日刊スポーツ

【アジア杯】南野拓実2ゴール1アシスト「チームとしての強さを見せられた」自ら誕生日前祝い

日本対ベトナム 前半、先制ゴールを決め笑顔を見せる南野(右)。左は板倉(撮影・足立雅史)

<アジア杯:日本4-2ベトナム>◇14日◇1次リーグD組◇第1戦◇ドーハ

【ドーハ14日=佐藤成】MF南野拓実が、初戦ベトナム戦で日本の今大会第1号を含む2ゴール1アシストをマークし、プレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれた。明日16日に迎える29歳の誕生日を前祝い。同じトップ下にMF久保建英(22=Rソシエダード)ら定位置を争うライバルがいる中で先発し「20代ラストイヤー」へ弾みをつけた。日本を優勝に導き、海外挑戦10年目を自ら彩っていく。

     ◇     ◇     ◇

2日早い誕生日プレゼントを、自身に贈った。最も欲していた得点だ。前半11分、左CKを相手GKがはじいた、こぼれ球に南野が反応した。右足で間隙(かんげき)を縫う先制点を挙げると、まさかの1-2とされた後の同45分には、冷静に相手の股を抜く。自らの森保ジャパン最多得点記録を更新する20点目。大台に載せて同点に追いつき、その5分後にMF中村へ反転しながらパスを出し、決勝ゴールをお膳立てした。

「逆転されて難しい展開だったけど、何とか前半のうちに逆転して、チームとしての強さを見せられて良かった。初戦は非常に重要だったので、勝ち点3を取って終えられて良かった」

2日後に29歳。この時期になると、思い出す。9年前の誕生日。19歳でオーストリア1部ザルツブルクへ移籍し、渡欧した直後。成人式を楽しむ地元の友人の笑顔が続々SNSにアップされる中、異国で孤独に練習した。ビッグになる覚悟を決めた宿命。寂しさを紛らわすため、ホテルのバーで「1人成人式」をした。

代表歴は10年目。15年10月のイラン戦でデビューしたが、ボールにすら触れなかった。「ゼロタッチ…実力を試す間もなかった」。狙っていた23歳でのW杯ロシア大会を逃す。それでも「考えても考えても答えは一緒。俺が選んだ道や。間違ってへん」と腐らなかった。UAEでの前回19年大会は、森保ジャパンの新エースとして迎えた。6試合1得点。1-3で敗れた決勝カタール戦で一矢報いただけだった。翌20年から背番号10。代表の「顔」になっても満足できなかった。

欧州チャンピオンズリーグ(CL)を経て、世界最高峰プレミアリーグのリバプールでもプレー。ところが、肝心の22年W杯カタール大会で調子を崩し、出場時間は56分に終わった。決勝トーナメント1回戦クロアチア戦では、PK戦の1番手に出て失敗し「人生最悪の日」と肩を落とした。

それでも立ち上がる。今季は序盤からモナコで本領を取り戻して16試合5得点4アシスト。フランスで月間MVPに輝き、昨年10月に代表復帰。2度目のアジア杯で2発スタートした。

20代ラストイヤーへ、感慨にふける暇はない。「この大会をいい形で終えて初めて、ゆっくり振り返りたい。いま思えば長いヨーロッパ生活だけど、こういう時、一番重要なのはチームがこういう展開でも勝つこと」。日本を5度目のアジア王座に押し上げ、あの日に1人で乾杯した成人の選択を、正解にしてみせる。

日本対ベトナム 前半、先制ゴールを決め笑顔を見せる南野(右)。左は板倉(撮影・足立雅史)
日本対ベトナム 前半、ゴールを決めガッツポーズする南野(右)(撮影・足立雅史)
日本対ベトナム 前半、ゴールを決め喜ぶ南野(中央)(撮影・足立雅史)
日本対ベトナム 前半、先制ゴールを決め歓喜する南野(中央右)。同左は菅原(撮影・足立雅史)
日本対ベトナム 前半、先制ゴールを決め、腕に巻いた喪章に手を添える南野(撮影・足立雅史)(撮影・足立雅史)
日本対ベトナム 前半、この日、自身2点目のゴールを右足で決める南野(中央)(撮影・足立雅史)
日本対ベトナム 前半、この日、自身2点目のゴールを決めた南野(右)。左は中村(撮影・足立雅史)
日本対ベトナム 勝利し笑顔を見せる南野(手前左から2人目)ら(撮影・足立雅史)
日本対ベトナム 勝利し笑顔でタッチを交わす南野(中央左)ら(撮影・足立雅史)
日本対ベトナム 後半、ボールカットに向かう南野(左)(撮影・足立雅史)

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【アジア杯】中村敬斗6戦6発で54年ぶり偉業再現「今まで打てなかった」スーパー弾で日本救う

日本対ベトナム 前半、ゴールを決めた中村(中央)(撮影・足立雅史)

<アジア杯:日本4-2ベトナム>◇14日◇1次リーグD組◇第1戦◇ドーハ

【ドーハ14日=佐藤成】3大会ぶり史上最多5度目の優勝を狙う日本(FIFAランキング17位)が、元監督のフィリップ・トルシエ氏(68)率いるベトナム(同94位)との初戦を4-2で制した。一時1-2とされる苦しい展開も、前半ロスタイムにMF中村敬斗(23=スタッド・ランス)が勝ち越しの3点目。70年の上田忠彦以来54年ぶり2人目の代表デビューから6戦6発で、国際Aマッチ10連勝と白星発進に導いた。

     ◇     ◇     ◇

ビューティフルにチームを救った。中村がアジアにあいさつした。一時リードを許すも、同点に追いついた直後の前半ロスタイム4分、MF南野からペナルティーエリア左角でボールを受ける。DF2人に囲まれるも、意に介さない。右足でゴール右上隅に決めた。

「いや、まあラッキーです。振ったら入った感じ」

昨年3月ウルグアイ戦のA代表デビューから6戦6得点。半世紀以上も前の偉業を54年ぶりに再現した。得意の形で練習を重ねてきた角度。「腰をひねったら(いい形に)持っていける自信はある。力入れすぎないように重心を乗せた」一撃がアジア史に刻まれた。

ずばぬけた決定力を誇ってきた。17年のU-17W杯インド大会ホンジュラス戦で日本人初のハットトリック。高校2年時に飛び級でG大阪とプロ契約を結び、A代表では昨年6月のエルサルバドル戦から実に5戦連発。先発はまだ3戦目ながら9月のトルコ戦で1試合2得点、翌10月のカナダ戦、元日のタイ戦と左サイドから得点を重ねてきた。

吉兆があった。当地入りした後の9日、非公開で行われたヨルダン戦。ここでも決めた。連発中も「まだスーパーゴールを取れていない」と謙遜していたが、この日と同じ角度から沈めた。好感触は残っていた。

連発を意識しない。「ラッキーなゴールが多いし、そこまで持ってくる、みんなのパスの方が難しい」と感謝を重ねるが、この日は2-2から。価値も放物線も文句なしの、敬斗ゾーンからのスーパー弾に「今日みたいなゴールは今まで代表では打てなかった。自分で言うのも何ですけど、いい時間帯に同点になって、ゴールも取れたので、良かった」と笑った。

左サイドには、負傷中の不動のエース三笘がいる。1次リーグの復帰を目指すが、回復具合は流動的。ただし関係ない。「三笘選手が復帰してもしなくても、自分のやることは変わらない。出るか出ないかは監督が決めること。出た時に、ベストパフォーマンスを出せれば」と自身にフォーカスする。公式戦は今大会が初。記録的なデビュー街道を歩む若き職人が、日本の左で存在感を増している。

◆中村敬斗(なかむら・けいと)2000年(平12)7月28日、千葉・我孫子市生まれ。三菱養和ユースから18年にG大阪入り。19年、ルヴァン杯で登竜門のニューヒーロー賞に輝く。同年7月、トゥウェンテ(オランダ)移籍。シントトロイデン(ベルギー)を経てLASK(オーストリア)で昨季31試合14得点。昨年8月に5大リーグのフランス1部スタッド・ランスに移籍。試合では短いソックスがトレードマーク。180センチ、73キロ、血液型A。

日本対ベトナム 前半、ゴールを決め、チームメートから祝福される中村(中央右)。同左は南野(撮影・足立雅史)
日本対ベトナム 前半、ゴールを決めた中村(後方左から4人目)はチームメートに祝福され笑顔を見せる(撮影・足立雅史)
日本対ベトナム 後半、交代し森保監督(右)からねぎらいを受ける中村(撮影・足立雅史)
日本対ベトナム 試合を終え、勝利した森保監督(左)は中村と握手を交わす(撮影・足立雅史)
日本対ベトナム 前半、ボールを足を出す中村(左端)(撮影・足立雅史)
初戦を快勝した日本代表(ロイター)
【イラスト】日本のアジア杯戦績
【イラスト】日本の国際Aマッチ・ベトナム戦

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【アジア杯】MF守田英正が勝利スタート支える「前半のうちに逆転できたことは僕たちの強み」

初戦を快勝した日本代表(ロイター)

<アジア杯:日本4-2ベトナム>◇14日◇1次リーグD組◇第1戦◇ドーハ

スタメン出場し、後半31分までプレーしたMF守田英正(28=スポルティング)は、攻守で積極的にボールに絡んだ。

先制しながら2失点し、一時は逆転を許す展開に反省もしたが、ベトナムが好チームだったこともつけ加えた。守田は「僕たちに対して準備してきたんだな、いいチームだなと思った。油断とかはなく、対等に戦った内容の結果、厳しい展開になってしまった」と相手をリスペクトした。

その上で、落ち着きを取り戻して勝利をつかんだ自分たちの戦いにも手応えを得た。「前半のうちに逆転できたことは僕たちの強みというか、今の代表の力だと思っている。後半うまく整理して、失点することなく、1点取れてたのも良かった」。献身的なプレーでチームを支えたボランチは、苦戦しながらも初戦勝利を挙げたことに胸を張った。

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【アジア杯】日本苦しめたトルシエ監督「選手たちの戦った姿勢に満足」一時勝ち越し驚かせる

日本対ベトナム 試合を終え、健闘をたたえ合う森保監督(右)とベトナム代表トルシエ監督(撮影・足立雅史)

<アジア杯:日本4-2ベトナム>◇1次リーグ◇第1戦◇14日◇カタール・ドーハ

ベトナムの「白い魔術師」トルシエ監督が、かつての指揮国を苦しめた。0-1の前半16分からグエン・ディン・バク、ファム・トゥアン・ハイの両FWの得点で試合をひっくり返す。この大会は日本を率いた00年に優勝、続く02年W杯日韓大会で初のベスト16に導いたフランス人が一時勝ち越して驚かせた。

昨年2月に就任。前体制の守備型からパスワーク重視のスタイルに変え、日本相手にも前半はしっかりボールをつなぎ持ち味は発揮した。トルシエ監督は「選手たちの戦った姿勢には満足している。ただ、勝っても負けてもまだまだ戦いは続く」と切り替えていた。

日本対ベトナム 試合を終え、健闘をたたえ合う森保監督(右)とベトナム代表トルシエ監督(撮影・足立雅史)
日本対ベトナム 試合前、握手を交わす森保監督(右)とベトナム代表のトルシエ監督(撮影・足立雅史)
同点ゴールを決め喜ぶベトナムのグエン・ディン・バク
勝ち越しゴールを決めるベトナムのファム・トゥアン・ハイ(左)(ロイター)

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【アジア杯】「デリ敬斗ゾーン」がトレンド入り MF中村敬斗の得意エリアの愛称が拡散

日本対ベトナム 前半、ゴールを決めた中村(中央)(撮影・足立雅史)

<アジア杯:日本4-2ベトナム>◇14日◇1次リーグD組◇第1戦◇ドーハ

先制点を決めながらもその後2失点した日本をMF中村敬斗(23=スタッド・ランス)が救った。

2-2に追い付いた後の前半終了間際、ペナルティーエリア外の左で受けると、相手をかわして右足でゴール右上にスーパーゴールを決めた。

70年の上田忠彦以来、54年ぶり2人目となるA代表デビューから6戦6発の偉業を達成したゴールには、サポーターも盛り上がった。

X(旧ツイッター)では「デリ敬斗ゾーン」がトレンド入り。中村がガンバ大阪時代から得意としていた左サイドからのカットインシュートの“愛称”が、G大阪時代に得点を決めた動画とともに、再注目されている。

日本対ベトナム 前半、ゴールを決めた中村(後方左から4人目)はチームメートに祝福され笑顔を見せる(撮影・足立雅史)
日本対ベトナム 前半、右足でゴールを決める中村(後方中央)(撮影・足立雅史)
日本対ベトナム 前半、ボールを足を出す中村(左端)(撮影・足立雅史)
日本対ベトナム 後半、交代し森保監督(右)からねぎらいを受ける中村(撮影・足立雅史)

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【アジア杯】2得点のMF南野拓実がプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選出「何とか強さを示せた」

日本対ベトナム 前半、先制ゴールを決め笑顔を見せる南野(右)。左は板倉(撮影・足立雅史)

<アジア杯:日本4-2ベトナム>◇1次リーグ◇第1戦◇14日◇カタール・ドーハ

サッカー日本代表(FIFAランキング17位)が14日、アジアカップ(アジア杯)カタール大会の1次リーグ初戦で、元監督フィリップ・トルシエ氏(68)率いるベトナム代表(同94位)と対戦。MF南野拓実(28=モナコ)の2ゴールなどで4得点を挙げ、幸先良く白星スタートを切った。

前半11分に先制点、1-2の前半45分に同点弾を決めた南野はプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選出された。試合後の南野のコメントは以下の通り

-試合終えて

南野 「今日の試合は初戦で重要な一戦だった。結果的に勝利できて良かった」

-同点ゴールの場面

南野 「先制点を取った後に逆転された後、ゴールでチームを助けたいと思っていた。前半終了間際のいい時間帯に取れて、さらに勝ち越しにつながった。試合運びとしては良くなかったが、何とか強さを示すことが出来て良かった」

-次戦へ

南野 「まだ初戦。グループ突破が決まったわけではない。次も気を引き締めていい準備をしたい」

アジア杯カタール大会1次リーグ 日本対ベトナム (撮影・足立雅史)=2024年1月14日(現地時間)
アジア杯カタール大会1次リーグ 日本対ベトナム (撮影・足立雅史)=2024年1月14日(現地時間)
アジア杯カタール大会1次リーグ 日本対ベトナム (撮影・足立雅史)=2024年1月14日(現地時間)
日本対ベトナム 前半、この日、自身2点目のゴールを右足で決める南野(中央)(撮影・足立雅史)
日本対ベトナム 前半、この日、自身2点目のゴールを決めた南野(右)。左は中村(撮影・足立雅史)
日本対ベトナム 後半、左足でシュートを放つ南野(撮影・足立雅史)
日本対ベトナム 後半、ボールカットに向かう南野(左)(撮影・足立雅史)

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【アジア杯】主将のMF遠藤航、失点猛省も「90分で勝つことを意識していた」先発フル出場

日本対ベトナム 前半、ベトナム代表のグエン・ディン・バク(左)と競り合う遠藤(撮影・足立雅史)

<アジア杯:日本4-2ベトナム>◇1次リーグ◇第1戦◇14日◇カタール・ドーハ 

サッカー日本代表(FIFAランキング17位)が14日、アジアカップ(アジア杯)カタール大会の1次リーグ初戦で、元監督フィリップ・トルシエ氏(68)率いるベトナム代表(同94位)と対戦。一時は1-2と逆転を許したが、MF南野拓実(28=モナコ)の2ゴールなどで4得点を挙げ、幸先良く白星スタートを切った。

主将のMF遠藤航(30=リバプール)は先発フル出場。試合後の遠藤のコメントは以下の通り。

-一時は逆転された。主将としてどうコミュニケーションをとったか

遠藤 「厳しい戦いになるのはイメージしていた。失点は反省しないといけないが90分で勝つことを意識していた。前半でひっくり返せたのは大きかった。勝ちきれたのはよかった」

-得点に絡む動きもあった

遠藤 「満足はしていないが、縦に付けるところは意識していた。攻守で相手より速く、すきがあれば縦パスを意識していた。(南野)拓実も落ち着いて決めてくれた」

日本対ベトナム 前半、ベトナム代表のファム・トゥアン・ハイにゴールを決められ、厳しい表情の遠藤(右)(撮影・足立雅史)
日本対ベトナム 前半、ユニホームを引っ張られる菅原(左)。右は遠藤(撮影・足立雅史)

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【アジア杯】上田綺世、DF2人股抜きシュートで4点目「FWが点取れば盛り上がる」代表8点目

日本対ベトナム 後半、ゴールを決める上田(中央)(撮影・足立雅史)

<アジア杯カタール大会:日本4-2ベトナム>◇14日◇1次リーグD組◇第1戦◇ドーハ

後半からピッチに立ったFW上田綺世が、日本の4点目を決めた。

最前線で相手DFと駆け引きを繰り返して迎えた後半40分、投入されたばかりのMF久保から左足アウトサイドのパスを受けるとゴール前で冷静にDFをかわし、右足で相手DF2人の股を抜くシュート。見事にネットを揺らした。「FWが点を取ったら盛り上がる。それがFWの良さでもあるけど、それは求められることだし必要なこと。常に意識していきたい」と話していた背番号9が、自身代表8点目となるゴールで勝利を引き寄せた。

ゴールを決める上田(ロイター)
日本対ベトナム 後半、ゴールを決める上田(撮影・足立雅史)
日本対ベトナム 後半、ゴールを決め、アシストの久保(中央上)らから祝福される上田(同下)(撮影・足立雅史)
日本対ベトナム 後半、ゴールを決め笑顔を見せる上田(中央右)。同左はアシストの久保(撮影・足立雅史)
日本対ベトナム 後半、ゴールを決める上田(撮影・足立雅史)
後半、ゴールを決め、祝福される上田
後半、ゴールを決め、祝福される上田
追加点を挙げ喜ぶ上田ら日本代表イレブン(ロイター)

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【アジア杯】南野2発、中村、上田弾で白星発進、トルシエ監督率いるベトナム下す/ライブ詳細

<アジア杯:日本4-2ベトナム>◇1次リーグ◇第1戦◇14日◇カタール・ドーハ

サッカー日本代表(FIFAランキング17位)が14日、アジアカップ(アジア杯)カタール大会の1次リーグ初戦で、元監督フィリップ・トルシエ氏(68)率いるベトナム代表(同94位)と対戦。南野の2ゴールなどで4得点を挙げ、幸先良く白星スタートを切った。

日 本3-2
1-0
ベトナム

▼得点者

前半11分【日】南野

前半16分【ベ】グエン・ディン・バク

前半33分【ベ】ファム・トゥアン・ハイ

前半45分【日】南野

前半49分【日】中村

後半40分【日】上田

試合後

試合後、健闘を称えあう日本代表森保監督(左)とベトナム代表のトルシエ監督(ロイター)

日本対ベトナム 試合を終え、健闘をたたえ合う森保監督(右)とベトナム代表トルシエ監督(撮影・足立雅史)

能登半島地震の被災者へメッセージを送る選手たち(ロイター)

初戦を快勝した日本代表(ロイター)

試合経過

円陣を組む日本代表イレブン(ロイター)

【前半1分 日本-ベトナム】

日本 日本ボールでキックオフ

【前半10分 日本-ベトナム】

日本 伊藤洋輝のオーバーラップからCKゲット

日本が先制!

【前半11分 日本1-0ベトナム】

日本 左CKがファーに流れてきたところを走り込んできた菅原がシュート、

GKに当たったこぼれ球を中央にいた南野が右足で冷静に流し込み先制

日本対ベトナム 前半、先制ゴールを決め笑顔を見せる南野(右)。左は板倉(撮影・足立雅史)

先制ゴールを決める南野(ロイター)

ベトナムが追いつく

【前半16分 日本1-1ベトナム】

ベトナム 左CKをニアサイドでグエン・ディン・バクが頭でそらすとそのままゴールに吸い込まれ同点ゴール

同点ゴールを決め喜ぶベトナムのグエン・ディン・バク

日本対ベトナム 前半、ベトナム代表グエン・ディン・バックにゴールを決められ、選手たちに指示を出す森保監督(後方)(撮影・足立雅史)

【前半23分 日本1-1ベトナム】

日本 南野のシュートはDFに阻まれる

【前半32分 日本1-1ベトナム】

日本 裏に抜け出そうとしたベトナム選手をスライディングで止めた菅原にイエローカード

ベトナムが勝ち越し

【前半33分 日本1-2ベトナム】

ベトナム FKからブイ・ホアン・ビエト・アインがヘディングシュート

鈴木彩艶が触るもクリアしきれなかったところをファーサイドに詰めていたファム・トゥアン・ハイが押し込み勝ち越し

ブイ・ホアン・ビエト・アインのシュートをはじく鈴木彩艶(AP)

勝ち越しゴールを決めるベトナムのファム・トゥアン・ハイ(左)(ロイター)

【前半40分 日本1-2ベトナム】

日本 伊藤がミドルレンジから左足でシュートを放つも大きくバーの上へ

日本が同点に追いつく

【前半44分 日本2-2ベトナム】

日本 遠藤の縦パスをエリア内で受けた南野がそのまま右足で流し込み同点ゴール

日本対ベトナム 前半、この日、自身2点目のゴールを右足で決める南野(中央)(撮影・足立雅史)

日本が再び勝ち越し!

【前半50分 日本3-2ベトナム】

日本 中村がDFに囲まれながらも右足で強烈なシュートを放つと、ゴールに吸い込まれ勝ち越し

勝ち越しゴールを決める中村(ロイター)

前半終了間際に勝ち越しゴールを決め喜ぶ中村ら日本代表(ロイター)

【前53分 日本3-2タイ】

前半終了

■■■■ハーフタイム■■■■

【後半0分 日本3-2ベトナム】

日本 上田IN 細谷OUT

【後半0分 日本3-2ベトナム】

ベトナム レ・ファム・タン・ロンIN グエン・トゥアン・アインOUT

【後半1分 日本3-2ベトナム】

ベトナムボールでキックオフ

【後半18分 日本3-2ベトナム】

日本 堂安IN 中村OUT

後半18分に退いた中村は森保監督と握手(ロイター)

【後半19分 日本3-2ベトナム】

ベトナム グエン・バン・チュオン、クアト・バン・カンIN ボ・ミン・チョン、グエン・ディン・バクOUT

【後半19分 日本3-2ベトナム】

日本 CKからこぼれ球を拾った伊藤が柔らかなパスを入れるがGKにクリアされる

【後半24分 日本3-2ベトナム】

日本 南野が左脚で強烈なミドルシュートを放つもGKに防がれる

日本対ベトナム 後半、左足でシュートを放つ南野(撮影・足立雅史)

【後半29分 日本3-2ベトナム】

日本 遠藤の縦パスから上田が強烈なシュートを放つもオフサイドの判定

【後半32分 日本3-2ベトナム】

日本 佐野IN 守田OUT、毎熊IN 菅原OUT

【後半33分 日本3-2ベトナム】

ベトナム チュオン・ティエン・アインIN ファム・シャン・マインOUT

【後半39分 日本3-2ベトナム】

日本 久保IN 南野OUT

日本が追加点

【後半40分 日本4-2ベトナム】

日本 遠藤の縦パスから堂安、久保とつなぎ最後は上田が右足で追加点

ゴールを決める上田(ロイター)

日本対ベトナム 後半、ゴールを決める上田(中央)(撮影・足立雅史)

追加点を挙げ喜ぶ上田ら日本代表イレブン(ロイター)

【後半41分 日本4-2タイ】

観衆が17385人と発表される

観衆が17385人と発表された(AP)

【後半50分 日本4-2ベトナム】

日本 久保が左サイドからクロスを入れるがそのままラインを割る

【後半51分 日本4-2ベトナム】

試合終了

試合前

日本対ベトナム 試合前、握手を交わす森保監督(右)とベトナム代表のトルシエ監督(撮影・足立雅史)

ベトナム戦前に練習する日本代表(ロイター)

客席で日の丸を振る日本サポーター(ロイター)

スタメン

<日本代表スタメン>

GK 鈴木彩艶

DF 菅原由勢、板倉滉、谷口彰悟、伊藤洋輝

MF 遠藤航、守田英正、南野拓実

FW 伊東純也、中村敬斗、細谷真大

<日本代表ベンチ>

GK 前川黛也、野沢大志ブランドン

DF 町田浩樹、毎熊晟矢、渡辺剛

MF 堂安律、旗手怜央、久保建英、佐野海舟

FW 上田綺世、浅野拓磨、前田大然

日本代表メンバー

【イラスト】日本代表アジア杯メンバー

日本代表24年の日程&結果

【イラスト】24年のサッカー日本代表日程&結果

【イラスト】日本のベトナム戦スタメン
日本対ベトナム 試合前、日の丸のペイントで笑顔を見せるサポーター(撮影・足立雅史)
アルスママ競技場前で笑顔を見せる日本代表サポーター(ロイター)

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【アジア杯】FW上田綺世のゴールで日本4点目 MF久保建英が途中出場から1分後にアシスト

日本対ベトナム 後半、ゴールを決める上田(撮影・足立雅史)

<アジア杯:日本-ベトナム>◇14日◇1次リーグD組◇第1戦◇ドーハ

後半39分に、日本が後半初得点を決めてスコアを4-2とした。

MF久保建英(22=レアル・ソシエダード)の投入直後に、得点が生まれた。

中盤でMF遠藤航(30=リバプール)、MF堂安律(25=フライブルク)、久保とつないで前線に運ぶと、ゴール前で久保からの左足アウトサイドのパスを受けたFW上田綺世(25=フェイエノールト)が相手DFをかわし、右足で力強いシュート。そのボールは相手DF2人の股を抜き、ゴールネットを揺らした。

日本対ベトナム 後半、ゴールを決める上田(撮影・足立雅史)
後半、ゴールを決め、祝福される上田
日本対ベトナム 後半、ゴールを決め、アシストの久保(中央上)らから祝福される上田(同下)(撮影・足立雅史)
日本対ベトナム 後半、ゴールを決め笑顔を見せる上田(中央右)。同左はアシストの久保(撮影・足立雅史)

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【日本代表】森保監督歴代最多74試合目飾る!ベトナムのトルシエ監督との新旧指揮官対決制した

日本対ベトナム 前半、先制ゴールを決め笑顔を見せる南野(右)。左は板倉(撮影・足立雅史)

<アジアカップ(アジア杯):日本4-2ベトナム>◇14日◇1次リーグD組◇第1戦◇ドーハ

日本代表(FIFAランキング17位)が森保一監督(55)が、ベトナム代表(同94位)のフィリップ・トルシエ監督(68)との新旧日本代表指揮官対決を4-2と制した。

2018年に就任した森保監督は国際Aマッチ74試合目の指揮となり、歴代単独最多となった。1960~70年代に監督を務めた元日本協会会長の長沼健氏の73試合を抜くとともに、AFCアジアカップ(アジア杯)で3大会ぶり5度目の優勝へ幸先良く白星発信となった。

DF冨安、MF三笘の主力を負傷で欠く日本はGK鈴木彩艶、DFは右から菅原由勢、板倉滉、谷口彰悟、伊藤洋輝。ボランチに遠藤航と守田英正。右MFに伊東純也、トップ下に南野拓実、左に中村敬斗。FWは1トップで細谷真大が先発した。

前半11分、日本が先制した。左CKがファーサイドに流れ、菅原がシュート。こぼれ球を南野が冷静に右足で流し込み、1-0とした。だが、ベトナムも反撃に出る。

前半16分、左CKからニアサイドに入った選手が頭でそらすと、そのままファーポスト際にゴールイン。アンラッキーな失点で追いつかれた。さらに前半33分、FKから相手選手がヘディングシュート。セーブを試みたGK鈴木が触るもこぼれ球となり、押し込まれて1-2と勝ち越しを許した。

ただ日本も黙っていない。前半45分、遠藤のパスを狭いスペースで受けた南野が巧みな身のこなしから冷静に右足でコースを突いたシュート。これが決まり2-2の同点となった。南野は代表通算20点目となった。

さらに攻勢に出た日本は、前半アディショナルタイムの49分、左ペナルティーエリアの角付近でボールを受けた中村が、相手2選手をかわしながら右足で対角の右隅へ鮮やかなゴールを決めた。3-2と前半のうちに勝ち越しに成功した。中村は昨年3月24日のウルグアイ戦でデビューし、6試合で6得点。これは1970年の上田忠彦以来、54年ぶりの記録となった。三笘薫が負傷の中、あらためてストライカーとしての存在感を発揮した。

日本は後半開始から細谷に代えて上田綺世を投入した。よりボールが回るようになり、試合の主導権を握った。後半18分には中村に代えて堂安律もピッチに送り出し、両サイドを使った波状攻撃から追加点を狙った。

後半24分には南野が強烈なミドルシュートを放つが、これはGKにセーブされた。同28分には上田が右サイド角度のない位置からシュートを放つが、これもセーブされた。

後半31分には守田に代えてMF佐野海舟、DF菅原に代えてDF毎熊晟矢を投入する。フレッシュな選手を入れることで、攻守の活性化を図った。後半39分には南野に代えて久保建英をピッチに入れた。また攻撃が加速する。

そして後半40分、遠藤のパスからゴール前で堂安、久保、上田と素早くつなぎ、上田が強烈な右足シュートを決めた。久保は出場から1分後にアシストを記録し、日本は4-2とリードを2点差に広げた。選手層の厚さを見せつけ、昨年6月15日のエルサルバドル戦から国際Aマッチ10連勝となった。南野がプレイヤーオブザマッチに選出された。

アジア杯は24チームが1次リーグ6組に分かれ、各組2位までと3位の成績上位4チームがベスト16による決勝トーナメントに進む。日本は19日の第2戦でイラク、24日の第3戦でインドネシアと顔を合わせる。

▼得点者

前半11分【日】南野

前半16分【ベ】グエン・ディン・バク

前半33分【ベ】ファム・トゥアン・ハイ

前半45分【日】南野

前半49分【日】中村

後半40分【日】上田

日本対ベトナム 前半、ゴールを決め、チームメートから祝福される中村(中央右)。同左は南野(撮影・足立雅史)
日本対ベトナム 前半、ゴールを決め、チームメートから祝福される中村(中央右)。同左は南野(撮影・足立雅史)
【イラスト】24年のサッカー日本代表日程&結果
追加点を挙げ喜ぶ上田ら日本代表イレブン(ロイター)
【イラスト】第2次森保ジャパン戦績
【イラスト】日本のアジア杯戦績

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【アジア杯】中村敬斗の勝ち越し弾にSNS祭り状態「プレーもイケメン」「デルピエロみたい」

日本対ベトナム 前半、右足でゴールを決める中村(後方中央)(撮影・足立雅史)

<アジア杯:日本-ベトナム>◇1次リーグ◇第1戦◇14日◇カタール・ドーハ

サッカー日本代表(FIFAランキング17位)が14日、アジアカップ(アジア杯)カタール大会の1次リーグ初戦で、元監督フィリップ・トルシエ氏(68)率いるベトナム代表(同94位)と対戦。2-2の前半アディショナルタイム、MF中村敬斗(23=スタッドランス)が6戦6発を達成し、日本が勝ち越しに成功した。

X(旧ツイッター)では中村のスーパーゴールでお祭り状態。「中村敬斗」がトレンド入りし「顔だけじゃなくてプレーもイケメン」「中村敬斗ゾーン、デルピエロみたい」「俺達の最強イケメン中村敬斗様の逆転弾」「中村敬斗は顔だけじゃなく精度バケモノうますぎな~」「中村敬斗コウチーニョ」との声が上がっている。

日本対ベトナム 前半、ゴールを決めた中村(後方左から4人目)はチームメートに祝福され笑顔を見せる(撮影・足立雅史)
日本対ベトナム 前半、ボールを足を出す中村(左端)(撮影・足立雅史)
日本対ベトナム 前半、ゴールを決め、チームメートから祝福される中村(中央右)。同左は南野(撮影・足立雅史)
後半18分に退いた中村は森保監督と握手(ロイター)
日本対ベトナム 前半、右足でゴールを決める中村(後方中央)(撮影・足立雅史)
ベトナム戦に臨む日本代表イレブン(ロイター)
日本対ベトナム 後半、交代し森保監督(右)からねぎらいを受ける中村(撮影・足立雅史)
日本対ベトナム 前半、ゴールを決めた中村(中央)(撮影・足立雅史)
前半終了間際に勝ち越しゴールを決め喜ぶ中村ら日本代表(ロイター)
日本対ベトナム 前半、ボールを足を出す中村(左端)(撮影・足立雅史)
円陣を組む日本代表イレブン(ロイター)
【イラスト】日本のベトナム戦スタメン
日本-ベトナム戦がが行われるカタール・アルスママ競技場(撮影・足立雅史)
日本-ベトナム戦がが行われるカタール・アルスママ競技場(撮影・足立雅史)
日本-ベトナム戦がが行われるカタール・アルスママ競技場(撮影・足立雅史)
日本-ベトナム戦がが行われるカタール・アルスママ競技場(撮影・足立雅史)
【イラスト】24年のサッカー日本代表日程&結果
【イラスト】日本のアジア杯戦績

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【アジア杯】MF南野拓実が2点目 国際Aマッチ通算20点目で同点に追いつく

日本対ベトナム 前半、この日、自身2点目のゴールを右足で決める南野(中央)(撮影・足立雅史)

<アジア杯:日本-ベトナム>◇14日◇1次リーグD組◇第1戦◇ドーハ

MF南野拓実(28=モナコ)が2点目を追加した。

1-2の前半45分、MF遠藤からパスを受けると、冷静に右足を振り抜き、相手の股を抜いてシュート。ゴール右へ流し込み、同点に追いついた。前半11分にも先制点を決めており、この日2ゴール目。国際Aマッチ通算20点目に到達した。

試合に向けて「ゴールに結びつけるのが僕の仕事」と話していたとおり、しっかり結果を出していた。

ゴールを決め喜ぶ南野(撮影・足立雅史)
日本対ベトナム 前半、先制ゴールを決め笑顔を見せる南野(右)。左は板倉(撮影・足立雅史)
先制ゴールを決める南野(ロイター)
試合前の練習に臨む南野(撮影・足立雅史)
13日、練習でボールを追う、左から1人おいて遠藤、南野、板倉(撮影・足立雅史)

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【アジア杯】ベトナムに2失点、SNS「ドイツとスペインの気持ちが何となく分かった気がする」

勝ち越しゴールを決めるベトナムのファム・トゥアン・ハイ(左)(ロイター)

<アジア杯:日本-ベトナム>◇1次リーグ◇第1戦◇14日◇カタール・ドーハ

サッカー日本代表(FIFAランキング17位)が14日、アジアカップ(アジア杯)カタール大会の1次リーグ初戦で、元監督フィリップ・トルシエ氏(68)率いるベトナム代表(同94位)と対戦。日本は前半11分、MF南野拓実の得点で先制も、直後の前半16分、ベトナムが左コーナーキックから背番号「15」のFWグエン・ディン・バクにニアからヘディングシュートを打たれ同点に追い付かれた。さらに前半33分、自陣でDF菅原由勢がファウルで与えたフリーキックから失点し逆転された。

X(旧ツイッター)では「ベトナム」がトレンド2位にランクイン(1位は#光る君へ)。

「日本の10連勝止めるのベトナムとかドイツ人のメンタル狂うだろ」「日本逆転された…ドイツとスペインの気持ちが何となく分かった気がする」「ベトナムがリバプールみたいな戦術している」「ベトナム、日本相手にこんだけボールつなげるのか、ドイツ戦の日本の逆やられてる感じ」「トルシエさんが日本対策してきて翻弄(ほんろう)されている」「ドイツ、スペインよりベトナムの時代が来てるな」と、トルシエベトナムの完成度に感服する声が続々とあがった。

日本対ベトナム 前半、ベトナム代表グエン・ディン・バックにゴールを決められ、選手たちに指示を出す森保監督(後方)(撮影・足立雅史)
同点ゴールを決め喜ぶベトナムのグエン・ディン・バク

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【アジア杯】中村敬斗が右足で決め歴史的6戦6発!70年上田忠彦に次ぐ54年ぶり2人目の快挙

アジア杯カタール大会1次リーグ 日本対ベトナム (撮影・足立雅史)=2024年1月14日(現地時間)

<アジア杯:日本-ベトナム>◇1次リーグ◇第1戦◇14日◇カタール・ドーハ

サッカー日本代表(FIFAランキング17位)が14日、アジアカップ(アジア杯)カタール大会の1次リーグ初戦で、元監督フィリップ・トルシエ氏(68)率いるベトナム代表(同94位)と対戦。2-2の前半アディショナルタイム、MF中村敬斗(23=スタッドランス)が6戦6発を達成した。 6戦6発は、70年の上田忠彦に次いで54年ぶり2人目の快挙となった。

前半アディショナルタイム、DF谷口からボールをつなぎ、MF南野を経由し中村へ。中村はペナルティーエリア外の左から、思い切り右足を振り抜いた。本人は6戦6発に「(意識は)全然してないですね。ラッキーなゴールが多い。まあ、そこまで持ってくるみんなのパスとかがの方が難しいと思う。そっちに感謝したいですね」と話していたが、シュートのうまさが際立つ歴史に刻む1発となった。

試合後は「ベトナムが引いてきてカウンター狙いというのは、あらかじめ分かっていたことだったけど、いざ試合に入ったら相手が想像以上に狙ってきて。僕の中ではミドルシュートだったり、それで出てくるので、そのスペースを使ってスルーパスをイメージした。いい時間帯に点が取れて良かった。パスを受けた時から振り抜こうと思っていた。それがいいコースに飛んで良かったです。まず結果がすごく大事だと思う。次の試合も必ず勝ちたい」と振り返っていた。

日本対ベトナム 後半、交代し森保監督(右)からねぎらいを受ける中村(撮影・足立雅史)
日本対ベトナム 前半、ゴールを決めた中村(中央)(撮影・足立雅史)
日本対ベトナム 前半、ゴールを決め、チームメートから祝福される中村(中央右)。同左は南野(撮影・足立雅史)
日本対ベトナム 前半、ゴールを決め、チームメートから祝福される中村(中央右)。同左は南野(撮影・足立雅史)
日本対ベトナム 前半、ボールを足を出す中村(左端)(撮影・足立雅史)
ベトナム戦に臨む日本代表イレブン(ロイター)
円陣を組む日本代表イレブン(ロイター)
日本-ベトナム戦が行われるアルスママ競技場(ロイター)
【イラスト】日本のベトナム戦スタメン
日本-ベトナム戦がが行われるカタール・アルスママ競技場(撮影・足立雅史)
日本-ベトナム戦がが行われるカタール・アルスママ競技場(撮影・足立雅史)
日本-ベトナム戦がが行われるカタール・アルスママ競技場(撮影・足立雅史)
【イラスト】24年のサッカー日本代表日程&結果
【イラスト】日本のアジア杯戦績
後半18分に退いた中村は森保監督と握手(ロイター)
日本対ベトナム 前半、右足でゴールを決める中村(後方中央)(撮影・足立雅史)
日本対ベトナム 試合前練習に臨む中村(左)と細谷(撮影・足立雅史)

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【アジア杯】ベトナムの白い魔術師トルシエ監督が日本相手に前半2点!一時勝ち越しのサプライズ

日本対ベトナム 試合前、握手を交わす森保監督(右)とベトナム代表のトルシエ監督(撮影・足立雅史)

<アジア杯:日本-ベトナム>◇14日◇1次リーグD組◇第1戦◇ドーハ

日本代表(FIFAランキング17位)がAFCアジアカップ(アジア杯)カタール大会の初戦で、元監督のフィリップ・トルシエ氏(68)率いるベトナム代表(同94位)と対戦した。

前半、伏兵のベトナムがリードを奪った。前半11分にMF南野拓実に先制点を許したものの、わずか5分後にグエン・ディン・バクがCKに頭を合わせて同点弾を決める。さらには33分にFKからファム・トゥアン・ハイが決め、試合をひっくり返した。

前回19年UAE大会の準々決勝でも0-1で日本に惜敗していた東南アジアの雄。終了間際、再び南野に決められて2-2とされ、さらに中村敬斗に豪快弾を沈められたものの、初戦からビッグサプライズを起こそうとした。

立役者は「白い魔術師」トルシエ監督だ。日本を率いた00年アジア大会レバノン大会では、自国開催以外では初めての優勝に導く。02年FIFAワールドカップ(W杯)日韓大会では初のベスト16に導いたことで高い知名度を誇る。

ベトナムの監督には昨年2月に就任。韓国人指揮官が率いていた前体制では堅守速攻だったが、パスワークを重視するスタイルにモデルチェンジ。U-23代表も指導し、積極的に登用する若手が躍動した。

68歳になったフランス人は、前日会見で不敵に笑っていた。

「歴史上、たくさんのサプライズがあった。日本とは10回やって9回は負けるかもしれないが、1回は勝てる可能性がある。それが明日かもしれない」

ベトナムと日本の対戦成績は1勝1分け7敗。通算10試合目で、魔法はかかるのか。

同点ゴールを決め喜ぶベトナムのグエン・ディン・バク
日本対ベトナム 前半、ベトナム代表グエン・ディン・バックにゴールを決められ、選手たちに指示を出す森保監督(後方)(撮影・足立雅史)
勝ち越しゴールを決めるベトナムのファム・トゥアン・ハイ(左)(ロイター)
日本対ベトナム 前半、ベトナム代表のファム・トゥアン・ハイにゴールを決められ、厳しい表情の森保監督(左から2人目)(撮影・足立雅史)

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【アジア杯】日本がベトナムに逆転許す セットプレーからベトナムが2点目

日本対ベトナム 前半、ベトナム代表のファム・トゥアン・ハイにゴールを決められ、厳しい表情の森保監督(左から2人目)(撮影・足立雅史)

<アジア杯:日本-ベトナム>◇14日◇1次リーグD組◇第1戦◇ドーハ

サッカー日本代表(FIFAランキング17位)がAFCアジアカップ(アジア杯)カタール大会の1次リーグ初戦で、元監督フィリップ・トルシエ氏(68)率いるベトナム代表(同94位)に逆転を許した。

1-1の前半33分、ベトナムは中央左でFKを獲得。これをDFファム・トゥアン・タイが左足で中央へ入れると、ファーサイドのDFブイ・ホアン・ビエト・アインが頭で折り返し、最後はFWファム・トゥアン・ハイがゴール左に蹴り込んだ。

日本は同11分に先制したが、同16分に続く失点で、逆転を許した。

勝ち越しゴールを決めるベトナムのファム・トゥアン・ハイ(左)(ロイター)
日本対ベトナム 前半、ベトナム代表グエン・ディン・バックにゴールを決められ、選手たちに指示を出す森保監督(後方)(撮影・足立雅史)
同点ゴールを決め喜ぶベトナムのグエン・ディン・バク
日本対ベトナム 試合前、握手を交わす森保監督(右)とベトナム代表のトルシエ監督(撮影・足立雅史)

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【アジア杯】MF南野拓実が先制ゴール アジア杯1号 森保ジャパン最多19得点目

日本対ベトナム 前半、先制ゴールを決め笑顔を見せる南野(右)。左は板倉(撮影・足立雅史)

<アジア杯:日本-ベトナム>◇14日◇1次リーグD組◇第1戦◇ドーハ

MF南野拓実(28=モナコ)が先制点を決めた。前半11分、左CKから相手GKからがはじいたこぼれ球に反応。右足で流し込んだ。アジア杯1号。

1日のタイ代表戦(国立)では22年2月1日W杯アジア最終予選のサウジアラビア戦以来1年11カ月ぶりに得点し、2戦連発。森保ジャパンでの国際Aマッチ通算19得点目で、2位FW大迫(17点)を上回る最多を更新。解説の元日本代表MF小野伸二氏も「自信を取り戻したのでしょう」とうなずいていた。

日本対ベトナム 前半、先制ゴールを決め笑顔を見せる南野(右)。左は板倉(撮影・足立雅史)
日本対ベトナム 前半、この日、自身2点目のゴールを右足で決める南野(中央)(撮影・足立雅史)
日本対ベトナム 後半、左足でシュートを放つ南野(撮影・足立雅史)
日本対ベトナム 前半、この日、自身2点目のゴールを決めた南野(右)。左は中村(撮影・足立雅史)
アジア杯カタール大会1次リーグ 日本対ベトナム (撮影・足立雅史)=2024年1月14日(現地時間)
日本対ベトナム 前半、先制ゴールを決め、腕に巻いた喪章に手を添える南野(撮影・足立雅史)(撮影・足立雅史)
日本対ベトナム 前半、先制ゴールを決め笑顔を見せる南野(右)。左は板倉(撮影・足立雅史)
日本対ベトナム 試合前、握手を交わす森保監督(右)とベトナム代表のトルシエ監督(撮影・足立雅史)
ベトナム戦に臨む日本代表イレブン(ロイター)
円陣を組む日本代表イレブン(ロイター)
試合前の練習に臨む南野(撮影・足立雅史)
【イラスト】日本のベトナム戦スタメン
日本-ベトナム戦がが行われるカタール・アルスママ競技場(撮影・足立雅史)
日本-ベトナム戦がが行われるカタール・アルスママ競技場(撮影・足立雅史)
日本-ベトナム戦がが行われるカタール・アルスママ競技場(撮影・足立雅史)
【イラスト】24年のサッカー日本代表日程&結果
【イラスト】日本のアジア杯戦績

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【日本代表】イレブンは喪章付けプレー 元日発生の石川・能登半島地震で亡くなった方へ哀悼の意

日本対ベトナム 前半、先制ゴールを決め笑顔を見せる南野(右)。左は板倉(撮影・足立雅史)

<アジア杯:日本-ベトナム>◇14日◇1次リーグD組◇第1戦◇ドーハ

日本代表(FIFAランキング17位)が、AFCアジアカップ(アジア杯)カタール大会初戦で、元監督のフィリップ・トルシエ氏(68)率いるベトナム代表(同94位)と対戦した。

イレブンは喪章を着けて戦っている。日本サッカー協会によると、国内で国際親善試合タイ戦(国立)を行った元日に発生した、石川・能登半島地震で亡くなった方への哀悼の意を示すため、選手は喪章を着用してプレーしている。

日本対ベトナム 試合前、握手を交わす森保監督(右)とベトナム代表のトルシエ監督(撮影・足立雅史)
ゴールを決め喜ぶ南野(撮影・足立雅史)
先制ゴールを決める南野(ロイター)

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【アジア杯】森保監督、日本代表歴代最多74試合目の指揮で長沼健氏の記録更新 50勝は既に最多

日本対ベトナム 試合前、握手を交わす森保監督(右)とベトナム代表のトルシエ監督(撮影・足立雅史)

<アジア杯:日本-ベトナム>◇14日◇1次リーグD組◇第1戦◇ドーハ

AFCアジアカップ(アジア杯)で3大会ぶり5度目の優勝を狙う日本(FIFAランキング17位)は14日午後2時半(日本時間同8時半)からドーハでの1次リーグD組初戦で、ベトナム(同94位)と対戦。

18年7月に就任した森保一監督(55)は今回のベトナム戦が74試合目の指揮で、73試合で並んでいた長沼健氏を抜いて歴代最多となる。

ここまで通算73試合で50勝10分け13敗、白星率は68・5%を誇り、50勝は既に歴代最多となっている。ベトナム代表を率いるトルシエ監督は日本代表監督で通算50試合23勝16分け11敗、白星率は46・0%だった。

〈日本代表監督の国際Aマッチ采配試合数〉

1位 長沼健 73試合34勝13分け26敗

1位 森保一 73試合50勝10分け13敗

3位 ジーコ 71試合37勝16分け18敗

4位 岡田武史 64試合31勝16分け17敗

5位 ザッケローニ 55試合30勝12分け13敗

6位 トルシエ 50試合23勝16分け11敗

※PK戦は引き分け扱い。代行監督が指揮した試合は含まない。

日本対ベトナム 試合を終え、健闘をたたえ合う森保監督(右)とベトナム代表トルシエ監督(撮影・足立雅史)
日本対ベトナム 前半、ベトナム代表のファム・トゥアン・ハイにゴールを決められ、厳しい表情の森保監督(左から2人目)(撮影・足立雅史)
日本対ベトナム 前半、ベトナム代表グエン・ディン・バックにゴールを決められ、選手たちに指示を出す森保監督(後方)(撮影・足立雅史)
日本対ベトナム 後半、交代し森保監督(右)からねぎらいを受ける中村(撮影・足立雅史)
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ベトナム戦に臨む日本代表イレブン(ロイター)
円陣を組む日本代表イレブン(ロイター)
日本-ベトナム戦がが行われるカタール・アルスママ競技場(撮影・足立雅史)
日本-ベトナム戦がが行われるカタール・アルスママ競技場(撮影・足立雅史)
日本-ベトナム戦がが行われるカタール・アルスママ競技場(撮影・足立雅史)
【イラスト】日本の国際Aマッチ・ベトナム戦

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【アジア杯】日本、トルシエ監督率いるベトナムにCKで失点「手ごわい」「白い悪魔」とSNS

同点ゴールを決め喜ぶベトナムのグエン・ディン・バク

<アジア杯:日本-ベトナム>◇1次リーグ◇第1戦◇14日◇カタール・ドーハ

サッカー日本代表(FIFAランキング17位)が14日、アジアカップ(アジア杯)カタール大会の1次リーグ初戦で、元監督フィリップ・トルシエ氏(68)率いるベトナム代表(同94位)と対戦。日本は前半11分、コーナーキックの流れからMF南野拓実の得点で先制も、直後の前半16分、ベトナムが左コーナーキックからFWグエン・ディン・バクにニアからヘディングシュートを打たれ同点に追い付かれた。

デザインされたセットプレーで格下にまさかの失点。X(旧ツイッター)では、トルシエ監督を警戒する声が続々と上がっている。「追いつかれた。トルシエすげ」「トルシエ手ごわい」「白い悪魔トルシエ、恐るべし」「先制したからといって買ったと思うなよというトルシエさんの教え」「トルシエの監督力すごすぎる」。

相手の背番号15の得点者も、体をうまくひねってのスーパーゴールで「ベトナムの15番、ベトナムの岡崎慎司襲名しろ!トルシエやるなあ」「ベトナムさん、ラインディフェンス完ぺきじゃないですか。さすがはトルシエ」「3バックだな。フラット3懐かしい」との声も挙がった。

日本対ベトナム 前半、ベトナム代表グエン・ディン・バックにゴールを決められ、選手たちに指示を出す森保監督(後方)(撮影・足立雅史)
勝ち越しゴールを決めるベトナムのファム・トゥアン・ハイ(左)(ロイター)
日本対ベトナム 前半、ベトナム代表のファム・トゥアン・ハイにゴールを決められ、厳しい表情の森保監督(左から2人目)(撮影・足立雅史)
日本対ベトナム 試合前、握手を交わす森保監督(右)とベトナム代表のトルシエ監督(撮影・足立雅史)

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【アジア杯】森保ジャパンとトルシエ監督のベトナム戦、地上波放送なく「絶好のネタ」嘆きの声

日本対ベトナム 試合前、握手を交わす森保監督(右)とベトナム代表のトルシエ監督(撮影・足立雅史)

<アジア杯:日本-ベトナム>◇1次リーグ◇第1戦◇14日◇カタール・ドーハ

サッカー日本代表(FIFAランキング17位)が14日、アジアカップ(アジア杯)カタール大会の1次リーグ初戦で、元監督フィリップ・トルシエ氏(68)率いるベトナム代表(同94位)と対戦。同試合は地上波の放送はなくDAZNの独占配信となった。

X(旧ツイッター)では地上波放送がない嘆きのポストが相次いだ。ベトナムの監督は02年のワールドカップ(W杯)日韓大会で日本を率いたトルシエ監督。「絶好のネタなのにこれを地上波で放送しないのは悪手だと思う」「アジアカップが地上波で見られない。時代かなあ」「アジアカップ地上波なかったのね…盛り上がれん」「A代表くらいは地上波でやってよ」「サッカー日本代表また地上波なしかよ」との書きこみが続いた。

ゴールを決め喜ぶ南野(撮影・足立雅史)
日本対ベトナム 前半、右足でゴールを決める中村(後方中央)(撮影・足立雅史)
日本対ベトナム 前半、ゴールを決めた中村(後方左から4人目)はチームメートに祝福され笑顔を見せる(撮影・足立雅史)
日本対ベトナム 前半、この日、自身2点目のゴールを右足で決める南野(中央)(撮影・足立雅史)
勝ち越しゴールを決めるベトナムのファム・トゥアン・ハイ(左)(ロイター)
同点ゴールを決め喜ぶベトナムのグエン・ディン・バク
日本対ベトナム 前半、ベトナム代表グエン・ディン・バックにゴールを決められ、選手たちに指示を出す森保監督(後方)(撮影・足立雅史)
日本対ベトナム 前半、先制ゴールを決め笑顔を見せる南野(右)。左は板倉(撮影・足立雅史)
ベトナム戦に臨む日本代表イレブン(ロイター)
円陣を組む日本代表イレブン(ロイター)
【イラスト】日本のベトナム戦スタメン
日本-ベトナム戦がが行われるカタール・アルスママ競技場(撮影・足立雅史)
日本-ベトナム戦がが行われるカタール・アルスママ競技場(撮影・足立雅史)
日本-ベトナム戦がが行われるカタール・アルスママ競技場(撮影・足立雅史)
【イラスト】24年のサッカー日本代表日程&結果

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【アジア杯】三笘薫、冨安健洋、中山雄太がベトナム戦メンバー外 26人当地入りも登録は23人

【イラスト】日本のベトナム戦スタメン

<アジア杯:日本-ベトナム>◇14日◇1次リーグD組◇第1戦◇ドーハ

サッカー日本代表(FIFAランキング17位)がAFCアジアカップ(アジア杯)カタール大会の1次リーグ初戦で、元監督フィリップ・トルシエ氏(68)率いるベトナム代表(同94位)と対戦する。試合に先立って日本代表のメンバーが発表され、MF三笘薫(ブライトン)、DF中山雄太(ハダースフィールド)、DF冨安健洋(アーセナル)がメンバーから外れた。

今大会、登録枠増加に伴い、26人が当地入りしている。試合の登録人数は23人のため、毎回3人がベンチ入りしない。

三笘は先月にリーグ戦で左足首を負傷。1次リーグ中の復帰を目指して別メニュー調整をしている。冨安、中山もドーハ入りしてから別メニュー調整しており、13日に初めてフルメニューを消化していた。

スタメンは以下の通り。

▽GK

鈴木彩艶(シントトロイデン)

▽DF

菅原由勢(AZ)

板倉滉(ボルシアMG)

谷口彰悟(アルラヤン)

伊藤洋輝(シュツットガルト)

▽MF

遠藤航(リバプール)

守田英正(スポルティング)

南野拓実(モナコ)

▽FW

伊東純也(スタッド・ランス)

中村敬斗(スタッド・ランス)

細谷真大(柏レイソル)

日本-ベトナム戦がが行われるカタール・アルスママ競技場(撮影・足立雅史)
日本-ベトナム戦がが行われるカタール・アルスママ競技場(撮影・足立雅史)
日本-ベトナム戦がが行われるカタール・アルスママ競技場(撮影・足立雅史)
【イラスト】24年のサッカー日本代表日程&結果

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【アジア杯】ベトナム戦スタメン発表、2列目は伊東純也、南野拓実、中村敬斗「フランス三銃士」

【イラスト】日本のベトナム戦スタメン

<アジア杯:日本-ベトナム>◇14日◇1次リーグD組◇第1戦◇ドーハ

サッカー日本代表(FIFAランキング17位)がAFCアジアカップ(アジア杯)カタール大会の1次リーグ初戦で、元監督フィリップ・トルシエ氏(68)率いるベトナム代表(同94位)と対戦する。試合に先立って日本代表の先発メンバーが発表された。

MF伊東純也(30)MF中村敬斗(23=ともにスタッド・ランス)MF南野拓実(28=モナコ)らが先発に名を連ねた。スタメンは以下の通り。

▼GK

鈴木彩艶(シントトロイデン)

▼DF

菅原由勢(AZ)

板倉滉(ボルシアMG)

谷口彰悟(アルラヤン)

伊藤洋輝(シュツットガルト)

▼MF

遠藤航(リバプール)

守田英正(スポルティング)

南野拓実(モナコ)

▼FW

伊東純也(スタッド・ランス)

中村敬斗(スタッド・ランス)

細谷真大(柏レイソル)

【イラスト】日本代表アジア杯メンバー
【イラスト】24年のサッカー日本代表日程&結果
【イラスト】日本のアジア杯戦績

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【アジア杯】最高気温は28度予想もスタジアム内は空調 ピッチ状態も良好

日本-ベトナム戦がが行われるカタール・アルスママ競技場(撮影・足立雅史)

<アジア杯:日本-ベトナム>◇14日◇1次リーグD組◇第1戦◇ドーハ

サッカー日本代表(FIFAランキング17位)がAFCアジアカップ(アジア杯)カタール大会の1次リーグ初戦で、元監督フィリップ・トルシエ氏(68)率いるベトナム代表(同94位)と対戦する。

当地はキックオフ2時間前の時点で日差しが照りつける暑さ。最高気温は28度が予想されており、5日に現地入りしてから最も暑くなりそうだ。

ただスタジアム内は、空調が効いており、嫌な暑さは感じなかった。日本代表は、主に午前11時から練習を実施している。その意図について森保一監督(55)は、「11時にトレーニングしているということで、ちょうど練習の終わり頃はウオームアップからキックオフに向けてというところの気象状況を体感できるかなと考えている」と説明していた。

芝生の状態も、メディア席から見る限りは良好。パスワークにも問題なさそうだ。

日本-ベトナム戦がが行われるカタール・アルスママ競技場(撮影・足立雅史)
日本-ベトナム戦がが行われるカタール・アルスママ競技場(撮影・足立雅史)

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【アジア杯】日本は1次リーグ18勝6分けの24戦無敗、初優勝92年大会から9大会連続首位突破へ

【イラスト】日本のアジア杯戦績

<アジア杯:日本-ベトナム>◇14日◇1次リーグD組◇第1戦◇ドーハ

AFCアジアカップ(アジア杯)で3大会ぶり5度目の優勝を狙う日本(FIFAランキング17位)は14日午後2時半(日本時間同8時半)からドーハでの1次リーグD組初戦で、ベトナム(同94位)と対戦する。

昨年から歴代最多9連勝中と勢いに乗る日本は、アジア杯の1次リーグでは初優勝した92年広島大会から18勝6分けと負けなし。大学生中心の「Bチーム」で臨んだ88年カタール大会は1次リーグで1分け3敗の未勝利で敗退したが、A代表が参加した92年大会からは24戦無敗、8大会連続で首位通過を決めている。

〈日本のアジア杯1次リーグ戦績〉

92年 △△○→優勝(オフト監督)

96年 ○○○→8強(加茂周監督)

00年 ○○△→優勝(トルシエ監督)

04年 ○○△→優勝(ジーコ監督)

07年 △○○→4位(オシム監督)

11年 △○○→優勝(ザッケローニ監督)

15年 ○○○→8強(アギーレ監督)

19年 ○○○→準優勝(森保一監督)

00年レバノン大会でアジア杯を制したトルシエ元日本代表監督(68)が率いるベトナムとは国際Aマッチ通算7勝1分け1敗と大きく勝ち越し。森保監督(55)は「ベトナムは日本を知っている監督で分析されている。難しい戦いを覚悟し、最終的には勝利したい」と意気込んでいた。

公式会見に臨む森保監督(2024年1月13日撮影)
【イラスト】24年のサッカー日本代表日程&結果
公式会見に臨むベトナム代表のトルシエ監督(撮影・足立雅史)

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【アジア杯】地元カタール開催の谷口彰悟「優勝しか考えてないですし、優勝以外は評価されない」

練習でボールを追う伊東(左)と谷口(撮影・足立雅史)

【ドーハ13日=佐藤成】サッカー日本代表(FIFAランキング17位)が14日、アジアカップ(アジア杯)カタール大会の1次リーグ初戦で、元監督フィリップ・トルシエ氏(68)率いるベトナム代表(同94位)と対戦する。日本代表は、初戦に向けて当地で最終調整を行った。

地元カタールでプレーするDF谷口彰悟(32=アルラヤン)が、タイトル獲得へ強い決意を口にした。

慣れ親しんだ土地での大会に「気候の感じとか、練習場がどの辺にあるとか、その距離感も含め、スタジアムの距離感も含めてある程度わかってることは多いので、そういった意味ではやりやすい」。

その上で「でもやはりここは代表チームとしてきてるので、もう1回気を引き締め直して、アジアカップ優勝するために来ている」とギアチェンジしている。

アジアの戦いでは、日本だ押し込む展開も予想される。CBがボールを持ち、配給する機会も増える。「後ろのテンポっていうのはすごく大事にしていきたいなと思います」。

初出場だが、目標はただ1つだ。「優勝しか考えてないですし、優勝以外は評価されないだろうというふうにはもちろん思っています」。それでもおごりは一切ない。試合展開によってはボールを握られる時間帯や劣勢になることも考えられる。「変に自分たちのプライドで何か自分たちのゲームじゃなくなるというのはやってはいけないと思うので、どんな試合も謙虚にスタートからやっていけたら」と気を引き締めた。

練習でボール回しする、左から1人おいて堂安、伊東、中村、谷口、前田(撮影・足立雅史)

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【アジア杯】別メニュー調整続いた中山雄太がフル合流「気持ち的には全部出る意識」

中山雄太(2022年9月23日撮影)

【ドーハ13日=佐藤成】サッカー日本代表(FIFAランキング17位)が14日、アジアカップ(杯)カタール大会の1次リーグ初戦で、元監督フィリップ・トルシエ氏(68)率いるベトナム代表(同94位)と対戦する。日本代表は、初戦に向けて当地で最終調整を行った。

12日まで別メニュー調整が続いたDF中山雄太(26=ハダースフィールド)が試合前日にフル合流を果たした。負傷箇所については伏せたが、「徐々に上がってきて万全になってきているので大丈夫です」と言い切った。

左サイドバックの本職は1人だけ。CBとサイドバックをこなせる伊藤洋輝(シュツットガルト)との併用が予想される。「ヒロキがどう思ってるかわかんないすけど、1戦目出たから2戦目出ないという意識ではなくて、気持ち的には全部出る意識ですけど、お互いがそういった中で結果、併用して使われていくのであれば、それを受け入れなきゃいけないんですけど、気持ちとしてはやっぱり全部出るぐらいの気持ちで全員がいればいいんじゃないかなと思います」とフル回転する。

初のアジア杯。22年に今回と同じ地、カタールで開催されたFIFAワールドカップには、メンバー入りするも負傷で辞退した。「(試合に)出てこその選手としての価値だと思うので、もちろん、出ない状況もあるかもしれないんですけど、やっぱり多くの試合に出て、なおかつ優勝したチームの一員の選手っていうのは目標にしたいなと思います」。アジアの舞台で躍動し、悔しい思いを塗り替える。

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【アジア杯】CB渡辺剛「自分の置かれているポジションでできることを最大とすることが重要」

渡辺剛(23年11月撮影)

【ドーハ13日=佐藤成】サッカー日本代表(FIFAランキング17位)が14日、アジアカップ(アジア杯)カタール大会の1次リーグ初戦で、元監督フィリップ・トルシエ氏(68)率いるベトナム代表(同94位)と対戦する。日本代表は、初戦に向けて当地で最終調整を行った。

DF渡辺剛(26=ヘント)が初のアジアカップ(アジア杯)に向けて充実感を漂わせた。11月シリーズから継続して代表に選出され「選手たちのレベルも高いし、いい環境でこれだけサッカーに打ち込めるというのはなかなかないと思うので、すごく楽しめている」と笑顔を見せた。

今季所属クラブで全試合先発するなど充実のCBは「チームで組織的に守れたりとか、自分は海外でやってるので、そこで培った1対1のところだったりとか、自分のストロングポイントをどんどん出していければ、勝ちに繋がったりとか、自分のアピールに繋がるのかな」。

CBには、板倉滉(ボルシアMG)谷口彰悟(アルラヤン)町田浩樹(サンジロワーズ)伊藤洋輝(シュツットガルト)らがひしめく。その中で自身の役割を果たすつもりだ。「試合出る、出ないに限らず、このチームで戦うと決めた以上は、自分ができることを最大限やるのは、選手として大切なことだと思います」。

さらに「日本代表っていうのは出られない経験もあって、自分でチャンスつかんで地位を積み上げていくのが大事だと思う。まず自分の置かれているポジションでできることを最大とすることが重要」と自分に言い聞かせた。

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【アジア杯】史上初親子二世代でのVへ前川黛也「キーパー全員が自覚と覚悟を持って臨まないと」

練習に臨むGK前川(撮影・足立雅史)

【ドーハ13日=佐藤成】サッカー日本代表(FIFAランキング17位)が14日、アジアカップ(杯)カタール大会の1次リーグ初戦で、元監督フィリップ・トルシエ氏(68)率いるベトナム代表(同94位)と対戦する。日本代表は、初戦に向けて当地で最終調整を行った。

最年長としてGK陣を束ねる前川黛也(29=ヴィッセル神戸)は「明日から日本のアジアカップが始まる中で、僕としても全体としてもすごくいい準備と雰囲気を持っていけているのかなと思います」と初戦を心待ちにした。

試合中に交代することがほとんどないGKというポジションは、モチベーションの維持が難しいとされる。「長い期間でのアジアカップなので、全員の力が絶対必要になってくると思うので、どの立場に置かれても、キーパー全員が自覚と覚悟を持って臨まないといい結果は得られないと思う」と語った。

父・和也さん(55)は92年の広島大会で優勝を経験。史上初となる親子二代でのアジア杯出場、制覇を目指す。「父も成し遂げたアジアカップ優勝というところに僕もしっかり貢献できたらなと思います」と誓った。

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