日刊スポーツ

鎌田大地がラツィオ会見「(移籍が)成功だと言えるように」と意欲 元同僚・遠藤航への思いも

鎌田大地(23年6月20日撮影)

サッカーブンデスリーガのアイントラハト・フランクフルトを契約満了で退団し、セリエAのラツィオに入団した日本代表MF鎌田大地(27)が記者会見に臨んだ。

鎌田は「ラツィオのような歴史もあって、良いクラブでプレーする機会を与えてくれた強化部長だったり、会長だったり、スタッフの方みんなにすごい感謝してます」とあいさつ。自らのチーム内での役割については「去年までセリエAを代表するような(プレーヤーだった)ミリンコビッチサビッチ選手(現アルヒラル)のポジションのところで獲得もしてくれているし、みなさんからの期待も感じるし、僕にとっては簡単な仕事ではないということは理解してますけど、僕自身がここに来た理由は、ここで選手として成長できると思って来ているので。彼とまったく同じことができるとは思わないですけど、また僕は違った選手なので、僕自身のスタイルでこのチームのために、タイトル獲得だったり、良い成績を残せるように、チームの力になれれば選手としてもまた1つ上の選手になれると思うので、頑張ってやっていきたいと思います」と意欲を見せた。

以下、一問一答全文。

-セリエAで先輩の日本人選手とは話をしたのか

鎌田 日本人の選手とはそこまで話してないですかね。冨安と少し話をしたくらいで、特に先輩たちに何かを聞いたということはないです。

-加入が決まるまで長かった理由は

鎌田 一から説明するとすごく長くなっちゃうので端的に説明すると、自分が思ったよりもかなり時間がかかったと思うし、ここまで長引くのは僕自身にとっては良いことではなかったと思うので、焦る部分もあったりとか、いろんな感情がありました。でもチーム選びはすごく重要だと思ってたし、焦ってチームを決めるのは良くないと思っていたので。自分たち(鎌田や代理人ら)がやりたいチームだったり、いろんな意見があったので。契約のことだったり、いろんなことを加味して決めないとダメというのがあったので。自分が思ったよりもかなり時間がかかったなあと思いますけど、最終的にこのようなクラブに来られてすごい幸せだし、チームメートや監督も素晴らしい人たちがたくさんいるので。自分自身がここでしっかり良い仕事ができれば、ここに来たことが成功だと言えるし、そうやってしていかないとダメかなと思います。

-リバプールへ移籍した遠藤航についてどう思うか

鎌田 航くんに関してはベルギーリーグ(シントトロイデン)でやっていた時はチームメートとしてやらせてもらっていたし、代表でもすごい仲の良い選手の1人なので。30歳、それくらいの年齢であれだけ自チームでしっかり活躍していけば、あの年齢でもあのようなクラブに行けるというのはすごいことだと思いますし。年齢っていうのは今のサッカー界ではそこまで関係なくて、本当に良い選手で本当にチームから欲しがってもらえればああいう移籍ができるっていうのは、ひとついろんなサッカー選手にすごいところを見せられたと思う。僕自身もすごい感動したし、リバプールというチームに行った時にはすごいなという気持ちと、身近にいた選手なので、すごくうれしかったですね。

-今回の移籍の決断の理由は

鎌田 まず自分の中で1つの条件として決めていたのが、チャンピオンズリーグ(欧州CL)に出たい、出続けられるようなクラブに行きたいと前々から言っていて。本当にいろいろな選択肢がありましたけど、会長からの熱心な誘いだったり、もちろんマウリツィオ・サッリ監督がすごい有名な監督だし。ドイツでやっていた時はディフェンス面で多くのことを学べたんですけど、(サッリ監督は)攻撃面で多くのアイデアであったり、戦術の部分だったり、選手としてたくさん彼から学べるなと思ったのが1番の決め手ですかね。

-日本でラツィオファンは増えると思うか

鎌田 僕そんなにサポーターとか日本で人気あるタイプじゃないので、それはあまり期待しない方がいいんじゃないですかね(苦笑)。

-フランクフルトでは欧州カップ戦で特に力を発揮してきたが、その理由は

鎌田 僕自身も何でヨーロッパの舞台で多くの点が取れて、良いプレーができていたのか、正直、僕自身もわからない。僕自身が1人で何かをできるタイプじゃないので。僕自身の調子の良さ、悪さはチームの出来次第。チームの出来が良ければ僕の調子も上がっていくし、チームの調子が良くなければ僕自身も難しくなっていくのは、選手としての課題というか。特別な選手ではないので、フランクフルトでプレーしていた時はもちろん得点だったり、目に見える結果はついてきましたけど、チームとしての戦いが素晴らしかったと思うし、僕だけじゃなくて他の選手もすごい良かったと思うので。なんで僕が常にヨーロッパで良い成績を残せたのかは分からないですね。

-1-2で逆転負けしたレッチェとの開幕戦については

鎌田 自分たちが苦手意識のあるチームとの試合というのは試合前に聞いていて、すごい難しい試合にはなるだろうなとは思っていたので。ただその中でも試合自体は別に悪いものじゃなかったと思うし、実際に前半は先制点を奪うことができて。後半には押し込まれる時間帯はたくさんありましたけど。僕自身はあのまま1-0で終わっていれば何も問題なかった試合という風に捉えているんですけど。ただ2失点、最後にやられてしまって敗戦というのはチームとしては苦い開幕戦というふうになりましたけど。ただ過ぎたことだし、すべてが良い試合で、シーズン通して毎試合戦えるわけじゃないというのはサッカーの世界では当たり前で。ああいうなかなか難しい試合を勝ちきっていかないと上にはいけないし。そういう意味では良いデビューとは言えなかったですけど、個人的なプレーもまだまだ改善してくところはたくさんあると思うし、コンディションももっと良くできると思うし、もっと良いプレーもできると思う。ただ最低限、チームの戦術だったり、自分がやらないといけないことは最低限できていたと思うので。これからチームのために数字の部分だったり、いろんなところで助けになれるようにやっていきたいと思います。

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ACミランの米国代表FWプリシッチが加入後初ゴール「このチームの一員になれて興奮している」

ゴールを決めて喜ぶACミラン・プリシッチ(右=AP)

<セリエA:ボローニャ0-2ACミラン>◇第1節◇21日◇ボローニャ

イタリア・セリエAは21日、各地で開幕節が行われ、ACミランは敵地でボローニャを2-0で下して白星発進した。チェルシー(イングランド)から新加入の米国代表FWプリシッチ(24)が初ゴールを含む2得点に絡む活躍を見せた。

前半11分にフランス代表FWジルーの先制点の起点になるクロスを送ると、同21分には右サイドからドリブルで切れ込み、ジルーとのワンツーから右足で強烈なミドルシュートを突き刺した。

ジルーとはチェルシー時代にともにプレーしており、「またアシストしてもらえてうれしかった。(ACミランへの移籍は)私のキャリアの中で完璧なステップのように感じた。このチームの一員になれたことに興奮している」と喜んだ。

ACミランは今夏、6人の新戦力を加えた。プリシッチは昨季限りで引退した元スウェーデン代表FWイブラヒモビッチの背番号11を引き継いだ。「穴埋めしようとは思っていない。彼はレジェンドだけど、新たなスタート。私の好きな番号」。米国代表の背番号10で、チェルシーでも10番を背負ったMFが、イタリアの名門クラブの新11番として好スターを切った。

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【セリエA】ラツィオMF鎌田大地が開幕戦でスタメン、後半途中に交代 チームは逆転負け

鎌田大地(2022年12月6日撮影)

<セリエA:レッチェ2-1ラツィオ>◇20日◇開幕節

今季ラツィオに完全移籍加入した日本代表MF鎌田大地(27)が、レッチェとの開幕戦でいきなり先発入りし、セリエAデビューを果たした。

アンカーをおく4-3-3の布陣で、右のインサイドハーフに入った。機をみてボールを受けに下がり、すぐに前を向いて前線へ展開するなど鎌田にボールが集まる場面が序盤から増えた。相手を引きつけて味方にスペースを作る動きも繰り返した。

チームは前半26分に先制。MFルイス・アルベルトの左からの折り返しにFWインモービレがすべり込みながら合わせた。レッチェの厳しいプレスに苦しんでいたが、速攻で打開した。

加入からまもなくコンディションが万全ではない鎌田は後半10分に途中交代。中盤の組み立て役として、短時間で順応の早さを見せた。

一方でチームはこのあとリードを守れず。後半40分、42分と失点を重ねてまさかの逆転負けとなった。

次節は27日にホーム開幕戦でジェノアと対戦する。

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セリエA、ブンデス今週末開幕!ラツィオ加入の鎌田大地「最近日本人は…知ってもらえる活躍を」

ラツィオのX(旧ツイッター)から

いよいよ今週末、セリエA(イタリア)ブンデスリーガ(ドイツ)の23-24年シーズンが開幕する。

注目はアイントラハト・フランクフルトとの契約が満了となり、ラツィオに加入した日本代表MF鎌田大地(27)。13日には3部ラティーナとの練習試合で実戦デビューした。浮き球のスルーパスに抜け出し、左足ボレーでゴールをマークするなど好印象を与えた。

鎌田はクラブ公式サイトのインタビューでラツィオを選んだ理由について、欧州チャンピオンズリーグ(CL)に出場できることと「会長や監督から熱意を感じられたし、僕自身、またここでイチから成長できると思うし、より良い選手になれる可能性がたくさんあると思った」と説明した。

かつてはカズ(三浦知良)や中田英寿らもプレーしたセリエA。鎌田は「昔は日本を代表する選手がセリエAの良いチームでプレーしていた。最近日本人は所属していないので、セリエA、そしてラツィオの良さを知ってもらえるような活躍ができれば」と意気込んでいる。

セリエA展望 昨季33年ぶり3度目となるスクデット(優勝)を獲得したナポリ、欧州CL準優勝のインテル・ミラノ、プリシッチらを加えたACミランが軸。これをユベントスや鎌田大地が加入したラツィオ、ローマなどが追う。ナポリはスパレッティ監督がチームを優勝させて退任。今季からフランス人のガルシア監督が就任した。かつてリールをフランス1部優勝に導いた指揮官の手腕が試される。

ブンデス展望 昨季11連覇を達成したBミュンへンだが、レバンドフスキがバルセロナへ移籍したことで攻撃力が低下。最終節まで優勝が決まらない苦しい1年を過ごした。今季はイングランド代表主将のケーンを獲得。技術、体の強さ、戦術眼とすべてを備えた万能FWで、ブンデスへの適応も容易そうだ。絶対的9番を加えたバイエルンが、ドルトムントやライプチヒを抑え、独走する可能性もある。

23-24セリエA全20チームと主な日本人選手
セリエA開幕カード
23-24ブンデス全18チームと主な日本人選手
ブンデスリーガ開幕カード

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インテルがスイス代表GKゾマーをバイエルンから獲得 マンU移籍のオナナに代わる新守護神

バイエルン・ミュンヘンGKヤン・ゾマー(2023年7月29日撮影)

セリエAのインテル・ミラノは7日、バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)からスイス代表GKヤン・ゾマー(34)を獲得したと発表した。イタリア紙ガゼッタ・デロ・スポルトによると、移籍金は600万ユーロ(約9億円)。契約期間は26年6月末までの3年とされている。インテルは正GKのオナナがマンチェスター・ユナイテッドに移籍し、守護神の確保が急務だった。

ゾマーは今年1月にボルシアMGからBミュンヘンに移籍。負傷したドイツ代表GKノイアーの代役として加入直後から活躍し、リーグ11連覇に貢献した。

Bミュンヘンは守護神ノイヤーが昨年12月にスキーで転倒して右足を骨折。6日に治療で埋め込んだ金属プレートを除去する手術を受け、リハビリに励んでいる。7日に行われたプレシーズンマッチではFW南野拓実が所属するモナコと対戦し、GKは35歳の元ドイツ代表のウルライヒが出場した。南野に先制ゴールを決められたが、チームは4-2で逆転勝ちした。

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日本代表MF鎌田大地、セリエAラツィオに完全移籍 クラブが正式発表

鎌田大地(23年6月20日撮影)

日本代表MF鎌田大地(26)が、セリエAのラツィオに完全移籍することが正式決定した。4日、クラブが発表した。

鎌田は3日に現地入り。ラツィオの公式インスタグラムでチームのタオルマフラーを巻いた鎌田の姿が投稿されるなど、入団は秒読み段階に入っていた。

イタリア複数メディアによれば、契約は2年で1年の延長オプションがつき、年俸は300万ユーロ(約4億5000万円)とされている。

鎌田は17年6月にサガン鳥栖からブンデスリーガのアイントラハト・フランクフルトに加入。18-19年シーズンはベルギー1部シントトロイデンへの期限付き移籍もはさみ、Eフランクフルトの主力へ成長。21-22年シーズンは欧州リーグ優勝、22-23年シーズンは欧州チャンピオンズリーグでクラブ初の決勝トーナメント進出に貢献した。

さらなるステップアップを目指し、今夏に契約満了で退団。一時は同じセリエAのACミラン加入の可能性が高まったが、実現せず。その後もスペイン1部アトレチコ・マドリードといった各国強豪クラブとの接触がありながらも、フリーのままになっていた。

ラツィオは昨季、ACミランやインテルといった強豪を上回ってリーグ2位。今季は欧州チャンピオンズリーグ出場権を得ている。リーグは8月20日に開幕。日本代表でも不動の主力である鎌田の新天地がようやく決まった。

◆鎌田大地(かまだ・だいち)1996年(平8)8月5日、愛媛県伊予市出身。ポジションはMF。3歳でサッカーを始める。G大阪のジュニアユースから東山高(京都)に進み、15年にサガン鳥栖に入団。17年6月にEフランクフルトへ完全移籍。19年3月の国際親善試合キリンチャレンジ杯コロンビア戦(日産スタジアム)でA代表デビュー、同年10月のワールドカップ(W杯)アジア2次予選モンゴル戦(埼玉スタジアム)で初ゴール。22年W杯カタール大会出場。国際Aマッチ通算26試合出場、6ゴール。180センチ、72キロ。

◆ラツィオ イタリア・ラツィオ州ローマに拠点を置くクラブ。1900年創立。ホームスタジアムはダービー相手となるASローマと同じエスタディオ・オリンピコで、収容人数は約7万3000人。チームカラーは水色。リーグ戦2度、イタリア杯7度優勝。昨季はアンカーを置く4-3-3を基本布陣とし、リーグは38試合22勝8分け8敗、60得点30失点で2位。イタリア杯ベスト8。

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加入秒読み段階の鎌田大地「Forza Lazio」クラブが笑顔でサムアップの動画アップ

ラツィオ公式X(旧ツイッター)から

セリエAのラツィオも歓迎した。

3日(日本時間4日)に同国メディアで一斉に加入と報じられた中、日本代表MF鎌田大地(26)が、本拠を構えるローマのフィウミチーノ空港(レオナルド・ダビンチ国際空港)に到着したことをクラブ公式SNSで紹介。迎えの車に乗せた後には「Forza Lazio」と鎌田が笑顔でサムアップする動画もアップし「首都での最初の数時間」との説明を添えた。

その前には、ラツィオのマフラーを首にかけて笑顔の写真を掲載。サポーターとの記念撮影に応じる動画も公開していた。加入の正式発表まで秒読み段階とみられ「27歳の誕生日(5日)もローマに滞在しているはずだ」とのメッセージを掲出した。

鎌田は昨季限りでドイツ1部アイントラハト・フランクフルトを契約満了で退団していた。

ラツィオ公式X(旧ツイッター)から
鎌田大地(23年6月20日撮影)

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ラツィオ入りへ、鎌田大地が首都ローマ上陸 フィウミチーノ空港に到着した様子がキャッチされる

鎌田大地(23年6月20日撮影)

日本代表MF鎌田大地が、イタリア1部セリエAのラツィオ入りのため、同国の首都ローマに到着したと、3日(日本時間4日未明)に同国のサッカー情報サイトなどが、動画と画像付きで一斉に報じた。

ラツィオの情報サイト「LA LAZIO SIAMO NOI」は、鎌田が大きなトランクをいくつも積んだカートを押し、フィウミチーノ空港に到着した様子を伝えた。

鎌田は早くも笑顔。クラブカラー(白と水色)のマフラーを首にかけ、居合わせたサポーターとみられる男女との記念撮影に応じるなどした。

同サイトによれば、5日に契約に必要なメディカルチェック(身体検査)を受けるという。

イタリアの著名サッカージャーナリスト、ファブリツィオ・ロマーノ氏も、X(旧ツイッター)で鎌田のローマ上陸の様子を画像付きでアップした。

ドイツ1部のアイントラハト・フランクフルトを退団し、一時はACミラン加入が決定的とみられたが、そこから長い間、新天地が決まらなかった。ただ、ついに、セリエAの強豪へとたどり着いたようだ。

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日本代表MF鎌田大地、セリエAラツィオ入りとイタリアメディア報道 年俸は4億5000万円

鎌田大地(23年6月20日撮影)

セリエのラツィオが、日本代表MF鎌田大地(26)を獲得することで口頭合意に至ったと、「スカイスポーツ・イタリア」など複数のメディアが報じた。

報道によると、契約は2年で1年の延長オプションがつき、年俸は300万ユーロ(約4億5000万円)だという。

鎌田はブンデスリーガのアイントラハト・フランクフルトを今夏に退団。ラツィオと同じセリエAのACミランへ加入する可能性が高まったが、実現せずにフリーのままになっていた。

ラツィオは昨季、ACミランやインテルといった強豪を上回るリーグ2位。今季は欧州チャンピオンズリーグ出場権を得ている。リーグは8月20日に開幕する。

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鎌田大地がラツィオ入り可能性!?イタリアの著名ジャーナリストが投稿「3つ以上の打診がある」

鎌田大地(2022年12月6日撮影)

イタリアの著名サッカージャーナリスト、ファブリツィオ・ロマーノ氏が、X(旧ツイッター)で、日本代表MF鎌田大地のイタリア1部セリエAのラツィオ入りの可能性について、投稿した。

2日、ドイツ1部のアイントラハト・フランクフルトを退団し、新天地が決まらない鎌田について「ラツィオは鎌田大地に口頭で獲得の打診を行った。彼はFAで交渉中だ。鎌田には3つ以上の(クラブからの)打診があり、決断を待っている。ACミランとの交渉は2週間前に決裂した」と、述べている。

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【インテル】長友佑都と元チームメートDFディマルコ、Jは「アジアで非常に力を持ったリーグ」

サッカーゲーム「eFootball」のイベントに出席したインテル・ミラノDFディマルコ(撮影・佐藤成)

イタリア王者インテル・ミラノDFフェデリコ・ディマルコ(25)が30日、都内でイベントに出席し、日本サッカーの印象を語った。

ディマルコは、18年までインテル・ミラノにいたFC東京DF長友佑都(36)とチームメートだった。「正直にいって日本のチームとは誰とも対戦したことはないんだけど、長友佑都と一緒に練習してきたから、彼から聞いたことはあった。アジアで非常に力を持ったリーグであると聞いている」と明かした。

イベントでは、ともに出席したダヴィデ・フラッテージ、アレッサンドロ・バストーニとともにサッカーゲーム「eFootball」のイベントで、ファンと壇上で対戦。ゲームは「あんまりやらない。全然やらない」といいつつ、先制点をゲットすると、チームメートのファンと抱き合って喜んだ。

ダヴィデ・フラッテージとタッグを組み、前後半で交代しつつ、バストーニチームと戦ったが、1-2で敗戦。「ゴールキーパーがいなかったから、向こうはラッキーだったよね」とジョークをいいながら悔しがった。同ゲームでは好きな選手を好きなチームに移籍させることができる。インテル・ミラノの加入してほしい選手を問われると、「ストライカーがいい。(パリ・サンジェルマンの)エムバペかな」と移籍がうわさされるフランス代表FWの名前を挙げて笑いを誘った。

フラッテージは、シーズン開幕に向けて「すごくやる気満々でここまできているから、ここまでの準備をベースにやっていきたい。開幕が待ち遠しい」と心待ちにした。

サッカーゲーム「eFootball」のイベントに出席したインテル・ミラノDFディマルコ(撮影・佐藤成)
サッカーゲーム「eFootball」のイベントに出席したインテル・ミラノDFディマルコ(撮影・佐藤成)
サッカーゲーム「eFootball」のイベントに出席した、左からインテル・ミラノDFディマルコ、バストーニ、フラッテージ(撮影・佐藤成)
サッカーゲーム「eFootball」のイベントでファンとゲームをプレーするインテル・ミラノDFディマルコ(左)(撮影・佐藤成)
サッカーゲーム「eFootball」のイベントでゲームをプレーし、仲間と抱き合うインテル・ミラノDFディマルコ(撮影・佐藤成)
サッカーゲーム「eFootball」のイベントに出席した、左からインテル・ミラノMFフラッテージ、バストーニ、ディマルコ(撮影・佐藤成)

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【インテル】イタリア代表DFバストーニが日本を堪能 浅草寺、鉄板焼き「楽しめた」

サッカーゲーム「eFootball」のイベントに出席したインテル・ミラノDFバストーニ(撮影・佐藤成)

イタリア王者インテル・ミラノDFアレッサンドロ・バストーニ(24)が30日、都内でサッカーゲームのイベントに出席し、日本の印象を語った。

チームは24日に来日し、大阪でアル・ナスルとの試合を行った。その過程で京都や東京・浅草寺などを巡ったという。「いろいろな場所を訪れることができた。お寺とか、伝統的な建築にもいけたし、鉄板焼きも食べられて、文化的にも楽しめた」と満足した様子だった。

イベントでは冒頭に「一緒に過ごせることをとてもうれしく思っています」とあいさつ。「昔はやっていたけど、パパになったから今は辞めなきゃいけない」と語ったサッカーゲーム「eFootball」をファンとともにプレーし、大興奮。立ち上がって喜びを表現したり、本家「ブラボー!」を発したりするなどして大きな拍手を浴びていた。

サッカーゲーム「eFootball」のイベントに出席した、左からインテル・ミラノDFディマルコ、バストーニ、フラッテージ(撮影・佐藤成)
サッカーゲーム「eFootball」でファンとゲームをプレーするインテル・ミラノDFバストーニ(右)(撮影・佐藤成)
サッカーゲーム「eFootball」のイベントに出席したインテル・ミラノDFバストーニ(撮影・佐藤成)
サッカーゲーム「eFootball」のイベントに出席したインテル・ミラノDFバストーニら(撮影・佐藤成)
サッカーゲーム「eFootball」のイベントに出席したインテル・ミラノDFバストーニ(右)(撮影・佐藤成)
サッカーゲーム「eFootball」のイベントでファンとハイタッチするインテル・ミラノDFバストーニ(撮影・佐藤成)
サッカーゲーム「eFootball」のイベントに出席したインテル・ミラノDFバストーニ(撮影・佐藤成)

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【インテル】サッカーゲームで大盛り上がりイタリア代表バストーニ クラブに加えたい選手は?

サッカーゲーム「eFootball」のイベントに出席したインテル・ミラノDFバストーニ(撮影・佐藤成)

イタリア王者インテル・ミラノDFアレッサンドロ・バストーニ(24)が30日、都内でサッカーゲームのイベントに出席し、チームに加入してほしい選手を明かした。

バストーニはともに出席したフェデリコ・ディマルコ、ダヴィデ・フラッテージと2チームに分かれてサッカーゲーム「eFootball」をファンとともに壇上で対戦。バストーニチームと、ディマルコ、フラッテージチームに分かれてともにインテル・ミラノを使用して戦った。

バストーニはチームが先制点を許すと、「落ち着け。落ち着け」とともにゲームをプレーするファンに言い聞かせた。その効果もあってか、前半終了間際に同点に追いつくとガッツポーズ。仲間とハイタッチで喜んだ。ハーフタイムにはスタッフにチームメートの分まで水を要求するなど、「ガチモード」。後半に1点加えて勝利を収めると「僕たちは強い自信を持っていたし、後半の方がうまくいった。思った通り。試合前にきちんとミーティングをしましたので」と冗談をいうほどハイテンションで盛り上げた。

同ゲームは好きな選手を移籍させることができる。インテルに加えたい選手を問われると、「メッシ」と即答して笑わせた。

サッカーゲーム「eFootball」のイベントに出席したインテル・ミラノDFバストーニ(撮影・佐藤成)
サッカーゲーム「eFootball」のイベントに出席した、左からインテル・ミラノDFディマルコ、バストーニ、フラッテージ(撮影・佐藤成)
サッカーゲーム「eFootball」でファンとゲームをプレーするインテル・ミラノDFバストーニ(右)(撮影・佐藤成)
サッカーゲーム「eFootball」のイベントに出席したインテル・ミラノDFバストーニ(撮影・佐藤成)
サッカーゲーム「eFootball」のイベントに出席したインテル・ミラノDFバストーニら(撮影・佐藤成)
サッカーゲーム「eFootball」のイベントに出席したインテル・ミラノDFバストーニ(右)(撮影・佐藤成)
サッカーゲーム「eFootball」のイベントでファンとハイタッチするインテル・ミラノDFバストーニ(撮影・佐藤成)

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インテル練習公開 ラウタロ大サービスの「即席サイン会」バレッラは少年たちに「まず楽しむ」

ハードな練習の後でも気軽にサインの求めに応じるインテル・ミラノのアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネス

8月1日に国立競技場でパリ・サンジェルマンと戦うサッカーセリエAのインテル・ミラノが29日、都内でキッズ向けのクリニックを行い、その後、チーム練習を公開した。

チーム練習ではミニゲームとロングダッシュを交互に繰り返すハードなトレーニングが繰り広げられた。この日の気温は35度。選手たちは大汗をかきながらも手を抜くことなくシーズンへ向け、急ピッチでコンディションを上げていた。

練習後には22年ワールドカップ(W杯)カタール大会で優勝したアルゼンチン代表メンバーでもあるFWラウタロ・マルティネスがファンに大サービス。炎天下でも率先してファンのサインの求めに応じ、ペンを走らせていた。

またクリニックで少年たちとミニゲームで交流したイタリア代表MFバレッラは、強いメンタルをつくるためにはどうすればいいかと質問され「まず楽しむこと。情熱、パッションがないと何事もうまくいかない。小さい頃から最善を尽くすようにトレーニングしてきたし、世界で戦う今にいたっても、一番は楽しむことが大事だと思う」とアドバイスしていた。

インテル・ミラノの(後列右から)バレッラ、スタンコビッチ、ファビアン、チャルハノール、クアドラドはキッズたちと記念撮影

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ナポリがボルシアMG板倉滉の獲得に前進か トットナム参戦報道も両クラブ希望額の差は数億円

板倉滉(2022年12月撮影)

独スカイスポーツによると、サッカーセリエAのナポリが、日本代表DF板倉滉(26)の獲得について、所属のボルシアMGと合意に近づいているという。

両クラブの板倉に対する評価は微妙に異なるが、金額には数百万ユーロの差しかない模様だ。スカイスポーツによれば、ボルシアMGは板倉の価値を1500万ユーロ(約22億5000万円)と考えており、一方ナポリは1200万ユーロ(約18億円)に近い金額での獲得を希望しているという。板倉を獲得すれば、バイエルン・ミュンヘンに5000万ユーロ(約75億円)で移籍するとみられる韓国代表DF金■哉(キム・ミンジェ)を失う痛みを和らげることができるとみられている。

金■哉がナポリで成功を収めたことで、クラブはより多くのアジア人選手を本拠地スタディオ・マラドーナに呼び寄せたいと考えており、ここ数週間、久保建英や鎌田大地などの名前も挙がっていた。

一方、板倉についてはポステコグルー監督率いるトットナムが獲得レースに参戦してきたという報道もある。ただトットナムに関しては板倉の獲得を最優先事項に置いているわけではないため、ナポリ有利とみられている。

※■は王ヘンに文

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鎌田大地のACミラン行きが消滅か? EU圏外枠1となり、ビリャレアルFWチュクウェゼ優先か

鎌田大地(23年6月20日撮影)

セリエAの名門ACミラン入りが濃厚とみられていた日本代表MF鎌田大地(26)の動向が不透明になっていると、イタリアの複数メディアが報じている。鎌田は6月30日をもってアイントラハト・フランクフルトから退団する。

テクニカルディレクターだったパオロ・マルディーニ氏が同6日に突然、退任が発表されたことで、強化方針が変更しているという。同メディアによると、チェルシーからイングランド代表MFルーベン・ロフタスチークを獲得することになり、EU圏外の枠が残り1つしかなくなる。そんな中、ミラン側はビリャレアルのナイジェリア代表FWサムエル・チュクウェゼの獲得を優先的に考えているという。思わぬピンチに立たされた鎌田はサウジアラビアからの好条件を拒否し、ミラン側の回答を待つという。

鎌田のミラン入りはマルディーニ氏の意向が強かっただけに、クラブの体制の変更とともに鎌田の先行きに暗雲がたれこめている。

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ニューカッスルへの移籍間近、ミランの若き司令塔トナーリはU―21欧州選手権でも存在感

ACミランMFトナーリ(ロイター)

セリエAの名門ACミランの主力で、プレミアリーグのニューカッスルへの移籍が間近に迫っているイタリア代表MFサンドロ・トナーリ(23)が、開催中のU-21欧州選手権でも司令塔として存在感を示している。

3-2で競り勝った25日のスイス戦にキャプテンマークを巻いて出場し、前半6分に左からのCKで先制点をアシストした。その5分後には右サイドから絶妙なタイミングでスルーパスを通して追加点の起点になるなど、随所に好プレーを披露した。

今夏の移籍は25日時点で正式に発表されていないが、ニューカッスルは欧州チャンピオンズリーグ(CL)の出場権を獲得し、積極的に補強に動いている。移籍金は最大8000万ユーロ(約120億円)になる見通しで、イタリアの「スカイ・スポーツ」によると、ACミランでは史上最高額になるという。

これまでの最高額は09-10年にレアル・マドリードへ移籍した元ブラジル代表MFカカで6700万ユーロ。元ウクライナ代表FWシェフチェンコが続き、06-07年にチェルシーへ移籍したときの4380万ユーロとなっている。

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ミランの若き顔トナーリの移籍報道にSNSのミラニスタ悲鳴「トナーリって非売品じゃないの?」

ACミランMFトナーリ(ロイター)

セリエA・ACミランの主力でイタリア代表MFサンドロ・トナーリ(23)が、プレミアリーグ・ニューカッスルへの移籍が間近であると、イタリアの「スカイ・スポーツ」などが報じた。この報道にSNSではミランのサポーターから悲鳴が上がり、「トナーリ」「ミラニスタ」がツイッターのスポーツ部門でトレンド入りした。

ニューカッスルは来季は欧州チャンピオンズリーグ(CL)の出場権を獲得し、今夏の補強に積極的に動いている。ミランは8000万ユーロ(約120億円)の移籍金を求めている。

ミランではこのほど、ミランのレジェンドで、テクニカルディレクターのパオロ・マルディーニ氏を解任したばかり。SNSでは「ミラニスタ殺す気か? 最終節のイブラ引退に始まり、マルディーニの解任、ベルルスコーニも亡くなり、そしてトナーリまで。ミランの過去と現在と未来を同時に失うのヤバすぎる」「トナーリって非売品じゃないの?」「これだけは勘弁してもらいたい」などの声が続々と書き込まれている。

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ナポリの韓国代表DFキム・ミンジェがバイエルン移籍へ個人合意間近か

イタリア・セリエA王者のナポリに所属する韓国代表DF金■哉(キム・ミンジェ=26)が今夏、ドイツ王者バイエルン・ミュンヘンに移籍する可能性が急速に高まった。15日、移籍情報に精通するイタリアのジャーナリスト、ファブリツィオ・ロマーノ氏がツイートした。イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドも獲得に興味を示していたが、ドイツ王者が逆転し「個人合意に近づいている」とした。

韓国代表のセンターバックを務める金は、22-23年の開幕前にトルコ1部フェネルバチェからナポリに移籍。1年目から33試合中32試合にスタメン出場し、そのうち29試合にフル出場するなど、チームの33季ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した。

ドイツ「スカイ」も今月の国際Aマッチ期間終了後にBミュンヘンとの移籍交渉が一気に加速するはずと伝えている。6000万ユーロ(約90億円)のオファーが届いた場合、ナポリを離れることができる契約条件になっているという。

※■は王ヘンに文

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セリエA王者ナポリの新指揮官にフランス人のリュディ・ガルシア監督が就任

リュディ・ガルシア監督(2015年5月9日撮影)

セリエAのナポリは15日、新監督にフランス人のリュディ・ガルシア監督(59)の就任を発表した。チームを33季ぶりのリーグ優勝に導いたスパレッティ監督(64)は「私は少し疲れていて、娘と一緒に過ごしたい」などとし、契約を1年残しながら退任していた。

新指揮官は13~16年にローマを率い、DF酒井宏樹が在籍していたときのフランス1部マルセイユの監督を務めた。昨夏にサウジアラビアのアルナスルの監督に就任。今冬からクリスティアノ・ロナウドを擁していたが、4月に退任していた。ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長は「彼を心から歓迎し、幸運を祈っている」とコメントした。

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本田圭佑がベルルスコーニ氏を追悼「いままで、ありがとうございました」ミランでオーナーと選手

本田圭佑(2023年1月7日撮影)

イタリア、セリエAの名門ACミランの元オーナーでイタリアの首相も務めたシルビオ・ベルルスコーニ氏が11日に死去した。86歳だった。現地メディアによると、この2年は骨髄性白血病で闘病していた。

かつてACミランに在籍し、ベルルスコーニ氏とは会長と選手の間柄だった本田圭佑も12日にツイッターで追悼。同氏の写真をアップし、「Thank you for everything! R.I.P.」とつづった。

ベルルスコーニ氏(2014年撮影・PNP)

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ACミラン元オーナーのベルルスコーニ氏死去86歳、買収後に欧州最強クラブ返り咲き黄金期築く

イタリアのベルルスコーニ元首相(AP)

ACミランの元オーナーでイタリア首相も務めたシルビオ・ベルルスコーニ氏が12日、死去した。86歳だった。現地メディアによると、この2年は骨髄性白血病と闘っていた。

実業家として建設業と放送事業で成功し、1986年にACミランを買収し、瞬く間に欧州トップクラブへと返り咲かせた。フリット、ライカールト、ファンバステンのオランダ人トリオを獲得し、サッキ監督のもとで80年代後半から90年代にかけて黄金期を築いた。88-89年、89-90年と欧州チャンピオンズリーグを連覇し、トヨタ杯でも2年連続の世界一に輝いた。

また、91年~93年にかけてカペッロ監督のもとで58試合無敗という記録も打ち立て、常勝軍団の名をほしいままにした。

そのサッカー人気の勢いのまま、政治家として「フォルツァ・イタリア」党を起こし、政治家歴数年で94年に首相に就任。13年に政界を引退するまで、4度も政権を樹立した。一方で職権乱用に加え少女買春の罪で起訴されるなど、公私ともに話題を振りまいた。

ACミランでは、17年にクラブを売却するまで29ものタイトルを獲得している。総資産は68億ドル(9兆1800億円)と言われ、世界でも名だたる大富豪だった。

14年、ACミランの試合を見つめるベルルスコーニ名誉会長(右端)(撮影・PNP)
イタリアのベルルスコーニ元首相(ロイター)

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あの「ミラクル・レスター」ラニエリ監督率いるカリャリが今度は奇跡のセリエA昇格

クラウディオ・ラニエリ監督(2011年9月24日撮影)

<セリエA昇格プレーオフ決勝:バーリ0-1カリャリ>◇11日◇第2戦◇バーリ

来季セリエA昇格を決めるプレーオフ決勝の第2戦が行われ、アウェーのカリャリ(今季セリエBレギュラーシーズン5位)が1-0でバーリ(同3位)に勝利。2戦合計2-1でわずか1シーズンでの1部リーグ復帰を決めた。来季はフロジノーネ、ジェノアとともにセリエAでプレーする。

第1戦を1-1で引き分けていたカリャリはセリエA昇格には勝利するしかない状況だった。そんな中、0-0の後半ロスタイム4分、直前に途中出場していた34歳のFWパボレッティが右クロスに飛び込み、左足を合わせて決勝ゴールを押し込んだ。

カリャリは霧が立ち込め、嫌な雰囲気が漂っていた敵地スタディオ・サンニコラで虎の子の勝利をもぎ取った。引き分けに終わっていれば、レギュラーシーズン上位のバーリがセリエA昇格となるところだった。

カリャリの指揮官はあの15-16年シーズンに奇跡のプレミアリーグ優勝を果たした「ミラクル・レスター」のクラウディオ・ラニエリ監督(71)。昨年12月、解任されたファビオ・リベラーニ前監督の後任として、中位でくすぶっていた古巣のピンチに32シーズンぶり2度目の“登板”。見事チームをセリエAに導いた。

同監督は「カリャリは私の原点。このような時に戻ってこないわけにはいかないし、自分勝手なことはできない。この一戦で、すべてに報いることができた。カリャリは私のすべて。何年も前にカリャリで私はコーチになり、最高レベルの指導ができるようになった。この素晴らしい思い出を汚したくはなかった。カリャリで起きたことは一生忘れないだろう。私を(ホームタウンの)サルデーニャに戻してくれた人たちに感謝している」と話した。

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ACミランに激震 TDパオロ・マルディーニ氏ら2人を解任 鎌田大地の移籍に影響か?

パオロ・マルディーニ氏(ロイター)

ACミランは6日、チームのレジェンドでテクニカルディレクター(TD)を務めていたパオロ・マルディーニ氏(54)を5年の任期のあとに解任した。スポーツ・ディレクターのフレデリック・マッサーラ氏もクラブを去るという。

マルディーニ氏はラファエル・レオン、テオ・エルナンデス、トモリ、ジルーといった主力選手の獲得に尽力。ミランが昨季、11年ぶりにスクデット(優勝)を獲得するのに大きく貢献した。

ACミランは「パオロ・マルディーニが2023年6月5日をもって、クラブでの役割を終えたことを発表します。欧州チャンピオンズリーグ(CL)への復帰と21-22年のスクデット獲得に貢献した、彼の長年の職務に感謝します」などと声明を発表した。

昨季、優勝を飾ったACミランは、今季はセリエAで4位となり、欧州CLでは準決勝でライバルのインテル・ミラノに敗れた。

マルディーニ氏は、ACミランでの現役時代に公式戦901試合に出場。セリエAでの7回、欧州CL(前身も含む)5回を含む26の優勝トロフィー獲得に貢献した。

今回のマルディーニ氏の解任は経営サイドとの選手補強面での意見の相違が原因とみられ、ミラン入りで合意している鎌田大地の去就にも影響がでないか懸念される。

欧州では「ミランが鎌田およびロフタスチーク(チェルシー)との契約を一時的に保留にしている」と報じている一部メディアもある。

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【セリエA】最終節でも2部降格3チーム目決まらず スペツィアとベローナがプレーオフへ

スペツィアのゴールを攻めるローマのパウロ・ディバ(AP)

セリエA最終節が4日、各地で行われ、17、18位のスペツィアとベローナが勝ち点31で並んだため、残留をかけて両クラブが1試合のプレーオフ(日時、開催地未定)に臨むことになった。

最終節を前に勝ち点31で並んでいた2チームだが、最終節でスペツィアはローマに、ベローナはACミランにそれぞれ敗れ、いずれも勝ち点を伸ばすことができなかった。

そのため今季から新ルールとして導入されたプレーオフで、最下位サンプドリア、19位クレモネーゼに続く、降格3チーム目を決めることになった。

ヴェローナのGKロレンツォ・モンティポをドリブルで抜き去る、ACミランのラファエル・レオ(AP)

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スウェーデン代表FW41歳イブラヒモビッチ「サッカーに別れを告げる時が」引退表明

今季最終戦のベローナ戦後にあいさつする現役引退を表明したACミラン・イブラヒモビッチ(AP)

セリエAのACミランは3日、スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ(41)が4日、現役引退を表明した。今季最終戦のベローナ戦後「サッカーに別れを告げる時がきた」とピッチを去る決意を示した。

イブラヒモビッチは6月末に契約が満了となるが、今季はケガがちで契約は更新されなかった。今季セリエAで4試合、合計144分しかピッチに立っていない。それでも1-3で敗れた3月のウディネーゼ戦でPKでゴールを決め、リーグ史上最年長ゴールスコアラーとなった。

11年にACミランでスクデット(優勝)を獲得したイブラヒモビッチは20年初めにミランに復帰。昨季優勝にも貢献していた。

今季最終戦のベローナ戦後にあいさつする現役引退を表明したACミラン・イブラヒモビッチ(AP)
今季最終戦のベローナ戦後にあいさつする現役引退を表明したACミラン・イブラヒモビッチ(AP)

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2度のスクデットに貢献したイブラヒモビッチがミラン退団 クラブが契約延長しないと発表

ズラタン・イブラヒモビッチ(2018年6月17日撮影)

セリエAのACミランは3日、スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ(41)との契約を延長しないと発表した。

同FWは6月末に契約が満了となるが、今季はケガがちで契約は更新されなかった。

イブラヒモビッチは今季セリエAで4試合、合計144分しかピッチに立っていない。それでも1-3で敗れた3月のウディネーゼ戦でPKでゴールを決め、リーグ史上最年長ゴールスコアラーとなった。

11年にACミランでスクデット(優勝)を獲得したイブラヒモビッチは20年初めにミランに復帰。昨季優勝にも貢献した。

ピオリ監督は、本拠地サンシーロで行われる4日のベローナ戦にイブラヒモビッチは出場できないと明言。しかし特別なセレモニーが用意されるという。

クラブの広報担当者は「ACミランは、すべての観衆が参加する短いセレモニーでズラタン・イブラヒモビッチに別れを告げる」「ACミランは、共に過ごした素晴らしい年月をズラタンに感謝したいと思う」などとコメントした。

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セリエA年間最優秀選手にナポリFWクバラツヘリア 33試合で12ゴール、10アシスト

ナポリのクバラツヘリア(ロイター)

セリエAの今季年間最優秀選手に、ナポリFWクバラツヘリアが選ばれた。

22歳の若きジョージア代表は今季最終戦を前にリーグ戦33試合で12ゴール、トップの10アシストをマーク。クラブのレジェンド、マラドーナにちなみクバラドーナの愛称を持つ攻撃力抜群のウインガーはナポリの33年ぶり3度目Vに貢献した。

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セリエAインテルが今夏来日 欧州CL決勝進出の強豪 長友佑都が長くプレーしたイタリアの名門

長友佑都(2017年4月撮影)

セリエAの強豪インテルが今夏、日本ツアーを行うことが2日に発表された。7月27日にサウジアラビアのアル・ナスルと、8月1日にフランス1部のパリ・サンジェルマンとそれぞれ対戦する。

インテルは現在、欧州チャンピオンズリーグで決勝に進出している。国内リーグでもカップ戦を制した。かつてDF長友佑都(FC東京)が長くプレーしたイタリアの名門。所属するFWロメル・ルカクはクラブを通じ「日本は勢いに乗っているイメージ。サッカー熱も最高潮だと思うので、みなさんに楽しんでもらえるようにしたい」などとコメントした。

インテルの試合日程は以下の通り。

▽7月27日:インテル-アル・ナスル(ヤンマースタジアム長居)午後7時20分キックオフ

▽8月1日:インテル-パリ・サンジェルマン(国立競技場)午後7時20分キックオフ

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鎌田大地が加入する見込みの名門ACミランが来季のユニホームを発表 伝統の赤と黒

ACミランの公式サイトから

来季23-24年シーズンから、日本代表MF鎌田大地(26=アイントラハト・フランクフルト)が加入する見通しとなっているイタリア、セリエAの名門ACミランが1日、その鎌田が着用する可能性のある伝統のロッソネロ(赤と黒)の来季用ユニホームを発表した。

プーマ社のユニホームについて、世界屈指の名門は公式サイトに次のように書いている。

「新しいシャツは伝統的な赤と黒のストライプを、革新的なデザインで再構築した。印象的な新しいホーム用のユニホーム一式はチーム、街、その情熱的なコミュニティーをさらに接近させるようデザインされた」という。

また、「特徴的な新しいストライプは、ミラノの街とクラブの進歩的な部分を示し、同系色のストライプを通じ、ジャージーの真ん中に『M』の文字を重ねたビジュアルとなっている」。

6月4日のセリエA最終節ベローナ戦で、この新モデルを着用するという。

この伝統の、世界中が憧れるユニホーム。鎌田が袖を通せば、日本人では本田圭佑に続いて2人目になる。

ACミランの公式サイトから
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ACミランの公式サイトから
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