日刊スポーツ

バルセロナ、クンデのスーパーミドルで8強 Rマドリード戦大敗から「うまく立て直しができた」

バルセロナ、クンデのスーパーミドルで8強 Rマドリード戦大敗から「うまく立て直しができた」

ジュール・クンデ(2022年12月撮影)

<スペイン国王杯:ウニオニスタス1-3バルセロナ>◇18日◇4回戦◇サラマンカ

FCバルセロナが3部ウニオニスタス・デ・サラマンカに3-1と逆転勝ちし、準々決勝へ駒を進めた。

エースFWレバンドフスキを休ませ、メンバーを大幅に入れ替えたバルセロナ。格下相手に前半31分にボレーシュートを決められ、先制点を許した。スペイン・スーパー杯決勝でレアル・マドリードに1-4と大敗した直後だけに、嫌なムードが流れた。しかし前半45分にFWフェラン・トーレスがカウンターから敵陣を独走し、右足で同点をゴール決めて1-1とした。

後半24分にDFクンデが鮮やかなミドルシュートをゴール右隅へ突き刺して勝ち越しに成功。さらにDFバルでがオーバーラップからエリア内に入り、左足で3点目を奪い試合を決めた。

決勝点を決めたクンデは「国王杯の優勝を狙っている。難しい敗北の後だったけど、うまく立て直しができた」と話し、安堵(あんど)した。

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スペイン国王杯マドリードダービーは延長戦の末アトレチコに軍配、グリーズマン鮮やか勝ち越し点

勝ち越しゴールを決めたアトレティコ・マドリードのグリーズマン(左)(AP)

<スペイン国王杯:Aマドリード4-2(延長)Rマドリード>◇18日◇4回戦◇マドリード

アトレチコ・マドリードが延長戦の末にレアル・マドリードを4-2と下し、準々決勝進出を果たした。

アトレチコが得点すれば、レアルが追いつく展開。後半12分にFWモラタのゴールで勝ち越したが、後半37分にホセルが同点ゴールを奪い、両者譲らず試合は延長戦へ突入。

その前半10分、フランス代表FWグリーズマンが右サイドを突破し、エリア内まで進入すると角度のない位置から左足で対角のゴール上を鮮やかに射抜いた。

さらに延長後半4分、FWデパイが左前方へ短くパス。フリーで走りこんだリケルメが右足で蹴り込み、勝負を決定付けた。ゴールが決まると、スタジアムは大興奮。試合中にもかかわらず、シメオネ監督らスタッフ、選手はピッチ内まで走り込み、全員で抱き合って喜んだ。

レアルは昨年9月に唯一の黒星を喫したアトレチコ戦以降、公式戦21試合連続で負けなしだったが、再びアトレチコの前に敗れた。

勝ち越しゴールを喜ぶアトレティコ・マドリードのホセ・ヒメネス(AP)
勝利を祝うアトレティコ・マドリード(AP)
勝負を決定付ける4点目を決めたアトレティコ・マドリードのリケルメ(AP)

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Rマドリードのクロース「新鮮で感動的なものだった」激しいブーイングに対して皮肉混じりの発言

トニ・クロース(2018年6月撮影)

レアル・マドリードの元ドイツ代表MFクロース(34)がスペイン・スーパーカップで激しいサウジアラビアの観衆からブーイングを受けたことに対して、「新鮮で感動的なものだった」と皮肉混じりの発言をした。

クロースは先週、サウジアラビアの首都リヤドで先週開催されたスペイン・スーパーカップでチームがアトレチコ・マドリード、バルセロナを立て続けに破り見事優勝を飾った中、ボールを持つたびにスタンドから激しいブーイングをされていた。

その理由は昨夏、スペインサッカーの将来を嘱望されていた21歳のU-21スペイン代表MFガブリ・ベイガがアル・アハリ(サウジアラビア)移籍を決断した際、「恥ずべきこと」と表現し、「サウジアラビアでは野心的なサッカーが行われていると言われているが、それはお金のためであり、サッカーに反する決断だ」とサウジアラビアリーグに行った選手たちの大半を辛辣に批判したことにあった。

さらにクロースは、「クリスティアーノ・ロナウドのようにキャリアの終盤にそのような決断を下した選手もいるし、誰もが自分自身でその決定を下さなければならない。しかし、キャリアの途中にあり、欧州最高峰のクラブでプレーできるクオリティーを持った選手たちがそのような決断を下すのは、非常に難しいことだ」と見解を示していた。

クロースは17日、元プロサッカー選手の弟フェリックスと一緒にやっているポッドキャスト「Einfach mal luppen」でそのような発言が発端となって先週ブーイングを受けた件について、「新鮮で感動的なものだったよ。普段、アウェイゲームでそのような経験をしている人の立場になって考えてみてほしい。新しい経験だったし、今まで経験したことがないことだった」と皮肉混じりに話した。

しかし、「全く予想していなかったし、考えてもいなかったよ。その背景には僕が、若い選手たちがサウジアラビアリーグに行き、成長の機会やヨーロッパでのビッグマッチ、高いレベルでプレーする機会を逃すのは良くないと思ったからだ。サウジアラビアリーグの資金を考えれば、確かにそうすることもできるだろうけどね。僕があのような発言をしたのは半年くらい前だ。もう忘れていたよ」と予期せぬ出来事だったことを認めていた。(高橋智行通信員)

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久保建英不在のRソシエダードが国王杯ベスト8進出、2つのPKから得点 昨年準Vオサスナ下す

レアル・ソシエダード久保建英(ロイター)

<スペイン国王杯:Rソシエダード2-0オサスナ>◇17日◇オサスナ◇ラウンド16

日本代表MF久保建英をアジア杯で欠くレアル・ソシエダードが、オサスナを2-0で下し、準々決勝へと駒を進めた。

後半8分、オサスナDFカテナがファウルで一発退場。これで得たPKをFWオヤルサバルが決めて先制した。

数的優位となったRソシエダードが主導権を握る中、終盤にチャンスが巡ってきた。アディショナルタイムの後半51分、途中出場のMFブライス・メンデスが倒されてPKを獲得。メンデス自ら蹴ったシュートはGKフェルナンデスに止められたが、こぼれ球をMFミケル・メリーノが押し込み、2-0と勝負を決着させた。

シュート数15対6、枠内シュート数も6対1と圧倒したRソシエダードが、昨季大会の準優勝チームを下した。

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日本代表MF久保建英所属のRソシエダード、時速36・3キロの高速FW獲得交渉へ

練習に臨む前田(左)と久保(撮影・足立雅史)

日本代表MF久保建英が所属するレアル・ソシエダードが、高速サイドアタッカー獲得に動いている。スペイン紙のムンドデポルティボは15日「ウニオン・ベルリンFWベッカーをターゲットに交渉している」と報じた。

ベッカーはダッシュ時の時速が36・3キロを記録し、今季欧州チャンピオンズリーグ(CL)の最速記録。昨季のブンデスリーガのデータによると、ベッカーは時速36・57キロを記録し、時速36・65キロのアデイェミ(ドルトムント)に次ぎ、同リーグで2番目に速い選手だった。

さらに今季の欧州CLで記録した時速36・3キロは、時速36・1キロのエムバペ(パリ・サンジェルマン)や時速35・7キロのオペンダ(ライプチヒ)を抑え、1次リーグに参加した32チームの中で最速選手になっていた。

(高橋智行通信員)

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Rソシエダードが冬の移籍市場でウニオン・ベルリンFWベッカー獲得に照準 時速36キロの走力

※写真はイメージ

レアル・ソシエダードが今冬の移籍市場で新たに、ウニオン・ベルリンのスリナム代表FWシェラルド・ベッカー(28)獲得に向けて動いているとスペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が15日に報じた。

Rソシエダードは今冬、チョーをニースに売却したことで新たなサイドアタッカー探しに奔走している。同紙によると、アルグアシル監督やクラブのスポーツディレクターを務めるロベルト・オラベはスピードがあり、スペースに侵入する能力などを備えた選手を求めており、これまでジェグロバ(リール)、サラビア(ウルバーハンプトン)、オルセン(クラブ・ブルージュ)、オルナイス(ウエストハム)、アセンシオ(パリ・サンジェルマン)などが候補に挙がっていた。

そんな中、Rソシエダードは新たにベッカーをターゲットにしているとのことだ。ベッカーはRソシエダードが最も求めている純粋な右ウイングではなく、攻撃のあらゆるポジションでプレーできるポリバレントな能力や類まれなスピードを備えている。

今季終了後に契約が満了し、現在の市場価値は1200万ユーロ(約18億6000万円)と見積もられているため、今冬獲得する場合、その半分以下の金額で獲得できると見られている。

同紙によると、Rソシエダードはさらにブライアン・ヒル(トットナム)やウンゴニエ(エラス・ベローナ)とも接触しているとのことだが、ベッカーが最も実現できる可能性が高い選択肢であると考え、すでにウニオン・ベルリンと契約交渉を行なっているとのことだ。

昨季のブンデスリーガのデータによると、ベッカーの走るスピードは時速36・57キロを記録し、時速36・65キロのアデイェミ(ドルトムント)に次ぎ、同リーグで2番目に速い選手だった。

さらに今季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)で時速36・3キロを記録し、時速36・1キロのエムバペ(パリ・サンジェルマン)や時速35・7キロのオペンダ(ライプチヒ)を抑え、1次リーグに参加した32チームの中で最速選手になっていた。(高橋智行通信員)

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アンチェロッティ監督、大勝にも「簡単な試合だったと思うのは間違いだ」とクラシコの内容に私見

レアル・マドリードのアンチェロッティ監督(ロイター)

レアル・マドリードのアンチェロッティ監督(64)がバルセロナに勝利した後、「簡単な試合だったと思うのは間違いだ」と感想を述べた。

Rマドリードは14日、スペイン・スーパーカップ決勝でバルセロナと対戦。ブラジル代表FWビニシウスがわずか39分間でハットトリックを完成させる大活躍を見せ、見事4-1の勝利を飾った。この試合後、アンチェロッティ監督が記者会見に出席した。そのもようをスペイン紙アスが伝えている。

アンチェロッティ監督は昨年のリベンジ(※前回大会でバルセロナに1-3の敗北)を果たした今回のクラシコについて、「決勝に勝ちたかったし、我々は実力でそれを成し遂げた。絶好調のビニシウスをうまく生かした後、別のゲームがスタートしたんだ。バルセロナはボールをキープしてチャンスをうかがい、4-1にするまでは全てがオープンだった。我々は高い位置からプレスかけずにゲームをコントロールしようと努めていた。完璧な試合だったし、とても嬉しいよ」と感想を述べた。

今回の結果がRマドリードとバルセロナの現在の実力差を表しているかについては、「結果は大差になったが、その理由は我々が早々にリードを奪ったからだ。4-1までは拮抗していた。バルセロナはボールをうまく扱い、我々はそれを取り返すのに苦労した。簡単な試合だったと思うのは間違いだ」と結果はともかくとして、内容的に楽な試合ではなかったことを強調していた。

強豪相手の2連戦を制して今季の初タイトルを獲得したRマドリードはこの後、アウェーで数日前に対戦したばかりのアトレチコ・マドリードと国王杯4回戦で対戦する。(高橋智行通信員)

スペインスーパー杯を制して喜ぶレアル・マドリードの選手たち(AP)
スペインスーパー杯を制して喜ぶレアル・マドリードの選手たち(AP)
スペインスーパー杯を制して喜ぶレアル・マドリードの選手たち(AP)

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バルサ・シャビ監督「失望と怒り」「今季最悪の姿を露呈」今冬の選手獲得は「現時点でできない」

スペイン・スーパーカップ決勝で敗れたバルセロナの選手(ロイター)

バルセロナのシャビ監督(43)がクラシコ後、「今季最悪の姿を露呈した」と嘆いていた。

バルセロナは14日、スペイン・スーパーカップ決勝でレアル・マドリードと対戦するも、ブラジル代表FWビニシウスにハットトリックを許し、1-4の完敗を喫した。試合後、シャビ監督が記者会見に出席した。そのもようをスペイン紙アスが伝えている。

シャビ監督はまず、大敗を喫したRマドリード戦について、「守備で相手の走りを止められず、戦術的なファウルをしなかったし、最初の2失点はDF裏での2つのプレーから生まれていた。大いに苦しめられ、ハイプレスも良くなかった。厳しい敗戦だし、我々は腹が立っている。今季最悪の姿を露呈してしまった。タイトルを獲得するためには多くのことを改善する必要があるし、バルセロニスタ(バルササポーター)に謝罪しなければならない。これは決勝でのバルサのイメージではないし、Rマドリード相手となるとなおさらだ」と振り返った。

この敗戦がシーズンの残りに影響するかについては「私はクレ(バルセロナサポーター)として、そして監督として失望しているし怒りがある。つらい敗戦だが、先はまだ長いし、3タイトルを争わなければならない。これはクラブにとっても選手たちにとっても大きな痛手だが、我々は復活する」と返答していた。

またシャビ監督は今冬の移籍市場で新たな選手を獲得するかについて、「現時点でクラブは誰も獲得できない。それが今我々が置かれている状況だ」とメンバーに新戦力を加えるのが非常に難しいことを明かしていた。(高橋智行通信員)

スペイン・スーパーカップ決勝 浮かない表情のバルセロナのシャビ監督(ロイター)

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ビニシウスがロナウドのゴールパフォ披露「僕のアイドル、彼はここにいる」鮮やかハットトリック

スペインスーパー杯を制して喜ぶレアル・マドリードの選手たち(AP)

スペインスーパー杯決勝が14日、サウジアラビア・リヤドで行われ、レアル・マドリードがバルセロナ4-1で下し、13度目の優勝を飾った。

右足ハムストリングの肉離れから復帰したばかりのFWビニシウスが、ハットトリックを達成する大活躍だった。前半7分にベリンガムのスルーパスから抜け出し、GKもかわして右足でゴール。3分後にはロドリゴのクロスを流し込み、開始10分で2得点を挙げた。

前半33分にバルセロナFWレバンドフスキにボレーシュートで1点差とされたが、同39分にPKを決めて前半だけで3ゴール。圧倒的な存在感を見せつけた。

さらに後半19分にFWロドリゴが追加点を奪うと、同26分にバルセロナはDFアラウホがビニシウスへのファウルで警告2枚目で退場。まさに圧勝という結果に終わった。

大活躍のビニシウスは1点目のゴールを決めると、クリスティアーノ・ロナウドの定番ゴール・セレブレーション「SIU」を披露した。「Si(スペイン語でイエス)!!!」と叫びながら空中に飛び上がり、着地と同時に両手を広げるポーズだ。今季からRマドリードで同じ背番号7を付けるビニシウスは「ロナウドに捧げたい。なぜなら彼は僕のアイドルで、彼は今ここ(サウジアラビア)でプレーしている」と喜びを語った。

一方で屈辱にまみれたバルセロナのシャビ監督は「最悪の試合だった。我々はこのようなレベルの試合に応えられるものは持ち合わせていない」と自虐的にコメントした。

スペインスーパー杯を制して喜ぶレアル・マドリードの選手たち(AP)
スペインスーパー杯を制して喜ぶレアル・マドリードの選手たち(AP)

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アトレチコFWアンヘル・コレアが自宅で強盗被害に 銃を突きつけられ金品奪われる

AマドリードFWアンヘル・コレア(左)(2017年10月14日撮影)

アトレチコ・マドリードのアルゼンチン代表FWアンヘル・コレア(28)が自宅で強盗被害に遭ったことをスペインのラジオ局カデナ・コペが13日に報じた。

同メディアによると、13日午後9時頃、コレアが家族と一緒に自宅にいた際、覆面を被った4人の男が強盗に入り、その場にいた人々に銃を突きつけて脅し、現金や宝石類を奪ったとのことだ。

その後、通報を受けた警察ができる限りの証言や証拠を集めるためにコレアの自宅を訪れたが、幸いにも人的被害はなかったという。

Aマドリードの選手が自宅に強盗に入られるのは今回が初めてのことではない。これまでアルバロ・モラタ、そして過去に所属していた際にガビ(引退)やトーマス・パーティ(現アーセナル)が同様の被害に遭っていた。(高橋智行)

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「アンチェロッティは史上最高の監督の1人」 クラシコ控えたバルサ・シャビ監督が敵将を称賛

バルセロナのシャビ監督(2022年11月25日撮影)

バルセロナのシャビ監督(43)が今季2回目のクラシコを前に、レアル・マドリードのアンチェロッティ監督を「史上最高の監督の1人」と称賛した。

バルセロナは14日にスペイン・スーパーカップ決勝でRマドリードと対戦する。この一戦の前日、シャビ監督が記者会見に出席。その模様をスペイン紙アスが伝えている。

指揮官はまず、大一番を翌日に控えた選手たちの状態について、「君たちの想像通り、モチベーションが高く意欲にあふれている。それは選手にとって理想的な状況だ。スペイン・スーパーカップ決勝でクラシコを戦えるというのはこの上ないシナリオだよ。我々は昨年のような試合(※決勝でRマドリードに3-1で勝利)をやらなければならない。自分たちの個性を押し出し、ボールを支配したい。正直なところ我々はRマドリードよりもいい状態で迎えられていないと思うが、決勝は50-50だ。何が起こるか全く予測がつかない。我々はシーズン最初の決勝という自分たちが望んだ理想的な場所にいる」とコメントした。

Rマドリードが準決勝でAマドリード相手に延長戦を戦ったことが影響するかについては「あまり関係ないと思う。彼らが疲労困憊(こんぱい)で試合を終えたのは事実だ。しかし昨年も同じ状況だった。我々はベティス相手に延長戦を戦ったが、ここ2年で最高の試合をした」と話した。

またビニシウスを抑えるためにアラウホを右サイドバックに起用する可能性があるかを聞かれると、「ヒントを与えることはできないし、アンチェロッティに有利になるようなことはしたくない。明日になれば選手もアイデアも分かる。アラウホは信頼度の高い選手であり、我々が来てからボール扱いが向上したのは素晴らしいことだ」と明言しなかった。

そしてアンチェロッティ監督については「史上最高の監督の1人だ。彼は指揮を執った全てのクラブで勝利を収めており、彼のことを悪く言う人はほとんどいない。私にとって模範であり、彼のことを本当に尊敬している」と大絶賛していた。(高橋智行通信員)

レアル・マドリードのアンチェロッティ監督(2007年12月10日撮影)

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RソシエダードFWサディク、膝負傷でアフリカ選手権の欠場決定 全治3週間と母国メディア

※写真はイメージ

レアル・ソシエダードのナイジェリア代表FWサディク(26)が膝負傷によりアフリカ選手権を欠場することになったと、クラブの地元紙エル・ディアリオ・バスコが13日、報じた。

サディクは13日に開幕するアフリカ選手権に臨むメンバーに選ばれていたが、大会直前の12日に膝の問題により離脱することをナイジェリア代表が発表。現時点でけがの程度は明らかになっていないが、母国ナイジェリアのメディアによると、戦列復帰に最低でも3週間かかるという。

Rソシエダードのイマノル監督はビルバオとのバスクダービーを翌日に控えた12日、記者会見で負傷したサディクについて、「我々には本当に彼のけががどのようなものなのか分からないし、私は医者ではないので、ここで検査するまで断言するつもりはない。彼がここに戻ってくることは確かだが、どんな状態かは検査を待つことになる」と説明していた。

Rソシエダードは大一番となるバスクダービーに向け、サディクのほか、守護神レミーロを出場停止、久保建英をアジアカップ、トラオレ(※今節は累積出場停止)をアフリカ選手権参加のため欠くことになる。(高橋智行通信員)

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レアル・アンチェロッティ監督 「クラシコは全てを均等にする」と本命不在を強調

※写真はイメージ

レアル・マドリードのアンチェロッティ監督(64)が今季2回目のバルセロナ戦を前に「クラシコは全てを均等にする」と本命がいないことを訴えた。

Rマドリードは14日にスペイン・スーパーカップ決勝でバルセロナと対戦する。この一戦を翌日に控えた13日、アンチェロッティ監督が記者会見に出席。その模様をスペイン紙アスが伝えている。

指揮官はまず大一番に向け、「我々はいい状態だし落ち着いている。チームは回復しているし、明日に向けてしっかり回復するだろう。精神的にモチベーションが高く、タイトルまであと少しのところにいる。勝利を目指すよ」と意気込みを示した。

昨季決勝(バルセロナに1-3で敗戦)のリベンジという意識があるかについては「いや、我々はそのために戦うわけではない。このユニホームやクラブが求めるものにより、我々は全力で臨む。バルセロナは我々が大いにリスペクトしている相手であり強敵だが、我々のハングリー精神はいつも通りだ」と否定した。

バルセロナのシャビ監督については「シャビは素晴らしい仕事をしているよ。監督になって日が浅いので私ほどの経験がないのは確かだが、彼のキャリアは素晴らしく、世界最高のMFの1人だったことが助けになっている。プレーするのとは違うが、その経験が役立っている」とした。

また、公式戦ここ20試合負けていないことによりRマドリードが優勝候補かという質問には、「スペイン・スーパーカップは明日終わる大会であり、過去の結果は関係ない。クラブのイメージにとって重要なタイトルだ。クラシコは全てを均等にするし、明日もそうなるだろう。わずかなことが勝敗を分ける」と、自分たちが好調であるにもかかわらず、有利なチームが存在しないことを強調した。(高橋智行通信員)

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バルセロナFWラフィーニャがスーパー杯決勝のクラシコ欠場へ 左足大腿二頭筋負傷で全治1カ月

ラフィーニャ(2022年12月9日撮影)

バルセロナが12日、ブラジル代表FWラフィーニャ(27)が左足大腿(だいたい)二頭筋を負傷したことを発表した。

ラフィーニャは11日にリヤド(サウジアラビア)で行われたスペイン・スーパーカップ準決勝オサスナ戦に先発出場するも、前半途中に左足を痛め、42分にヤマルとの交代を余儀なくされた。

ラフィーニャは翌日に受けた検査で左足大腿二頭筋負傷と診断された。クラブは復帰時期を明らかにしていないが、スペイン紙ムンド・デポルティボは回復に1カ月程度かかると伝えている。

これにより、スペイン・スーパーカップ決勝レアル・マドリード戦を欠場するのはもちろんのこと、バルセロナにとって大一番となる、来月21日に開催される欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第1戦ナポリ戦に間に合うかが微妙な状況になっている。

ラフィーニャが今季筋肉系のけがを負うのは、約1カ月の離脱を余儀なくされた昨年9月29日のセビリア戦の右足大腿二頭筋負傷に続き2回目。これにより、ガビ、テア・シュテーゲン、マルコス・アロンソ、スペイン・スーパーカップの招集メンバーに入るもまだ医師から出場許可が下りていないイニゴ・マルティネス、カンセロの負傷者リストに加わることになった。(高橋智行通信員)

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AマドリードFWコレア サウジから契約期間3年、年俸総額約93億円のビッグオファー届く

AマドリードFWアンヘル・コレア(2017年10月14日撮影・PNP)

アトレチコ・マドリードのアルゼンチン代表FWアンヘル・コレア(28)に今冬、サウジアラビアのクラブからビッグオファーが届いているとスペイン紙アス電子版が11日に報じた。

コレアには昨夏、サウジアラビアのクラブから契約期間3年、年俸総額6000万ユーロ(約93億円)、移籍金4000万ユーロ(約62億円)というビッグオファーが届いていた。しかしAマドリードは当時、コレアを貴重な戦力として考え、選手本人も退団を希望しなかったため移籍は実現しなかった。

同紙によるとコレアは今冬再び、サウジアラビアから昨夏と同じ条件のオファーを提示されているという。しかしこれは現時点で選手の代理人に伝えられているだけで、クラブ側には伝わっていないとのことだ。

コレアは今季控えの立場に甘んじており、ここまでの公式戦成績は22試合出場(先発4試合)、出場、4得点1アシスト。出場時間はわずか823分で、チーム内のフィールドプレーヤーで15番目になっている。

このように出番が少ない状況が続いているため、コレアがサウジアラビアからのオファーに耳を傾ける準備があると同紙は伝えている。(高橋智行通信員)

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「Rマドリードに勝つのは難しいが我々には昨年の例がある」バルサ・シャビ監督が昨季の再現希望

バルセロナのシャビ監督(22年撮影)

スペイン・スーパーカップ(杯)準決勝は11日、サウジアラビアのリヤドで行われ、バルセロナはオサスナの固い守備に苦しみながらも後半にFWレバンドフスキとFWヤマルが得点を挙げて2-0で勝利した。14日の決勝でレアル・マドリードと対戦する。

スペイン紙アスによると、バルセロナのシャビ監督(43)はRマドリードと決勝で対戦することについて「うれしいよ。まずその決勝を楽しみつつ、しっかり戦わなければいけない。我々は今日、素晴らしい試合をしたとは思わないが、難しい試合だったのでいいプレーができた。いつもより多くはないがチャンスを作っていたし、冷静にプレーできたと思う。そしてそれは日曜日(14日)に向け、我々にエネルギーを与えてくれるはずだ」とコメントした。

バルセロナは1年前のスペイン・スーパー杯決勝でもRマドリードと対戦し、素晴らしい内容で3-1の勝利を収めた。現在のチーム状況を考慮した場合、日曜日に開催される決勝で昨季のようなパフォーマンスを発揮するのが難しいかを問われると、「また昨年のようになることを願うよ。あれは私がチームを率いて以来、ベストゲームの1つだったからね。Rマドリードは昨年より良くなっているが、我々は真っ向から勝負し、彼らを圧倒するつもりだ。大きく変えるつもりはないし、我々のモチベーションは非常に高い。まずは決勝を楽しみ、しっかりと競わなければいけない」と意気込みを語った。

またシャビ監督は中盤を4枚にする可能性があるかという質問に対し、「それは見てみないと分からない。スーパーチームであるRマドリードと戦うためにしっかりプランニングするつもりだ。彼らに勝つのは難しいが、我々には昨年の例があるし、あの時のように戦わなければいけない」と答えた。(高橋智行通信員)

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Rソシエダードが日本ツアー開催「(古巣の)東京とやりたい」と久保建英 日本企業と契約締結

ヤスダグループとのパートナーシップ締結を発表した(左から)Rソシエダードのジョキン・アペリバイ会長、安田慶祐ヤスダグループ代表取締役、スポーツダイレクターのロベルト・オラベ氏

日本代表MF久保建英(22)が所属するスペイン1部レアル・ソシエダードと、マーケティング業務などを展開する日本の企業・ヤスダグループが11日、都内でパートナーシップ契約締結発表会を行った。Rソシエダードからジョキアン・アペリバイ会長と、スポーツダイレクターのロベルト・オラベ氏が来日し登壇した。

発表会では今年にRソシエダードのジャパンツアー開催が発表された。日時、対戦相手は未定だが、動画で登場した久保が「日本には新しいスタジアム(国立)もできた(古巣の)東京とやりたい」とメッセージを寄せた。

また、将来のRソシエダードの選手を日本で発掘するアカデミーを開講することも決まった。同クラブは独自の育成メソッドが確立され、トップチームの6割が下部組織出身。育成のノウハウを日本に伝授し、第2の久保建英の発掘をしていく。3月には小学生を対象にしたセレクションを行う。オラベ氏は「経験を積んだ指導者、コーチが来る。数年後にトップチームの編成に入る選手を発掘、成長させること」と掲げた。

レアル・ソシエダード久保建英(ロイター)

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Rマドリードのアンチェロッティ監督「決して諦めないのがDNA」逆転勝利の鍵を明言

試合中、指示を出すため叫ぶレアル・マドリードのアンチェロッティ監督(AP)

レアル・マドリードのアンチェロッティ監督(64)がスペイン・スーパーカップで決勝進出を決めた後、「決して諦めないのがレアル・マドリードのDNA」と逆転勝利の鍵について語った。

Rマドリードは10日、サウジアラビアの首都リヤドで開催されたスペイン・スーパーカップ準決勝でアトレチコ・マドリードと対戦。激しい点の取り合いとなる中、延長戦の末に5-3で勝利した。この試合後、アンチェロッティ監督が記者会見に出席した。そのもようをスペイン紙アスが伝えている。

アンチェロッティ監督はその際、バルセロナ対オサスナの勝者と14日に対戦する決勝までに回復が間に合うかを質問され、「大丈夫だ。まだ4日ある。でも消耗はひどいものだった。とてもタフな試合だったし、一進一退の攻防が繰り広げられ、両チームが本当に激しく戦った。サッカーのスペクタクルな試合だったよ。我々が勝ったのは、最後に自分たちの方がよりエネルギッシュだったからだ」と返答した。

再び素晴らしい逆転勝利を成し遂げたことについては「全く新しいことではない。決して諦めないのがレアル・マドリードのDNAだ。この試合が若い選手たちにとってよい学びになることを願っている。負けることもあるが、我々は決して諦めたりしない」と力強く語った。

3失点を喫したことについては「もちろん懸念しているし、改善しなければいけない。例えばエルモソに許した最初の失点はノーマークだった」と不安視していた。(高橋智行通信員)

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チョー売却のRソシエダード、スペイン代表FWサラビア、アセンシオら獲得候補 現地紙報じる

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レアル・ソシエダードが今冬、ウルバーハンプトンのスペイン代表FWパブロ・サラビア(31)を獲得候補に挙げていると10日、スペイン紙アスが報じた。

出番を求めて退団を希望したFWチョーをニースに売却したばかりのRソシエダードは現在、シーズン後半戦に向けてチーム力をアップできる新たなサイドアタッカーを探している。すでにリールのコソボ代表FWエドン・ジェグロバへの興味が報じられるなど、何人かの選手が補強候補に挙がる中、同紙はサラビアの獲得を優先的に考えていると伝えた。

サラビアは昨冬、パリ・サンジェルマンからウルバーハンプトンに移籍した。しかし思うような結果を残せておらず、今季ここまで公式戦16試合に出場も1ゴールのみ。また22年ワールドカップ(W杯)後の監督交代のあとは、1度もスペイン代表に呼ばれていない。

同紙によると、Rソシエダードはクラブ・ブルージュのデンマーク代表FWアンドレアス・スコフ・オルセンもリストアップしているという。オルセンは22年1月のクラブ・ブルージュ移籍後、公式戦78試合に出場して32得点を挙げる活躍を見せている。

さらに同紙は、現在所属クラブで出場機会に恵まれてないウエストハムのスペイン人MFパブロ・フォルナイス、パリ・サンジェルマンのスペイン代表FWマルコ・アセンシオの2人も獲得候補に挙がっていると伝えている。今後、Rソシエダードに何らかの動きが見られるかもしれない。(高橋智行通信員)

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RマドリードがBミュンヘンDFデイビズ獲得へ水面下で複数回交渉と報道

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スペイン名門レアル・マドリードが、バイエルン・ミュンヘン所属でカナダ代表DFアルフォンソ・デイビス(23)獲得へ、すでに代理人と複数回接触しているという。

デイビスはBミュンヘンと25年6月に契約が切れることもあり、近日中に再契約のオファーを受けることが予想されるため「契約延長をしないようにアドバイスしている」との報道もある。

左サイドバックを探しているRマドリードは、昨夏からデイビス獲得を目指していた。22年夏に不動のレギュラーだったカゼミロを移籍で欠いてから、常に同ポジションの補強を進めている。

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Rマドリードのベリンガム、ビニシウス、ロドリゴが世界の市場価値ランキング・トップ4入り

ジュード・ベリンガム(2022年12月10日撮影)

レアル・マドリードのイングランド代表MFベリンガム(20)、ブラジル代表FWのビニシウス(23)とロドリゴ(23)が、世界のサッカー選手の市場価値ランキングでトップ4入りしているとスペイン紙アスが9日に報じた。

Rマドリードは今季ここまで、公式戦26試合を戦い22勝3分け1敗と絶好調。スペインリーグでは首位、欧州チャンピオンズリーグでは1次リーグ首位通過と好成績を残している。

このチームの攻撃を支えるのは、ベリンガム(公式戦22試合17得点5アシスト)、ビニシウス(公式戦14試合6得点4アシスト)、ロドリゴ(公式戦26試合11得点6アシスト)。この中でビニシウスは2度のけがで本調子とは言えないものの、この3人でここまで34得点15アシストを記録している。

同紙はこのような活躍を見せている選手たちが、スイスのサッカー関連調査機関CIESフットボール・オブザーバトリーが最近発表した世界のサッカー選手の市場価値ランキングでトップ4に入っていることを伝えた。

同ランキングのトップに輝いたのはベリンガムで2億6750万ユーロ(約414億6250万円)。2位はマンチェスター・シティーのノルウェー代表FWハーランドで2億5120万ユーロ(約389億3600万円)。そして3位はビニシウスで2億5030万ユーロ(約387億9650万円)、4位はロドリゴで2億4790万ユーロ(約384億2450万円)と、Rマドリードが上位を席巻している。

さらにバルベルデが1億4070万ユーロ(約218億850万円)で12位、カマビンガが1億3270万ユーロ(約205億6850万円)で15位と、同ランキングはRマドリードの未来が非常に明るいことを示す証の1つとなっている。(高橋智行通信員)

レアル・マドリードのロドリゴ(ロイター)
ビニシウス(2022年11月24日撮影)

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Rソシエダード、リールのコソボ代表FWジェグロバを獲得候補に 移籍金は15億円程度と地元紙

レアル・ソシエダード久保建英(ロイター)

レアル・ソシエダードが今冬の移籍市場でリールのコソボ代表FWエドン・ジェグロバ(24)を獲得候補に挙げていると、クラブの地元紙ノティシアス・デ・ギプスコア電子版が9日に報じた。

Rソシエダードは8日、チョーを移籍金1000万ユーロ(約15億5000万円)プラス出来高200万ユーロ(約3億1000万円)という条件でニースに完全移籍させた。これにより現在、シーズン後半戦に向けてチーム力をアップできる新たなウイングを探しており、以前より注目しているジェグロバに白羽の矢を立てているとのことだ。

ジェグロバは22年1月、契約期間26年6月30日までの4年半、移籍金700万ユーロ(約10億8500万円)という内容でバーゼルからリールに加入した。コソボ代表だがドイツ国籍を持っているため、EU圏外枠を必要としない。現在の市場価値は約1000万ユーロ(約15億5000万円)と見積もられており、チョーを売却した金額で賄うことが可能となっている。

リールで4-2-3-1の右サイドハーフとして活躍しているが、左サイドでもプレーできるポリバレントな能力を持っている。フランスリーグで3シーズン目を迎えた今季、ここまで公式戦25試合に出場して6得点7アシストを記録している。(高橋智行通信員)

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Rソシエダード、U20フランス代表FWチョーのニース行きを発表 移籍金15億円と現地紙

モハメド・アリ・チョー(ロイター=Sipa USA)

レアル・ソシエダードが8日、U-20フランス代表FWモハメド=アリ・チョー(19)の完全移籍でニースと合意したことを発表した。

クラブの地元紙エル・ディアリオ・バスコは移籍金に関して、当初報じていた通り固定1000万ユーロ(約15億5000万円)プラス出来高200万ユーロ(約3億1000万円)と説明。さらにニースが将来、チョーを他クラブに売却した場合、その移籍金の15%をRソシエダードが受け取れる内容だと伝えている。

チョーは22年夏、久保建英と同時期にアンジェから27年までの5年契約、移籍金1100万ユーロ(約17億500万円)でRソシエダードに入団。しかし、度重なるけがの影響もあり、アルグアシル監督の信頼を得ることができなかった。

所属した1年半の公式戦成績は40試合、2得点3アシストだったが、先発出場は10試合のみ。今季は公式戦16試合に出場するも先発はわずか3試合で、得点、アシストともになかった。

そのためチョーは出番を求めて退団を希望し、母国に戻る決断を下すことになった。Rソシエダードはこの状況を受け、新たにチーム力アップできるサイドアタッカーを今冬の移籍市場で探しているとのことだ。(高橋智行通信員)

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久保建英欠場予定のRソシエダード、国王杯4回戦はオサスナと対戦 マドリードダービーも実現

レアル・ソシエダード久保建英(ロイター)

スペイン国王杯4回戦の組み合わせ抽選会が8日に開催され、マドリードダービーが早々に実現している。

国王杯4回戦は1部14チーム(レアル・マドリード、バルセロナ、アトレチコ・マドリード、ヘタフェ、ジローナ、ラヨ・バリェカノ、アラベス、セルタ、マジョルカ、オサスナ、セビリア、ビルバオ、バレンシア、レアル・ソシエダード)、2部1チーム(テネリフェ)、3部1チーム(ウニオニスタス)の計16チームが参加。1月16日から18日にかけて開催され、カテゴリーの異なるチーム同士が対戦する場合、下位カテゴリーのチームのホームで行われる。

注目カードは18日開催のアトレチコ・マドリードとレアル・マドリードのダービーマッチ。バルセロナは3部ウニオニスタス、アジアカップ参加のため欠場予定の日本代表MF久保建英が所属するレアル・ソシエダードはオサスナと、それぞれ17日もしくは18日にアウェーで対戦する(※正確な日付はこの前週に行われるスペイン・スーパーカップでのバルセロナの結果を受けて決定される)。

4回戦を勝ち抜いたチームは、1月24日に準々決勝を戦うことになる(正確な日付未定)。

<国王杯4回戦対戦カード>

※左側がホームチーム

ウニオニスタス対バルセロナ

テネリフェ対マジョルカ

ヘタフェ対セビリア

オサスナ対レアル・ソシエダード

バレンシア対セルタ

ビルバオ対アラベス

アトレチコ・マドリード対レアル・マドリード

ジローナ対ラヨ・バリェカノ

(高橋智行通信員)

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Rマドリード、エムバペの返事次第でハーランド獲得へ 同時獲得できるほど資金面は余裕あり

キリアン・エムバペ(2022年7月25日撮影)

レアル・マドリードが来季、パリ・サンジェルマンのフランス代表FWエムバペ(25)の返事次第で、マンチェスター・シティーのノルウェー代表FWハーランド(23)の獲得に動くとスペイン紙アスが8日に報じた。

同紙によると、Rマドリードは今夏獲得に向け、今月15日までの回答期限付きでエムバペにオファーをすでに提示しているとのこと。もしそれまでに肯定的な返事がなかった場合、ハーランドにプラン変更するという。

契約が27年までの残るハーランドがマンチェスター・シティーを途中で退団する契約解除金に関して同紙は、同じプレミアリーグのクラブに移籍する場合、直接のライバルが強化されるのを阻止するために、2億ユーロ(約310億円)以上になるとのことだ。

一方、国外のクラブに行く場合、ハーランド側がイングランドを離れたいと考えた時に備え、かなり手頃な金額を契約書に盛り込んでいるとのこと。さらにRマドリードに行く場合、それはよりリーズナブルなものとなり、“2億ユーロ(約310億円)よりも限りなく1億ユーロ(約155億円)に近い金額”だと伝えている。

またRマドリードは資金面に関して、エムバペとハーランドの同時契約を検討できるほど余裕があるとのことだ。

ハーランドはスペイン南部の高級リゾート地マルベージャに別荘を購入し、数日間のオフのたびにそこを訪れるほどスペインを気に入っており、Rマドリード加入を強く希望しているという。そのためあらゆる条件がクリアされた場合、来季、サンティアゴ・ベルナベウのピッチで白いユニホームを纏う可能性があると見られている。(高橋智行通信員)

マンチェスター・シティーのハーランド(23年7月撮影)

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バルサ「必要以上に苦しんだ」4部相手に辛勝、久保不在のソシエダも16強入り/スペイン国王杯

バルセロナ・シャビ監督(2022年11月25日撮影)

スペイン国王杯の3回戦は7日、各地で行われ、バルセロナは4部のバルバストロに3-2で辛くも勝利し、16強に進出した。後半43分に途中出場のエースFWレバンドフスキがPKを決めて3-1としたが、試合終了間際にPKを決められて1点差に詰め寄られた。シャビ監督は「必要以上に苦しんだ」と語った。

日本代表MF久保建英がアジア杯出場のため不在のレアル・ソシエダードはマラガ(3部)に1-0で勝って16強入り。スビメンディ、メリーノ、オヤルサバルら主力がスタメンに名を連ねたが、相手GKの好守もあって仕留めきれず、後半4分の相手のオウンゴールが決勝点となった。

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Rソシエダード19歳FWチョー、今冬の移籍市場でニース行き間近 移籍金15億円と地元紙報道

モハメド・アリ・チョー(ロイター=Sipa USA)

レアル・ソシエダードのU-20フランス代表FWモハメド・アリ・チョー(19)が今冬の移籍市場でニースに移籍間近だと、クラブの地元紙エル・ディアリオ・バスコ電子版が7日に報じた。

チョーは昨季、移籍金1100万ユーロ(約17億500万円)でアンジェから加入した。しかしけがの影響もあって望むような出場時間を得られていない。所属1年半で公式戦40試合に出場し2得点3アシストを記録するも、わずか1228分しか出番がなかった。

今季ここまで公式戦16試合に出場しているが先発はわずか3試合のみで、ゴール、アシストともに記録していない。そのため今冬、期限付き移籍もしくは完全移籍でRソシエダードを離れることを希望し、最終的に後者を選択するとのことだ。

同紙はこの契約内容について、移籍金1000万ユーロ(約15億5000万円)プラス出来高200万ユーロ(約3億1000万円)、さらにニースが将来、チョーを他クラブに売却した場合、その移籍金の15%をRソシエダードが受け取れる条件になると説明。契約はまだ締結していないが、間もなく決定する見込みである。(高橋智行通信員)

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Rソシエダードのアクチュアルプレーイングタイム スペインリーグ最短の51分48秒に

レアル・ソシエダード久保建英(ロイター)

レアル・ソシエダードは今季ここまで、アクチュアルプレーイングタイム(試合開始から終了までに実際にプレーされた時間を指す。アウトオブプレーやファウルなどで試合が止まり、セットプレーやスローインなどで試合が再開するまでの時間を差し引いて算出される)がスペインリーグで最も短いチームになっていると、クラブの地元紙エル・ディアリオ・バスコが6日に報じた。

スペインリーグは2日から4日にかけて開催された第19節で、前半戦の全日程を終了した。これを受け同紙は、Rソシエダードの今季のリーグ戦19試合のアクチュアルプレーイングタイムの平均が51分48秒だと伝えた。これは20チーム中最も短い数字である。

一方、アクチュアルプレーイングタイムが最も長いチームは、レアル・マドリードで60分6秒。Rソシエダードと1試合平均8分以上もの差があった。

同紙はRソシエダードのアクチュアルプレーイングタイムが短い理由として、「対戦相手が試合を重ねるごとにラ・レアル(※Rソシエダードの愛称)のプレースタイルを理解していき、継続的にプレーを中断することで、ラ・レアルが意図する仕掛けを封じ込めようとしている」と説明した。(高橋智行通信員)

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バルセロナDFカンセロが左膝内側側副靭帯捻挫 全治2週間で来週のスペイン・スーパー杯欠場へ

カンセロ(2022年11月撮影)

バルセロナが5日、ポルトガル代表DFカンセロ(29)が左膝内側側副靭帯(じんたい)捻挫のけがを負ったことを発表した。

カンセロは4日に行われたスペインリーグ第19節ラス・パルマス戦に先発出場。チームが2-1の逆転勝利を収めた展開の中、前半にシュートを打った際に相手DFにブロックされたことで左足を痛め、11分に負傷交代を余儀なくされた。

その後、5日に受けた検査で左膝内側側副靭帯捻挫と診断された。クラブは復帰時期を明確にしていないが、スペイン紙ムンド・デポルティボによると、回復に約2週間かかるという。そのため来週10日(日本時間11日朝)にリヤド(サウジアラビア)で開催されるスペイン・スーパーカップ(バルセロナ、レアル・マドリード、オサスナ、アトレチコ・マドリードが参加)を欠場するとのことだ。

カンセロは今季バルセロナに加入し、瞬く間にシャビ監督にとって重要な選手の1人となった。ここまで公式戦22試合(スペインリーグ16試合、欧州チャンピンズリーグ6試合)に出場し、3得点2アシストを記録している。(高橋智行通信員)

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RソシエダードMF久保建英 アラベス戦で左足大腿四頭筋負傷も日本代表に合流予定

レアル・ソシエダード久保建英(ロイター)

レアル・ソシエダードが4日、日本代表MF久保建英(22)が左足大腿(だいたい)四頭筋を負傷したことを発表した。

久保は今年最初の公式戦となった2日のスペインリーグ第19節アラベス戦で先発出場。度重なるファウルを受けながら、後半アディショナルタイムの48分に交代した。

試合後、アルグアシル監督が「大腿部に痛みを感じており腫れもある」と久保の状態を説明。その後の検査で左足大腿四頭筋負傷と診断され、理学療法による治療を開始していた。

クラブによると、久保はこの後、14日初戦のアジア杯に臨む日本代表に合流し、引き続き治療を受ける予定。スペイン紙アスは、症状は深刻なものではなく、アジア杯初戦のベトナム戦に向けて回復する可能性が高いと伝えている。(高橋智行通信員)

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