日刊スポーツ

新潟“切り札”渡辺新がホーム初勝利へシュート練習

新潟“切り札”渡辺新がホーム初勝利へシュート練習

左クロスに飛び込み、頭で合わせる新潟FW渡辺新太

J2アルビレックス新潟は20日、クラブハウス隣接のピッチで次節ホーム・アビスパ福岡戦(23日=デンカS)に向けて練習した。

FW渡辺新太(23)は練習後の自主トレで、シュート練習をたっぷり積んだ。ジェルソンGKコーチ(47)のマンツーマン指導。ゴールに背を向けなからボールを受け、ターンしてシュートを打つトレーニングだった。指示は細かく、ボールの置きどころ、体の向き、軸足の場ころなどなど…。体勢によってニアかファーに打ち分けるポイントも伝授された。「キーパー目線で、キーパーのイヤなところに打つコツを教えてくれる」とFWの渡辺新は、GKコーチからシュートの極意を吸収していた。

ホーム福岡戦で今季ホーム初勝利をチームは狙う。途中出場の切り札・渡辺新は、自身の今季初ゴールを、ホーム初勝利に結びつける決意だ。昨季はチーム最多の10得点したが、今季は4節を終えて無得点。点取り屋としての焦りはあるが、ポジティブ思考がFW渡辺新の真骨頂だ。「もちろんゴールを狙っている。次のホームで点を取るために、4試合無得点だった、と思いたい」。闘志あふれる全身に得点の予感が漂っていた。【涌井幹雄】

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堀孝史氏が千葉ヘッドコーチ 江尻監督と明大同期

堀孝史氏(18年4月撮影)

J2のジェフユナイテッド千葉は20日、元浦和レッズ監督の堀孝史氏(51)がヘッドコーチに就任すると発表した。

堀氏は17年にペトロビッチ氏の後任として浦和を率い、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)優勝に導いた。今年は尚美学園大のヘッドコーチを務めていた。

開幕から4戦勝利なしの21位と低迷する千葉は、17日に就任3年目のエスナイデル前監督を解任。18日には後任に2009~10年に監督を務めた江尻篤彦氏(51)が就任すると発表していた。

江尻監督と堀ヘッドコーチは明大時代の同期。約30年ぶりにタッグを組んで低迷からの脱出に挑む。

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9年ぶり復帰の千葉江尻新監督「良いものを継承」

千葉の新監督に決まった江尻篤彦氏(2010年2月26日撮影)

18日に就任したJ2ジェフユナイテッド千葉江尻篤彦新監督が、チームの立て直しを誓った。

開幕から4戦勝利なしの21位に沈み、クラブは就任3年目のエスナイデル監督を17日に解任。コーチから昇格する形で9年ぶりに指揮を執ることになり「もう1回チャンスをもらったので、しっかり結果を出せるように頑張っていきたい。(前監督の)築き上げた良いものを継承してやっていきたい」と意気込んだ。

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千葉GM語る 監督交代の経緯「変化を見てきた」

千葉の江尻篤彦新監督(10年撮影)

J2ジェフユナイテッド千葉の江尻篤彦新監督が19日、報道陣の取材に応じ、チームの立て直しを誓った。

開幕から4戦勝利なしの21位に沈み、クラブは就任3年目のエスナイデル監督を17日に解任。コーチから昇格する形で10年以来、9年ぶりにトップチームの指揮を執る新指揮官は「もう1回チャンスをもらったので、しっかり結果を出せるように頑張っていきたい。今の順位より、少しでもなるべく早くはい上がれるようにしたいと思います」と意気込んだ。

エスナイデル監督がチームに持ち込んだ食事改革などは継続し、主将や副主将も前体制から変えないことも明言した。ともに戦ったエスナイデル監督への感謝も口にし「複雑な思いはある。(前監督の)築き上げた良いものを継承してやっていきたい。個人的な部分も含めて、やり残したことが前回(監督時に)あったので。こういう状況ではあるんですけど、気持ちの中では『やってやるぞ!』というような気持ちになりました」と力を込めた。

また千葉の高橋悠太GMはこのタイミングでの監督交代について「早いタイミングで代えてチームとして抱えている問題を解決するということに、できる限りの時間を費やしたいということ」と説明。エスナイデル監督にも17日の第4節水戸ホーリーホック戦の結果次第での解任の可能性を伝えていたことも明かし「うそをつきたくないのと、ここまでやってきてくれたことに対するクラブとしてのリスペクトもあります。結果が出ないこと以外、チームをポジティブに変えてくれたこともある。そこはうそをつかず(第3節の)山口戦後に『次の2試合の結果が良くなければ代える』ことは伝えています。監督も認識した上で臨んでいました」と話した。

その上でコーチである江尻氏に新監督を打診した経緯については「良かった部分を理解し、かつ直さなければいけない部分を冷静に分析できることを考えると、変化を見てきた人に託さなければいけないと感じました」とし、今オフの契約更改の場などでもチームが低迷した際の監督就任の話を伝えていたことも明かした。

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千葉新監督に江尻篤彦コーチ「課題を着実に修正」

千葉の新監督に決まった江尻篤彦氏(2010年2月26日撮影)

J2ジェフユナイテッド千葉の監督に復帰することが決まった江尻篤彦氏(51)が、サポーターに選手への後押しをお願いした。

千葉は18日、成績不振で解任したエスナイデル前監督の後任に、コーチだった江尻氏が就任すると発表した。2009~10年に監督を務めて以来の監督復帰となる同氏は、クラブを通じ「エスナイデル監督と2年間やってきた良い部分は継承し、課題となっている部分を着実に修正し、目の前の一戦一戦を一歩ずつ選手とともに闘っていきます。その為にはサポーターの皆さんの力が必要です。ぜひスタジアムにお越しいただき、選手の後押しをお願いします」とコメントした。

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千葉エスナイデル監督解任 超攻撃で変革促すも低迷

千葉が解任を発表したファン・エスナイデル監督(18年2月25日撮影)

J2ジェフユナイテッド千葉が17日、ファン・エスナイデル監督(46)との契約を、同日をもって解除したと発表した。同監督は18年にJ2で14位に終わったものの契約が更新され、3季目を迎えていたが、この日もアウェーで水戸ホーリーホックと対戦し、後半ロスタイム2分に追いつかれ1-1で引き分け。4試合を終えて勝ち点2しか挙げられず、降格圏の21位と低迷していた。千葉は公式サイトで「後任の監督につきましては決定次第、改めてお知らせいたします」とした。

エスナイデル監督は、サラゴサ、コルドバ、MF柴崎岳が在籍するヘタフェなどスペイン1、2部で監督、コーチの経験を積んで17年に千葉の監督に就任。ハイプレス、ハイラインの超攻撃サッカーを一貫して続ける一方、選手には脂肪分や炭水化物を控えるなどの食事管理を徹底するなど千葉に変革を促した。17年は怒濤(どとう)の7連勝で、最終節に8位から6位に浮上。大逆転でのJ1昇格プレーオフ進出を決めた。

一方で積極的な補強を展開し、優勝候補に挙げられた18年は、2月26日の東京ヴェルディとの開幕戦で1-2と敗れるなどスタートダッシュに失敗。5度の2連敗、3連敗も1度と苦戦が続き、10月21日の大分とのホーム戦に2-4で敗れ、4節を残してJ1昇格プレーオフ進出の可能性も消滅し、16勝7分け19敗と負け越し、14位と不本意な結果に終わった。得点は2位で自動昇格した大分トリニータの76に次ぐ全22チーム中2位の72得点を挙げた一方、失点はJ3に自動降格した21位ロアッソ熊本の79に次ぐ、最下位カマタマーレ讃岐と同じワースト2位タイの72失点を喫したのが響いた。

今季も2月24日の愛媛FCとの開幕戦に0-0で引き分けると、3日のアルビレックス新潟とのホーム開幕戦に1-4、10日のレノファ山口FC戦でも2-5とホームでの2連戦で9失点と大敗。4戦を終えて未勝利と結果が出ておらず、ハイプレス、ハイラインの超攻撃サッカーが対戦相手に読まれている部分は否めない状況だった。Jリーグ3季での通算成績は36勝17分35敗だった。

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山形バイアーノ2戦連発、4季ぶりホーム開幕勝利

山形対大宮 前半20分、山形FWバイアーノ(手前)がPKエリア内で相手DFのファウルを誘う

<明治安田生命J2:山形1-0大宮>◇第4節◇17日◇NDスタ

山形が入場者1万122人が集結したホーム開幕戦を、3戦連続の完封勝利を挙げ、4季ぶりのホーム開幕戦で白星を飾った。今季初先発で、水戸から新加入のブラジル人FWジェフェルソン・バイアーノ(23)が決めたPKによる1点を全員で守りきった。

風下の前半20分、「バズーカー砲」が火を噴いた。相手GKキックをDF坂井達弥(28)がカット。パスを受けゴール前へ独走するFWバイアーノは、相手DFに背後から接触され転倒。自身が奪ったPKを、見事に決めて見せた。途中出場の前節・町田戦に続く2戦連続ゴール。左コーナーポストを抜いて祝砲のポーズでアピールしサポーターを喜ばせたが、イエローカードの代償も払った。FWバイアーノは「好きなパフォーマンス。ホームではいいと思っていた」と頭をかいた。

笑劇は試合後も続く。故郷のサンバカーニバルさながらに、1人でダンスを披露し「いい雰囲気の中でプレーできた。12人目の選手として後押ししてくれた。オブリガード」とサポーターに感謝した。FWバイアーノがピッチに立った今季2戦目からチームは負けなしだ。ここまで4戦で計6得点中4得点をバイアーノと阪野豊史(28)の1トップ2人で挙げている。高い位置からのプレスも機能した。バイアーノは「次もホームなのでやるべきことを全力でやるだけ」。次節24日の琉球戦に勝つと、J2ホーム通算150勝。3戦連発で、メモリアル勝利に導く。【佐々木雄高】

山形対大宮 前半20分、山形FWバイアーノが先制PKを決め、コーナーポストを引き抜くパフォーマンスを披露

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水戸がDF志知劇的弾で無敗継続、千葉は最下位脱出

<明治安田生命J2:水戸1-1千葉>◇第4節◇17日◇ケーズデンキスタジアム

水戸ホーリーホックは後半ロスタイムのDF志知孝明の劇的な同点弾でジェフユナイテッド千葉と引き分け、開幕からの無敗を継続させた。

先制したのは千葉だった。前半14分、左サイドからのグラウンダーのクロスをゴール前で受けたFW為田大貴が右足でゴール右隅へ冷静に流し込んだ。後半8分にはチームの要であるMF熊谷アンドリューが負傷交代するアクシデントもあったが、今季初勝利へ向けて全員が体を張った守備で水戸に思うような攻撃を許さなかった。

しかし、迎えた後半ロスタイム。開幕3連勝と波に乗るホームの水戸に痛恨の同点ゴールを許す。ゴール前の混戦からFW村田航一の落としを受けた志知が左足をひと振り。これがゴール左に突き刺さり、土壇場で試合を振り出しに戻した。

試合はこのまま終了。互いの気持ちがぶつかり合った試合は、引き分けに終わった。勝ち点1を積み上げた千葉は最下位を脱出した。

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新潟田中達也がアピール弾「序列的には一番下だと」

先制点を決めたFW田中(右)

アルビレックス新潟は17日、新潟経営大とクラブハウス隣接のピッチで練習試合を行い、5-0で圧勝した。前半7分にFW田中達也(36)が先制の“アピール”弾を決めた。

MF本間至恩(18)のグラウンダーの右クロスをゴール中央で合わせた。今季は開幕から3試合連続で先発し1ゴールも、16日のアウェー横浜FC戦では登録メンバーから漏れていた。「また一から。(FWの)序列的には一番下だと思っている」。ベテランの心に火がともっていた。

片渕浩一郎監督(43)は言った。「メンバーから(田中)達也を外したのは悪いからではない。ポジションバランス、組み合わせ、相手との力関係、状況。複数の判断材料でメンバーを選んでいる」。選手間の競争は激化している。「ベンチ外はメンバー以上にやらなければ、と刺激になった」と田中はメンバー漏れを刺激剤に次節ホーム福岡戦(23日=デンカS)で先発返り咲きを狙う。

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新潟アウェー連勝 ブラジル2選手の得点で競り勝つ

前半11分、PKで先制ゴールを決め喜ぶ新潟FWレオナルド(撮影・たえ見朱実)

<明治安田生命J2:横浜FC1-2新潟>◇第4節◇16日◇ニッパツ

アルビレックス新潟はブラジル人2選手のゴールで横浜FCに2-1で競り勝ち、アウェー連勝で勝ち点を7とした。前半11分にペナルティーエリア内で倒されたFWレオナルド(21)が自らPKを決めて先制。1-1の同点に追いつかれて迎えた後半44分にはFKのこぼれ球をMFカウエ(29)が左足で押し込み、勝ち越した。新潟は次節アビスパ福岡戦(23日)で今季ホーム初勝利と連勝を狙う。

ベンチコートに身を包んでいたレオナルドが、ベンチからピッチに飛び出して歓喜を爆発させた。1-1の同点で迎えた後半44分だった。MF加藤大(27)がFW矢野貴章(34)を狙ったFKは、相手に2度当たってカウエの目の前にこぼれてきた。カウエが左足で押し込んだシュートが試合を決めた。後半14分にはピッチを退いていたレオナルドは「うれしかった!」と自分の得点以上に勝利を喜んだ。

先制点はレオナルドがもたらした。前半11分。ペナルティーエリア内でGK南雄太(39)のファウルで倒されてPKを獲得。ロングボールに反応してDFの裏に抜けるスピードを披露し、右サイドで南と1対1。ドリブルで抜く瞬間に押されてPKをもらった。「このユニホームで初ゴール。みんなのおかげ」。小刻みなステップを踏み、GKの動きを読みながらの技ありシュート。自ら奪ったPKをゴール左隅に決めた。新潟移籍初ゴール。J3ガイナーレ鳥取に在籍していた昨季は24得点してJ3得点王に輝いた男は「1点目を取ったことで、今後は自然にゴールが出てくると思う」とゴール量産を宣言した。

J2初ゴールに気を良くしたレオナルドはカウエの決勝ゴールの裏話を明かした。「あのゴールは彼女にささげるゴールだったんじゃないかな」とカウエをからかった。2月25日に恋人が来日し、ゲームをテレビ観戦していたという。「もうすぐブラジルに帰るので『帰る前にゴールを見せてよ』と言われていた」とカウエもうれしそうに振り返る。本来は守備を担うボランチは続けてこう話した。「目標(J1昇格)を達成するためには、これから勝ち続けなければならない」。今季初ゴールの余韻に浸ることなくすぐに表情を引き締めていた。【涌井幹雄】

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新潟シルビーニョ初先発初Gで「ゆりかごダンス」だ

FWとして初先発が濃厚なMFシルビーニョ

J2アルビレックス新潟は15日、アウェー横浜FC戦(ニッパツ三ツ沢球技場)に向けて、敵地に乗り込んだ。それに先立ち行った聖籠町のクラブハウスでの前日練習は冒頭公開も、セットプレーの戦術練習は非公開で行った。今季初のスタメン変更が濃厚で、2トップの一角にはMF登録の新加入シルビーニョ(28)が初先発で入る可能性がでてきた。FWレオナルド(21)とのブラジル人2トップで勝ち点3をもぎ取りにいく。

シルビーニョは、ご機嫌だった。「アシスト、ゴール。いろいろな形でチームに貢献したい。チームが結果を出すのが一番大事」。屋外は灰色の雲に覆われていたが、クラブハウス内で話した晴れやかな顔は「先発濃厚」を証明していた。9日の前節柏戦の後半30分にJリーグ・デビュー。横浜FC戦で初先発すれば、意思の疎通がスムーズなFWレオナルドとのブラジル人2トップになる。

片渕浩一郎監督(43)は13日の練習で2人の2トップを試した。「レオ(ナルド)とシルビーニョが、いい距離感の時は、いいプレーができる」と評価。しかし守備にはちょっぴり苦言を呈している。「守備にサボりが出ると攻撃に移った時にいい距離感がでない」。シルビーニョはすでに指揮官から守備意識を植え付けられている。「FWのディフェンスは大事。パスコースを消す仕事もしっかりやりたい」と横浜FC戦を見据える。

シルビーニョはJAPANサッカーカレッジと行った10日の練習試合で3得点、1アシストを記録した。格下相手とはいえ、高感度のゴール感覚を披露。2月8日に第2子の女子が誕生したばかりなだけに張り切る要素はたっぷりだ。「練習試合でゆりかごダンスをやろうと思ったけれど“ちょっと待った”とやらなかった」。だからこそ初先発初ゴールを横浜FC戦で狙う。「チームに貢献できるプレーを選んでやる」と話したが、もちろん選択肢の1つは自らのゴールだ。【涌井幹雄】

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激戦区で輝く山形MF坂元、ホーム開幕戦の必勝誓う

開幕戦の来場者1万人に配布されるフリースポンチョを着て会見を行った、左から山形MF坂元、DF栗山、木山監督、MF山田、FW阪野

J2モンテディオ山形は14日、木山隆之監督(47)と4選手が会見に出席し、ホーム開幕戦(17日、大宮戦)での必勝を誓った。リーグ開幕戦こそ岐阜に0-2で敗れたが、第2節で昨季3位の横浜FCを2-0、第3節では同4位の町田を3-0と、攻守がかみ合いアウェーで連続完封勝利を挙げた。木山監督は「ここからが本当の開幕。昇格を目指し力強く戦っていく姿を、サポーターにしっかり見てもらい、全力で勝ちにいく」と決意を新たにした。

東洋大から加入のルーキー坂元達裕(22)が勢いを呼んでいる。開幕戦で途中出場すると、横浜FC戦では先発フル出場。町田戦では後半21分に初ゴールを決めた。MF井出遥也(24)、FW大槻周平(29)の新加入組に昨季29試合出場のMF南秀仁(25)、2年目MFアルヴァロ・ロドリゲス(25)ら激戦区のトップ下シャドーで輝いている。

課題だった守備での成長を実感し「最初は全くわからなかった。先輩、監督からの指示を実行していく中でいい守備から入れるようになった」。前線からの激しい守備を具現化しながら、攻撃では持ち前のドリブル、飛び出しで得点に絡む。「まずはプロになって得点を決めることが目標だったので、本当に大きな1点だった。自信になっています」と、ホームデビューでの大暴れを予感させた。【野上伸悟】

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新潟片渕監督「戦術の確認」横浜FC戦へ非公開練習

記者の質問に答える片渕監督(中央)

J2アルビレックス新潟は14日、クラブハウス隣接ピッチでアウェー横浜FC戦(16日=ニッパツ)に備えて非公開練習した。片渕浩一郎監督(43)は「戦術の確認をした」とベールに包んだ練習内容を明かした。予定していたセットプレーの確認は、強風のため回避。「声が通らない。ボールが流れる。集中を欠くため、ケガにつながる」と片渕監督は、出発直前の15日の練習を一部非公開にする意向。集中した環境でセットプレーを確認して本番を迎える。

横浜FCの警戒するポイントは個の強さだ。攻撃の中心は190センチのFWイバ(33)とMFレアンドロドミンゲス(35)で、決定的な場面では個人能力の高さで勝負してくる。片渕監督は「両サイドがハードワークする。ターゲットがいるから両サイドのクロスが多い。セットプレーも注意を払わなくてはいけない」と話した。

サイドを起点に、中央への攻撃を仕掛けていくのが新潟のゲームブラン。「相手を押し込むことはやりたい。ボールを失った瞬間には重圧をかけたい」と片渕監督は攻撃陣にも守備を要求する。「小さいころから『(サッカーは)力の差があってもは3回のビッグチャンス、3回のビッグピンチがくる』と言われてきた。その通りだと思う」(片渕監督)。新潟は、ビッグチャンスを生かして勝ち点3をもぎ取る構えだった。

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自撮りゴールパフォーマンス競技違反 J2山口謝罪

J2レノファ山口FCは13日、アウェーのジェフユナイテッド千葉戦(10日)でのMF田中パウロ淳一のゴールパフォーマンスが競技違反だったと発表した。途中出場した田中は後半19分にゴール。得点後に個人の携帯電話を使用して“自撮り”ゴールパフォーマンスをした。

山口は「本行為は、競技規則第4条競技者の用具『電子通信』に違反」と説明。選手に確認したところ、規則を十分認識していなかったといい「クラブから選手、スタッフへの競技規則の順守徹底が不足していたものと重く受け止めております。この試合にかかわる皆さまへ不快な思いを抱かせてしまったこと、誠に申し訳ございません」と謝罪した。

“自撮り”のパフォーマンスは、3日にフランス1部マルセイユのイタリア代表FWバロテリが、得点後ゴール裏のカメラマンから自身の携帯電話を受け取り“自撮り”動画をSNSへ投稿したことで話題になっていた。

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新潟大武「まだ過程」頭髪イメチェンで次節へ気合

両側頭部をそり上げて次節への気合を見せるDF大武

J2アルビレックス新潟は13日、次節のアウェー横浜FC戦(16日=ニッパツ)に向けてトレーニングした。DF大武峻(26)は両側頭部の頭髪をソリ上げて、気合を入ったプレーを見せた。昨季の第31節愛媛FC戦(9月1日)からシーズンを挟んで15試合連続先発フル出場しているセンターバックは、無失点ゲームをもくろんでいた。

   ◇   ◇   ◇

DF大武は、側頭部の髪をゴッソリ上までソリ上げていた。もみあげから顔を覆っていたヒゲも、アゴの先端部に残すだけ。強い風が吹くピッチで、頭頂部に残している長い髪が揺れた。6対6、10対10のゲーム形式では不動のセンターバックの位置でプレー。「失点しないこと。失点しなければ勝ち点1は持って帰れる」。周囲に指示を出す声と同様、話す声も大きかった。

「(イメージチェンジの頭髪は)まだ過程。お楽しみに」。DF大武は「別に気合を入れたわけではない」と言いながらも次節横浜FC戦へ、自然と189センチの全身に気合を充満させていた。前節ホーム柏レイソル戦は0-1の惜敗。連敗は許されない正念場の戦いだ。「ミスするかも知れない、という状況さえ作ってはいけない」。90分間、集中を解かない構えだった。

横浜FCの前線の外国人選手は強烈だ。190センチのFWイバ(33)がターゲットになり、MFレアンドロドミンゲス(35)が周辺にうるさく顔を出す。「2人を抑えなくてはならない。FWイバへのパスコースを限定しなければならない」と話したDF大武は続けた。「ボールがFWイバに入ったらセンターバックの仕事になる」。昨年8月7日に解任された鈴木政一前監督(64)を引き継いで、同22日に就任した片渕浩一郎監督(43)の信頼厚い守備のカナメ。昨年9月1日の第31節愛媛戦から、先発フル出場記録を延ばしている。「ボールの奪い合い。球際には負けたくない」。そう話した大きな声は、決意の大きさも表していた。【涌井幹雄】

12日までのDF大武の普通の頭髪

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新潟MF渡辺凌、攻守にはつらつ今季初出場に照準 

ヘディング練習するMF渡辺凌

J2アルビレックス新潟は12日、クラブハウス隣接のピッチで午前、午後の2部練習をした。前節のホーム柏レイソル戦で今季初のベンチ入りを決めたMF渡辺凌磨(22)が、攻守に気持ちを乗せたプレーを見せた。前節はピッチに立つ機会は訪れなかったが、運動量あふれるサイドアタッカー。午後の10対10のゲーム形式ではボランチの位置に入って攻撃にも、守備にも顔を出した。「守備から入って、いい形で攻撃につなげたい、と意識している」。昨シーズン途中にドイツ・ブンデスリーガ2部のインゴルシュタット04から加入して新潟2年目。攻守にアグレッシブな新潟スタイルを身につけて、今季の出場機会をうかがっている。

「ベンチ入りしたり、試合に出たり、ということはあると思う。コンディションだけは落とさないようにしたい」。ボランチの位置で練習すれば、守備を意識したプレーを積極的に身につけていくのがMF渡辺凌の真骨頂。「コンスタントに試合に出るようになれば、(個人成績の)数字もついてくる」と、まずは次節アウェー横浜FC戦(16日=ニッパツ)で今季初出場を狙う。【涌井幹雄】

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J2山形がユースDF半田陸とプロ契約「特徴出す」

山形ユースDF半田(17年4月5日撮影)

J2モンテディオ山形は11日、山形ユースに所属するDF半田陸(17)がプロ契約を締結したと発表した。

今後はJリーグ公式戦に出場可能な2種登録選手として、トップチームのトレーニングに参加する。半田はクラブを通じ「自分は山形人らしい粘り強さや最後まで諦めずに戦う選手です。その特徴を出し、ピッチの中で山形のために戦います」とコメントした。

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山形が町田に3発完勝、ルーキー坂元達裕がプロ初弾

坂元達裕

<明治安田生命J2:町田0-3山形>◇第3節◇10日◇町田

モンテディオ山形が連勝でアウェー開幕シリーズを2勝1敗で勝ち越した。昨季4位の町田に3-0で完勝。前半20分、MF三鬼海(25)の右クロスから出たこぼれ球を、MF山田拓巳(29)が右足で押し込んで先制。後半21分にはFW坂元達裕(22)が左足でプロ初ゴール、同38分には途中出場のFWジェフェルソン・バイアーノ(23)が頭で突き放した。

守備も連続無失点で、木山隆之監督(47)は「(守備)ラインが去年の苦しんだ経験を生かし、成長して堂々とピッチに立ってくれた」と満足。ルーキーで開幕戦から出場を続ける坂元は「個人としても結果を残したかった。自信になります」と、ホーム開幕の17日大宮戦に弾みをつけた。

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新潟シルビーニョ「3点取りたい」次節へ猛アピール

新潟対JAPANサッカーカレッジ ハットトリックを決めたMFシルビーニョ

J2アルビレックス新潟の今季新加入、MFシルビーニョ(28)が次節アウェー横浜FC戦(16日=ニッパツ)へ、猛烈アピールした。

10日、JAPANサッカーカレッジ(北信越1部リーグ)との練習試合(45×2)がクラブハウス隣接ピッチで行われ、ハットトリックとゴールラッシュ。4-1の試合で1アシストも決めるなど、全得点に絡む活躍だった。

新加入MFシルビーニョの短く刈った頭髪を、DF堀米悠斗(24)がやさしくなでた。ハットトリックへの発火点になった前半2分の先制を決めた後だった。

右サイドバック、サムエルサントス(28)の右クロスに反応してゴールを奪うと、同29分にも同じコンビで追加点。その1分後にはMF渡辺新太(23)のゴールを右クロスでアシストした。後半8分には豪快なFKを放り込み3点目。同14分に退くまでに3得点、1アシストで暴れた。「今度は公式戦で3点取りたい」と意気込んだ。

前日9日のホーム開幕の柏戦で後半30分にJリーグデビューしたばかり。初来日ながら、少しずつチームにフィットしてきた。「(チームは)家のように感じている。コミュニケーションも取れている」。練習試合のシステムは4-2-3-1。シルビーニョは中盤中央の攻撃的位置に入ったが、柏戦で途中出場したときにも4-4-2から同陣形にシステム変更していた。

片渕浩一郎監督(43)は「悪くない。目に見える結果を出してくれたのは間違いない」とシルビーニョを評価。対戦相手が北信越1部チームということを差し引いても及第点だが、「求めるのは守備」と要求は強かった。先発に定着するには守備で惜しまず汗を流すのが急務。シルビーニョも「監督が自分の何を必要としているのか探りながら練習したい」と練習の中から攻守にアピールしていく決意だった。【涌井幹雄】

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新潟ホーム開幕勝利逃すも昨季J1相手に力見せた

試合後、悔しさをこらえながらあいさつをする新潟のメンバー(撮影・斎藤慎一郎)

<明治安田生命J2:新潟0-1柏>◇第3節◇9日◇デンカS

アルビレックス新潟は柏レイソルに0-1で敗れ、今季初黒星を喫した。J1時代の09年の第2節鹿島アントラーズ戦(2-1)以来のホーム開幕戦勝利を狙ったが、1歩及ばなかった。

0-0の後半28分、柏のFWオルンガ(24)に決められた1点を返すことができなかった。ただ、昨季J1相手に演じた接戦に、2万人を超えるサポーターからは拍手が送られた。

   ◇   ◇   ◇

新潟のメンバーを包んだのは、サポーターの激励だった。試合後、やや肩を落としながら観客席にあいさつをする選手に、大きな「アルビレックス」コールが送られた。

これでホーム開幕戦は10戦未勝利。前節のアウェーでの千葉戦(3日)で4-1と快勝して迎えたホーム初戦。期待は高まっていた。結果はそれに応えるものではなかったが、最後までアグレッシブに戦った姿は訴えるものがあった。

MF加藤大主将(27)は言う。「勝ち点1、勝ち点3を取れる試合だった」。後半28分、左サイドに攻め込んだ相手のクロスのクリアミスを、柏のオルンガに押し込まれた。この1点がすべてだった。

それまでは押し込まれながらも冷静にしのいでいた。「あそこだけみんな足が止まってしまった」と加藤。再三のファインセーブでゴールマウスを死守していたGK大谷幸輝(29)は「止められたシュート。ああいう時のポジショニングは練習からしていた」と失点を悔やんだ。

紙一重だった。攻撃はチャンスをつかんでいた。前半3分、裏に抜けたMFカウエ(29)が正面からループ気味のシュート。後半4分にはスローインのこぼれ球をMF戸嶋祥郎(23)が右足で狙った。相手の隙を突く形はできていた。だが、逆にわずかなほころびからゴールに結び付けられた。「選手は最後まで勝ち点を取りに行く戦いをしてくれた」。奮闘をねぎらった片渕浩一郎監督(43)は「崩されたわけではないが一瞬の隙、1つのミスが勝敗を分ける」と話した。地力のある相手から勝ち点を奪う難しさを実感した。

ただ、J1クラスのチームと同等の試合をしたことも確か。「精神的なダメージはない。次に向けてやってきたことを続ける」と大谷。J1昇格に必要な要素を体感した一戦になった。【斎藤慎一郎】

新潟レオナルド「いい形で」移籍後初得点へ髪整えた

シュート練習でボレーを狙うFWレオナルド(中央)

J2アルビレックス新潟はあす9日の第3節、柏レイソルとデンカビッグスワンスタジアムで対戦する。今季ホーム開幕戦を前に8日は聖籠町のクラブハウスで調整した。

今季J3鳥取から移籍のFWレオナルド(21)が新潟での初得点を狙っている。第1節京都戦、第2節千葉戦と不発に終わったが、チャンスでシュートに持ち込む形はできている。あとはゴールマウスに収めるだけ。サポーターに名刺代わりの1発を見せ、チームを連勝に導く。

準備は整った。練習終了から約1時間30分後、レオナルドはさっぱりとした表情でクラブハウスのロビーに現れた。練習後のロッカールームで散髪が得意なMFサムエル・サントス(28)に髪を整えてもらった。練習前は、やや角張っていた頭がすっきりと丸みを帯びて仕上がった。

「サムエルには週に1回くらい切ってもらっている。今日はちょうどその日」。ホーム開幕前日。気を引き締め直すタイミングでもある。「髪も切ったし、いい形で試合に臨みたい」と笑う。

この日、全体練習後の自主トレで、中央からシュートを決めるとバンザイをして締めた。好感触を得た。「素晴らしいスタジアムで試合ができるのがうれしい」。7日の非公開練習、初めてデンカビッグスワンスタジアムのピッチに入った。芝の感触の良さが印象的だった。「ゴールを決める」。シンプルで重要な仕事を自分に課した。

片渕浩一郎監督(43)は言う。「レオには告げた。『得点しろ』と」。開幕から2試合で無得点。放ったシュートは合計5本。ほとんどがビッグチャンスだった。「周囲のお膳立てはできている。決めるのがレオの役割」と、指揮官は厳しく奮起を促した。それも「まだまだ伸びしろがある」と期待するからこそ。

レオナルドもそれは自覚している。柏戦に向けた今週の練習では落ち着いてシュートを打つことと、ゴール前で正しい選択をすることを意識した。昨季は鳥取で24得点。J3の得点王に輝いた。その実力を証明するには結果を残すしかない。

柏戦はカーシア夫人(30)と長男のマルセロ君(6カ月)ら家族が観戦に訪れる。「(ホーム用の)オレンジのユニホームを着てプレーできることが楽しみ」。チーム、家族、そしてサポーターの視線が集まる中、気持ちの高まりをゴールと勝利に結び付ける。【斎藤慎一郎】

練習後、散髪を終えたFWレオナルド

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新潟片渕監督ら創業300年の料亭で柏戦必勝誓う

古町芸妓の菊乃さん(左)、さつきさん(右)から激励を受け、ホーム開幕・柏戦での必勝を誓う加藤主将(左から2人目)と片渕監督

J2アルビレックス新潟のホーム開幕戦、第3節柏戦(9日・デンカビッグスワンスタジアム)の直前会見が7日、新潟市の料亭・行形亭(いきなりや)で行われた。

片渕浩一郎監督(43)とMF加藤大主将(27)が、抽選で選ばれたファン30人を招待しての公開会見で意気込みを語った。

創業約300年の老舗料亭の厳かな雰囲気の中、片渕監督は気持ちを引き締めた。「新潟に長く(在住18年目)住んでいますが、ここに来たことはなかった。私たちもアルビレックスの歴史を刻みたい」。今季、J2、J3のクラブは各ホームタウンでホーム開幕戦前の会見は行うことになった。新潟が依頼したのが、新潟市の歴史を見続けてきた行形亭だった。

会見後は古町芸妓(げいぎ)のあやめさん、菊乃さん、さつきさんが伝統芸のお座敷遊びを披露。加藤とじゃんけんの墫拳(たるけん)を行うなど、盛り上げた。菊乃さんからも「私たち古町芸妓もJ1昇格を応援しています」と激励の言葉。加藤は「今季はホーム全勝を目標に戦います」。その初戦になる柏戦の必勝を誓った。

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森保U21に大勝したウズベク代表FWが徳島加入

FWウリンボエフ(18年1月撮影)

徳島ヴォルティスは6日、FWウリンボエフ(23)がパフタコール・タシュケント(ウズベキスタン)から完全移籍で加入することを発表した。背番号は30。

186センチ、72キロのウリンボエフはウズベキスタンU-23の代表経験があり、昨年1月に行われたU-23アジア選手権中国大会の準々決勝で森保一監督が率いたU-21日本代表と対戦した際には先発して後半37分までプレー。4-0と圧勝したチームに貢献した。また14年U-19アジア選手権では得点王を獲得。A代表でも2試合に出場している。

ウリンボエフはクラブを通じ「ザビと呼んでください。ずっと前から日本サッカーに興味があって、今回徳島に来れたことをうれしく思います。これから自分自身、クラブと一緒に成長していけるように一生懸命頑張っていきます」とコメントした。

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新潟主将の加藤「一体感はある」本拠初戦へ引き締め

新井(左)、川口(右)とともにリカバリーのランニングをする加藤

J2アルビレックス新潟はオフが明けた5日、ホーム開幕戦の第3節・柏レイソル戦(9日・デンカビッグスワンスタジアム)に向けた練習をクラブハウスで行った。

新潟は前節の千葉戦(3日)で今季初勝利。MF加藤大主将(27)がホーム初戦での勝利に向けて、チームを引き締め直した。

全体練習後、加藤はピッチ脇でサブメンバーが行った8対8の実戦形式を最後まで見守った。7分を3本。「1本目はミスが多かったけど、2、3本目はきっちり修正していた」。自身は開幕から2試合フル出場。出場機会を待つメンバーのがむしゃらさを感じた。「一体感はあると思う」。ホーム開幕戦を前にチーム一丸を大切にする。

アウェー千葉戦は4-1の快勝。加藤は開幕と同じくMFカウエ(29)とともにボランチに入り、攻守の起点になった。「自信を持てる結果」と勝ち点3を喜ぶ。一方で「直さなければならないところはある」。1失点した直後のリスタートの雰囲気が気になった。相手に押され、受けに回っているような立ち振る舞いに感じた。「ああいう時こそ全員で声をかけ合わないと。練習からはもちろん、試合でやらないと」。

今季主将に就任。不動のボランチとしてチームの中心にいる。だからこそ隙をみせたくない。「もっと声をかける」。ホームのファンが待つ柏戦、チームの雰囲気も最高にすることに気持ちを注いだ。【斎藤慎一郎】

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カズ52歳初実戦に「イマイチ」天才望月氏と談笑も

J3相模原との練習試合に先発しシュートを放つJ2横浜FC・FWカズ(右)(撮影・江口和貴)

横浜FCのFWカズ(三浦知良、52)が4日、横浜市内でJ3のSC相模原との練習試合(45分×2本)に先発出場した。

1本目でカズは、年代別代表の17歳FW斉藤光毅と前線に入った。前半28分にはDF袴田裕太郎(22)のパスを受けシュートを放ったが、相手DFに当たりゴールはならなかった。1本目は0-0だった。2月26日に52歳の誕生日を迎え、この日が52歳での初実戦。45分間プレーし「チームとしても個人としてもイマイチでしたね」と振り返った。今年の実戦はキャンプでの45分が最長。この日も45分で「もう少しやりたい」と振り返った。

この日は相模原の代表で元日本代表の望月重良氏(45)も駆けつけた。カズはこのほど放送されたテレビ番組「消えた天才」で望月氏を「天才型の選手」として紹介し、サッカーファンの間で話題になった。2人が対面するのは昨秋の練習試合以来で、カズと望月氏が談笑する一幕もあった。望月氏はテレビの反響に「ありました。チームのことも知ってくれた人もいて。今週末開幕なので、いい形でスタートを切れれば」と話した。相模原は10日にホームでカターレ富山と開幕戦を迎える。

J3相模原との練習試合に先発しゴール前でボールを要求するJ2横浜FC・FWカズ(中央)(撮影・江口和貴)
練習試合前、握手をかわすJ2横浜FC・FWカズ(左)とJ3相模原の望月会長(撮影・江口和貴)

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山形阪野「2点取ればだいたい勝つ」得意の頭で2発

横浜FC対山形 前半26分、FKに頭で合わせて先制ゴールを決める山形FW阪野(右)(撮影・丹羽敏通)

<明治安田生命J2:横浜FC0-2山形>◇第2節◇3日◇ニッパツ

東北Jクラブの19年1番星だ! モンテディオ山形が横浜FCを2-0で下し、今季初勝利を挙げた。エースFW阪野豊史(28)がいずれもセットプレーから、得意の頭で全2得点をマーク。5年連続となる1試合複数得点を挙げて、守っても起点となって初完封に貢献した。この勢いで次節10日のアウェー町田ゼルビア戦も勝利し、17日の大宮アルディージャとのホーム開幕戦につなげる。

   ◇   ◇   ◇

「キングカズ」ことFW三浦知良(52)が相手ベンチから見守る中、山形のキングがエースの真骨頂を発揮した。阪野は前半26分、左サイドのFKからMF三鬼海(25)の放ったアウトスイングのボールにヘッドで反応し、ゴール左隅に流し込んだ。直前に相手DFの頭に当たったボールが角度よく流れ、しっかり捉えた一撃。「相手のクリアボールが当たってラッキーでしたが、いい入り方でゴールに向かっていれば、ゴールにつながるということ。勢いを持ってゴールに向かうことができた」と、チームの今季初得点を振り返った。

そして後半18分、今度は狙い通りの一撃で突き放した。右サイド後方からの三鬼のFKに、フリーの状態から打点の高いヘッドで反応。スカウティング分析でDFラインの癖を研究し尽くして導いた、貴重な追加点だった。「あそこは狙っていたところ。ラインを下がるのが早い選手がいるのが分かっていたので。タイミングも練習通りだったし、イメージ通りのゴール」と冷たい雨の降る中、声援を送り続けたサポーター席に飛び込み、歓喜の抱擁を交わした。

15年のJ2栃木SC時代から毎年、いずれかで1試合複数得点を積み重ね続けている。17年にキャリアハイとなる13得点をマークしたが、昨年は9得点と2ケタ得点を逃しただけに、今季は15得点を目標に掲げてスタート。「序盤戦で点数積み重ねることは難しいので、しっかり得点を取れれば数字につながってくる。複数得点は全勝? 2点取ればだいたい勝つんじゃないですか」と笑わせた。幸先の良い2ゴールで、チームを勢いづかせた。【下田雄一】

横浜FC対山形 前半、先制ゴールを決めて飛行機ポーズで喜ぶ山形FW阪野。横浜FC・GK南(撮影・丹羽敏通)
横浜FC対山形 後半18分、2点目のゴールを決めたFW阪野と共に喜ぶ山形サポーター(撮影・丹羽敏通)

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新潟田中達也「迷わず狙った」先制弾で初勝利に貢献

千葉対新潟 前半、千葉DF増嶋のタックルをひらりとかわす新潟FW田中(撮影・たえ見朱実)

<明治安田生命J2:千葉1-4新潟>◇第2節◇3日◇フクアリ

アルビレックス新潟が今季初勝利を挙げた。4-1でジェフ千葉に快勝した。前半30分、FW田中達也(36)が今季のチーム第1号ゴールで先制。これを皮切りに後半25分にMF高木善朗(26)、同44分にFW矢野貴章(34)、同ロスタイムにはルーキーのDF新井直人(22)が得点を重ねた。アウェーでの4点以上は10年ぶり。ホーム開幕の次節柏戦(9日・デンカビッグスワンスタジアム)に向け弾みをつけた。

田中が新潟サポーターを沸かせた。右手を高々と上げて2500人が集まったアウェーのゴール裏を指さす。今季最初の新潟のゴールシーン。チームもファンも一体となり、ボルテージを上げた。

「ゴールが見えたので、迷わず狙った」。前半30分、中央で相手ボールを奪ったMF戸嶋祥郎(23)からパスを受けるとドリブルで前進。ペナルティーエリア手前で右足を振り抜きマウスにたたき込んだ。プロ19年目。36歳3カ月と4日での得点はクラブ2番目の年長ゴールだった。

前日2日、チームは新潟から5時間かけバスで千葉入り。田中は車中でサッカーの試合映像を見てすごした。宿舎に到着するとマッサージを受け「移動の疲れはないです」。新幹線のグリーン席で移動していた昨季までと待遇は変わった。そんな変化にも動じず、万全の状態でピッチに立ち、結果を出した。

ベテランの先制弾から、10年ぶりアウェーでの4得点となるゴールラッシュ。J1時代09年7月4日柏戦以来のアウェー4点目は、ルーキー新井が決めた。後半ロスタイム。右サイドでFW渡辺新太(23)からのパスを右足で決めた。「頭の中が真っ白になった」。サポーターの大歓声にガッツポーズで応えた。練習生で高知キャンプに参加し、開幕スタメン、そして2戦目でプロ初得点と、まさに“シンデレラボーイ”。

後半38分にはセンターバックからボランチに移った。「1つ前の位置になったので前にボールを出すことを意識した」。冷静に役割を判断。2試合連続のフル出場でチームに貢献した。

片渕浩一郎監督(43)は「いかに中央でフリーをつくるかが攻撃の狙いだった」。選手はそのリクエストに応えた。この流れで次節柏戦に向かう。田中は「次の試合にも勝って、サポーターと喜び合いたい」。勢いを感じながらホーム開幕戦に視線を向けた。【斎藤慎一郎】

▼新潟の年長得点記録 36歳のFW田中達也が3日の千葉戦で今季初得点。36歳3カ月4日でのリーグ戦ゴールはクラブ歴代2位の年長記録。最年長は02年のDF神田勝夫(現強化部長)で36歳5カ月3日。元日本代表のベテランFWは今季も健在。今季中のクラブ記録更新の期待が懸かる。

千葉対新潟 前半30分、新潟FW田中達也のゴールに盛り上がるサポーター(撮影・たえ見朱実)
千葉対新潟 後半終了間際、ゴールを決める新潟DF新井(撮影・たえ見朱実)

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横浜C松井大輔が小学生以来CB「新鮮」後半SBも

横浜FC松井大輔(2018年4月1日撮影)

<明治安田生命J2:横浜FC0-2山形>◇第2節◇3日◇ニッパツ

横浜FCはホーム開幕戦でモンテディオ山形に敗れた。

横浜FCは、元日本代表MF松井大輔(37)が、長崎との開幕戦で退場となったDF田代真一の代わりに3バックの中央に入ってスタート。後半は、3バックから4バックに変わり、松井が右サイドバックに入った。

「センターバックは小学生以来」という松井は、攻撃の組み立てで持ち味のパスセンスを発揮。失点はセットプレーからで、崩されることなく仕事を全うした。松井は「どういう風にやっていいか分からなかった。自分の持っているものは出したつもり。楽しかったです」と振り返った。

今週初めの練習試合でセンターバックは試され、タバレス監督から試合の前々日に「センターバックも考えている」と言われていた。松井は「ちょっと笑っちゃいました」としながらも「新しく見えるものがあればうれしいし、いろんなポジションができるのもなかなかない。監督には感謝したい。幅が広がる意味では良かった」と話した。3バックの中央から見る景色に「新鮮だった。何試合かやれば、真ん中にもうちょっと入っていけるかな。次あるかは分かりませんが…」と新境地開拓に意欲を見せていた。

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山形が今季初勝利 横浜FCホーム開幕戦落とし連敗

横浜FC対山形 前半、FKに頭で合わせて先制ゴールを決める山形FW阪野(右)(撮影・丹羽敏通)

<明治安田生命J2:横浜FC0-2山形>◇第2節◇3日◇ニッパツ

横浜FCはホーム開幕戦で山形に0-2で敗れた。2月26日に52歳の誕生日を迎えたFWカズ(三浦知良)は、今季初めてベンチ入りしたが出番はなかった。

山形は前半26分、ペナルティーエリアの手前左でフリーキックを獲得。キッカーのDF三鬼海(25)のクロスを相手DFがクリアしたところを飛び込んだFW阪野豊史(28)の頭に当たりゴール。後半18分にも右サイドで獲得したFKから、キッカーの三鬼が今度は阪野の頭にしっかり合わせ追加点を奪い試合を決定づけた。山形は今季初勝利。開幕戦で長崎に敗れた横浜FCは連敗スタートとなった。

横浜FC対山形 出番の無かった横浜FC・FWカズ。後方はタヴァレス監督(撮影・丹羽敏通)

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52歳カズ出番なし「練習試合でアピールしたい」

横浜FC対山形 出番の無かった横浜FC・FWカズ。後方はタヴァレス監督(撮影・丹羽敏通)

<明治安田生命J2:横浜FC0-2山形>◇第2節◇3日◇ニッパツ

横浜FCはホーム開幕戦で山形にセットプレー2発に沈んだ。2月26日に52歳の誕生日を迎えたFWカズ(三浦知良)は、今季初めてベンチ入りしたが出番はなかった。

開幕戦の長崎戦も終了間際にセットプレーで失点し敗れていた。カズは「この3失点はセットプレー。去年、悪い流れでも点を取られないことで上に行けた。もう1回、どうやって勝ってきたか見直して、セットプレーも含め、選手同士で話をして立て直したいなと思います」と試合を振り返った。

長崎戦は19人目のメンバーとして遠征に同行したが、ベンチ入りならず。この日、52歳の“初陣”としてベンチに入ったが、出場機会はなかった。カズは「残念ですね。ホーム開幕で出られないのは悔しいですね。でもこの先もありますから。明日の練習試合でしっかりアピールしたいと思います」と次節へと目を向けた。

横浜FC対山形 出番の無かった横浜FC・FWカズ(撮影・丹羽敏通)

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