日刊スポーツ

G大阪宇佐美「タイトルを目指す」肉声で復帰を報告

試合前、ピッチに登場しG大阪サポーターにあいさつする宇佐美(撮影・前田充)

<YBCルヴァン杯:G大阪-長崎>◇26日◇プレーオフ第2戦◇パナスタ

ガンバ大阪に復帰が決まった元日本代表MF宇佐美貴史(27)が、V・ファーレン長崎との試合前に登場し、サポーターにあいさつした。

「少し(復帰が)早くなりましたが、皆さんと一緒にタイトルを目指したいと思います」。

前日25日に移籍会見を開いていたが、この日は肉声で復帰を報告した。Jリーグの追加登録は7月19日以降。最短で同20日、名古屋戦で再デビューする。

試合前、ピッチに登場しG大阪サポーターにあいさつする宇佐美(撮影・前田充)

関連するニュースを読む

【札幌】高尾瑠が3バック右の定位置争いに名乗り ミニゲームでプレーし「うまくなれそう」

ランニングする札幌高尾(左から2人目)(撮影・保坂果那)

ガンバ大阪から加入した北海道コンサドーレ札幌プロ6年目DF高尾瑠(27)が、3バック右の定位置争いに名乗りを上げる。

ペトロビッチ監督が今季のポイントに挙げるポジション。3日連続ミニゲームでプレーし、「こういうサッカーをあまりしたことがない。自分がうまくなれそう」と前向きだ。2年連続のオファーで決断したキャリア初の移籍。「新鮮。頑張りたいって気持ちが強い」と、新天地での出発を楽しんでいる。

【新潟】“越後の韋駄天”DF森璃太「ストロングを出し、新潟の新しいSBとして競争していく」

ウオーミングアップでランニングする森

J1アルビレックス新潟は18日、沖縄・比屋根でキャンプ4日目の練習を行った。午前は9対5のパスワークや、7対7のミニゲームを中心に約1時間20分、汗を流した。早大から新加入のDF森璃太(もり・りいた、22)は推進力を生かした攻撃参加と正確な両足クロスをアピールする。キャンプ2日目の16日に実施した20メートルのスプリント測定では、チーム1の数値をたたき出した。最終ラインから矢のように前線に飛び出す韋駄天(いだてん)が、サイドバックのポジション争いを激化させていく。

   ◇   ◇   ◇

大卒ルーキーがチームに新風を吹き込む。この日の午前は9対5や7対7などパスを回しながら心拍数を高めるトレーニングを短い時間設定で何度も行った。その中で森はボールを受けることを嫌がらず、味方選手と連係しながらつながり続けた。23年は新潟の特別指定選手として練習参加していたが、「改めて新潟のプレースピードや強度は高いと感じている。時間は必要かもしれないが、慣れていきたい」と充実した表情で汗を拭った。

試合終了までスピードを落とさず攻撃に参加する“越後の韋駄天”は両サイドバックでのプレーが可能。16日のフィジカルテストでは20メートル走2秒7。スタート地点から5メートルの初速スピードは0秒8をマークした。プロ初キャンプに「(体は)きつい」と苦笑いを浮かべるが、チーム1のスプリント力に「自分のストロング」と胸を張る。

出身の川崎フロンターレU-18でも背後への飛び出しで勝負するタイプだったが、大学4年間で走る姿勢、筋肉の鍛えるべき部位を研究。突き抜ける走力を身につけた。腿(もも)を高く上げる独特のフォームでグングン加速。ボールを受けた後の両足クロスの精度も高く、大学4年時は主に左サイドバックでプレーし関東大学リーグ2部のアシスト王(11アシスト)に輝いた。「利き足は右だけど、左も苦手意識はない」。

5つを超えるプロクラブからオファーが届いたが、「ここで成長したい」と新潟入りを決めた。プロ1年目は堀米悠斗(29)、藤原奏哉(28)、新井直人(27)、長谷川巧(25)と定位置を争う。「自分にしかないストロングを出し、新潟の新しいサイドバックとして競争していく」。最大の武器である走力と、高精度キックでアピールしていく。【小林忠】

ウオーミングアップでランニングする森(左)
ウオーミングアップでランニングする森(左)
右足パスを出す森
右足パスを出す森
左足でパスを出す森
ミニゲームでゴール前に抜け出す森
ミニゲームでゴール前に抜け出す森

関連するニュースを読む

【札幌】DF家泉怜依「キャンプで基準くらいまで上げる」同部屋の岡村大八からも学び、吸収する

宿舎が同部屋の札幌岡村(左)と家泉(撮影・保坂果那)

J2いわきから完全移籍で加入したコンサドーレ札幌DF家泉怜依(23)が18日、沖縄・金武町でのキャンプに参加した。J1初挑戦で、お手本は宿舎で同部屋のDF岡村大八(26)。J1、J2、J3、全カテゴリーを経験してステップアップしてきたセンターバックが、先輩に追いつき追い越し、レギュラー争いに挑む。

   ◇   ◇   ◇

チームメートと並ぶと1人、際だって体格の良い家泉の初のJ1への挑戦が始まった。2部練習が続き「疲労はすごい」とヘトヘト。ミニゲームでは3バックの中央や右に入った。慣れない戦術に動き方を考えながらプレーするため、より体力を使う。プロ3年目で上り詰めたJ1の舞台。「全体的にレベルも上がる。このキャンプでせめて基準くらいまで上げる」と食らいつく。

お手本がそばにいる。J3でプロキャリアをスタートし、21年にJ2群馬から加入。昨季は3バック中央のポジションを勝ち取ったDF岡村だ。家泉も1年目はいわきでJ3でプレーし、ともに全カテゴリー経験者となる。沖縄キャンプの宿舎は同部屋で「紅白戦でわからないところをハチ君(岡村)に聞いたりしている」と慕っている。ただ、憧れているばかりではいられない。「自分も(3バックの)真ん中で勝負したい。ハチ君が1番手って感じなので、試合に出るためには勝たなきゃいけない」。学び、吸収しながらライバルとなるつもりだ。

いわきはフィジカル強化に力を入れており、キャンプ前の約3週間「鍛錬期」と呼ぶ期間があり、チーム全体で集中して筋トレに取り組む。家泉の屈強なボディは、いわきで作り上げられた。プロ入り時85キロだったが現在は88キロ。体格を生かし、自慢の空中戦や対人を武器に勝負する。

いわき時代にはファンから「家様」と呼ばれ、「家様会」のファンクラブもあって愛された選手。キャンプ前の札幌・宮の沢での合同自主トレでは、ルーキーのFW出間をのぞく新加入で唯一、全3日間参加してキャンプインした。「もっと成長できる」と信じる新天地。札幌初実戦は24歳の誕生日の20日、沖縄県リーグ1部FCセリオーレとの練習試合となり、アピールを開始する。【保坂果那】

○…沖縄キャンプでは、20年以来4季ぶりに宿舎の相部屋が復活。30代の選手は1人部屋だが、20代は2~3人で部屋割りされている。183センチ、85キロのDF岡村と185センチ、88キロのDF家泉の2人部屋は、チーム内でも屈指のビッグサイズコンビだ。岡村は「俺らの部屋だけ多分温度高いです」と笑う。家泉は「ハチ君は部屋で自分に合わせてくれる。優しい。ハチ君と同部屋で良かった」と感謝する。

◆家泉怜依(いえいずみ・れい)2000年(平12)1月20日、香川県生まれ。藤井学園寒川高、流通経大から22年いわき(当時J3)入り。同年J3・33試合1得点でベストイレブンに輝く。23年はJ2で39試合2得点。185センチ88キロ。利き足は右。背番号は15。

ランニングする札幌家泉怜依(右)。左は大森(撮影・保坂果那)
ランニングする札幌家泉怜依(左)(撮影・保坂果那)

関連するニュースを読む

【浦和】シーズンチケットが5季ぶり2万席を突破、サポーターの大声援がリーグ優勝を後押し

※写真はイメージ

浦和レッズの今季のシーズンチケットの申し込みが5季ぶりに2万席を超えた。10日に申し込みが終了し、申し込み席数は2万197席。19年以来、5季ぶりの2万席突破となった。

20年以降、コロナ禍もあり各クラブがチケット販売には苦戦していた。その中でも昨季の浦和は、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の決勝進出の期待で、1万9850席の申し込みがあった。今季は、ノルウェー代表や、スウェーデンの強豪・ヘッケンなどを指揮したヘグモ監督が就任。攻撃陣の積極的な補強もあり、昨季を超える販売数となった。

クラブ関係者は「今シーズンへの期待の表れに加え、応援してくれるファン・サポーターの母数が増えてきた傾向だと感じている」と話す。シーズンチケットが2万席を超えたことで、昨季以上に、熱気あふれるサポーターが、チームをリーグ優勝へと後押ししそうだ。

関連するニュースを読む

【広島】湘南から完全移籍のFW大橋祐紀が実戦デビューでいきなりハットトリック!

大橋祐紀(2023年11月撮影)

<練習試合:広島10-0宮崎産業経営大>◇17日◇宮崎市シーガイア

9年ぶりのリーグ制覇を狙うサンフレッチェ広島の今オフ、最大の補強となったFW大橋祐紀(27)が、実戦デビューでいきなりハットトリックを飾った。

後半35分に1点目を決めると、同42分に2点目、同45分に3点目をマーク。「チームの勝利、そして優勝に貢献できるよう、結果にこだわり全力で闘います」とコメントしていた通り、早くも結果を出した。

昨季まで湘南に所属した大橋は今オフ、国内6クラブ以上の争奪戦の末、広島に完全移籍で加入し、9日に発表されたばかり。10日に新加入会見に臨み、15日からの宮崎キャンプで始動していた。

181センチ、76キロの大橋は昨季、鳥栖との開幕戦で自身初のハットトリックを達成。23試合で自己最多の13得点をマークし、各クラブの評価を上げていた。多彩なシュートパターンを持ち、前線からの守備でもチームに貢献できるストライカーだ。

この日の試合は、宮崎キャンプで最初の実戦。広島が前半にエゼキエウ、志知、ソティリウが得点。後半はマルコス・ジュニオール、川村(2得点)、小原が加点し、最後は大橋の3連続得点が生まれた。

関連するニュースを読む

【C大阪】今季主将はキャンプで決定へ 6年連続で清武弘嗣?進藤亮佑、上門知樹ら中堅にも期待

14日の今季チーム初練習の直前、香川真司(前列右)と清武弘嗣(同左)は談笑する。中央奥は西尾隆矢

セレッソ大阪は、今季の主将(チームキャプテン)を17日からのタイ1次キャンプか、2月6日からの宮崎2次キャンプで決定することになった。

昨年までは元日本代表MF清武弘嗣(34)が、5年連続で務めた鉄板状態だったが、今季は新たな人材が台頭するか、開幕前のキャンプで見極める。

C大阪の主将は毎年、監督とクラブが話し合い、総合的に人選している。昨年は4年連続で務めた清武が、事前に自身で退く決意を表明したものの、最終的にクラブの要請で翻意。チーム始動日にあたる1月8日に発表され、異例の5年目に突入していた。

今季も清武の6年連続主将の可能性は残すものの、新たな候補がいないかキャンプで探る。3月に35歳を迎えるMF香川真司や、同じく11月に35歳になる清武ら大ベテランに頼るのも1つの手だが、クラブ内からは、中堅以下へ世代交代ができるか、期待の声も聞こえてくる。

ただ、中堅、若手で主将候補を探せば、多くのクラブ関係者は「すぐに名前が出ない」。実力的に問題はないが、比較的、おとなしい選手が多いのが実情だ。

下部組織からの生え抜きのDF西尾隆矢(22)はいずれ主将になる器だが、今夏のパリ五輪代表の有力候補であり、チームから離脱する期間が増えるために現実的ではない。

DF毎熊晟矢(26)も日本代表の活動で離脱することが多く、欧州移籍の可能性もあり、指名は難しい。

現実路線でいえば、有言実行型のDF進藤亮佑(27)や、不屈の闘志を持つMF上門知樹(26)らは本来、主将の肩書がなくともリーダーにならないといけない立場。昨季に一定の実績を重ねた選手でもあり、主将に指名することで、より結果が出るという相乗効果にも期待できる。

前提条件や既成概念を取っ払えば、MF田中駿汰(26)ら新加入組も候補になるかもしれない。J2仙台への期限付き移籍から復帰したFW山田寛人(23)も、かつてはU-23チームで主将を務めていた。

主将はその1年、クラブの看板となり、ピッチ内外で先頭に立ち、メディア対応も余儀なくされる。心身ともタフでないと務まらない。クラブ設立30周年の今季、リーグ初制覇を目標に掲げたC大阪は、誰に主将の大役を託すのだろうか。

◆C大阪の主将 過去10年では14、15年がMF山口蛍、16、17年がFW柿谷曜一朗、18年が山口蛍、19年から5年連続でMF清武弘嗣が就任。18年からは副主将も選ぶことになり、23年はGKキム・ジンヒョン、MF鈴木徳真、DF西尾隆矢が就いた。

関連するニュースを読む

【神戸】J1王者が新体制発表、新加入の井手口陽介「日々競争したい気持ちがあってここに来た」

新体制発表会見で集合写真に納まる神戸の新加入選手(撮影・永田淳)

昨季のJ1王者で、今季のリーグ連覇とアジアチャンピオンズリーグ制覇を目指すヴィッセル神戸が16日、新体制を発表した。

会見にはトレーニングパートナーとして日本代表に帯同中のDF本間ジャスティンをのぞく9人の新加入選手が出席。昨季福岡でプレーした元日本代表MF井手口陽介(27)は「毎日の練習が勝負。日々競争したい気持ちがあって、ここに来る決断をした」と今回の移籍への強い覚悟を示した。

「1つのポジションに2人以上欲しい」と要望していた吉田孝行監督(46)は、実力者をそろえた堅実な補強に手応え。昨季強度の高い戦いでJの頂点に立ったチームのさらなる成長について「継続が大事。自分たちの構築したスタイルに新しいメンバーを加えて、強度を増していきたい」と力強く宣言した。

1・17は、95年のチーム初練習予定日で、阪神・淡路大震災が発生した日。神戸にとって重要な一日を前に、井手口は「僕たちが活躍することで元気や勇気をもらえる人は絶対いる。感動を与えられるような試合をしたい」。リーグ初優勝で盛り上がった神戸の街に、今季も光をともす存在になることを誓った。【永田淳】

関連するニュースを読む

【鳥栖】J1での初タイトル狙う「いいキャラクターの選手そろった」川井健太監督 新体制発表

鳥栖新体制発表で川井監督(中央)を中心に気合を込める新加入選手たち(撮影・菊川光一)

J1サガン鳥栖は16日、佐賀・鳥栖市内で新体制発表を行った。

就任3年目の真価が問われる川井健太監督(42)が、クラブ史上初のJ1でのタイトル獲得を誓った。

新加入14選手を前に気合を込めた。具体的な数値はないものの、今季目標を問われ「J1のタイトルを取る権利があるので、そこは目指す」とリーグ、カップ戦の優勝を強く意識した。

有言実行の補強でもある。C大阪から完全移籍のベテランDF丸橋らを加えた新たな陣容について「いいキャラクターの選手がそろった。鳥栖のスタイルに合い、昨年よりプラスアルファを持つ選手たち」と手応えを感じている。丸橋も「クロスが強み。チームに貢献できるよう頑張ります」と意気込んだ。

昨季は最下位横浜FCと勝ち点点9差の14位で、43得点、47失点と攻守に課題が残った。小林祐三スポーツダイレクター(SD=38)によると、今回の補強は「(リーグ)後半、守備のタレントが足りないと感じたので、DFの補強が多くなった」といい、問題点解消に比重を置く形となったという。

小林SDが「昨年の鳥栖にはいなかった選手が並んだ」という新戦力と既存選手の融合はいかに。劇的な化学反応で上位をうかがう。【菊川光一】

関連するニュースを読む

【C大阪】住吉大社で必勝祈願 絵馬に清武弘嗣「けがせず」、進藤亮佑「優勝」

住吉大社で絵馬に願い事を書き込むC大阪清武(左から2人目)(セレッソ大阪提供)

セレッソ大阪は16日、大阪市住吉区の住吉大社で新シーズンに向けた必勝祈願を行った。

この数年はコロナ禍の影響で大阪市此花区の練習場で開催してきたが、クラブ設立30周年の記念イヤーとなる今季は、悲願のリーグ制覇を目指し、小菊昭雄監督(48)やスタッフ、選手らほぼ全員が参加した。

昨年はけがで公式戦3試合の出場にとどまったMF清武弘嗣(34)は、絵馬に「怪我(けが)せず」、DF進藤亮佑(27)は「優勝」と書き込んだ。

チームは14日から始動しており、この日が3日目。17日からは恒例のタイで1次キャンプを、2月6日から宮崎で2次キャンプをスタートさせる。

今季の開幕節は2月23、24、25日で、C大阪はホームでFC東京を迎え撃つことが決まっている。

関連するニュースを読む

【G大阪】遠藤保仁コーチ積極アドバイス MF倉田秋「効果はめっちゃ出てると思います」

練習で選手にアドバイスするG大阪の遠藤保仁コーチ(撮影・永田淳)

ガンバ大阪は16日、大阪・吹田市内の練習場で公開練習を行った。

時折雪が舞う中で行われた午前のトレーニングでは、ウオーミングアップの後にポゼッショントレーニングや前線からの守備を確認。ダニエル・ポヤトス監督(45)からは攻守の切り替えを強調する指示が飛んだ。

12日に指導者デビューした元日本代表MFの遠藤保仁コーチもピッチで元気な姿を見せた。緑色のビブスを着てピッチ中央に入ってボールを受ける役をこなし、選手にも声をかけた。

遠藤コーチについて、MF倉田秋(35)は「いてくれるだけで、ピリッとする感じというか、やらなあかんっていう雰囲気が出る。効果はめっちゃ出てると思います」。DF半田陸(22)も「ヤットさんの前でのボール回しだと、やっぱり緊張感があるんで、そこは違います」と良い緊張感でトレーニングできていることを感謝した。

練習では、遠藤コーチが選手にアドバイスしている光景が多く見られる。FW宇佐美貴史(31)は「的確に縦パスを入れられた時に声をかけたり、パスを出した時に『もうちょっとこっち見られたんじゃない?』と、ヤットさんの視点で選手にアイデアとして伝えてくれる感じ」と、日本代表最多キャップ数を誇る司令塔が、チームにもたらす好影響に期待を寄せる。

ともにプレーした経験を持つ倉田も、遠藤コーチの積極的なコーチングに喜んでいる。「守備時のボランチのポジションについて、どこまで絞らなあかんとか『もうちょっと行ったほうがいいよ』と周りにも言ってるし、自分にも言ってくれてる」。12日の始動からまだ間もないが、ポヤトス監督を支えるヤットコーチの存在は、G大阪に好影響を与え続けている。【永田淳】

練習でボールを追うG大阪の選手(撮影・永田淳)

関連するニュースを読む

【G大阪】背番号4を引き継ぐ黒川圭介 藤春広輝の思い背負う 新加入中谷進之介も快く譲る

午前練習でプレーするG大阪DF黒川圭介(撮影・永田淳)

ガンバ大阪は16日、大阪・吹田市内の練習場で公開練習を行った。

この日の練習では、昨季のリーグ戦で出場停止の1試合をのぞく33試合でピッチに立った左サイドバックのDF黒川圭介(26)が、攻守に軽快な動きを披露した。12日の始動からここまでを「バチバチとした良いトレーニングができている印象です」と振り返る

沖縄キャンプが18日から始まるため、新しいウエア一式を発送したということで、この日は24番の練習着でプレーしたが、黒川が今季背負うのは4番。昨季までG大阪に13シーズン所属し、今季J3のFC琉球でプレーするDF藤春広輝(35)が、G大阪加入2年目から12シーズン背負い続けた番号を引き継ぐことになった。

12日のキックオフイベントで背番号が発表された際には、サポーターから多くの反響があった4番の継承。その経緯を、黒川本人が明かした。

黒川と藤春の間で背番号についての会話がされたのは、シーズン終了後に会った時のこと。その場で「24番にいろんな思い入れもあるだろうけど…」と切り出した藤春が、黒川に引き継いでもらいたいと打診したという。話を受けた黒川は「『4番をつけてくれたらうれしいな』と言ってもらって、その場でありがとうございますと伝えました」。

その後クラブから黒川に正式に背番号変更の話があり、あらためて藤春に確認した上で、4番で戦うことが決まった。

クラブから発表された14日時点でのユニホーム売り上げランキングでは、4番が1位。この状況に黒川は「まさかまさかの順位です。こういうランキングは前線の選手が(上位を)持っていくイメージがあるので、そこに1位で入れたのはうれしいです」と笑顔を見せた。しかし、すぐに「ただ、これはハルくんが長い間頑張ってきたこと、愛されていることがあるから」と先輩への敬意を口にした。

黒川も話すように、一般的に攻撃的なポジションの選手ユニホームに人気が集まることが多く、サイドバックの選手がトップに立つのは異例とも言えるが、G大阪の他にも、4番が人気を集めるクラブがある。藤春の移籍先である琉球だ。14日に琉球が初回受注分として発表したランキングで1位となったのは、藤春が背負う4番。G大阪で愛された藤春は、すでに琉球サポーターもとりこにしているようだ。

今オフ、G大阪の4番は争奪戦になる可能性があった。12日に行われた新加入選手会見の席で「本当は4番が良かったんですけど…」と話していた名古屋グランパスから加入のDF中谷進之介(27)が、名古屋でもつけていた背番号が空くと知り、要望していた。これを知った黒川は、中谷と会った最初に、背番号について会話したという。そこで中谷から受けたのは、愛のある言葉だった。

「初めてあいさつした時に(中谷から)『その話聞いたら4番つけれねえわ』って、冗談っぽく言われました(笑い)」。次の4番を狙うことを宣言したという中谷だが、今回は2人の関係に割って入ることはしなかった。

新たな背番号で心機一転臨むシーズンに向け、黒川は強く意気込む。「強いガンバを取り戻すために、自分がより一層覚悟決める意味で番号をもらったこともある。(藤春から)『ガンバ頼むぞ』とも言ってもらったので、目指してやっていきたい」。つながり続ける物語の新章が、ここからはじまる。【永田淳】

練習でボールを追うG大阪の選手(撮影・永田淳)
練習で選手にアドバイスするG大阪の遠藤保仁コーチ(撮影・永田淳)

関連するニュースを読む

【札幌】1次キャンプスタート ペトロビッチ監督「日本的な方選ぼうと」“白星練習着”で験担ぎ

金武町からの歓迎セレモニーで花束を受け取った札幌ペトロビッチ監督(右端)と宮沢(左端)(撮影・保坂果那)

北海道コンサドーレ札幌が16日、沖縄・金武町で1次キャンプをスタートさせた。自身にとってもクラブにとっても最長となる7年目の指揮を執るペトロビッチ監督(66)は“白星練習着”で験を担ぐ。DF田中駿汰(26)やFW小柏剛(25)ら主力が移籍した。沖縄キャンプでは、抜けたポジションに新戦力を含めてどの選手を組み込むか、見極めていく。

   ◇   ◇   ◇

練習着のように真っ白な新たな気持ちで新シーズンを迎えたペトロビッチ監督。昨季まで黒地に赤がポイントだったスタッフ用練習着は、白地にブルーグレーが映えるデザインに変わった。着心地を聞かれ「ヨーロッパでは白は白旗を振る、負けた方のチームの色になるが、日本は白星という前向きな考え方もあると大輔(杉浦コーチ兼通訳)に聞いた。私は日本が長いので日本的な方を選ぼうかなと思う」と笑った。験担ぎが好きな指揮官らしい答えだった。

サンフレッチェ広島と浦和レッズでそれぞれ6季監督を務め、札幌では初の7年目に突入した。昨季から8選手が引退や退団も含めてチームを去った。「重要な選手が複数抜けた中で、チームとしてもう1度作り直さないといけない部分もある」。特にセレッソ大阪へ移籍した田中駿とルーカスが務めていた右センターバックとサイド。「そのへんを我々としてうまく作ることができればOKだろう。それができなければ非常に難しいシーズンの入りになっていくだろう」と見据えた。

ただ新加入9選手のうち、ガンバ大阪から期限付き移籍したFW鈴木武蔵(29)は3年半ぶり札幌復帰で、ミシャサッカーを知る点は心強い。自ら直接電話してラブコールを送った愛弟子に、「トップは武蔵が今年加わった。元々やっていた選手。自分のポジションの役割は徐々に思い出していってくれると思う」と期待した。

「常に自分の仕事、自分のチーム、選手たちを信じている。自分たちが必ずできる、やれるってことを強く思っている」と前向き。新加入会見で目標に「タイトルを取ること」と全員が掲げた新戦力、昨季悔しい思いをした既存選手とともに、高みを目指すシーズンが始まる。【保坂果那】

○…沖縄キャンプ初日は午前はランニングほかフィジカルトレーニング中心、午後はさっそく11対11のミニゲームを実施した。主力組の右シャドー(1・5列目)に入った新加入のMF長谷川は「22年もシャドーをやって、個人的には感触も良かったので、シャドーは楽しいなって印象」。1トップに入ったFW鈴木らと前線で連係を見せていた。

○…MF宮沢のチーム最長在籍17年目がスタートした。午前はフルメニューを消化し、午後は痛みを抱える右アキレス腱(けん)の様子を見ながら、別メニューで調整した。14日のキックオフイベントで、サポーターに「雪かき頑張ってください」とあいさつした。札幌市内では15日から大雪。エールどおり、サポーターは除雪作業に追われている。「雪が降ることを知っていたので、奥さんに対するメッセージも込めて。大変だろうけど、頑張って欲しい」と願っていた。

金武町からの歓迎セレモニーで花束を受け取る札幌ペトロビッチ監督(手前右端)。同左から2人目は宮沢(撮影・保坂果那)
クールダウンする選手1人1人を労う札幌ペトロビッチ監督(中央)。左は出間(撮影・保坂果那)
札幌ペトロビッチ監督(中央)は新加入の高尾(左から2人目)に声をかける(撮影・保坂果那)
クールダウンする鈴木(左)と高尾(右)を労う札幌ペトロビッチ監督(撮影・保坂果那)
沖縄キャンプ初日の午前練習でランニングする札幌の選手たち(撮影・保坂果那)
沖縄キャンプ初日の午前練習でランニングする札幌の選手たち(撮影・保坂果那)

関連するニュースを読む

【新潟】沖縄・比屋根でキャンプスタート FW鈴木孝司「100%を出しながら過ごしたい」

沖縄キャンプの歓迎セレモニーで花束などを受け取った左から鈴木、小島、堀米、松橋監督

J1アルビレックス新潟は16日、沖縄・比屋根でのキャンプをスタートさせた。移動日となったキャンプ初日の15日は夕方に沖縄に到着したため、宿舎で軽くストレッチ。本格始動となったこの日の午前はピッチを使ってジョギングやチューブトレーニングで体を起こした後、フィジカルテストを行った。新潟在籍4年目を迎えたFW鈴木孝司(34)は「ケガをしないようにコンディションを見ながら、その時々の100%を出しながら過ごしたい」と意気込んだ。

昨季は28試合出場で4得点。ゴール量産を狙う今シーズンに向け、オフは「ケガ予防とパワー向上」を目標に下半身の筋力アップに着手した。この日に実施されたフィジカルテストの片足3段跳びは6メートル20センチ超え。シグナル音に合わせて20メートルの反復走を繰り返すシャトルラン形式の持久力テストでは脱落する選手がいる中、トータルで1200メートルを走るなどともに昨季の同時期の数値を上回った。進化を続けるベテランは「基礎体力ができている中で(練習に)入れている。より、いい準備ができる」と手応えを示す。

キャンプ拠点のタピック県総ひやごんスタジアムは鈴木にとってかつてのホーム。19年、当時J2のFC琉球に半年間在籍して27試合15得点をマークし、同年8月にJ1セレッソ大阪にステップアップ移籍を果たした。琉球の点取り屋として躍動した思い出の詰まるピッチでの調整に、「たくさん点を取らせてもらったピッチなので、いいイメージ、感触を持ちながら、いい体作りをしていきたい」と笑みをこぼす。

J1復帰2季目の新潟には攻撃的なポジションにJ1サガン鳥栖からMF小野裕二(31)、法大の後輩でもあるMF長谷川元希(25)がJ2ヴァンフォーレ甲府から新たに加わった。最前線でラストパスを引き出す鈴木は「よりコミュニケーションを取っていきたい」。ゴール量産に向け、沖縄でベースを作る。【小林忠】

○…練習開始前、沖縄市と同市スポーツコミッションによる歓迎セレモニーが実施された。新潟の沖縄キャンプは02年以来22年ぶり2度目。沖縄市・比屋根での活動は初となる。桑江朝千夫沖縄市長(68)は「シーズンが終わった時、ここでキャンプをしたからいい成績が残せたと言ってもらえるよう、サポートさせていただく」と激励した。チームには飲料水や名産の佐渡山牛が送られた。比屋根での一般練習公開は21日と28日を予定。桑江市長は「(沖縄の)サッカー好きの子どもたちが一流の技を見られるいい機会」と喜んだ。

沖縄キャンプの歓迎セレモニーに参加した新潟のメンバー
沖縄キャンプの歓迎セレモニーであいさつする松橋監督(中央)
練習前にボールを蹴り上げる鈴木(右)
ランニングで先頭を走る鈴木(右から2人目)
沖縄キャンプの歓迎セレモニーで桑江沖縄市長から花束を受け取る松橋監督(中央)。奥は堀米

関連するニュースを読む

【札幌】キャンプ地沖縄入り 7年目ペトロビッチ監督チームに合流 16日から練習開始

那覇空港に到着した札幌ペトロビッチ監督(撮影・保坂果那)

北海道コンサドーレ札幌は15日、第1次キャンプ地の沖縄入りした。

使用機の到着遅れによって予定の約2時間遅れの午後5時ごろ、那覇空港に姿を見せた。前日14日に札幌ドームで行われたキックオフイベントは、ライセンス更新の受講のため欠席したペトロビッチ監督(66)もチームに合流。広島、浦和でそれぞれ6シーズン指揮を執り、自身にとって最長となる7年目を迎えた。

到着口で報道陣を見つけると、両手でつえをつきながら歩き、握手しながら「ハッピーニューイヤー」と新年のあいさつ。お互いに「ダイジョーブ?(元気)」と体調を気づかい、再会を喜んだ。

早朝クラブハウスを出発してからの長旅に、MF宮沢裕樹(34)は「疲れましたね」と苦笑いを浮かべていた。チームは16日から金武町内で練習を開始する。同地での第1次キャンプは2月10日まで、同14日からは熊本での第2次キャンプを行い、開幕に向けて準備する。

那覇空港に到着した札幌ペトロビッチ監督と握手であいさつ(撮影・保坂果那)
那覇空港に到着した札幌宮沢(撮影・保坂果那)

関連するニュースを読む

【新潟】沖縄キャンプへ出発 完全移籍で加入のMF小野裕二「1年間戦える体作りを」と意気込む

出発前に取材に応じたJ1新潟・小野

J1アルビレックス新潟は15日、キャンプ地である沖縄・比屋根へ向け、新潟空港を出発した。

今季、J1サガン鳥栖から完全移籍で新潟に加入したMF小野裕二(31)は出発前に取材対応し「うまくいったシーズンはキャンプで離脱することなくやれている。まずはけがなく、1年間戦える身体作りをしていきたい」と意気込んでキャンプ地へ向かった。

沖縄・比屋根でのキャンプは16日から30日まで。今回のキャンプで「テーマは特にない」と話す松橋力蔵監督(55)は「体調、けが、すべてが隣り合わせ。それを含めて、いい準備をして、ベストを尽くして欲しい」と選手たちに期待を寄せた。

キャンプ地の沖縄・比屋根に向かうJ1新潟の高木
出発前に取材に応じたJ1新潟・松橋監督

関連するニュースを読む

【浦和】ユニ売り上げトップ5の新加入MF渡辺凌磨「小泉に勝てるように」背番号13の理由は

練習で右のウイングに入った新加入の浦和MF渡辺凌磨(右から2人目)

浦和レッズの練習が、今年初めて一般公開された。平日にもかからわず、約300人が駆けつけた。MF大久保智明は左の中足骨骨折、MF小泉佳穂は別メニュー調整でピッチに姿を見せなかったが、ヘグモ新監督の下、11対11のゲーム形式の練習で活気あふれる練習が繰り広げられた。

東京から加入したMF渡辺凌磨(27)は、「4・3・3」のシステムで2列目の右ウイングでプレーした。始動2日目でのフルコートでのゲーム形式練習に「浦和の選手は(クラブW杯出場で)休めてないと思うから、ゆっくり立ち上げるのかなと思ったんですけど、意外と早い。僕は休んでたのでちょうどいいんです」と歓迎。オフは体重増加に気を付け、約1カ月はゆっくり休んでいたという。

埼玉県出身で、幼少期から浦和レッズを見て育った。昨季は東京で29試合4得点。攻撃的なポジションはどこでもこなせる。浦和サポーターの期待も大きく、新シーズンのユニホームの初回販売分では、背番号「30」のFW興梠慎三、背番号「28」のDFアレクサンダー・ショルツ、背番号「3」のMF伊藤敦樹、背番号「8」のMF小泉佳穂、背番号「13」のMF渡辺凌磨が売り上げトップ5となった。渡辺は「小泉佳穂に勝てるように頑張ります」と、前橋育英高の同級生の名を挙げジョーク交じりに話した。

ちなみに背番号「13」は「付けたことがない番号を付けたい」と選んだ。ドイツ2部インゴルシュタット時代、MF関根貴大と連番だったことも後押し。「ドイツの時、タカ君(関根貴大)と22、23と連番で今回も連番にしたいと。13が空いていたので13、14(関根)と連番にしたのもあります」と説明した。

関連するニュースを読む

【浦和】プロ20年目の37歳興梠慎三、現役続行の覚悟明かし「今年は攻撃がほめられるように」

練習に励む浦和FW興梠慎三(中央)

浦和レッズのFW興梠慎三(37)が、ヘグモ新監督の下で「今季は攻撃で褒められるように」と、攻撃陣の奮起を誓った。

プロ20年目。昨季は公式戦60試合を戦う過密日程だった。長いプロ生活で体も悲鳴を上げているが、今季も現役続行を決断した。「新監督が来て選手が大幅に変わるということで(クラブから)“いてくれないか”とオファーをいただけた。いるだけでは意味がないので。何かしらチームに還元できたら」。ベテランとしてチームの精神的支柱はもちろん「1試合でも多く試合に出られれば」と、ピッチでの結果も貪欲に求めていく覚悟だ。

新監督の下で、トレーニングがスタートしたばかりだが、いきなり11対11のフルコートでのゲーム方式の練習も取り入れられた。フルメニューを消化した興梠は「ゲームをすることが一番、コンディションが良くなってくる。走りも大事だけど、ゲームで使う筋肉は走る筋肉と全然違うので。早めに筋肉痛になると思いますが(笑い)、ゲームで慣れらしていくのはいいこと」と歓迎した。

ヘグモ監督は攻撃サッカーを掲げ、新体制発表ではセンターFWにはペナルティーエリア内での仕事を求め、20得点を要求していた。1トップの興梠は「攻撃的なサッカーをしてくれれば取れるんじゃないですか、サンタナが」と、FWの新助っ人、チアゴ・サンタナの名を挙げ笑わせた。だが、冗談はここまで。

「自分はペナ(ペナルティーエリア)の中での得点パターンが多いので。今年は攻撃でボックスに入る回数が多くなっていくと思う。去年は守備陣がほめられて、(前線は)点が取れないと言われていたので。今年は逆になるように」と前線の躍動を誓う。18年連続でのJ1ゴールを決める舞台は整っている。

関連するニュースを読む

【C大阪】東大阪市生まれ登里享平「この街をピンク色に染めたい」と女性用スパイク履くも…

C大阪の始動に参加した登里(左から2人目)と香川(右から2人目)

一筋15年だった川崎フロンターレからセレッソ大阪に完全移籍してきた33歳MF登里は、新加入会見で「この街をピンク色に染められるように、自分が昇り竜になっててっぺんまで導きたい」と、川崎Fで4度経験したリーグ優勝の再現を誓った。

東大阪市生まれでセレッソファンだったといい、14日の練習のためにピンクのシューズを探したが、女性用しかなくて「小さいのを我慢してはいている」と笑わせた。

C大阪の新加入選手
C大阪新加入会見に参加した左から奥田勇斗、平野佑一、小菊昭雄監督、登里享平、田中駿汰、ルーカス・フェルナンデス

関連するニュースを読む

【東京V】J開幕93年と同一カード横浜と開幕戦 城福浩監督「昔掘り起こしサッカー人気高める」

東京Vの新加入選手

16季ぶりJ1復帰の東京ヴェルディが14日、味スタで新体制を発表した。

開幕戦は、リーグが幕を開けた93年5月15日と同じ横浜が相手。城福浩監督は「昔を掘り起こすことが、サッカー人気を高めるきっかけになると期待されている。ふさわしい試合をしたい」と燃え、昨季J2千葉で今季は10番を背負うMF見木は「シーズンを通してフル稼働し、より多くの勝利に貢献できるように」と決意を述べた。

東京ヴェルディ城福浩監督(2023年12月2日撮影)

関連するニュースを読む

【名古屋】195センチ新人GKピサノアレクサンドレ幸冬堀尾「憧れの」楢崎コーチの背中追う

名古屋の新加入選手

名古屋グランパスのルーキーGKピサノアレクサンドレ幸冬堀尾は、目標も身長も高く。新体制発表で登壇し、日本代表で活躍した楢崎アシスタントGKコーチの背中を追う決意を明かした。

「憧れの人であり選手。プレーも人間的な部分でも、身近で学ぶことが出来る」。今季登録は身長191センチだが「ちょっと縮んで195センチあります」と実際はチームNO・1であることを明かした。新エンブレムと新ユニホームも発表された。

関連するニュースを読む

【町田】黒田剛監督「残留争いではなく、あわよくば優勝争い」DF昌子源らJ1仕様メンバー発表

2024新体制発表会で仲のいい選手に町田太田宏介アンバサダーを挙げる昌子(撮影・宮地輝)

FC町田ゼルビアはJ1参入1年目へ、新スローガン「Make a New History」を掲げた。

DF昌子、GK谷の日本代表経験者が加わり、得点源となるFWエリキとデュークら主力も健在。メンバー構成はJ1仕様となり、黒田監督は「残留を目指すのではなく5位以内の上位進出を意識している。あわよくば優勝争いも」と貪欲に話した。

町田の新加入選手

関連するニュースを読む

【C大阪】小菊昭雄監督「本気でリーグ戦を取りにいきたい」クラブ設立30周年イヤーに決意表明

始動前にサポーターにあいさつするC大阪小菊昭雄監督

セレッソ大阪は14日、一般公開された本拠地ヨドコウ桜スタジアムでチームが始動した。

練習後、新体制会見に臨んだ小菊昭雄監督(48)は「本気でリーグ戦を取りにいきたい。(クラブ設立)30周年にふさわしい1年にしたい。C大阪を通して、たくさんの人に笑顔や感動を届けられるように、一丸となって毎日を戦いたい」と決意表明した。

21年8月にコーチから昇格した小菊監督は、開幕から指揮を執るのは3年目になる。22年は5位、23年は9位。共通するのは、シーズン途中まで逆転優勝の圏内にいながら、終盤に失速した点だ。

指揮官は「山あり谷ありの全ての経験が、優勝するために必要な時間だったと信じている」とし、悲願のリーグ初優勝へは「得点力アップの一言に尽きる」。

そのために今オフ、DF登里享平(33)、MF田中駿汰(26)、ルーカス・フェルナンデス(29)、FWヴィトール・ブエノ(29)ら大黒柱になれる即戦力を補強した。

森島寛晃社長(51)も「30周年に強い志で戦おうとチーム編成した。一丸で優勝したい」と意気込む。昨季までは「リーグ戦3位以内、カップ戦のタイトル獲得」という目標設定だったが、今季はストレートに「リーグ戦優勝」を最優先に掲げた。

この日は練習見学に訪れた約2000人のサポーターと、恒例の意見交換会も実施した。その中で森島社長は、債務超過に陥っていたクラブ経営は、23年度決算で解消できることも報告した。開幕への補強は事実上打ち止めとし、今後は復帰2年目のMF香川真司(34)らを軸としたチームの成熟度アップを図る。

C大阪新加入会見に参加した左から奥田勇斗、平野佑一、小菊昭雄監督、登里享平、田中駿汰、ルーカス・フェルナンデス
C大阪の始動に参加した登里(左から2人目)と香川(右から2人目)
笑顔でC大阪の始動に参加した田中駿汰
笑顔でC大阪の始動に参加した田中駿汰(左から2人目)

関連するニュースを読む

【町田】J1仕様に黒田監督手応え、リーダー昌子「シーズン中の波を小さくするのが自分の役目」

2024新体制発表会であいさつする新加入の町田昌子(撮影・宮地輝)

今季J1を戦うFC町田ゼルビアが新スローガン「Make a New History」を掲げ、新たな歴史作りへ船出した。14日、東京・町田市内の練習施設でチームは始動。18年W杯ロシア大会に出場したDF昌子源(31)、ベルギーから戻ったGK谷晃生(23)の日本代表経験者らが加わった。メンバー構成はJ1仕様に切り替わり、黒田剛監督(53)は参入1年目からの上位進出を口にした。

    ◇   ◇

雲ひとつない晴天のもと、町田がJ1参入元日を迎えた。約500人のサポーターが詰めかけ、昨年J2を制しチームへの期待度は増している。フィジカルメニュー、パス練習など約1時間半の軽いトレーニング。昌子、谷ら日本代表経験者たちも加わったピッチには明るい声が響いた。

90分間走りきる運動量をベースに、堅守と縦に速いスタイル。昨年見せたサッカーをさらに進化させることが求められる。初日を終えた黒田監督がまず口にしたのは古巣・青森山田だった。「あのインテンシティーでやって、イエローカードはゼロでフェアプレー賞。ありとあらゆる方法でゴールを取り、ゴールを死守する。サッカーは点を取るスポーツということをあらためて我々も気づかされた」。あらためて自分の進むべき道を強くしたようだ。

この日、23年に2人併せて28得点という得点源のエリキとデュークが契約更新。U-22日本代表FW藤尾や荒木も完全移籍し、2年目を迎える。「攻撃陣はスピードがあり、一気にひっくり返せるメンツ。今からワクワクしている」と指揮官は手応え十分。さらには昌子、谷ら守備陣も充実の陣容となっている。「残留を目指すのではなく、5位以内の上位進出を意識している。あわよくば優勝争いも」と貪欲そのものだった。

「チームのリーダー役」と期待される昌子は「どのチームもシーズン中に波があるので、そこを最小限にとどめるのが自分の役目。このチームで歴史の1ページに名前を刻みたい」と誓う。また、G大阪からベルギー2部FCVデンデルへの期限付き移籍を解除して加入の谷も「勢いのあるチーム、どこよりもおもしろいクラブ」と意欲満々だ。

名将・黒田監督は高校サッカーの枠を越えてJ2でも圧勝し、次なるステップへと向かう。J1の風雲児の勢いはさらに加速しそうだ。【佐藤隆志】

○…新体制会見が本拠地の町田市GIONスタジアムで行われ、スローガン、新加入選手、背番号などに続き昨年限りで引退した太田宏介氏のアンバサダー就任も発表された。元日本代表DFは「生まれ育った町田で感謝の気持ちを示したい。クラブとともに新たな歴史を刻んでいく。違った形で貢献したい」と話した。

2024新体制発表会で仲のいい選手に町田高橋を挙げる谷(撮影・宮地輝)
町田のアンバサダーに就任し、笑顔を見せる太田宏介氏(撮影・宮地輝)
町田の始動で、鹿島から加入したDF昌子源もパス練習でコンディションを整える
町田の黒田監督(左前列)ら選手は練習を前にサポーターに向けて挨拶する

関連するニュースを読む

【磐田】DF鈴木海音が初のJ1舞台に意欲 「日常でどれだけ自分が成長できるか」を意識したい

グループ練習でボールを受ける磐田DF鈴木

今季J1に復帰した磐田が14日、市内で始動した。所属32選手中、MF大森晃太郎(31)を除く全員が参加。見学に訪れたファンに一礼した後アップし、ポジションごとなどに分かれて1時間半ほど調整した。

昨季からチームに復帰したDF鈴木海音(かいと、21=浜松市出身、磐田U-18出)は、時折笑顔を見せながらボールの感覚を確かめた。初めて臨むJ1舞台を楽しみにするパリ五輪世代の若きストッパーは「まずは試合に出ないと五輪の土台にも上がれない。そこはマストとして毎日の練習、日常でどれだけ自分が成長できるか。そこを強く意識したい」と今季にかける意気込みを示した。

昨季限りで引退した元日本代表FW大津祐樹氏(33)から背番号77を引き継いだMF藤原健介(20=磐田市出身、磐田U-18出)は練習を終え、「始まったな」と気持ちを引き締めた。背番号については先月、大津氏からLINE(ライン)で「お前が着けろ」と連絡が来たと明かした。「責任、重みのある番号。恥じないようプレーしたい」と決意を述べた。

全体練習初日を終えた横内昭展監督(56)は、改めてチームの土台づくりについて言及。「守備、攻撃の前にまず土台。底上げを引き続きやっていく」と強調。J1で安定して戦うため「上げていかないといけない。『上げていかないと同じことの繰り返し』と選手らにも話した」と続けた。土台を固めた上で攻撃力を増し、強固な守備で失点を減らしていくつもりだ。【倉橋徹也】

○…チームは練習後、毎年恒例の必勝祈願を浜松市の秋葉山本宮・秋葉神社で行った。練習場に姿を見せたフロントやコーチ陣、選手ら全員が神妙な面持ちで祈願に臨み、願掛けの絵馬を奉納するなどした。辰(たつ)年生まれの年男で昨季主将を務めたMF山田大記(35=藤枝東高出)は絵馬に「変化 成長」と書き込んだと明かした。「何かを捨ててでも変化していくことも大事」。チーム一丸となって戦うことの重要性も説き、「クラブとして大事な1年」と気を引き締めた。個人としても「(年齢的に)常に最後の1年だという思いで挑みたい」と今季にかける思いを語った。

相手ボールに反応する磐田MF藤原(奥)
全体練習を始動させ、ランニングする磐田の選手ら
必勝祈願に臨む磐田の左から藤田俊哉スポーツダイレクター、横内監督、浜浦幸光社長、MF松本昌也ら

関連するニュースを読む

【C大阪】新10番田中駿汰「インパクトを残したろうかなと思って」小菊監督もアンカー起用明言

笑顔でC大阪の始動に参加した田中駿汰

セレッソ大阪の元日本代表MF田中駿汰(26)が14日、本拠地ヨドコウでのチーム始動で、ピンクのユニホームや練習着姿を初お披露目した。4クラブ以上の争奪戦の末、北海道コンサドーレ札幌から完全移籍で新加入。

世界最高峰のアンカー、元スペイン代表ブスケツを手本にする男の新たな挑戦が始まった。

大阪・岸和田市生まれの田中は大体大時代以来、5年ぶりに故郷に戻った。ジュニアユース時代に所属したガンバ大阪からもオファーを受けたが、この日の新加入会見で「早くから声をかけてもらい、熱意も伝わった。自分の成長につながると思った」と、C大阪を選んだ理由を説明。「タイトルのために自分の力を出したい。大阪の街を盛り上げたい」と意気込んだ。

札幌では3バックの右が定位置だったが「ビルドアップの安定感と、1本でシュートにもっていけるパスが得意」という26歳は、大学時代まで本職だったアンカーをC大阪では希望。会見で小菊監督も「アンカー、ボランチの位置でトライさせたい」と明言した。昨季終盤にアンカーを務めたMF香川を1列前に出し、4-3-3システムの再構築を目指している。

従来のDFではなくMF登録に変更され、背番号も人生初の10を選択。「インパクトを残したろうかなと思って。もっと攻撃的に、いろんなことができる10番になりたい」。桜のブスケツが、C大阪悲願のリーグ優勝に貢献する。【横田和幸】

◆田中駿汰(たなか・しゅんた) 1997年(平9)5月26日、大阪・岸和田市生まれ。G大阪ジュニアユース、履正社、大体大から20年札幌入り。大学4年時の19年にユニバーシアード日本代表で三笘らと金メダル獲得、A代表でもE-1東アジア選手権香港戦で国際Aマッチデビュー。J1通算134試合8得点。183センチ、68キロ。

C大阪新加入会見に参加した左から奥田勇斗、平野佑一、小菊昭雄監督、登里享平、田中駿汰、ルーカス・フェルナンデス
C大阪新加入会見に参加した左から奥田勇斗、平野佑一、小菊昭雄監督、登里享平、田中駿汰、ルーカス・フェルナンデス
笑顔でC大阪の始動に参加した田中駿汰(左から2人目)
笑顔でC大阪の始動に参加した田中駿汰

関連するニュースを読む

【札幌】復帰の鈴木武蔵が5季ぶり2ケタ得点達成宣言「13点がキャリアハイ。超えられるよう」

キックオフイベントのトークに登場した札幌鈴木(中央)。左は荒野、右は阿波加(撮影・保坂果那)

ガンバ大阪から期限付き移籍で加入し、3年半ぶり復帰となる北海道コンサドーレ札幌FW鈴木武蔵(29)が14日、札幌ドームで行われた新加入会見に出席し、5季ぶり2ケタ得点達成を宣言した。前回在籍時の19年にJ1でクラブ日本人最多記録を更新する13得点をマーク。ペトロビッチ監督(66)からの期待を背負うストライカーが、再び北のクラブで躍動する。

     ◇     ◇     ◇

武蔵が赤黒ユニホーム姿で札幌に帰って来た。ベルギー・ベールスホットへ移籍した20年8月以来3年半ぶりの復帰だ。背番号は当時の9から7に変更。理由は「好きな数字だし、ぱっと見て9に形が似ているから」。キックオフイベントでの登場で一番大きな拍手がわき起こった。サポーターからの歓迎に「また赤黒のユニホームを着てサポーターの前に出られるのはうれしい」と喜んだ。

「ミシャさん」からのラブコールに心が揺さぶられた。昨年11月、ペトロビッチ監督(66)から電話を受けた。「またゼロから札幌で頑張らないか」と指揮官直々のオファーを受けた。鈴木の退団後、指揮官は公式の場で何度も「鈴木がいれば」と嘆くほど、恋しがっていた。その思いに「本当にずっと僕のことを気にしてくれているのがすごいうれしくて決めた」と、札幌復帰を決意した。

慣れ親しんだクラブで再出発する。22年6月に帰国し、G大阪入り。1年半でのゴールは2。19年に札幌でのJ1日本人最多となる13ゴールを挙げ、20年の海外移籍前は4戦5発だった決定力が鳴りを潜めた。「今季は2ケタ得点を目指す。13点がリーグ戦のキャリアハイ。それを超えられるように頑張りたい」と誓う。

前回在籍時の心残りを達成する。19年にルヴァン杯決勝で敗れ、準優勝。「キャリアではタイトルをまだ取ったことがない。今年は何とか1つでもタイトルを取れるように」。15日にキャンプ地の沖縄に移動し、16日からが始動する。自身にとっても、クラブにとっても夢である日本一を目指す挑戦がスタートする。【保坂果那】

○…DF馬場が背番号を昨季の3から「ババ」にちなんで88に変更した。小学生の時も背負っており、車のナンバーにも使用するほどお気に入りの番号で「ずっとつけたかった。つけられてうれしい」と笑顔。イベントでのお披露目後は「ちょっと恥ずかしい」と照れていた。MFスパチョークは49から19に変わった。

○…札幌ドームでキックオフイベントが開催され、3825人が来場した。新ユニホームがお披露目された。ペトロビッチ監督は欠席。最後のあいさつに登場したMF宮沢は「いい準備をして開幕戦に向かいたい」と締めくくった。昨季限りで現役を引退した元日本代表MF小野伸二氏がクラブのアンバサダーとして「O.N.O(ワンホッカイドウ・ネクサス・オーガナイザー)」に就任することが発表された。

キックオフイベントのトークに登場した札幌鈴木(中央)。左は荒野、右は阿波加(撮影・保坂果那)
札幌新加入会見に出席した(前列左から)鈴木、長谷川、阿波加、高尾、(後列左から)家泉、近藤、田中克、岡田、出間(撮影・保坂果那)
札幌新加入会見に出席した(左から)近藤、長谷川、田中克、家泉、鈴木、阿波加、高尾、岡田、出間(撮影・保坂果那)
札幌新加入会見に出席した(左から)近藤、長谷川、田中克、家泉、鈴木、阿波加、高尾、岡田、出間(撮影・保坂果那)

関連するニュースを読む

【浦和】ヘグモ新監督「4-3-3」攻撃サッカー掲げ1トップ「20得点」要求、契約期間は2年

サムアップポーズをする浦和のヘグモ監督(右)。左は西野TD

浦和レッズの新体制発表が14日、さいたま市内で行われ、今季から指揮を執るノルウェー出身のペアマティアス・ヘグモ監督(64)が会見を行った。

新指揮官は「4-3-3」のシステムでの攻撃的サッカーを掲げ「勝利に対するハングリー精神を持っている選手を望んでいる。ボールも保持しながらコントロールし、ポゼッションもしていきたい。ボールを持ったら鋭く前へ向かっていくことをやっていきたい」と話した。

指揮官の理想は全員守備全員攻撃。前線のウイング選手は高い位置を取り、1対1で仕掛けられる選手が条件になる。続けて「ストライカーにはペナルティーエリア内での仕事を期待したい。そこで、少なくとも20得点を期待している」と、1トップに「20得点」の高いハードルを要求。インサイドハーフとサイドバックにも、前線に駆け上がって攻撃や得点に絡むことを求めている。

練習で選手の関係性を高めるため、練習の7割は攻撃に関するトレーニングとなる。「いい関係性ができると、責任を持って行動できる」と持論を述べた。同様にメンタルの強さも大事な要素として挙げ「勝って浮かれても、負けて落ち込むのも問題。メンタル的な安定性も重要。そこにもアプローチしていく。日本人にはいろんな強さが備わっていて私も楽しみにしている」と期待を寄せた。

契約期間は2年で「リーグ優勝するのは目標」とし、25年のリニューアルされるクラブワールドカップ(W杯)出場も大きな仕事の1つとなる。

新体制発表に出席した(左から)DF佐藤、DF石原、DF井上、MF渡辺、MF宇賀神、FW前田、MF松尾、MF武田、MF早川

関連するニュースを読む

【浦和】新ユニホーム初回販売4000枚が5分で完売、売り上げトップ5に新加入MF渡辺凌磨

浦和のチーム旗

浦和レッズは14日、13日発売された新シーズンユニホームの初回販売分約4000枚が5分で完売したことを発表した。

番号入りの売り上げの上位選手は、背番号「30」のFW興梠慎三、背番号「28」のDFアレクサンダー・ショルツ、背番号「3」のMF伊藤敦樹、背番号「8」のMF小泉佳穂、背番号「13」のMF渡辺凌磨だった。2次先行販売は20日から。

渡辺は新加入でいきなり浦和のトップ5の人気となった。この日に行われた、さいたま市内での新体制発表では「幼少期から浦和を見て育った。ここでプレーしたいという強い思いがかなったことをうれしく思います」とあいさつ。

「このチームで結果を残すために自分をもう一度見つめ直せるようにしたい。勝利しないといけないチームには入れることはサッカー人生で望んでいたこと」と気を引き締めた。【岩田千代巳】

サムアップポーズをする浦和のヘグモ監督(右)。左は西野TD
新体制発表に出席した(左から)DF佐藤、DF石原、DF井上、MF渡辺、MF宇賀神、FW前田、MF松尾、MF武田、MF早川

関連するニュースを読む

【C大阪】札幌から移籍の田中駿汰が愛称「あちょ」由来明かす まさかの理由にサポーター大爆笑

笑顔でC大阪の始動に参加した田中駿汰(左から2人目)

セレッソ大阪は14日、一般公開された本拠地ヨドコウ桜スタジアムで始動し、サポーターとの交流会「キックオフイベント」では恒例となった質疑応答のコーナーが設けられた。

北海道コンサドーレ札幌から完全移籍してきた元日本代表のMF田中駿汰(26)は、女性サポーターから「なぜ愛称が『あちょ』なんですか?」と質問された。

昨年まで所属した札幌の公式ホームページには、田中のニックネームが「あちょ」と記載されており、素朴な質問となったようだ。

大阪・岸和田市生まれでG大阪ジュニアユース、履正社、大体大を経て、札幌に入団した田中は、苦笑いで理由を明かした。

「高校時代の先輩から『お前、ほんま、あほやな』と言われていて(それが短縮されて)『あちょ』になりました。由来はあほですね。大学で広まり、どんどん展開されていった。使ってもらっていいですよ、汎用(はんよう)性あるんで~」

さすが生粋の大阪人。移籍した最初の日に、サポーターの心をつかみ、場内は笑いの渦に包まれていた。

笑顔でC大阪の始動に参加した田中駿汰

関連するニュースを読む

【浦和】新体制発表で田口社長、昨年の天皇杯の暴走に触れ「クラブとしては忘れてはいけない」

浦和田口誠社長(2023年8月25日撮影)

浦和レッズの新体制発表が14日、さいたま市内で行われた。

冒頭で田口誠社長があいさつに立ち、昨季を超える成績を残すことを強調。新しく監督に就任するヘグモ氏は実績が豊富で、選手の補強もセンターFWに清水エスパルスからチアゴ・サンタナを獲得。田口社長は「いい補強ができた。単年の成果でなく、優勝狙えるポジションを維持し、25年6月からのクラブワールドカップ(W杯)で海外の強豪にどれだけ存在感を示せるかにつながる」と期待を寄せた。

また昨年7月の天皇杯4回戦。名古屋グランパス戦の敗戦後、100人以上の浦和サポーターが暴走し、今年度の天皇杯出場資格がはく奪された。違反をしたサポーターも処分を受けている。田口社長は「昨年の天皇杯における規律違反事案。クラブとしては忘れてはいけない」と戒め「規則ルール違反に対しては厳格に対応し、この姿勢を妥協することなく貫いていきたい」と述べた。

新体制発表に出席した(左から)DF佐藤、DF石原、DF井上、MF渡辺、MF宇賀神、FW前田、MF松尾、MF武田、MF早川
サムアップポーズをする浦和のヘグモ監督(右)。左は西野TD

関連するニュースを読む