日刊スポーツ

韓国代表FW孫興民が、アジアのバロンドールを受賞 トットナムが発表

韓国代表FW孫興民が、アジアのバロンドールを受賞 トットナムが発表

孫興民(2018年8月31日撮影)

プレミアリーグ・トットナムは17日、所属するFW孫興民(ソン・フンミン)が、アジアのバロンドールを授賞したと発表した。中国紙タイタン・スポーツが表彰するもので「ベスト・フットボーラー・イン・アジア」に選ばれた。同賞はアジア出身選手やアジアのクラブに所属する選手が対象となる。

孫興民は、22・9%の票を集めた。2位はバイエルン・ミュンヘン所属で韓国代表DFキム・ミンジェが19・54%、3位はサウジアラビア1部アルナスル所属FWクリスティアノ・ロナウドが17・06%だった。

トットナムは「孫興民は22年に難しい時期を送ったが、シーズン終盤9得点してペースを取り戻した。23年にはW杯カタール大会で韓国代表を16強に導いた。今シーズンはキャプテンとなり、20試合に出場して12ゴール5アシストを記録中だ。トットナムで公式戦157ゴールを記録していて、これはチーム史上5番目の記録だ。プレミアでは115得点で歴代最多得点23位」と伝えた。

関連するニュースを読む

三好康児、後半ATに決勝ゴール!バーミンガムが4回戦進出 指揮官「終盤のゴール素晴らしい」

リフティングをする三好康児(2021年撮影)

<FA杯:バーミンガム2-1ハル・シティー>◇16日◇バーミンガム◇3回戦

イングランド・チャンピオンシップリーグ(2部)所属のバーミンガムが、MF三好康児(26)の決勝点で同じく2部のハル・シティーに逆転勝ちし、レスターとの4回戦へ駒を進めた。

0-1の後半18分から三好は出場。21分に自ら放ったシュートがこぼれ球となり、FWスタンスフィールドが押し込んで同点。さらにアディショナルタイムの後半48分、三好が相手のスキを突いて値千金のゴールを決めた。10日前に行われた試合は1-1のドローに終わっており、その再戦を土壇場の一撃で制した。

モウブレイ監督は三好の決勝点について「終盤のゴールは素晴らしかった。特にカップ戦で勝ち上がっていく上で大事なことだ」と評価していた。

関連するニュースを読む

プレミアのエバートンとノッティンガムFが経営不振で懲戒危機

エバートンの本拠地グディソン・パーク(ロイター)

経営健全性の規律違反で、プレミアリーグのエバートンとノッティンガムFが懲戒危機に陥った。プレミアリーグ事務局は15日にホームページに「エバートンとノッティンガムFは収益と持続可能規則(PRS)違反を確認した。22-23シーズンが終わる期間まで、基準以上の損失が発生した」と発表した。エバートンはすでに、21-22シーズンまでの3年間もPRS違反で、勝ち点10を没取されている。

プレミアリーグのPRS規定は、3年間の赤字が1億500万ポンド(約160億円)を超えてはいけないことが骨子となっている。プレミア事務局は「すでに司法委員会の委員長に預けている。この委員会はプレミアとは独立した別の委員で構成され、途中経過は公開しない。最終決定はウェブサイトで発表する」とした。

関連するニュースを読む

マンチェスターU、FWベンゼマ獲得へアルイテハドと6カ月レンタル移籍交渉へ

ベンゼマ(2019年7月撮影)

プレミアリーグ名門マンチェスター・ユナイテッドが、サウジアラビア1部アルイテハド所属FWカリム・ベンゼマ(36)獲得に動いているようだ。スペイン媒体ピチャヘスは14日「マンUはベンゼマ獲得に動いている。(マンUのFW)ホイルンドとの競争で相乗効果を狙う」と伝えた。

ベンゼマは23年夏、報酬2億5800万ポンド(約450億円)の3年契約でレアル・マドリードからアルイテハドに移籍した。主将としてチームを引っ張る立場だが最近、練習に6度も参加しないなどで、主将から外れた。サウジフットボールニュースは8日「ベンゼマはサウジアラビアの移籍を後悔している」と報じている。

マンチェスターUは、6カ月のレンタル契約でベンゼマ獲得を目指しており、アルイテハドとの交渉に入る予定だ。

関連するニュースを読む

マンC・デブルイネ、約5カ月ぶりリーグ復帰戦で1得点1アシスト「特別な選手」と指揮官

ゴールを喜ぶマンチェスター・シティーのベルギー代表MFデブルイネ(ロイター)

<プレミアリーグ:ニューカッスル2-3マンチェスター・シティー>◇第21節◇13日◇セントジェームズ・パーク

マンチェスター・シティーのベルギー代表MFデブルイネ(32)が約5カ月ぶりのリーグ復帰戦で1得点1アシストの活躍を見せた。アウェーのニューカッスル戦で、1点ビハインドの後半24分から出場。その5分後に同点ゴールを決めると、試合終了間際には決勝点をアシストし、チームを3-2の逆転勝利に導いた。

金髪が伸びて見た目のイメージが変わっても、巧みなプレーは健在だった。後半29分、ロドリの縦パスを敵陣中央で受けると、ドリブルで持ち上がってペナルティーエリア(PA)手前から右足をコンパクトに振り、相手DFの股を抜いてゴール左隅に流し込んだ。2-2の試合終了間際には敵陣中央から浮き球のパスをPA内に送り、左から走り込んだ途中出場のボブの決勝点をアシストした。

昨季のアシスト王は「私のプレーの特長はアシスト。もちろん、ゴールを決めることも素晴らしいが、ボブが走らなければパスは出せない。その走りが私のプレーを決める」と、決勝点を挙げたボブのプレーをたたえた。

昨年8月のリーグ開幕節バーンリー戦でハムストリングを痛めて負傷交代。グアルディオラ監督も「深刻な状態」と話していた。長いリハビリを経て、今月7日のFA杯ハダースフィールド戦で後半12分からピッチに立ち、リーグ戦ではこの日が約5カ月ぶりの出場だった。

待望の先発復帰とはならなかったが「現段階で90分プレーすることができないのはわかっている。ただ、20~25分ならギアを入れることができる」と言う。そんな中でも1得点1アシストと格の違いを示した。

グアルディオラ監督は「彼は特別な選手であり、誰からも愛されるレジェンド」と称賛。「5カ月は長かったが、シーズンの後半は彼が助けてくれるはず」。大黒柱の活躍で逆転勝利を収めたチームはリーグ4連覇へ、首位リバプールに勝ち点2差と迫った。

関連するニュースを読む

負傷長引くマンCハーランド、1月末まで離脱へ「いなくてとても寂しい」グアルディオラ監督

ハーランド(2023年7月23日撮影)

マンチェスター・シティーのノルウェー代表FWハーランド(23)が1月末まで欠場する見込みとなった。昨年12月6日のアストンビラ戦を最後に足の負傷により公式戦8試合連続で欠場中。グアルディオラ監督は「当初の予想よりも長引いている」と明かした。

今季公式戦22試合の出場で19ゴールのエースは、昨年12月末のクラブワールドカップ(W杯)で復帰することが期待されていたが、足の負傷が癒えず、次節13日のニューカッスル戦の欠場が決定。その後の26日のFA杯トットナム戦、31日のバーンリーとのリーグ戦も欠場する可能性が高く、指揮官は「彼がいなくてとても寂しい」と語った。

一方で負傷離脱していたMFデブルイネが5-0で快勝した7日のFA杯ハダースフィールド戦で後半12分からピッチに立ち、4カ月ぶりに戦列復帰。いきなりFWドクのゴールをアシストした。その大黒柱の状態について指揮官は「昨日(11日)チェックしたが、調子はよさそう。先日のハダースフィールド戦前の練習よりよく見えた」と、次節ニューカッスル戦でのスタメン復帰を示唆した。

関連するニュースを読む

アーセナル、スペインリーグ得点ランク2位ヘタフェFWマジョラルに移籍金38億円でオファーか

ボルハ・マジョラル(ロイター)

プレミアリーグ強豪アーセナルが今冬、スペインリーグ・ヘタフェのスペイン人FWボルハ・マジョラル(26)獲得に動く可能性があるとスペイン紙マルカ電子版が報じた。

同紙はイギリス国内での報道を受け、アーセナルが現在、ガブリエウ・ジェズス、トロサール、ハフェルツといった攻撃陣が安定してゴールを決めることができていないため、新たなストライカー探しに動いていると伝えた。そこでヘタフェで絶好調のマジョラルを獲得候補に挙げ、すでに移籍金2500万ユーロ(約38億7500万円)を超えるオファーを提示した可能性があるとのことだ。

レアル・マドリードの下部組織育ちのマジョラルは、トップチームに所属したこともあったが定着できなかった。これまでボルフスブルク、レバンテ、ローマでプレーし、21-22年シーズンにRマドリードからの期限付き移籍でヘタフェに加入。翌年、移籍金1000万ユーロ(約15億5000万円)で完全移籍を果たした。

今季、素晴らしいパフォーマンスを発揮しており、ここまで12得点を記録。13得点のベリンガム(Rマドリード)に次ぎ、モラタ(アトレチコ・マドリード)と並んでリーグ戦の得点ランキングで2位につけ、8位につける好調のチームを牽引している。(高橋智行通信員)

関連するニュースを読む

マンU困った…放出予定FWマルシャルが残留選択 移籍金が取れない

※写真はイメージ

マンチェスター・ユナイテッド困った! この冬、戦力外で他クラブへの放出を進めているフランス代表FWアントニー・マルシャル(28)が、残留を宣言した。契約は来年6月まで残っているため、強制的に移籍させることはできない。

スカイスポーツは「マンUはマルシャルと契約延長しないことを決め、損失を最小限にとどめようと、今月中に他のクラブへの移籍を進めているが、マルシャルは残留を選択した。契約が切れる6月まではマンU残留を決めた」と報じた。現在、ギリシャリーグのフェネルバチェとフランスリーグのマルセイユ、サウジアラビアリーグの複数クラブが興味を示しているが、実現する可能性は極めて低い。

関連するニュースを読む

トットナムが争奪戦の末、ルーマニア代表ドラグシン獲得 再浮上へセンターバック探しに終止符

※写真はイメージ

プレミアリーグのトットナムがルーマニア代表DFラドゥ・ドラグシン(21)を獲得した。ナポリや遅れて参戦したバイエルン・ミュンヘンとの獲得競争に勝った。スカイ・イタリアは10日、ジェノアのカバンを持ち、ロンドンに向かうドラグシンの写真を掲載した。すでにメディカルチェックが終了し、発表を残すのみとなった。

複数の欧州メディアによると、5年契約で年俸は300万ユーロ(約4億6500万円)。移籍金は2500万ユーロ(約37億5000万円)。トットナムは、開幕から快進撃を続けていたが、12月にDFミッキー・ファンデフェンが負傷で長期離脱し、その後、不振が続いた。再浮上へ、センターバック探しに終止符を打った。

関連するニュースを読む

リバプールがアーセナルに勝利、クロップ監督「今夜は遠藤航がいなかった…」/FA杯3回戦

2点目を決め、喜ぶリバプールのルイス・ディアス(左から2人目)(ロイター)

イングランド協会(FA)カップ3回戦は7日、各地で行われ、プレミアリーグで上位を争うアーセナルとリバプールが対戦し、リバプールが2-0で勝って4回戦に進んだ。

攻守の切り替えが速く、一進一退の攻防が続いた。前半はアーセナルがチャンスを生み出したが仕留めきれず、後半途中から徐々にリバプールが主導権を握った。すると後半35分にDFアレクサンダーアーノルドのFKが相手(DFキビオル)のオウンゴールを誘発。試合終了間際にはFWルイス・ディアスが速攻から右足を振り抜いて勝負を決めた。

エジプト代表FWサラーがアフリカネーションズ杯、日本代表MF遠藤航がアジア杯に出場するため不在となり、MFソボスライ、DFファンダイクら主力もけがで欠場した。

リバプールのクロップ監督は「今夜は遠藤航がいなかった。ソボスライもいなかった。ロバートソン、ツィミカス、チアゴ・アルカンタラ、バイチェティッチ、マティプもいなかった」としながらも選手層の厚さを示し、「我々は本当に素晴らしいチーム。全員がそろうときもあれば、そろわないときもある。それでも私はハッピーだ」と喜んだ。

勝利を喜ぶリバプールのクロップ監督(ロイター)
2点目を決められ肩を落とすアーセナルの選手(ロイター)

関連するニュースを読む

仏レキップ紙が三笘薫を「ワールドベストイレブン」にノミネート「驚くべき左サイドで猛威」

ブライトン三笘薫(ロイター)

フランスのレキップ紙は「ワールドベストイレブン」にブライトンの日本代表MF三笘薫(26)をノミネートした。

同紙は2日に「2023年ワールドベストイレブン」のMF/ウイング部門のノミネートリスト20選手を同紙が発表。三笘がノミネートされた。3日までに読者によって投票される。

同紙は、三笘について「2023年は、新発見の年だった。プレミアリーグ開幕からたったの数カ月後に、彼はロベルト・デ・ゼルビ監督の驚くべきブライトンの左サイドで、猛威をふるった」と紹介した。(松本愛香通信員)

関連するニュースを読む

マンUのサンチョが期限付き移籍で古巣ドルトムント復帰へクラブ間合意 テンハグ監督と関係悪化

ジェイドン・サンチョ(2017年10月14日撮影)

マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表FWサンチョ(23)が古巣のドルトムントに期限付き移籍する見通しになった。英BBC電子版によれば、既にクラブ間で合意に達し、残るは契約の詳細を詰めるのみとしている。

サンチョは21年7月に移籍金8500万ユーロ(当時約111億円)でドルトムントからマンチェスターUに移籍。今季はテンハグ監督との関係が悪化し、昨年9月にトップチームから離れてトレーニングを続けていた。

17歳でドルトムントに加入し、公式戦通算137試合で50得点64アシストを記録したが、マンチェスターUでは2シーズン半で公式戦82試合12得点6アシストと思うような結果を残せていなかった。

テンハグ監督(ロイター)

関連するニュースを読む

リバプール遠藤航、12月のクラブ月間MVPに選出「自分がここにいる理由を示す必要があった」

リバプール遠藤航(ロイター)

リバプールの日本代表MF遠藤航(30)が4日、昨年12月のクラブ月間最優秀選手に選出された。ファン投票で2位のアレクサンダーアーノルド、3位のサラーを抑えて初受賞。クラブの公式サイトで「12月は僕にとってとても重要な月でした。ケガをした選手が多く、自分がここにいる理由を示す必要があった。とてもタフな月だったけど、僕らのプレーやピッチで見せた姿は素晴らしかったと思う」とコメントした。

11月までのリーグ13試合で先発は2試合しかなく、サポーターから能力を疑われた。潮目が変わったのが12月3日のフラム戦。2-3の終盤に途中出場すると、後半42分にミドルシュートを決めて同点とした。この1点で流れが変わり逆転勝ち。そこからの公式戦8試合中7試合に先発。中盤の底で存在感を発揮し、リーグ首位浮上に貢献した。

アジア杯(12日開幕)に臨む日本代表は5日にカタール入り、遠藤も英国から合流した。一流の称号を手に、次は代表主将としてアジア王者へと突き進む。

関連するニュースを読む

リバプール遠藤航がクラブ月間最優秀選手を初受賞 12・3に初ゴール、その後は全7試合先発出場

リバプール遠藤航(ロイター)

サッカーのイングランド・プレミアリーグのリバプールは4日、昨年12月のクラブ月間最優秀選手に日本代表MF遠藤航が選ばれたと発表した。ファン投票で2位のアレクサンダーアーノルド、3位のサラーを抑えて初受賞した。

12月3日のフラム戦でプレミアリーグ初ゴールを決め、その後は公式戦全7試合に先発出場した。(共同)

関連するニュースを読む

三笘薫欠場のブライトン、今季20試合目で初の無失点 デゼルビ監督「パフォーマンスには満足」

ブライトン三笘薫(ロイター)

<プレミアリーグ:ウェストハム0-0ブライトン>◇2日◇ロンドン

日本代表MF三笘薫(26)の所属するブライトンは、アウェーでウェストハムと0-0で引き分けた。負傷中の三笘は欠場した。

ブライトンは序盤から主導権を握り、優位に試合を進めたがスコアを動かすことはできなかった。ただ今季リーグ20試合目にして初めての無失点とあって、デゼルビ監督は手放しで喜んだ。

「選手たちのパフォーマンスには本当に満足している。クリーンシートで終えたのは良かった。相手のカウンターアタックを許さないように集中した。明確な得点チャンスも8回は作ったし、私が要求するプレーをやってくれた」と、勝ち点1で終わった試合を最上級の表現を持って評価した。

ブライトンは勝ち点31(8勝7分け5敗)で7位に浮上している。

関連するニュースを読む

コベントリー坂元達裕2ゴールで逆転勝利、ここ4試合5得点にロビンス監督「本当に重要だ」

日本代表の試合でドリブルする坂元達裕(2021年撮影)

<イングランド2部リーグ:ミドルズブラ1-3コベントリー>◇1日◇ミドルズブラ

コベントリーのMF坂元達裕(27)がアウェーのミドルズブラ戦にフル出場し、2得点した。ここ4試合で5得点と絶好調だ。

0-1の前半34分に同点ゴールを決め、2-1の後半24分に追加点を挙げて今季通算6ゴール。3-1の逆転勝利に貢献した。

ロビンス監督はクラブの公式サイトで「タツ(坂元)の見事なゴールで振り出しに戻した。1-1の同点に追い付いたことは本当に重要だった」とコメントし、坂元がチームのキーマンとなっているとした。

コベントリーは勝ち点37で24チーム中8位に付けている。なお首位はレスターで、勝ち点65(21勝2分け3敗)を挙げて独走している。

関連するニュースを読む

リバプール遠藤8試合連続先発でファイトあふれるプレー累積警告5枚目 サラー2得点で4発快勝

ボールを競り合うリバプール遠藤(AP)

<プレミアリーグ:リバプール4-2ニューカッスル>◇1日◇リバプール◇第20節

リバプールの日本代表MF遠藤航(30)は、ニューカッスル戦で公式戦8試合連続の先発出場となった。

持ち前のデュエルを武器に中盤を制圧する遠藤は、後半21分にファウルでイエローカードをもらった。これで今季通算5枚となり、累積警告で次戦は出場停止となった。ただ、アジア杯へ出場するため「次戦」は大会終了後となる。

得点には絡まなかったが、ファイトあふれるプレーで後半30分までプレー。チームの勝利に貢献したところで、アジアカップに臨む日本代表に合流する。

試合はマージーサイドの強い雨と風に苦しんだ。前半にリバプールはPKを獲得したが、エースFWサラーのキックはGKドゥブラフカにセーブされた。両チームともに無得点に終わった前半と打って変わり、後半は一気に6ゴールが飛び出す乱打戦となった。

後半4分、左サイドのMFディアスが逆サイドのFWヌニェスへ。その折り返しをFWサラーが押し込み、均衡を破った。

しかし5分後に失点。1-1とされたが、後半29分にFWジョタのワンタッチパスからMFジョーンズが、同33分にサラーのクロスをFWガクポが合わせて突き放した。

粘るニューカッスルに後半36分にCKから再び失点を喫したが、同41分にジョタがGKに倒されて得たPKを今度はサラーが決めて4-2とした。

リバプールは2位のアストンビラに勝ち点3差、マンチェスター・シティー(※1試合未消化)とアーセナルに勝ち点5差をつけて首位に立った。

シュートを放つリバプールのサラー(AP)

関連するニュースを読む

得点力不足アーセナル、冬移籍市場でストライカー獲得へ トーニー、オシムヘン、ソランケら候補

<プレミアリーグ:フルハム2-1アーセナル>◇12月31日◇ロンドン◇第20節

アーセナルがアウェーでフルハムに逆転負けを喫し、今季初の連敗を喫した。

クリスマスの時点では暫定ながらリバプールに勝ち点5差をつけて首位に立っていたが、23年終了時点で、1試合消化の少ない首位リバプールには逆に勝ち点2差をつけられての4位となった。

スカイスポーツのインタビューにアルテタ監督は「上位に行くためには、同じ選手でこれまでの19試合のような試合をしなければならない」とコメントした。

ただ、得点力不足は明らか。この日も前半5分にFWブカヨ・サカのゴールで幸先良く先制したが、その後が続かなかった。実際に20試合終了時点で、昨シーズンより8ゴール少なく、現時点の上位チームの中でも最も得点力が低い(20試合で37得点、得点力トップのマンチェスター・シティーは19試合で45得点)。

英BBCは、この1月の移籍市場でアーセナルがストライカーの獲得に動くと報じており、ブレンドフォードのイワン・トーニー、ナポリのビクター・オシムヘン、ボーンマスで今季リーグ戦12得点のドミニク・ソランケらが候補に挙がっている。ただ、トーニーは私生活でのギャンブル依存症が問題となっている。

関連するニュースを読む

冨安健洋が7試合ぶり出場、左ふくらはぎ負傷から復帰でアジア杯合流へ アーセナルは逆転負け

アーセナル冨安健洋(ロイター)

<プレミアリーグ:フルハム2-1アーセナル>◇12月31日◇ロンドン◇第20節

アーセナルDF冨安健洋(25)が7試合ぶりに戦列復帰した。アウェーのフルハム戦にベンチ入りし、1-1の後半開始からDFヤクブ・キビオルに代わって左サイドバックでプレーした。

冨安は12月2日のウルバーハンプトン戦で左ふくらはぎを負傷し、その後の6試合を欠場していた。想定より早い戦列復帰となり、1月12日開幕のアジア杯合流への見通しがついた。

アルテタ監督は、攻撃力のある冨安を後半から投入することで勝ち越しを狙った。しかし後半14分にCKからゴール前の混線となったところをMFボビー・リードに押し込まれ、勝ち越されてしまった。

1点を追って反撃に出たアーセナルは、システムを3バックに変更。冨安はその右に入り、落ち着いたプレーを披露した。日本代表にとっては朗報となった。

だが試合はFWブヨカ・サカの先制点を生かせず、1-2の逆転負け。チームは今季初の連敗となり、順位を4位に下げた。

アルテタ監督は試合後、「痛ましく悲しい一日になった。20試合を終えて首位に立つチャンスがあった。ただ試合に勝つ権利を得るには十分なものを持っていない」と悔やんだ。

関連するニュースを読む

アーセナル冨安健洋、左ふくらはぎ負傷から1カ月ぶり復帰 チームは逆転負け、リーグ戦初の連敗

逆転となる2点目のゴールを許したアーセナル(ロイター)

<プレミアリーグ:フラム2-1アーセナル>◇12月31日

アーセナルの冨安健洋がアウェーのフラム戦で1-1の後半開始から出場し、左ふくらはぎ負傷から約1カ月ぶりに復帰した。チームは1-2で逆転負けし、リーグ戦で今季初の連敗を喫した。(共同)

フラムに敗れ、がっくりした表情でひきあげるアーセナルのアルテタ監督(ロイター)

関連するニュースを読む

アーセナル冨安健洋&ブライトン三笘薫はベンチ外

アーセナル冨安健洋(ロイター)

サッカーのイングランド・プレミアリーグで28日、ふくらはぎを痛めているアーセナルの冨安健洋はホームのウェストハム戦でベンチ外だった。チームは0-2で敗れた。三笘薫が左足首負傷で離脱したブライトンはホームでトットナムに4-2で勝った。(共同)

ブライトン三笘薫(ロイター)

関連するニュースを読む

三笘薫は「4~6週間欠場する」アジア杯参加も絶望…デゼルビ監督が噴出するブライトン事情語る

ブライトン三笘薫(ロイター)

プレミアリーグで暫定9位に付けているブライトンのロベルト・デゼルビ監督(44)が27日、第19節トットナム戦(ホーム)に向けた記者会見で、日本代表MF三笘薫(26)ら負傷者が噴出しているチーム事情について明かした。

三笘は今月21日のクリスタルパレス戦(1-1)の終盤に足首を痛め、途中交代していた。デゼルビ監督は沈痛な面持ちで「我々は4週間から5週間、6週間ほどカオルを失うことになる」と明かした。全治まで1カ月ほどの時間を要する。これで日本代表として参加するはずだったアジアカップ(1月12日~2月10日)への欠場もほぼ確定した。

また、コートジボワール代表FWサイモン・アディングラも筋肉系の故障で欠場することを明かしている。こちらも1月にアフリカ選手権を控えている中、「(アフリカ選手権で)プレーできるかどうか私は分からないが、4~5週間の時間が必要ということ」としている。

その上で「明日の(トットンムとの)試合には多かれ少なかれ10人の負傷者がいる。少なくても8人は出られないし、2人は先発することできない」とコメントした。一方で長期離脱していたエクアドル代表DFエストゥピニャンがベンチ入りできることは朗報とした。

三笘薫(2023年6月18日撮影)

関連するニュースを読む

ウルブス韓国代表ファン・ヒチャン10点目!オニール監督「夢のような選手」1月アジア杯で不在

2点目のゴールを決め喜ぶウルバーハンプトンのファン・ヒチャン(ロイター)

<プレミアリーグ:ブレントフォード1-4ウルバーハンプトン>◇27日◇ブレントフォード◇19節

ウルバーハンプトン(ウルブス)の韓国代表FW黄喜燦(ファン・ヒチャン=27)が2得点を奪い、今季リーグ戦のゴール数を10点に伸ばした。

前半13分にFWレミナのヘディングシュートで先制した直後のキックオフ。ブレントフォードがDFを経由してGKまでバックパスしたところ、これを狙っていたファンがインターセプトし、ゴールへ流し込んだ。一気にリードを2点差と広げた。

さらに前半28分、相手が縦に蹴ったクリアボールを味方選手が大きくヘディングで前方へとはね返した。これをペナルティーエリア内で受けたファンは、寄せてきたDFを浮き球で右へとかわす鮮やかなボールタッチを披露。すかさず右足で勢い良くゴールネットを揺らした。

ファンは今季全19試合に出場し10得点。ハーランド(マンチェスター・シティー)の14点をトップとしたランキングで6位に浮上している。得点王経験ある孫興民(ソン・フンミン=トットナム)も11得点で4位に付けており、韓国代表の2選手が世界最高峰のプレミアリーグでランキングの上位にいる状況だ。

ウルブスのオニール監督はファンについて「彼は夢のような選手だ。私はただ(メンバー用紙に)彼の名前を書いて、後は(ゴールを)託すだけなのだから。彼がゴールを決めてくれると本当にリラックスできるし、その素晴らしいクオリティーの持ち主だ。練習からいつもそれを見せてくれている」と手放しで絶賛している。ただしファンは1月にアジアカップを控えており、チームを離脱する。プレミアリーグで11位に浮上したウルバーハンプトンにとって、ファンを欠く期間は不安でしかないようだ。

3点目のゴールを決めるファン・ヒチャン(左から2人目)(ロイター)

関連するニュースを読む

マンC、フォーデンの豪快ミドル弾を皮切りにエバートンに逆転勝ち クラブW杯のサウジから移動

勝利に喜ぶマンチェスター・シティーのフィル・フォーデン(ロイター)

<プレミアリーグ:エバートン1-3マンチェスター・シティー>◇27日◇エバートン

クラブワールドカップ(W杯)を制した世界王者マンチェスター・シティーが、アウェーでエバートンを相手に逆転勝利を収めた。

序盤から押し込みながら均衡を破れず、逆に前半29分にMFハリソンにクロスボールを押し込まれて先制点を許した。嫌な展開の中、流れを変えたのがイングランド代表MFフィル・フォーデン(23)だった。

後半8分、ペナルティーエリア外で横パスをつなぎながら相手ブロックのスキを狙う中で、右サイドのMFベルナルド・シウバのショートパスを内側で受けると、エリア外から豪快に右足を振り抜いた。

シュートはニアサイド、右ポスト際のゴールへ低い弾道で突き刺さり、1-1の同点とした。フォーデンにとっては今季リーグ5点目となった。

追いつけば、後は勝ち越し点は時間の問題だった。後半17分、DFアケがシュートを放つと、エバートンMFオナナの手に当たりハンドの反則。同19分、FWアルバレスがこのPKを冷静に決めて2-1とリードした。

さらに後半41分、エバートンGKピックフォードにアルバレスがプレスをかけ、クリアボールを足に当てて軌道を変える。これを拾ったベルナルド・シウバがペナルティーエリア右角から無人のゴールに流し込み、追加点を奪った。

クラブW杯のサウジアラビアから戻り、移動を挟んだ難しい状況でしっかり勝ち点3を手にした。

フォーデンは「ここまで来るのはとても大変だったし、エバートンも好調(直近5試合は4勝1敗)だったので、簡単な試合じゃなかった。監督(グアルディオラ)はワールドチャンピオンのバッジは(ここでは)何の役にも立たないと言った。我々は後半、自分たちを奮い立たせなければならなかった。相手のプレッシャーをうまくかわし、この結果をうれしく思う。自分のゴールが決まり試合を振り出しに戻ったことで、試合に勝つための力を与えてくれた」と喜びを口にした。

1試合消化の少ないマンチェスターCはこの勝利で首位リバプールとの勝ち点差を5とし、5位に付けている。

プレーするマンチェスター・シティーのフィル・フォーデン(ロイター)

関連するニュースを読む

三笘薫が最大6週間離脱へ…アジア杯出場が厳しい見通し ブライトン監督明かす

ブライトン三笘薫(ロイター)

イングランド・プレミアリーグ、ブライトンのデゼルビ監督は27日、左足首を負傷した日本代表MF三笘薫が最大6週間離脱し、来年1月開幕のアジア杯(カタール)への出場が厳しい見通しであることを明らかにした。英メディアが伝えた。

三笘は21日のクリスタルパレス戦で負傷交代し、23日に自身のインスタグラムで「少し離脱になります」などと投稿した。アジア杯で日本代表は1月14日に1次リーグ初戦ベトナム戦に臨む。決勝は2月10日に行われる。

関連するニュースを読む

遠藤航フル出場でリバプール3試合ぶり勝利 セルティック古橋亨梧&前田大然も快勝貢献

サッカーの海外各リーグは26日、各地で行われ、イングランド・プレミアリーグでリバプールの遠藤航はバーンリー戦にフル出場した。チームは2-0で勝って3試合ぶりの勝利を挙げた。

スコットランド・プレミアリーグでセルティックの古橋亨梧と前田大然はダンディー戦でともに1-0の後半21分までプレー。チームは3-0で快勝した。(共同)

関連するニュースを読む

マンチェスターU次期監督にブライトンのデゼルビ監督が浮上 英メディア報じる

ブライトンのロベルト・デゼルビ監督(23年12月21日撮影=ロイター)

プレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドの次期監督候補として、ブライトンのロベルト・デゼルビ監督(44)が浮上した。

英国メディアのザ・ブーツルームは26日「デゼルビはマンチェスターUが、エリック・デンハグ監督が更迭された場合に備えてデゼルビ監督にアタックしている。彼はブライトンで実力を証明している」と報じた。

同メディアは、デンハグ監督は今季、選手との不仲説が絶えず、新たに経営権を握ったジム・ラトクリフ氏(71)は監督交代から着手すると分析した。

関連するニュースを読む

マンU新オーナー、ラトクリフ氏の解雇予定者7人を英ミラーが公開

※写真はイメージ

プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドは、英国の大富豪ジム・ラトクリフ氏(71)が株の25%を保有し、新オーナーとなり、選手構成に大なたを振りそうだ。マンチェスターUのファンから信頼を失ったグライザー一族が経営の第一線から退き、大幅な改革が予想されていた。

英紙ミラーは25日に「1月の移籍市場はラトクリフ氏が主導して改革する。重大な変化があるだろう。(本拠地)オールドトラフォード発展のために物足りない7人の選手を選定した」と報じた。

ミラーが伝えた7人は次の通り。

(1)MFジェードン・サンチョ

(2)MFドニー・ファン・デ・ベーク

(3)MFアントニー・マルシャル

(4)FWアントニー

(5)MFカゼミロ

(6)DFラファエル・バラン

(7)DFビクトル・リンドロフ

関連するニュースを読む

マンチェスターU株式25%を売却、英大富豪ラトクリフ氏と合意 総額1846億円に本拠地改修も

※写真はイメージ

マンチェスター・ユナイテッドは24日、英国の大富豪ジム・ラトクリフ氏(71)率いる世界第4位の化学企業イネオス・グループに株式25%を売却することで合意したと発表した。

サッカー部門はイオネス・グループが主導権を握ることになった。英BBCによると、「25%」の総額は13億ドル(約1846億円)。ラトクリフ氏は、さらに本拠地オールドトラフォードを将来的に改修する資金として3億ドル(約426億円)も提供する。

昨年11月にオーナーの米国の実業家、グレイザー一族がクラブ売却の検討を表明していた。それから13カ月、少年時代からのサポーターというラトクリフ氏は「我々イオネス・グループのグローバルな知識、専門性を生かして、クラブのさらなる貢献をしたい」などと誓った。

関連するニュースを読む

英化学大手イネオスの創業者、ラトクリフ氏がマンチェスターUの株式25%を取得することで合意

※写真はイメージ

イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドは24日、英化学大手イネオスの創業者で億万長者として知られるジム・ラトクリフ氏がクラブの株式の25%を取得することで合意したと発表した。英BBC放送(電子版)によると、取得額は13億ドル(約1820億円)。

イネオスはさらに3億ドル(約420億円)を投資し、チーム強化など競技面の運営責任者となる。71歳のラトクリフ氏は「地元出身で子どもの頃からのサポーターとして大変うれしく思う」などとコメントした。

オーナーのグレーザー一族は昨年11月、成長戦略の一環としてクラブの売却を含め複数の選択肢を模索すると表明。カタールの投資家グループも買収に名乗りを上げていたが、10月に撤退した。

関連するニュースを読む