアでの最終ホールでバーディーパットを外し2位となる森田遥(撮影・清水貴仁)

<国内女子ゴルフツアー:ダイキン・オーキッド・レディース>◇最終日◇7日◇沖縄・琉球GC(6561ヤード、パー72)◇賞金総額1億2000万円(優勝2160万円)◇有観客開催

森田遥(24=新英ホールディングス)は、4年ぶりの優勝に1打及ばず2位に終わった。5バーディー、4ボギーの71で回り、通算13アンダー、275。優勝した小祝さくらとは同じ最終組で回り、17番終了時点では並んでいた。だが、最終18番パー5で森田はパーに終わったが、小祝はバーディーを奪い、明暗が分かれた。

17番パー4で、5メートルのバーディーパットを決めて小祝に並んだ。勢いに乗って連続バーディーを狙った18番だったが、3メートルのバーディーパットを決められなかった。ホールアウト後の会見では開口一番「まずは悔しいです」と語った。さらに「18番はバーディーがマストのホールと分かっていたのに、それをクリアできず悔しい」と続けた。

それでも今後に向けて「自信がついた。順位を見て(オフに)やってきたことが間違いなかったなと実感できている」と、手応えを口にした。昨年の終盤に、中学時代から使っていたパターを変更したが「替えてよかった」。わずかに届かなかった通算2勝目を目指し、新たなことにも挑み続けるつもりだ。

第34回ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント最終日 表彰式で席につく優勝の小祝さくら(前列左)と2位森田遥(前列右)、後列左からホールインワン賞の山戸未夢、西村優菜(撮影・清水貴仁)

関連するニュースを読む

首位で出た西郷真央、初V逃すも「楽しくプレー」

第34回ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント最終日 15番、ティーショットを放つ西郷真央(撮影・清水貴仁)

<国内女子ゴルフツアー:ダイキン・オーキッド・レディース>◇最終日◇7日◇沖縄・琉球GC(6561ヤード、パー72)◇賞金総額1億2000万円(優勝2160万円)◇有観客開催

首位で出た西郷真央(19=大東建託)は1バーディー、2ボギーの73でまわり、通算11アンダーの277で4位に終わった。

初日から首位をキープしてきたが、この日最終組で回った小祝さくら(22=ニトリ)に2打差を逆転され、初優勝を逃した。西郷は「優勝争いができたことはすごくよかったのかなと思います。技術面ではまだまだだったかなと思っている。精神的には強くなれたと思うので良かったかなと思います。すごく楽しくプレーできた」と振り返った。

この日は試合前から雨に見舞われ「確実にパーセーブできるところを狙って、チャンスがきたらとれるようにということを心がけた」。14番をバーディーとした以外は16番まで全てパー。17番で痛恨のボギーを喫すると、同組の小祝と森田遥(24)とは1打差に。迎えた最終18番(パー5)のセカンドショット。グリーンエッジまで230ヤードが残っており「ここは攻めるべきだということで狙っていった」。3番ウッドで振り切ったが思うようなショットとはならず、2連続ボギーに。「攻めた分、仕方ないかなと思っています」と冷静に振り返った。

初優勝こそ逃したが、昨年プロデビューした19歳は堂々の戦いぶりを見せた。気持ちは切り替えており「なかなか連続ボギーで終わることがないので、自分で驚いているというか。この経験を生かして次につなげないと意味がないと思うので、しっかりやっていきたい」と次戦以降を見据えた。

第34回ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント最終日 14番、バーディーパットを決めガッツポーズをみせる西郷真央(撮影・清水貴仁)
第34回ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント最終日 18番、ロングホールで2オンを狙うも左に曲げ脱出にてこずる西郷真央(撮影・清水貴仁)

関連するニュースを読む

小祝さくらV ツアー通算3勝目、3位から逆転

通算14アンダーで今年初戦を制した小祝さくら(撮影・清水貴仁)

<国内女子ゴルフツアー:ダイキン・オーキッド・レディース>◇最終日◇7日◇沖縄・琉球GC(6561ヤード、パー72)◇賞金総額1億2000万円(優勝2160万円)◇有観客開催

3位から出た小祝さくらが、14アンダーでツアー通算3勝目を挙げた。

首位から出た森田遥がと13アンダーで並んでいた最終18番。小祝がバーディーを奪い、パーで終わった森田に競り勝った。

小祝は、出だしの1番でボギー発進も、その後4つのバーディーを重ね、14番で首位に並んだ。最終18番で勝負を決めるバーディーを奪い、通算274。昨年のゴルフ5レディース以来の優勝を飾った。一方の森田は、5バーディー、4ボギーと出入りの激しいゴルフながら、粘り強く戦い、終盤の17番のバーディーで首位に浮上したが、力尽きた。第1日から首位を守り続けた西郷真央は、17番で痛恨のボギー。12アンダーと一歩後退し3位に終わった。同じく3位から出た田辺ひかりも12アンダーで3位。上田桃子が11アンダーで5位に入った。菊地絵理香が10アンダーで6位。河本結と稲見萌寧が9アンダーで7位。渋野日向子は5アンダーで13位に終わった。

今年初戦を制し、笑顔でバンザイする小祝さくら(撮影・清水貴仁)
優勝副賞のヤンマーボートの前で記念撮影を行う小祝さくら(撮影・清水貴仁)

関連するニュースを読む

渋野日向子-5、有観客開催は「本当に楽しかった」

1番、子供に手を振る渋野日向子(撮影・清水貴仁)

<国内女子ゴルフツアー:ダイキン・オーキッド・レディース>◇最終日◇7日◇沖縄・琉球GC(6561ヤード、パー72)◇賞金総額1億2000万円(優勝2160万円)◇有観客開催

12位で出た渋野日向子(22=サントリー)は、3バーディー、4ボギーの73で回り、通算5アンダー、283と1つ落としてホールアウトした。ホールアウト時点で13位となっている。

1年3カ月ぶりに有観客で開催された今大会を振り返り「ギャラリーさんがいてくれたからこそのバーディーもあった。皆さんの前でやれて、この1週間本当に楽しかった」と、充実の表情を見せた。

また、今大会からウエッジを従来の2本から4本に倍増し、100ヤード以内のショットに力を入れた。その変化については「これから合ってくると、面白くなってくると思わせてくれる。面白いなという感じです」と、新たな楽しみを見つけたようだ。

4番、バーディーを奪う渋野日向子(撮影・清水貴仁)

関連するニュースを読む

渋野Vの可能性消滅 出入り激しく5アンダーで終了

4番、バーディーを奪う渋野日向子(撮影・清水貴仁)

<国内女子ゴルフツアー:ダイキン・オーキッド・レディース>◇最終日◇7日◇沖縄・琉球GC(6561ヤード、パー72)◇賞金総額1億2000万円(優勝2160万円)◇有観客開催

12位で出た渋野日向子(22=サントリー)は、3バーディー、4ボギーの73で回り、通算5アンダー、283と1つ落としてホールアウトした。ホールアウト時点で13位。すでに渋野を上回るスコアでホールアウトした選手がおり、優勝の可能性は消滅した。

出だしの1番パー4の第2打でグリーンを外すと、第3打のアプローチをミスした。5メートルのパーパットも外してボギーを先行させた。4番パー5で第3打を3メートルにつけて最初のバーディーを奪ったが、8番パー3で再びボギーをたたいた。

後半は、11番パー5でバーディーを奪ったが、15、16番を連続ボギーとした。17番パー4をバーディーとするなど、終盤は出入りの激しい展開となった。

関連するニュースを読む

渋野3バーディー4ボギー 通算-5/最終日詳細

<国内女子ゴルフツアー:ダイキン・オーキッド・レディース>◇最終日◇7日◇沖縄・琉球GC(6561ヤード、パー72)◇賞金総額1億2000万円(優勝2160万円)◇有観客開催

渋野日向子(21=サントリー)は3バーディー、4ボギーの73で回り、通算5アンダー、283と1つスコアを落としてホールアウトした。

最終日 アウト3265ヤード=パー36、イン3296ヤード=パー36

※・はパー、○はバーディー、◎はイーグル、△はボギー、□はダブルボギー

ホール
パ ー36
渋 野37

ホール101112131415161718
パ ー36
渋 野36

1番380ヤード、パー4

終日雨予報で風も強い。気温19度だが、肌寒い。首位と6打差の通算6アンダーでスタート。第1打はドライバーでフェアウエー。第2打はグリーン左ラフにこぼれる。アプローチをミスし、エッジまで。パターで5メートルを外し、ボギー。5アンダーに。

1番、子供に手を振る渋野日向子(撮影・清水貴仁)

2番387ヤード、パー4

アゲンストの中、ドライバーはフェアウエー。第2打は距離残りウッド系で狙い、ピン右9メートル。バーディーパットはわずかにショート、パー。

2番、ティーショットを放つ渋野日向子(撮影・清水貴仁)

3番170ヤード、パー3

強いアゲンスト、ユーティリティーでピン前10メートル。ナイスタッチでお先のパー。

4番517ヤード、パー5

ドライバーで右ラフ、フェアウエーに運んで、打ち上げ、100ヤード強の第3打をピン奥3メートルへ。下りをジャストタッチで入れて、バーディー。6アンダーに戻す。

4番、バーディーを奪う渋野日向子(撮影・清水貴仁)

5番370ヤード、パー4

ドライバーでフェアウエー。ピン左前11メートルに乗せ、バーディーパットはショート。パー。

6番370ヤード、パー4

ドライバーは左ラフ。第2打は前方の木が邪魔になり、花道に低い球で刻む。約20ヤードのアプローチをピン奥50センチに寄せて、パー。

7番515ヤード、パー5

ドライバーは右ラフ、第2打はアイアンつで前方の木の上越して、右ラフ。バンカー越えの右前ピンに対し、第3打は左ラフ。

15ヤードのアプローチを1・5メートルに寄せ、パーセーブ。

7番、雨と霧のなかプレーする渋野日向子(撮影・清水貴仁)

8番152ヤード、パー3

第1打はグリーン右エッジ、アプローチは3メートル。外してボギー。5アンダー。

8番、アプローチショットを放つ渋野日向子(撮影・清水貴仁)

9番404ヤード、パー4

風雨が少し弱まる。ドライバーでフェアウエー。第2打はピン左前5メートル。外してパー。前半、スコアを1つ落とし、5アンダーとなったが、粘り強さも見せた。

9番、パッティングする渋野日向子(撮影・清水貴仁)

10番390ヤード、パー4

第2、3ラウンドに続き、このホール3日連続のパー。

11番528ヤード、パー5

この日2つ目のバーディー。最初にバーディーを奪った4番に続き、ともにパー5。

12番380ヤード、パー4

この日ホール4日連続のパー。

13番160ヤード、パー3

パー。 残り5ホールで首位と7打差

14番380ヤード、パー4

3ホール連続でパー。

15番380ヤード、パー4

3つ目のボギー。通算5アンダーで14位に後退

16番209ヤード、パー3

今大会初の連続ボギー。この日2つ落として通算4アンダーに。

17番377ヤード、パー4

3つ目のバーディーで通算5アンダー。

18番492ヤード、パー5】】

連続バーディー締めとはならず、パーで4日間を終了。21年初戦は最終日に1つ落として通算5アンダー。

関連するニュースを読む

ハーフ終了 田辺ひかり、森田遥、西郷真央が首位

8番、アプローチショットを放つ渋野日向子(撮影・清水貴仁)

<国内女子ゴルフツアー:ダイキン・オーキッド・レディース>◇最終日◇7日◇沖縄・琉球GC(6561ヤード、パー72)◇賞金総額1億2000万円(優勝2160万円)◇有観客開催

最終組がハーフを終え、3位から出た田辺ひかりが3バーディー、1ボギーとスコアを2つ伸ばし、通算12アンダーで首位に浮上。

首位から出て17年の北海道meijiカップ以来のツアー2勝目を目指す森田遥、同じく首位から出たプロ2年目の19歳、西郷真央はともにスコアを伸ばせず12アンダーで首位に並んでいる。3位から出た小祝さくらは、スコアを伸ばせず10アンダーで稲見萌寧とともに4位。9アンダーの新垣比菜が6位。7位に8アンダーで上田桃子、金美貞、菊地絵理香がつけている。首位に6打差12位から出た渋野日向子は、2バーディー、2ボギーとスコアを伸ばせず、11番まで終えて6打差の10位と、逆転優勝は厳しくなった。

関連するニュースを読む

渋野、前半1つ落とし5アンダー 7打差で後半へ

7番、雨と霧のなかプレーする渋野日向子(撮影・清水貴仁)

<国内女子ゴルフツアー:ダイキン・オーキッド・レディース>◇最終日◇7日◇沖縄・琉球GC(6561ヤード、パー72)◇賞金総額1億2000万円(優勝2160万円)◇有観客開催

12位で出た渋野日向子(22=サントリー)は、前半9ホールを1バーディー、2ボギーの37で回り、通算5アンダーと1つ落として後半に突入した。前半終了時点で13位につけている。

出だしの1番パー4の第2打でグリーンを外すと、第3打のアプローチをミスした。5メートルのパーパットも外してボギーを先行させた。4番パー5で第3打を3メートルにつけて最初のバーディーを奪ったが、8番パー3で再びボギーをたたいた。通算12アンダーの首位で並んでラウンド中の西郷真央、森田遥とは、前半終了時点で7打差。逆転優勝は極めて厳しくなった。

関連するニュースを読む

松山9打差35位に浮上「もう少し伸ばせたかな」

<米男子ゴルフツアー:アーノルド・パーマー招待>◇第3日◇6日◇フロリダ州オーランド、ベイヒル・クラブ(パー72)

第3ラウンドが行われ、53位で出た松山英樹は1イーグル、3バーディー、2ボギーの69で回り通算2アンダー、214で35位に浮上した。首位とは9打差。

65と伸ばした47歳のリー・ウェストウッド(英国)が通算11アンダー、205でトップ。1打差の2位はブライソン・デシャンボー(米国)とコーリー・コナーズ(カナダ)、4位には通算9アンダーでジョーダン・スピースとキーガン・ブラッドリー(ともに米国)が並んだ。

◆松山英樹の話 悪いところは減ったがもう少し伸ばせたかなと思う。今の状態では頑張って3アンダー。ショットもパットも良い感じで打ててもなかなか続かない。安定するきっかけがあると思うのでそこを見つけたい。(共同)

関連するニュースを読む

渋野日向子「力んでしまった部分も」チャージ不発

4番、バーディーパットを外す渋野日向子(撮影・清水貴仁)

<国内女子ゴルフツアー:ダイキン・オーキッド・レディース>◇第3日◇6日◇沖縄・琉球GC(6561ヤード、パー72)◇賞金総額1億2000万円(優勝賞金2160万円)◇有観客

渋野日向子(22=サントリー)がチャージ不発に終わった。

バーディーパットが入らない。4番パー5で1・8メートルを外し、6番で2・5メートル、8番で3メートル…。4メートル以内を7度も外した。「ミスヒットは少なく、タッチ、距離感が微妙に合わなかった」。要は「入る日もあれば、入らない日もある」と思うしかない。唯一のバーディーは15番でカラーから12メートルをパターで放り込んだもの。「あんなんが入るんやと思って…」入った瞬間、首をすくめて苦笑いした。

ショット、パットがかみ合わず、不完全燃焼の1日が終わった。「久しぶりの試合で上位との差を(ボードで)見て、意識して力んでしまった部分もあった」。新スイングに挑戦しながら、結果も求める難しさを感じ、最終日を迎える。首位とは6打差。「この1週間で一番いいプレーがしたい」と気を取り直し、自分のプレーに集中する。【加藤裕一】

15番、長いバーディーパットを沈めほっとした顔をみせる渋野日向子(撮影・清水貴仁)

関連するニュースを読む

田辺ひかり「優勝を目指したい」首位と2打差3位

5番、ティーショットを放つ田辺ひかり(撮影・清水貴仁)

<国内女子ゴルフツアー:ダイキン・オーキッド・レディース>◇第3日◇6日◇沖縄・琉球GC(6561ヤード、パー72)◇賞金総額1億2000万円(優勝2160万円)◇有観客開催

初優勝を狙う田辺ひかりは2打差の3位につけた。

2バーディー、1ボギーの71で通算10アンダー。前半2つ伸ばしたが「ティーショットがフェアウエーに行かず耐えるゴルフだった」と、後半は1つ落とした。今大会は主催者推薦での出場。次週は「今週頑張らないと出られない」と、今大会3位以上でなければ出場権がない。それでも目標は3位以内ではなく「優勝を目指したい」と言い切った。

4番、バーディーパットを決め笑顔の田辺ひかり(撮影・清水貴仁)
18番、アプローチショットを放つ田辺ひかり(撮影・清水貴仁)

関連するニュースを読む