日刊スポーツ

川崎F斎藤学がV弾「価値観を一から勉強し直した」

川崎F斎藤学がV弾「価値観を一から勉強し直した」

ACL1次リーグ 川崎F対シドニーFC 試合後、サポーターにあいさつした川崎F・MF斎藤(撮影・江口和貴)

<ACL:川崎F1-0シドニーFC>◇1次リーグH組◇13日◇等々力

川崎フロンターレがシドニーFCに1-0で競り勝ち、今季ACLで初勝利を挙げた。後半36分に投入されたMF斎藤学(28)が2分後の38分に、ゴール前で相手のクリアボールを右足で流し込み値千金の決勝ゴールを決めた。昨季のACLは1勝もできずに終わり、今季も初戦の上海上港(中国)に敗れていた。1次リーグ突破へ、貴重な勝ち点3を手にした。

   ◇   ◇   ◇

公式戦4戦未勝利のチームを救ったのは途中出場の斎藤だった。後半36分、最後の交代枠でピッチに入った。その2分後。MF中村の右サイドからのクロスが相手DFの足に当たり、流れたボールを右足でゴール右隅に流し込んだ。「冷静ではなかったです」と笑わせ、「練習ではふかすんですけど、サポーターやいろんな人の思いが乗ったのかな」と振り返った。

川崎Fに加入2年目。昨季は右膝前十字靱帯(じんたい)損傷のリハビリからスタートしたが、今季は開幕からけがをしない体づくりを掲げ、1月にMF鈴木とグアムでの主に体幹を鍛える自主トレに励んだ。5日間のプチ断食にも挑み、体を整えた。体だけでなく頭もクリアにした。川崎Fのパスサッカーと斎藤の持ち味であるドリブルをどう生かすか。昨季はリーグ戦16試合の出場にとどまり「もっと頭を使わないといけない。自分がサッカーしてきた価値観を一から勉強し直した」ともがいた。

昨年末から、頭でサッカーをすることを練習で継続。この日の得点場面では、ゴール前で味方FWの1列後ろのスペースが空くことを計算した上で陣取った。「自分ではあの場所にいれたことがうれしかった」と手ごたえ。「試行錯誤の日々を過ごして成長を感じている。1点取ったのは何か変わるきっかけになったかな」と話した。

グアムでともに練習したMF鈴木も途中出場し、攻守に貢献した。鬼木監督の采配が的中する形となった。昨季は1勝もできずに終えたACLで、伏兵の活躍で勝ち点3を手にした。約1カ月ぶりにトンネルを脱出し、17日のG大阪とのリーグ戦へ向かう。【岩田千代巳】

川崎F対シドニーFC 後半、先制ゴールを決める川崎F・MF斎藤(右から3人目)(撮影・江口和貴)

関連するニュースを読む

浦和幸運ドロー ハンド見逃し ゴールはオフサイド

浦和DF槙野

<ACL:北京国安0-0浦和>◇1次リーグG組◇13日◇北京

浦和レッズが、敵地で守り倒して勝ち点1をつかんだ。ベストメンバーで北京国安と0-0。前半23分にMF橋岡が放ったヘディングシュート1本に抑えられ、攻撃面では打つ手がなかった。守っては、元スペイン代表MFビエラやコンゴ代表FWバカンブにゴールを脅かされ続けた。

試合MVPに選ばれたGK西川の堅実セーブで難を逃れたが、前半29分にDF槙野のハンドが見逃されたり、後半ロスタイム1分にバカンブに割られたゴールがオフサイドになるなど、薄氷を踏む思いで勝ち点1を持ち帰った。

中国でのACL未勝利は7戦(4分け3敗)に伸びたものの、他会場でブリラム(タイ)が全北(韓国)に勝ったため、1勝1分けの浦和が単独首位に浮上。槙野は「本来の自分たちの姿ではなかった」と防戦一方を受け止めつつ「次はホームで違う姿を見せたい。浦和らしいサッカーをしたい」と4月9日のホーム全北戦(埼玉)を見据えた。

関連するニュースを読む

川崎F田中碧が初ACL、日本一の環境で着実成長

川崎F対シドニーFC 前半、ボールを追う川崎F・MF田中(撮影・江口和貴)

<ACL:川崎F1-0シドニーFC>◇1次リーグH組◇13日◇等々力

川崎フロンターレのMF田中碧(20)がフル出場し、初めてACLの舞台を踏んだ。

10日の横浜戦に続く先発に、「中2日での試合は高校生の時以来。高校とプロとは違う。やれるべきことをしっかりやって準備したい」と決意を口にしていた。MF中村と中盤でコンビを組み、積極的に前線への縦パスを狙った。

昨季はJ1デビューの札幌戦で初得点を決めて、「持っている男」ぶりを発揮した。10日の横浜戦でもMF大島の直前離脱により、急きょ先発に抜てきされると、開始早々にアシストした。だが、終了間際に自身がマークした選手に振り切られて失点を許した。それだけに、リベンジの思いは強かった。

プロ3年目。湘南MF斎藤など同学年が定位置で活躍する中、焦らずトレーニングに励んできた。「日本一うまい選手の中で練習している。できることは確実に増えてきている」。想定以上に早くACLの舞台に立った20歳は「このチームで活躍することが一番」と言い切った。日本代表の森保一監督が見守る中、五輪代表へもアピールした。

川崎F対シドニーFC 前半、ボールをクリアする川崎F・MF田中(右)(撮影・江口和貴)

関連するニュースを読む

惜敗シドニー監督「決定力のところ改善」前半攻勢も

川崎F対シドニーFC 後半、先制ゴールを決める川崎F・MF斎藤(撮影・江口和貴)

<ACL:川崎F1-0シドニーFC>◇1次リーグH組◇13日◇等々力

敗れたシドニーFC(オーストラリア)のスティーブン・コリカ監督は攻勢に出た前半で得点できなかったことを悔やんだ。

「前半はチャンスが数回あったと思いますが、それが得点に結び付かず点を取ることができませんでした。今回負けてしまった要因であえると思う。決定力のところを改善していかなければならない」と肩を落とした。

川崎フロンターレについては選手の質の高さをたたえ「ショートパスとポゼッション。ゴール前までボールを運べる強さがあった。外からのシュートもあって、こぼれ球をクリアしきれず今回の失点につながった」と振り返った。

会見ではアテンドスタッフと入れ違いになり、約3分間、司会者不在のまま会見場で座って待つというプチハプニングもあった。今後については「今日負けてしまったので、1次リーグは厳しい戦いになった。次の中国での試合で勝ち点3をとりたい」と意気込んだ。

関連するニュースを読む

浦和が敵地で勝ち点1、シュート1本も守りきった

浦和DF槙野

<ACL:北京国安0-0浦和>◇1次リーグG組◇13日◇北京

浦和レッズが守り倒して勝ち点1を手にした。ベストメンバーで臨んだものの、北京国安にアウェーで一方的に攻められて0-0。

シュート1本に抑えられた。前半23分にMF橋岡が放ったヘディングシュートが、GK正面に飛んだ以外は打つ手がなかった。守っては、元スペイン代表MFビエラやコンゴ代表FWバカンブらに攻め立てられた。前半29分にDF槙野のハンドが見逃されたり、後半ロスタイム1分にバカンブに決められたゴールがオフサイドになるなど幸運が続き、内容は良くなかったが、敵地で勝ち点1は拾ってみせた。

関連するニュースを読む

川崎Fが今大会初勝利、途中出場の斎藤学が決勝ゴール

川崎F対シドニーFC 後半、先制ゴールを決めイレブンに祝福される川崎F・MF斎藤(中央)(撮影・江口和貴)

<ACL:川崎F1-0シドニーFC>◇1次リーグH組◇13日◇等々力

川崎フロンターレがホームでシドニーFC(オーストラリア)を1-0で下し、5試合ぶりの白星で今大会初勝利を挙げた。互いに無得点で迎えた後半38分、途中出場したばかりのMF斎藤学(28)が決勝ゴールを挙げた。

第1戦の上海上港(中国)にアウェーで敗れ、1次リーグ突破のためにはホームで勝利がほしかった一戦。10日の横浜戦でキックオフ直前に先発を回避したMF大島僚太(26)はベンチ外。川崎Fは「4-4-2」の布陣でスタートし、20歳のMF田中碧が横浜戦に続きボランチで先発。MF守田英正(23)が右サイドバックに入った。

前半を0-0で折り返し、鬼木監督はMF鈴木雄斗(25)、FW知念慶(23)、斎藤と交代カードを切っていく。試合が動いたのは後半38分だった。MF中村憲剛(38)のクロスを相手DFがクリアしたところ、途中出場の斎藤が右足で流し込み待望の先制点を挙げた。横浜戦ではロスタイムのラストワンプレーで失点し勝ち点3を逃したが、この日は斎藤、知念、鈴木と途中から入った選手が守備で奮闘。ロスタイムには敵陣でボールを回し落ち着いて試合を進め逃げ切った。富士ゼロックス・スーパー杯で浦和に勝利して以降、リーグ戦では3試合連続で引き分けと勝利から遠ざかっていたが、待望の勝ち点3を手にした。

1次リーグは32チームが東西4組ずつに分かれ、各組2位までが決勝トーナメントに進出。川崎Fは次戦、4月10日に蔚山現代(韓国)と対戦する。日本勢は17年浦和、18年鹿島が優勝しており川崎Fを含めた出場クラブには3連覇の期待がかかる。

川崎F対シドニーFC 後半、先制ゴールを決める川崎F・MF斎藤(撮影・江口和貴)

関連するニュースを読む

中島翔哉と塩谷司がACL初得点 次節は直接対決

中島翔哉

アルドハイル(カタール)のMF中島翔哉(24)は12日、1-3で敗れたアウェーでのアルヒラル(サウジアラビア)戦にフル出場して、大会初得点を挙げた。

0-1の後半30分、相手の浮き球のクリアボールを右足でトラップ。すぐさま左足を振り抜き、ゴール左隅に決めた。同組のアルアイン(UAE)に所属する日本代表DF塩谷司(30)も、アウェーのエステグラル(イラン)戦にフル出場して今大会初得点。0-1の後半40分、こぼれ球を左足ダイレクトでゴール右に決めた。次節(第3節)と第4節は両者が対戦する。

関連するニュースを読む

中村憲剛、ACLシドニー戦へ「力にならないと」

ACLシドニーFC戦の前日練習でウオーミングアップする、左から川崎F・FWダミアン、MF中村、MFセザール(撮影・河野匠)

川崎フロンターレMF中村が13日のACL・シドニーFC(オーストラリア)戦でチームを勝ち点3に導く。10日の横浜戦から中2日で「自分は横浜戦は10分ぐらいしか出ていない。その分、チームの力にならないと」と強い覚悟を示した。

横浜戦では20歳のMF田中ら新戦力が活躍も引き分けに終わり「収穫はありましたけど自信にはつながっていない」とし「だからこそ勝ちにつなげたい。何とか勝ち点3をしっかり取り切りたい」と強い思いを口にした。

関連するニュースを読む

本田圭佑が凱旋弾「絶対に出られる」五輪へ突き進む

広島対メルボルン 後半、ゴールを決めるメルボルンMF本田(撮影・狩俣裕三)

<ACL:広島2-1メルボルン・ビクトリー>◇1次リーグF組◇12日◇広島

メルボルン・ビクトリー(オーストラリア)のMF本田圭佑(32)が鮮やかな“凱旋(がいせん)ゴール”を決めた。アウェーの広島戦(Eスタ)に先発出場。クラブの一員としては12年ぶりとなった日本のピッチで、後半26分に得意の左足で決めた。チームは1-2で敗れ、2戦勝ちなしとなった。

本田らしく結果で存在感を見せつけた。中盤から右サイド深くへボールが渡るのを見るや、全速力でゴール中央へ進入した。DFルーのクロスにスライディングしながら左足をダイレクトで合わせ、ゴール左へ蹴りこんだ。

「あの5分間くらいトップ下になって、ほぼボールに触れていなかったので。しびれをきらしたタイミングだったので、くると信じて信じて走った」

すぐに立ち上がり、平然とした表情で自陣へ戻った。祝福に集まるチームメートに見せた、あくまで逆転を目指す姿勢。「ついてこい」と言わんばかりのリーダーの背中だった。

国内での得点は、日本代表としてW杯アジア最終予選UAE戦で決めた16年9月が最後。クラブでの試合に限れば名古屋時代の07年9月15日のJ1鹿島戦以来、4196日ぶりとなった。それでも敗戦という結果に「勝ちにきたので、実現できなかった言い訳はできない」と満足はなかった。

W杯ロシア大会後の新たな挑戦として、ゴールに定めたのが20年東京五輪出場。くしくもこの日は開幕まで500日の節目。オーバーエージでの出場へ「ケガなくやれれば絶対に出られる、本当にメダルをとりにいけるというプロジェクトで動いている」と、力強く語った。「この年齢になっても成長できる部分を見つけている。現状維持じゃなく、向上する自分を見せたい」。自ら目標を口に出し、迷いなく突き進む姿勢は変わらない。有言実行を予感させる1発だった。【岡崎悠利】

広島対メルボルン・ビクトリー 後半、同点ゴールを決め、表情を変えずに走るメルボルン・ビクトリーMF本田(撮影・上田博志)
広島対メルボルン 試合後、広島FWパトリック(左)と握手を交わすメルボルン・ビクトリーMF本田圭佑(撮影・上田博志)

関連するニュースを読む

本田のJ評「成熟していない」居座るな若手は海外へ

広島対メルボルン・ビクトリー 前半、豪快にシュートを放つメルボルン・ビクトリーMF本田(撮影・上田博志)

<ACL:広島2-1メルボルン・ビクトリー>◇1次リーグF組◇12日◇Eスタ

メルボルン・ビクトリーMF本田圭佑(32)が、広島戦後に現在のJリーグについて自身の考えを語った。

元スペイン代表アンドレス・イニエスタが神戸に加入したことを受け、現在は神戸の試合を見ることもあるという。世界最高峰の選手が続々と来日していることについて「(楽天社長の)三木谷さんのような人が、Jにとってものすごくありがたい動きをしてくれている」と、Jリーグのさらなるレベルアップにつながる期待感を口にした。

一方で、現在Jリーグでプレーしている選手に海外挑戦を勧める意見は変わっていない。この日、久々に日本クラブの広島と対戦。「これだけを見ても全部はわからない」としつつ、続けた。

「自分が(名古屋に)いたときから、あまりスタイルは変わっていない。『相手が嫌なことをする守備』とか。戦術的には成熟していないという印象…なんと表現したらいいかわからないけれど。攻撃はいいけど、守備で色を出すチームが増えても(いい)」

守備に力を注ぐことで、やりたい攻撃ができなくなるリスクがあることは承知している。「そこを挑戦しないと、1歩、2歩、3歩、次元が違う選手にはなっていけない」。

イニエスタを始めとしたトップクラスの選手が在籍するようになったのは確実な進歩。それもふまえた上で、「ドイツみたいに移籍せずに自国でプレーしてもW杯優勝を目指せるリーグになるにはまだ時間がかかる」と率直な感想を口にした。

本田が出場を目指す東京五輪(オリンピック)世代からはDF板倉滉やMF中山雄太らが、続々と海外挑戦を始めている。「(若手選手が)Jに居座るのはまだ早い。海外で経験を積んだほうが伸びるでしょう」。将来有望な後輩の飛躍にも期待を込めた。

広島対メルボルン・ビクトリー 試合終了後、広島FW皆川(左)と談笑するメルボルン・ビクトリーMF本田(撮影・狩俣裕三)
広島対メルボルン 前半、審判に抗議するメルボルンMF本田(後方)。手前は広島MF東(撮影・狩俣裕三)

関連するニュースを読む

本田圭佑が同点弾も空砲「まだまだ伸びしろがある」

広島対メルボルン 後半、ゴールを決めるメルボルンMF本田(撮影・狩俣裕三)

<ACL:広島2-1メルボルン・ビクトリー>◇1次リーグF組◇12日◇広島

本田圭佑を擁するメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)はサンフレッチェ広島に1-2で敗れた。

キャプテンマークを巻いて先発出場した本田は1点を追う後半26分に同点ゴールを決めた。

▽メルボルンV本田圭佑の話 勝ちに来たんでそれが実現できずなかったことは言い訳できないですし、もう少しいいプレーをしたかった。(個人として)見に来てくれたファンのために少しでもいいプレーをできたらいいなという風に思ってプレーしていたので、それが結果が生まれないと意味がないと思っていたので非常に残念ですけど、少しでも見に来てくれてたファンが楽しかったならうれしい。まだまだ伸びしろはあると思っているんで、向上心を持って日々のトレーニングに励みたいと思います。

広島対メルボルン・後半、同点ゴールを決めるメルボルン・ビクトリーMF本田圭佑(撮影・上田博志)

関連するニュースを読む

鹿島伊藤翔は人間観察で5戦5発、自らキャラ微調整

鹿島FW伊藤翔

<ACL:山東2-2鹿島>◇1次リーグE組◇12日◇済南

連覇を狙う鹿島アントラーズは、FW伊藤翔(30)の5戦5発となる2得点で山東(中国)に2-2で引き分け、貴重な勝ち点1を手にした。

前半10分、同14分の伊藤の2ゴールでリードし、後半に追い付かれた後も猛攻をしのいで敵地で勝ち点を奪った。

絶好調のFW伊藤が、アウェイでも結果を残した。前半10分、センター付近でパスを受けると、ドリブルで持ち上がってMFレオ・シルバにつなぎ、前線へ走り込んだ。お手本のようなパス&ゴーでボールを引き出し冷静に流し込んだわずか4分後、今度は相手DF陣の裏をかく動きで右サイドバックのDF平戸からスルーパスを受けて、ダイレクトで2点目を決めた。

これで移籍加入から5戦5発と、結果を出し続けている。新しいチームに溶け込むコツは「人間観察」。ピッチ内外でチームメートをよく観察して個人の特長や人間関係を把握し、「相手が嫌じゃない範囲で自分のキャラクターを出していく」という。プロ生活12年で、海外を含む3クラブに各3年以上在籍してきた。「最初の印象でシャットダウンされちゃうと、盛り返すのは大変。いち人間として受け入れられるかどうかは大事」。人の入れ替わりやチームの変化に応じてキャラクターを微調整することで、ピッチ内外で円滑なコミュニケーションを図ってきた。

序盤の2得点でリードしたものの、徐々にペースを握られ、前半のうちに同点に追い付かれた。後半も攻め込まれる時間帯が多く、終盤に訪れたチャンスもモノにできなかった。伊藤も「勝ち点2を失った気持ちが大きい。点を取れたことはもちろんいいけど勝利に繋がっていないので、そこは突き詰めてやっていきたい」と笑顔はない。勝利だけを追い求める姿勢は、既に常勝軍団のFWそのものだ。

関連するニュースを読む

鹿島伊藤翔2発も悔しドロー 元伊代表に2発許す

鹿島FW伊藤(19年撮影)

<ACL:鹿島2-2山東魯能>◇1次リーグE組◇12日◇済南

アジア連覇を掲げる鹿島アントラーズは、アウェイで山東魯能相手に2点を先制するも、追い付かれて引き分けに終わった。

序盤は鹿島がペースを握った。前半10分にはFW伊藤、MFレオ・シルバとつないで、最後は伊藤がゴール。同14分には、DF平戸のスルーパスから伊藤が2点目を決めた。

前半20分、元イタリア代表FWペッレにPKで1点を許すと流れが変わった。何度もゴール前に攻め込まれ、同41分にはペッレに2点目を許し、2-2で前半を折り返した。

後半も攻め込まれる時間帯が続いた。MF山口に代えてMF安部、MF遠藤に代えてDF安西、DF平戸に代えてMF土居を投入するなど手を打ったが、終盤の決定機をモノにできなかった。

関連するニュースを読む

メルボルン本田は広島戦先発、286日ぶり日本凱旋

メルボルン・ビクトリーの本田圭佑(2018年12月14日撮影・PIKO)

<アジア・チャンピオンズリーグ:広島-メルボルン・ビクトリー>◇12日◇1次リーグ第2節◇Eスタ

両クラブのメンバーが発表され、メルボルン・ビクトリーMF本田圭佑(32)がスタメン入りした。

前日会見では「内容にも結果にもこだわりたい。すごく楽しみですし、いい試合を見せたい」と意気込んでいた。

日本でプレーするのは15年に日本代表としてガーナ代表と国際親善試合を行って以来、286日ぶりとなる。

関連するニュースを読む

本田圭佑、286日ぶり日本凱旋の広島戦チケ完売 

広島戦の前日会見で報道陣の質問に答えるメルボルン本田(19年3月11日撮影)

サンフレッチェ広島は12日、この日行われるホームのACLメルボルン・ビクトリー戦の入場券が全席種完売したと発表した。

メルボルン・ビクトリーMF本田圭佑の凱旋(がいせん)試合とも言える一戦。本田は15年の日本代表戦以来286日ぶりの日本でのピッチとなる。

関連するニュースを読む

シドニー攻撃的スタイル崩さず、川崎Fと真っ向勝負

ACL川崎戦の前日会見に臨んだシドニー・コリカ監督(撮影・河野匠)

13日にアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で川崎フロンターレと戦うシドニーFC(オーストラリア)のコリカ監督とMFオニールが12日、等々力競技場で公式会見を行った。

シドニーFCはボールを保持する攻撃的なスタイル。コリカ監督は同じく攻撃的な川崎Fとの対戦に「川崎はボールコントロール得意で確かに守備は重視しないといけないが、我々もボールを保持するのが得意。向こうに負けずにしっかり場面を見極めながら自分たちのサッカーができれば」と真っ向勝負の構えを見せた。

指揮官は川崎Fと上海上港(中国)など数試合チェックしたことを明かし、警戒している選手としてMF中村とFWレアンドロ・ダミアンを挙げた。「レアンドロ・ダミアン選手は横浜戦で2得点を挙げている。我々にとってやっかいな存在になると考えている。この2人だけでなく、すごくいい選手がそろっている。そこをうまく見ながら明日の試合に臨みたい」と話した。

ACL川崎戦の前日練習に臨んだシドニーのコリカ監督(撮影・河野匠)

関連するニュースを読む

川崎F鬼木監督「勝ち点3を」シドニーFC戦へ決意

ACLシドニーFC戦の前日会見に臨んだ川崎F鬼木監督(撮影・河野匠)

13日にアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のシドニーFC(オーストラリア)戦に臨む川崎フロンターレの鬼木達監督(44)とGKチョン・ソンリョン(34)が12日、ホームの等々力競技場での公式会見に出席した。

初戦のアウェーでの上海上港(中国)戦に惜敗しただけに、鬼木監督は「ホームで必ず勝ち点3を取る。それに尽きる」と勝利への貪欲な思いを口にした。シドニーFCも攻撃スタイルを掲げており、前線には屈強な2トップがいる。指揮官は「自分たちの攻撃スタイルを貫いていけば突破すす術はある」と見据え「自分たちらしくサッカーをすることが勝利につながる」と話した。

ACLシドニーFC戦の前日会見に臨んだ川崎F鬼木達監督(左)とGKチョン・ソンリョン(撮影・河野匠)

関連するニュースを読む

本田圭佑の新挑戦の終着点、東京五輪へ変わらぬ情熱

広島戦の前日会見で報道陣の質問に答えるメルボルン本田(撮影・狩俣裕三)

メルボルン・ビクトリーMF本田圭佑(32)が、20年東京オリンピック(五輪)出場への変わらぬ情熱を口にした。「最後のW杯」と位置づけた昨年6月のロシア大会はベスト16で終了。新たな挑戦のゴールとして、自国で行われるスポーツの祭典をあらためて掲げた。12日にアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグ第2戦(Eスタ)で広島と対戦する。

◇   ◇   ◇

東京五輪開幕までちょうど500日となる12日を前に、本田があらためて五輪への意欲を口にした。「ゴールというのは、何度も話しているように五輪」。現在チームはAリーグ3位。もともとFWの本田は、現チームでは中盤の要として攻守の組み立てを担う。「手探りの部分もあるけど、手応えと成長を感じながら」と、新たな可能性を探っている。

初めて挑戦の意思を口にしたのはワールドカップ(W杯)ロシア大会後の18年8月2日。当時所属していたメキシコの強豪パチューカから、メルボルン・ビクトリーへ移籍した。「W杯だけを目指してきた道とは、また違う道を。日々の練習からトライしている」。長くゴールとして貫いてきたのがW杯優勝。そこに替わるのが東京五輪出場であり、揺らぐことはない。

A代表と兼任する森保監督は「メダルを取ろうと思ったら(五輪世代も)A代表で活躍している選手でないと難しい」と話すなど、現状での戦力不足も指摘している。そこで頼れるのが3枠のオーバーエージだ。DF長友やMF香川ら戦友が手を挙げ、ライバルは多い。本田自身が「Jリーグを追いつけ追い越せという立ち位置」と話すAリーグからアピールは、広島戦で存在感を示すことだ。

くしくもこの日は、8年前に東日本大震災が起きた3月11日。自身のツイッターでも被災地を思うメッセージを発した。「スポーツという側面からですが、まだ傷が癒えていない人に少しでもいい影響を与えられば、選手冥利(みょうり)に尽きます。いい試合をしたい」。見る人を勇気づけるプレーで、東京五輪へ突き進む。【岡崎悠利】

広島戦の前日練習で軽快な動きを見せるメルボルン本田(中央)(撮影・狩俣裕三)

関連するニュースを読む

広島城福監督が本田の左足警戒「勝負の分かれ目に」

メルボルン戦の前日練習で選手を見つめる城福監督(撮影・狩俣裕三)

サンフレッチェ広島城福浩監督(57)が本田を警戒した。

メルボルン・ビクトリーの試合を複数チェックしており「攻撃の質が高い。本田選手の左足もそう」と、中盤に入る本田が絡む攻撃の迫力を認めた。

特に自陣内でボールを奪われた時の精度の高さに注目し「いかに(ボールを)取られずにシュートで終わるか。そこが勝負の分かれ目になると思う」と話した。

メルボルン戦の前日練習で選手を笑顔で見つめる城福監督(撮影・狩俣裕三)

関連するニュースを読む

川崎F田中「まずはチーム」東京五輪へアピール誓う

川崎F・MF田中(18年9月15日撮影)

20歳の川崎フロンターレMF田中碧が13日のACL・シドニー(オーストラリア)戦で東京五輪(オリンピック)へ再びアピールする。

10日の横浜戦でMF大島が左太もも違和感で出場を回避し緊急登板。視察した森保監督の前でアシストの結果を残した。シドニー戦でも先発の可能性がある中「出られたら自分の役割を100%出すだけ」と準備を強調した。東京五輪に「結果的に入れればいいなとは思いますがまずはチームで活躍することが大事」と冷静で「次は絶対に勝たないと」と目の前の試合の一戦必勝を掲げた。

関連するニュースを読む

メルボルン本田圭佑「不思議で楽しみ」敵地で広島戦

広島戦の前日会見で報道陣の質問に答えるメルボルン本田(撮影・狩俣裕三)

オーストラリアAリーグの強豪メルボルン・ビクトリーMF本田圭佑(32)が11日、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグ第2戦アウェー広島戦(12日、Eスタ)に向けた前日会見に出席した。

本田は穏やかな笑顔も浮かべながら話した。「変な感じはあります。日本代表として日本でプレーすることはありましたけど、日本人の僕が、オーストラリアのチームで試合をする」。本田がクラブの一員として日本で試合をするのは名古屋でプレーして以来、12年ぶりのこと。今回は日本勢と対峙(たいじ)する存在になった。「不思議な感じもしますし、楽しみです」と話した。

この日で、東日本大震災から8年がたった。自身のツイッターでもメッセージを発した本田は「まだ傷が癒えていない方にも、スポーツという側面からですが、少しでもいい影響を与えられたら選手冥利(みょうり)に尽きます」と被災地への思いを口にした。

そして試合が行われる広島は平和の象徴の地。9日にチーム便で帰国した際には原爆ドームや資料館にも訪れた。場所も日にちも、日本人が困難に立ち向かうことを考えるタイミングだった。「試合をするために日本に帰ってきましたけど、いい意味で考えさせられる訪問になっている。ACLに感謝したいです」と、はっきりとした声で語った。

チームでは中盤に入ってプレーすることが多い。「たまに帰ってくる日本なので。気持ちを少し上乗せしてプレーしたい」。12日の1戦に向かう本田には、1人でも多くの人に勇気を与えるという使命もある。

広島戦の前日会見で報道陣の質問に答えるメルボルン本田。左はマスカット監督(撮影・狩俣裕三)

関連するニュースを読む

本田圭佑は“努力の人”メルボルン主将の言葉が証明

ACLの広島戦出場のため帰国したメルボルン・ビクトリーの本田(撮影・たえ見朱実)

MF本田圭佑(32=メルボルン・ビクトリー)が、久々に日本での試合を迎えようとしている。

12日にアジア・チャンピオンズリーグ1次リーグ第2戦(Eスタ)をサンフレッチェ広島と行う。12日にEスタのピッチに立てば、15年の日本代表戦以来286日ぶりとなる。

10日の広島市内での練習は冒頭15分が公開された。雨の中、本田はニット帽をかぶって、時折笑顔も見せながらボール回しなどで体を動かした。

練習後、DFリー・ブロクサム(31)が取材に対応した。今大会初戦の大邱戦(1●3)でもフル出場した主将の目に、本田はどう映るのか。言葉から浮かんだのは“努力の人”の像だった。

「英語をしっかりと学んでいる。はじめは簡単な言葉でのやりとりもあったけど、どんどんステップアップして。話をするのが楽しい」

本田はたびたび、自身のSNS投稿を英語でつづっている。また自身が英語を話す動画を投稿したこともあった。

言語の壁を超えることが、チームに歓迎される大切な要素であるのは間違いない。Jリーグでも海外出身選手は多い。練習終わりに「おつかれさま」と日本語で一言話せるだけでも親近感がわくものだ。

18年1月17日には自身のツイッターでこうつぶやいている。

「知ってるということを偉そうに振る舞い人をバカにする人は大抵大したことない。そういう人に限って一流を知らず井の中の蛙がほとんど。

知らなけりゃ学べばいい。

子供の頃のように。

何も恥ずかしくない。」(原文まま)

戒めのような意味合いもあるだろうが、自身が有言実行している。ブロクサムの言葉がその証明だ。

チームメートはこう続けた。「トレーニングもハードにやっている。非常にプロ意識が高い」。ピッチ内外で周囲の選手を認めさせるだけの努力があったからこそ、試合でキャプテンマークを巻くこともある存在になった。試合で中盤に入れば、つなぐ戦術で回されるボールが集まる。組み立ての真ん中に本田がいる。

広島の城福浩監督は「パスの範囲が広いし、ワンタッチもある。自陣深くではシュートやクロスも正確。気をつけないといけない」と警戒した。本田は選手としての努力は見せない。ピッチで見せるものだけがすべてだ。

関連するニュースを読む

本田圭佑メルボルンVが公開練習15分 ACL

メルボルン・ビクトリーMF本田圭佑(2018年10月20日撮影=PIKO)

MF本田圭佑(32)が所属するオーストラリアAリーグのメルボルン・ビクトリーは10日、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグ第2戦のアウェーサンフレッチェ広島戦(12日、Eスタ)に向けて広島市内で練習した。

練習は冒頭約15分のみが公開され、ウオーミングアップやボール回しなどが行われた。本田はニット帽をつけて参加し、時折笑顔も見せながら体を動かした。

午前中にはホームの広島が同じ練習場でトレーニング。9日のリーグ第3節アウェーセレッソ大阪戦(ヤンマー)に先発した選手はランニングなど軽いメニューで終え、FWパトリックらは変則の7対7での実戦練習などを行った。城福浩監督はすでにメルボルン・ビクトリーの試合映像を数試合確認済み。主に中盤でプレーしている本田について「しっかりと守備をしている左足でのパスはレンジが広くてピンポイントにくるし、ワンタッチもある。特に自陣深くではクロスもシュートも正確なものがあるので、気をつけないといけない」と警戒した。

関連するニュースを読む

本田圭佑が原爆ドーム訪問 平和実現への思い新たに

原爆ドームを訪れ、チームメートと話し込むメルボルン・ビクトリーMF本田(撮影・岡崎悠利)

MF本田圭佑(32)が日本に帰ってきた。日本勢を打ち負かそうとする存在として。オーストラリアAリーグの強豪メルボルン・ビクトリーの一員として9日に帰国した。12日のアジア・チャンピオンズリーグ1次リーグ第2戦で、広島と対戦する。

縁というべきか。凱旋(がいせん)の場は平和の地・広島に決まった。

平和。本田が、自ら発信してきた言葉でもある。18年12月2日、自身のツイッターにつづった。

「もし世界から戦争がなくなり平和になる術があるとすれば、それは教育革命しかない。人が人を殺め、戦争を始める。でも人がもし感情をコントロールすることができれば争いは減る。個人的にも好きで勉強を続けてる脳科学を親を含む教育者が理解すれば、子供達にとって素晴らしい教育になるよ」

平和。理想であることは誰もがわかっている。一方で、現実味がないような、はかないイメージを持ち合わせた言葉でもあるように思う。自分になにができるのだと、無力感も覚えかねない。安易に口にすることが危うい言葉だ。

18年より前から、本田は発信を続けてきた。17年7月19日。メキシコの名門パチューカへ入団が決まり、背番号2を選んだ理由を語った。

「世界平和へのあこがれをずっと抱いている部分がある。2はそのままピース。意味をつなげました」

そして翌17年7月20日、自身のツイッターにつづった。

「2=Peace=平和

戦争は経験したことはなくても日本人が世界平和を声に出すべきだと思ってます。

どんなに不可能に近くても理想は捨てたらいかんでしょ」

08年から名古屋を飛び出してオランダ、そこからロシア、イタリア、メキシコ、そしてオーストラリアとプレーを続けてきた。最後に国内でプレーしたのは15年6月。12日の試合に出場すれば、日本代表としてガーナと国際親善試合を行って以来286日ぶり。クラブだけで見れば07年12月の天皇杯5回戦HondaFC戦以来12年ぶりとなる。その地が広島になった。

9日の午前中に広島入り。あたたかな日差しが差した午後、調整のための散歩でチームメートとともに原爆ドームを訪れた。

帰り際、自身もSNSで発信している平和という部分で重なる広島でプレーすることについて問いかけた。本田は短く答えた。

「祈っても平和はこない、ということです」

ただ願っているだけでは、現実は変わらない。考え、たとえ失敗を重ねながらでも、チャレンジを繰り返して進んでいく以外にない。安直な問いかけに対しての、そんなメッセージだったと理解している。そして、口にするのがはばかられることを堂々と言葉にするスタイル。「ワールドカップ(W杯)優勝」を公言したように、本田自身の変わらない哲学を見た気持ちになった。

選手として、サッカーをどう平和に寄与させていくのか。その意味で、本田が自身の言葉にどう立ち向かっていくのか。そんなことを考えさせられた。【岡崎悠利】

原爆ドームを訪れたメルボルン・ビクトリーMF本田(撮影・岡崎悠利)

関連するニュースを読む

浦和橋岡が初の1試合2得点、謙虚に愚直に結果

浦和対ブリラム 後半、ゴールを決める浦和MF橋岡(撮影・横山健太)

<ACL:浦和3-0ブリラム>◇1次リーグG組◇6日◇埼玉

東京五輪(オリンピック)代表も目指す浦和レッズのU-20代表MF橋岡大樹(19)が、プロ初の2ゴールでチームの今季初白星に貢献した。DF槙野智章(31)の先制点から25分後の後半30分、ゴール前でのこぼれ球に右足を思い切り振り抜いた。

同43分には走り込みながらショートバウンドに右足を合わせた。プロ初の1試合2得点の活躍に「こういった形で2点とれたことはうれしいし、今季初の勝利をもってこられたことがうれしいです」と素直に喜んだ。

この試合に懸けていた。浦和では昨季途中から定位置をつかんだが、今季は前の試合で先発落ち。そこで目が覚めた。「練習から1歩1歩、取り組むのが大切と気付かされた。いくら悪いプレーをしていても出してもらっていた。謙虚さを忘れちゃいけない」。東京五輪の代表を目指す中で自分を見つめ直した。「僕は決してうまい選手じゃないですけど、自分自身、この試合にかける思いはすごかった。毎回そういうモチベーションですけど、メンバーから外れて、もっと頑張らないといけないと気付いて、自分が持っている力を試合で全力で出そうと入った。その結果、周りの選手のサポートのもとで2点とれた」。謙虚かつ愚直にピッチを走ったからこそ、最高の結果が生まれていた。

スタンドには五輪代表の監督も兼任する日本代表の森保一監督(50)が視察に訪れていた。これ以上ないアピールを決めたが「来ているのは知らなかったです。アピールは大切だし、少しは目に見える結果をもってこられた。少しは焼き付いてもらえたかなと思うけど、まだ1試合」と浮かれなかった。「1日1日をサッカーに費やして、いい結果をもってこられるようにしたい。次のJリーグにしっかりつなげられればと思う」。浦和で、五輪代表で、一歩ずつ階段を上っていく。

◆橋岡大樹◆ はしおか・だいき。1999年(平11)5月17日、埼玉県出身。浦和ユースから18年にトップ昇格し、4月11日の神戸戦でJ1初出場。新人年から右サイドの定位置をつかみ、U-19日本代表としても活躍。いとこは陸上の走り幅跳びで日本選手権を2連覇の橋岡優輝(20=日大)。J1通算25試合1得点。182センチ、73キロ

浦和対ブリラム 後半、2点目のゴールを決め浦和MF橋岡(左)(撮影・横山健太)
浦和対ブリラム 試合に勝利し笑顔を見せる浦和MF橋岡(左)とDF槙野(撮影・横山健太)

関連するニュースを読む

川崎F監督「勝ち点1持ち帰らないと」痛恨黒星発進

川崎F鬼木達監督

<ACL:上海上港1-0川崎F>◇1次リーグH組◇6日◇上海

Jリーグ王者の川崎Fは黒星スタートとなった。鬼木監督は敵地で勝ち点を得ようと、昨季一度も敵地に同行しなかったMF中村を先発させるなどほぼベストメンバーで臨んだが、0-0の後半40分過ぎにMF守田がペナルティーエリア内で痛恨のハンド。

PKを相手の元ブラジル代表FWフッキに決められ勝ち点を逃した。鬼木監督は「少なくとも勝ち点1を持って帰らなければいけないゲームだった」と悔しさをにじませた。だが、序盤から積極的にシュートを打つなど攻撃的な姿勢を見せ「選手たちはいいパフォーマンスを見せ続けてくれた。進んでいる道は間違っていないと思うので続けていきたい」と切り替えていた。

関連するニュースを読む

浦和オリベイラ監督は快勝も緩まず「難しい試合に」

浦和対ブリラム 後半、ゴールを決めた浦和DF槙野(左)とタッチを交わすオリベイラ監督(右)(撮影・横山健太)

<ACL:浦和3-0ブリラム>◇1次リーグG組◇6日◇埼玉

浦和レッズのオズワルド・オリベイラ監督(68)は、勝ってかぶとの緒を締めた。後半5分にDF槙野智章(31)がチームの今季初得点を頭で決めて先制。

その後はU-20代表MF橋岡大樹(19)が初の2得点とブリラムを突き放した。守備陣も前半こそ何度か危ない場面はあったものの、きっちりと無失点で試合を締めた。

完勝にも、指揮官の喜びは控えめだった。会見場に姿を見せると「予想通り、非常に難しい試合になった。相手は非常に整っていて崩れないチームだった。とても良い選手がそろっているチームだった。負かしにくいチームと対戦した」と冷静に言葉を紡いでいった。若手の活躍には目を細めたものの「土曜日にもう試合があります。ここで質問に答えながら、土曜日のことも考えています。土曜日の相手も、週末の試合に向けて準備してきていると思う」と今季初勝利にも浮かれず、9日に迎えるJ1リーグの松本戦(サンアル)を見据えた。

関連するニュースを読む

浦和槙野、無得点記録止めた裏で2得点の橋岡鼓舞

浦和対ブリラム 試合に勝利し笑顔を見せる浦和MF橋岡(左)とDF槙野(撮影・横山健太)

<ACL:浦和3-0ブリラム>◇1次リーグG組◇6日◇埼玉

2大会ぶり3度目のアジア制覇を目指す浦和レッズが、初戦でブリラム(タイ)に3-0で快勝した。1分け2敗だった今季の公式戦初勝利。日本代表DF槙野智章(31)が後半5分に頭でチームの今季初得点を奪い、クラブの無得点ワースト記録を320分で止めた。その後はU-20代表MF橋岡大樹(19)がプロ初の2ゴールで初白星に貢献した。川崎Fは敵地で上海上港(中国)に0-1で敗れた。

  ◇    ◇    ◇

待ち焦がれた得点が浦和に生まれた。後半5分の左CK、槙野がマークを外して頭でゴールに押し込む。今季のチーム第1号。「武器」と自負するセットプレーで「点が取れない中、攻撃陣を助けたかった。今日ほどチームにスイッチを入れられたゴールはなかったかも」。昨季もチーム初弾をマークした副主将がまた決めて、初勝利に導いた。

16日の富士ゼロックス・スーパー杯から無得点だった。開幕から3試合連続は08年に並ぶクラブワースト記録。その08年は計289分で得点が生まれたが、今回は320分。最悪の流れを止めた。責任感で結果を出した。今年1月のアジア杯後、休みは1日だけ。2月2日に帰国し、4日から志願して沖縄合宿に合流した。そこでも無休を貫いて練習を重ねていたセットプレーで、逆境から救った。

後輩も再生した。2得点のMF橋岡が2日のリーグ北海道コンサドーレ札幌戦でメンバー落ちすると、すぐ話しかけ「相手が嫌がることをしよう。前を向いて仕掛けろ」とアドバイス。ハーフタイムにも「もっと中に入っていけ」「自信を持て」と鼓舞した。全3得点に槙野が大きくかかわった。それでも「まだ悪い流れを断ち切ったとは思っていない」。過去にACLで優勝した07年と17年は、完封勝ち発進。今年も続いたが、最後まで表情は緩めなかった。【木下淳】

浦和対ブリラム 後半、2点目のゴールを決めDF槙野(右)と抱き合うMF橋岡(撮影・横山健太)

関連するニュースを読む

3失点敗戦のブリラム監督「浦和はいいプレーした」

<ACL:浦和3-0ブリラム>◇1次リーグG組◇6日◇埼玉

完敗にも、ブリラムのボジタル・バンドビッチ監督(49)は浦和レッズの勝利をたたえた。前半こそ何度か浦和ゴールを脅かす場面をつくったが、後半に3失点。

それでも、試合後の会見の第一声から「浦和を祝福したい。浦和はいいプレーをしていた」と称賛。「前半は我々もチャンスがあった。前線からボールを動かすことできた。ただ、相手のエリアから遠いところのプレーが多かった。3ー0は失点を与えすぎた。球際でなかなか勝つことができなかった。プレスがうまくいかなかったことで下がらざるを得なかった」と、冷静に振り返った。

関連するニュースを読む

川崎Fあぁ黒星発進 ドロー目前フッキにPK弾許す

<ACL:上海上港1-0川崎F>◇1次リーグH組◇6日◇上海

川崎フロンターレは上海上港(中国)に敵地で0-1で敗れた。昨季に続き元ブラジル代表FWフッキ、MFオスカルを擁する中国チャンピオンとの“再戦”。

昨季は未勝利で同大会を終えただけに、DF谷口は「今季にかける思いは間違いなく強い」とリベンジへの思いを口にし「最低限でも勝ち点を持って帰る」と粘り強い戦いを掲げていた。3日の鹿島戦とほとんどメンバーを入れ替えず、鬼木監督もこの一戦にかけていたが、後半44分にMF守田がペナルティーエリア内で痛恨のハンドをおかし、相手FWフッキに決められた。あと1歩のところで勝ち点を失い、昨年に続き黒星スタートとなった。

関連するニュースを読む