日刊スポーツ

森保監督が槙野と守田評価、香川ら視察「予定ない」

森保監督が槙野と守田評価、香川ら視察「予定ない」

川崎F対浦和戦を視察に訪れた森保一監督(撮影・横山健太)

<富士ゼロックス・スーパー杯:川崎F1-0浦和>◇16日◇埼玉

J1で2連覇中の川崎フロンターレが、1-0で前年度の天皇杯王者・浦和レッズを下した。新加入のブラジル人FWレアンドロ・ダミアン(29=前インテルナシオナル)の1発で平成最後の王者になった。

日本代表の森保一監督(50)が視察した。アジア杯代表の浦和DF槙野、負傷離脱した川崎FのMF守田らの動きを確認し「槙野はW杯から休みがない中でタフに状態を整えている。守田も、いつでも出られる状態と示してくれた」と評価。

来週にも出発する2度目の海外視察に関しては、今冬に新天地を選んだトルコ1部ベシクタシュ香川、カタール1部アルドハイル中島について「今のところ行く予定はないです」と話した。

川崎F対浦和 試合を観戦した日本代表の森保監督(撮影・河野匠)

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森保監督「必要であれば招集」大迫の南米選手権

JOC教育事業プログラムを終えがっちりと握手を交わす侍ジャパンの稲葉監督(左)とサッカー日本代表の森保監督(撮影・横山健太)

サッカー日本代表の森保一監督(50)が今後もベストメンバーの招集を目指す。

FW大迫勇也がアジア杯後に背中の痛みを訴えてプレーできなくなったことを受け、大迫の所属先のブレーメンが12日に6月開幕の南米選手権(ブラジル)に派遣しないと発表。森保監督は15日、「ブレーメンでプレーできなくなったことは非常に残念」と話した上で「すべての選手を見たうえで、必要であれば招集させていただきたい」と、大迫も選考のテーブルに乗せる考えを示した。

来週出発する2度目の欧州視察でブレーメン訪問の予定はないが、3月の親善試合や南米選手権に向け、約2週間で選手の状態確認だけでなく、各クラブとの関係強化も図る。この日に行われたJOCナショナルコーチ標記プログラムでは、監督を兼任する東京五輪の野球で指揮を執る稲葉監督とも言葉を交わした。「自国開催の東京五輪で金メダルを取るために最強のチームをつくるのを常に描きながらチーム作りを考えていきたい」と力を込めた。

記者からの「どういった会話を交わしたか?」という質問に顔を合わせる侍ジャパンの稲葉監督(左)とサッカー日本代表の森保監督(撮影・横山健太)

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仙台DF市瀬菜々なでしこ選出「1つでも多く吸収」

DF市瀬菜々(2018年3月9日撮影)

日本サッカー協会は15日、アメリカでの国際大会に出場するなでしこジャパン(日本女子代表)メンバーを発表し、マイナビ仙台のDF市瀬菜々(21)が選出された。

20~24日まで福島県で合宿を行い、渡米して「She Believes Cup 2019」に出場する。3年連続の同ジャパン入りとなる市瀬はクラブを通じ「今回はアメリカ、ブラジル、イングランドといった強豪チームと対戦します。ワールドカップに向けて何が通用するのか、また何を改善するべきかなど、1つでも多くを吸収して帰ってきたい」とコメントした。

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なでしこに18歳遠藤純ら世界一メンバー3人選出

日本代表DF熊谷紗希

日本サッカー協会は15日、米国で行われる女子の国際親善大会「シービリーブスカップ」(2月27日~3月5日)へ臨む、なでしこジャパンのメンバー23人を発表した。DF熊谷紗希やMF宇津木瑠美といった海外組のほか、高倉麻子監督が「代表で十分にやっていける」と評する18歳のFW遠藤純ら昨年8月のU-20W杯フランス大会を制したメンバーも3人が選出された。

大会には6月のW杯フランス大会にも出場する米国、イングランド、ブラジルを含めた4カ国が参加し、総当たり戦で行われる。高倉麻子監督は「タイプの違う3チームと戦うことで、今、日本の持っている力や、勝つために何が必要なのかを見極めることができると思う。選手もこの大会を通じて大きく伸びていけるんじゃないかなと思います」と意気込んだ。

今回は1月31から2月4日にかけて行った国内合宿で初招集したDF大賀理紗子、MF松原有沙、FW池尻茉由、小林里歌子も引き続き招集した一方、これまで常連として名を連ねてきたFW田中美南や岩渕真奈がコンディション不良なども重なって選外となるなど、ワールドカップ(W杯)本大会へむけた競争は激しさを増している。

高倉監督は「これまで多くの選手を選出し、いろんなチャレンジをしてきましたが、現在はこの選手たちが貴重な戦力になると考えました」と現状でのベストメンバーに近い選考であることを明かした。その上で、代表経験の浅い選手が世界ランク1位の米国などの強豪相手にどこまで力を発揮できるかを見極める場でもあると強調し「期待を込めて見てみたい選手を多く選んだというのもあります。コンディションのところもあって入れてない選手もいますし、試したい選手がいる中で名前がいない選手もいます。(W杯本大会は)最終的にはベストコンディションでパフォーマンスの高い選手を選んでいこうと考えています」と話した。

なでしこは20日から24日まで福島・Jヴィレッジで国内合宿を行い、米国へと出発する。海外組の熊谷、GK山根恵里奈は米国で合流するほか、昨年5月に右膝前十字靱帯(じんたい)損傷などの大けがから復帰したばかりのMF阪口夢穂は22日、同じくコンディションに不安のあるDF三宅史織は24日までの国内合宿のみの活動となることも発表した。

MF遠藤純

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大迫の「南米」派遣拒否 関塚委員長「今後も協議」

関塚隆技術委員長(2018年7月4日撮影)

ブレーメンが所属する日本代表FW大迫勇也を、6月開幕の南米選手権に派遣しないと発表した件で、日本サッカー協会の関塚隆技術委員長が14日、広報を通じ「クラブ、代表チーム双方にとって重要な選手。高いレベルでパフォーマンスを発揮、維持できるような環境を考えなければいけません。その手段、施策については今後もクラブと協議していきます」との談話を発表した。

関塚委員長は昨年11月に渡欧し、代表候補が所属するクラブを訪問。代表参加への理解を求めた経緯があり、今後の活動へも調整を続ける。

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帝京長岡・田中が初代表、南米相手にドリブルで勝負

サッカーのU-17日本代表に初選出されたMF田中克幸は跳び上がって喜ぶ(撮影・涌井幹雄)

帝京長岡のMF田中克幸(2年)がサッカーのU-17日本代表のチリ遠征メンバーに選出された。日本サッカー協会が12日に代表18選手を発表した。田中が年代別の代表に選ばれるのは初めて。

17日に日本をたち、23日まで滞在する予定。U-17チリ代表、U-17パラグアイ代表と試合をする。田中は右サイドハーフ、トップ下をこなすレフティーで持ち前のドリブルを南米の選手たちに披露する。

   ◇   ◇   ◇

雪が降り続く帝京長岡のグラウンドでMF田中は熱く燃えていた。「南米の選手は足元のテクニックに優れている。自分のプレーがどこまで通用するか、楽しみ」。歩き始めたころからボールを蹴って遊んできた。ボールを扱う技術の高さが持ち味だけに、“本場”の選手たちを定評のあるドリブルでほんろうしたい。

年代別代表に選ばれたのは初めて。「ずっと夢だった」という代表の座を離すつもりはない。日本は10月のU-17W杯(ペルー)の出場権を獲得している。「年代別の代表にずっといて、U-17W杯のメンバーに選ばれたい」。候補合宿などを経ずに、いきなりの選出。だからこそ、今回のチリ遠征は勝負になる。

田中は岡山県出身。帝京長岡が16年の全日本U-18フットサル選手権で優勝した動画を見て「楽しそうなサッカーだった」と入学を決めた。昨年8月には、その全日本U-18フットサルでV。「相手と近い距離でも落ち着いてプレーできるようになった」とフットサル効果を話す。「早生まれ(3月生まれ)だから、たまたま代表に選ばれたと思う」。田中はもらったチャンスを将来へ生かすつもりだ。【涌井幹雄】

◆田中克幸(たなか・かつゆき)2002年(平14)3月15日生まれ。岡山県真庭市出身。ポジションはMF。前所属はFC Viparte。8強入りした1月の全国高校選手権では2得点。173センチ、62キロ。血液型O。

持ち前のテクニックを見せるMF田中克幸(撮影・涌井幹雄)

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JFAアカデミー3選手が相撲実習 真剣稽古に刺激

ぶつかり稽古で栃ノ心(右)に投げ飛ばされるJFAアカデミー福島の大畑(撮影・横山健太)

日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長(61)が9日、東京・墨田区の春日野部屋を訪れ、JFAアカデミー福島の男子11期生の相撲部屋実習を視察した。

午前8時から約2時間、朝稽古を見学。参加した中学3年生の3選手が大関栃ノ心(31=春日野)に稽古をつけてもらう様子などを熱心に見守った。相撲実習は08年から開始し今回で11回目。田嶋会長は「サッカー以外の日本文化などを学ばせたいと始まりました。培った歴史、伝統に基づいた基本の大切さ、礼儀をしっかり学んで欲しい。この空気、ばちんとぶつかり合うのは日本サッカーにも必要なもの。肌で感じてほしいですね」と多くの学びを得て欲しいと期待した。

参加した3選手も、張り詰めた空気で行われた真剣な稽古に刺激を受けた様子だった。大畑神唯(かむい)は「相撲は礼に始まり礼に終わる。あらためて礼儀の仕方をしっかり学べました。下半身が重要だと思ったのでしっかり強化したい」と言えば、松田隼風(はやて)は「あらためて相撲のすごさを体験できて良かった」。U-15日本代表候補のDF久永瑠音(るおん)は「筋トレはしていますけど足りないなと思いました」と振り返った。

朝稽古を真剣な表情で見つめる田嶋幸三会長(右)(撮影・横山健太)
春日野部屋の朝稽古に参加し四股を踏むJFAアカデミー福島の生徒たち(撮影・横山健太)
真剣な表情で稽古を見つめるJFAアカデミーの選手たち。左から大畑、久永、栃ノ心、碧山(撮影・横山健太)
春日野部屋の朝稽古に参加するJFAアカデミーの選手たち(撮影・横山健太)

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日本人のレッドカード級違反行為とは/海島健コラム

アジア杯で準優勝し表彰される日本代表イレブン(2019年2月1日撮影)

アジア杯はカタールが初優勝を飾り、日本代表は1-3の完敗で準優勝でした。

その森保ジャパンの戦いぶりと、チーム及びファンの振る舞いについて、中東・バーレーンに97年から在住する海島健氏(52)が、現地報道、現地ファンの反応を調査してリポートします。

  ◇   ◇   ◇  

『日本人はムスリム以上にムスリムだ。しかし、1つだけレッドカードものの違反行為がある』

大会後の「定番」ともなったのが、日本代表スタッフなどによるロッカールームの清掃ニュースです。UAE開催のアジア杯でも地元のメディアなどで取り上げられました。アラブ世界で行われたこの大会でのアラブ人の反応には独特のものがあったので、ご紹介します。

新聞はもちろんのこと、インスタグラムの記事でも取り上げられ、大きな反響がありました。まず、大きな背景として筆者も前回のコラムで取り上げた「靴投げ事件」がありました。コメント欄には「日本チームは更衣室をキレイにして帰った。ファンは(負けたからといって)靴やペットボトルを投げて帰るようなことはなかった」とありました。

これに呼応して、「これは日本の文化であって、他の国の人がすぐにまねできるようなものではない」とか、「何たる文化の違い。日本人から学びたい。彼らの全てが美しい。自分の子供も日本の学校にいれて学ばせることができたらなあ」といった絶賛の言葉が見られました。コメントのほとんど全てが「日本のマナーを見習おう」というトーンのものでした。(実際に筆者もバーレーン人から以前、「どうすればバーレーンにある、日本人学校にわが子を入れられるか」という相談を受けたことがあります)

これらの肯定的なコメントをいかにもイスラム文化圏らしい言葉で総括的に述べたものに、「彼らは本当のムスリムだ。でも、ムスリムではない」というコメントを見つけました。

これの意味することは、日本人の大多数の人の宗教はイスラム教ではないが、ムスリムのあるべき姿をすでにその行動で体現している、ということのようです。この言葉も日本語学習者から言ってもらえることはよくあります。

「もし日本人がシャハーダ(信仰証言)を唱えさえすれば、天国に行くのはまず彼らだ。我々ではない」というコメントも面白いですね。信仰証言をして実践を積み重ねて天国にいけるかどうかが重要なのに、すでにその資格ありという好評価ということになります。

  ◇   ◇   ◇  

この手の日本人に対する驚嘆のニュースは昔から中東エリアでは存在していて、サッカーに限っても、昔にさかのぼるとドーハの悲劇あたりからすでにあったのです。以前にもコラム『アッラーの国のフットボール』でも取り上げた話題ですが、ここでも再度、紹介してみましょう。

1993年のW杯アジア地区最終予選を知るバーレーン人に、「おいケン、知っているか?あの時、日本のサポーターは(イラク戦のロスタイム同点弾で)初のW杯出場をのがしたのにもかかわらず、泣きながらスタジアムのゴミを拾って帰ったんだよ」と言われたことがあります。まさに中東サッカーニュースの鉄板ネタでもあり、代々語り継がれているのです。

  ◇   ◇   ◇  

ただ、今回のこれらの絶賛コメントは、単にサポーターが今回もスタジアムをきれいにして帰途につき、日本代表のロッカールームもきれいだったから単発的に取り上げられたということでもないようです。かなり大きな影響を与えているのが、『ハワーテル』というテレビ番組で、日本社会の素晴らしい面に焦点をあてて放送したものです。コラムの関係上、今回は深入りできませんが、今後また機会を見つけて紹介したいと思います。

それにしても、絶賛コメントが並ぶなか、否定的なコメントが全くないのか再度、翻訳協力者にも確認してもらったのですが、ひとつ致命的な否定コメントがありました。

それは、「彼らは酒を飲みすぎる。酒に飲まれて道にひっくり返っている日本人をよく日本では見るよ」というものでした。当然、ムスリムとしては一発アウト、レッドカードで退場ものになります(笑い)

今回の記事は、翻訳協力者に「日本代表が負けて、ファンも選手もがっかりして日本に帰ったんでしょ。でも、こういうコメントを知ったら少しは元気になるんじゃない」と言われ、まとめてみましたが、いかがだったでしょうか。こちらの人のやさしさとおおらかさを、日々見習うべき筆者がお届けしました。

◆海島健(うみしま・けん)1965年(昭40)東京出身。一橋大社会学部卒。97年よりバーレーン大学で日本語教師を務めている。98年のバーレーンでのガルフ杯より同国代表チームの試合を見続け、現在は中東サッカー全般をフォロー。「アッラーの国のフットボール」をニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)において執筆、日本のサッカーファンに中東情報を届けてきた。

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森保ジャパンが50位→27位FIFAランク急浮上

アジア杯で準優勝し表彰される日本代表イレブン(2019年2月1日撮影)

国際サッカー連盟は7日、最新のFIFAランキングを発表し、アジア杯前に50位だった日本が27位と大幅に順位を上げた。

アジア杯の結果でアジア勢のFIFAランキングが大きく変動した。アジアでトップは29位から22位に浮上したイラン。日本に準決勝で敗れたものの、1番手をキープした。大会前3番手だった50位日本は、準優勝により27位に順位を上げて2番手に浮上。準々決勝でUAEに敗れた2番手オーストラリアは42位で4番手に後退。3番手になったのはカタールに準々決勝で敗れた韓国で、53位から38位に浮上した。優勝したカタールは93位から55位と大幅に上がり、38カ国をごぼう抜きした。

アジア杯前は同ランキング50位以内にアジア勢が、イランとオーストラリア、日本の3カ国だったが、大会後に韓国も入り、4カ国がランクイン。上位にいる欧州や南米、アフリカの強豪国は試合がなく、ポイントの変動がなかったため、アジア勢の大幅な順位上昇につながった。

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川口能活が東京五輪GKコーチ浮上 3月にも招へい

川口能活氏(18年12月13日撮影)

昨季限りで現役を引退した元日本代表GK川口能活氏(43)が、東京オリンピック(五輪)世代のU-22日本代表のGKコーチを務める可能性が6日、浮上した。

関係者によると川口氏はこの日までにナショナルトレセンのコーチとして契約。基本的には全国各地を回ってのGK育成が主な仕事になるが、早ければ3月にも臨時で東京五輪世代のGKコーチとして招へいされる可能性がある。

川口氏は引退後、A代表コーチの打診もあったが、指導者ライセンスを持たないことなどを理由に断念し、今回の契約に至った。この日都内で行われた日本サッカー協会(JFA)の技術委員会では、ナショナルトレセンの仕事に加えてアンダー世代の指導に携わらせるべきという声が挙がった。

3月には東京五輪世代がU-23アジア選手権予選(ミャンマー)に参加し、A代表はキリンチャレンジ杯を含め、国内で活動することが決まっている。両代表のGKコーチは下田崇氏が兼任しており、A代表を優先した場合、必要に応じて川口氏に声が掛かりそうだ。

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元U17コーチ斉藤俊秀氏、今季からA代表コーチに

斉藤俊秀コーチ(2018年11月16日撮影)

日本サッカー協会(JFA)は6日、都内のJFAハウスで技術委員会を開き、昨季までU-17日本代表のコーチを務めた斉藤俊秀氏が今季からA代表のコーチを務めることを報告した。

また準優勝だったアジア杯について映像を用いながら成果と課題の報告もされ、A代表の監督として初めて国際大会を指揮した森保監督について関塚隆技術委員長(58)は「けが人も出た中でよく決勝まで持っていってくれた」と評価した。森保監督は15日まで休暇をとり、ゼロックス・スーパー杯が開催される16日から仕事復帰する予定だ。

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なでしこ、4月欧州遠征で世界3位フランスと対戦

なでしこジャパンの高倉麻子監督(2018年8月30日撮影)

日本サッカー協会は5日、女子代表「なでしこジャパン」が4月4日に、6月に開幕する女子ワールドカップ開催国フランスのオセールで、フランス代表と国際親善試合を行うと発表した。3月31日からの欧州遠征中で、4月9日にはドイツ代表と対戦することが決まっている。

国際サッカー連盟(FIFA)ランキングは日本が8位、フランスが3位で、過去の対戦成績は日本の3勝4敗。高倉監督は「事前に開催国を訪れることで、より質の高い準備が可能になる」。

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澤穂希さんの背番受け継ぐ杉田妃和、代表合宿手応え

ミニゲームでパスを出すMF杉田

サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」候補による強化合宿が4日、静岡市内で最終日を迎えた。藤枝順心高出身のMF杉田妃和(ひな、22=INAC神戸)ら27人が、今年6月に開催される女子W杯出場を目指し、5日間のトレーニングを終えた。

今回の合宿について杉田は、「自分のプレーを見せることができたと思います。今までよりも選手とコミュニケーションを取ることができたので、これからプレーにも出していきたい」と課題を語った。

昨年7月に代表初招集され、所属のINAC神戸では、元日本代表の澤穂希さん(40)の背番号8を受け継ぐなど、活躍が期待されている。「まだ全体的に足りない部分があるので、(W杯開幕までの)4カ月でどれだけ埋めていけるか、頑張っていきたい」と、初のW杯出場を目指して意気込んだ。【和田憲明】

練習で笑顔を見せるMF杉田

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高倉監督、国際親善大会は「試したい選手を多めに」

選手たちの練習を笑顔で見つめるなでしこジャパン高倉監督

サッカー日本女子代表「なでしこジャパン」候補による強化合宿が4日、静岡市内で最終日を迎えた。

この日は午前中のみで、フィジカルトレーニングやミニゲームなどを行った。今回の合宿について高倉麻子監督(50)は、「シーズン明けでコンディションが上がらない時期の中で、選手たちが早めに始動してくれていたおかげで、強度の高い練習ができました」と振り返った。

6~7月の女子W杯(フランス)に向けて、メンバー選考に向けた競争が続いている。今回の合宿でベテランのMF阪口夢穂(みずほ、31=日テレ)が、右膝のけがから約8カ月ぶりに復帰した一方で、初招集の若手5人も参加し、アピールした。27日から始まる国際親善大会「シービリーブス杯」について、高倉監督は「海外選手とのマッチアップを見てみたいので、試したい選手を多めに連れて行きます」と話した。

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アジア杯決勝、森保ジャパン敗れても深夜21・4%

1日、アジア杯で準優勝し表彰される日本代表イレブン(撮影・河野匠)

テレビ朝日で1日に放送された、サッカーアジア杯決勝「日本-カタール」(午後10時55分)の平均視聴率が21・4%(関東地区)だったことが4日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は24・7%で4箇所あり、いずれも前半の攻防で午後11時21分、同40分、同41分、43分に記録した。

日本は1-3でカタールに敗れ、2大会ぶり5度目のアジア杯制覇を逃した。

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なでしこ、6月開幕W杯へ海外勢想定し男子と練習

6月開幕のサッカー女子ワールドカップ(W杯)フランス大会に向け、静岡県内で強化合宿中の女子日本代表「なでしこジャパン」候補は3日、大柄な海外勢を想定して男子大学生との練習に取り組んだ。

ピッチ半分を使ったミニゲームではスピードや間合いの違いを意識しながら、MF中島(INAC神戸)やFW菅沢(浦和)FW植木(日テレ)らが切れのある動きを見せた。合宿は4日まで。2月下旬からは米国での親善大会に臨み、W杯で同じ1次リーグD組に入るイングランドや、前回W杯覇者の米国と対戦する。

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香川2分半で2発!後半途中から衝撃トルコデビュー

香川真司

<トルコリーグ:アンタルヤスポル2-6ベシクタシュ>◇3日◇第20節◇アンタルヤ

今冬にドルトムントから期限付き移籍したW杯ロシア大会日本代表MF香川真司(29)が、衝撃のトルコデビューを飾った。加入3日目のアウェー戦でいきなりベンチ入りを果たすと、後半36分に“お披露目”とばかりに黒のユニホーム姿で途中出場。試運転のはずが、いきなり2発で格の違いを証明した。

後半37分、敵陣の中央から左で初めて受けたパスをドリブルで持ち込むと、またぎフェイントから素早く右足を振る。これがDFの股を抜き、グラウンダーでゴール左に飛び込んだ。トルコでのファーストシュートが初ゴール。記録上は出場1分後、実際は16秒でデビュー弾を決めた。

乗り出したら、もう止まらない。37分には直接FKまで決めた。ゴールほぼ正面。距離は25メートルほどあったが、これを右足で狙うとボールは急激に沈み、GKの逆を突く。ワンバウンドしてゴール右に突き刺さった。なかなか見ることのない直接FKまで決め、喜ぶというより、自身も驚いたかのような笑みを浮かべて仲間から祝福された。

トルコのピッチに初めて入ってから2分38秒、ゴール間隔では2分22秒で2得点の離れ業だった。ため込んだ思い、鬱憤(うっぷん)を、これ以上ない形で晴らした。ドルトムントでは今季公式戦4試合の出場にとどまり、今冬の移籍市場で新天地を模索。希望のスペインを含め、複数あった選択肢から選んだのがトルコで優勝15回の名門ベシクタシュだった。

出場機会は自らつかむものとしても、決め手になったのは昨夏もオファーしてくれたクラブへの熱意。期待に応える、ど派手デビューだった。10月30日のドイツ杯2部ウニオン・ベルリン戦以来、約3カ月ぶりとなる出場でも、心配された「試合勘の欠如」は杞憂(きゆう)に終わった。

加入後、地元紙の多くが1面で報じるなど「ボスポラス(海峡)の侍」フィーバーが起きている。その中で、慣れ親しむ23番を背負い「自分にとってスペシャルな番号。ここでも特別な番号と言われるように活躍したい」と意気込んでいた男が、あいさつ代わりの2得点で実力を見せつけた。

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日本は全員の模範、決勝後の控室清掃に再び称賛の嵐

1日、アジア杯で準優勝し表彰される日本代表イレブン(撮影・河野匠)

アジア杯決勝後、ロッカールームをきれいにして出た日本代表が、W杯に続きまたしても称賛を受けていると、2日付の英紙テレグラフ電子版など複数メディアが報じた。

日本代表の選手らは、アジア杯決勝でカタールに敗れたものの、ロッカールームを清掃して後にした。ゴミが1つも落ちておらず、タオルはきれいにたたんでテーブルの上に置かれた写真が掲載。ホワイトボードには、アラビア語と日本語、英語の3カ国語で「ありがとう」と書かれていた。

ネット上では「全員の模範だ」や「日本人を尊敬する」「世界でもっとも自制心のある国だ」と称賛の嵐となっている。

また、W杯ロシア大会決勝トーナメント1回戦で敗れたベルギー戦後でも、控室を片付けて帰った日本代表が称賛されていたと報じた。

称賛されたのは選手や代表スタッフだけではなく、サポーターについても報じている。日本のサポーターが試合後にごみ拾いをして帰ることが、すでに世界中で話題となっており、感銘を受けたペルーやコロンビア、セネガルのファンも、ごみ拾いをするようになったと伝えた。同電子版では日本人の気質について「ごみ拾いをしたり、持ち物を大切にすることは、日本人が子供の頃から教えられること」と紹介。全豪オープンで優勝した大坂なおみも、対戦相手にお辞儀をし、ペットボトルも片付けてコートを去ると伝え、日本人の素晴らしい謙虚さを報じた。

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「W杯8強だ!」浮かれてた日本 お粗末だった現実

日本対カタール 後半ロスタイム、肩を落とす日本代表ベンチ。左から北川、GKシュミット、室屋、GK東口、原口、三浦、南野、槙野、遠藤、佐々木(撮影・横山健太)

<アジア杯:日本1-3カタール>◇決勝◇1日◇UAE・アブダビ

2大会ぶり5度目のアジア制覇を目指した日本(FIFAランク50位)は決勝でカタール(同93位)と対戦し1-3で完敗した。前半に2失点し、攻撃も機能せず準優勝に終わった。

◇    ◇    ◇    ◇

完敗だった。1失点目のオーバーヘッド弾は相手を褒めるとしても、15分後に軽々2点目を献上したことが「試合を難しくした」と選手は口をそろえた。3失点目はビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が焦点にされるが、その直前に4人掛かりで1人の突破を止められず、CKを与えた対応がお粗末だった。

海外組を含めたフルの編成で、アジア相手に3失点して敗れるのは07年7月のアジア杯準決勝サウジアラビア戦(2-3)以来。11年半ぶりの屈辱に、全3失点に絡んだDF吉田は「新たな役割(主将)を任されながら、ふがいない。未熟さを悔いている」と失望した。準決勝イラン戦の3-0快勝も昔話。「あの後、油断や隙みたいなものを感じながら律することができなかった」と長谷部ロス後の新主将は笑顔を失った。

ワールドカップ(W杯)ロシア組にリオ、東京オリンピック(五輪)世代を融合し「若いチーム」と強調してきた。だが、平均年齢26・91歳の日本はカタールの24・78歳を前に言い訳できない。有利とされた準決勝からの日程も、中3日で臨み、中2日の相手にひっくり返された。DF長友は危機感を隠せない。「監督は今後、僕らベテランをどうするか考えるはず。優勝してたら精神的に支えてくれた、だったけど、優勝しなかったら何の価値もない。もしかしたら今大会が僕の最後かもしれない」とまで言った。

もはやライバル国との差はない。9カ国目のアジア王者となったカタールは昨夏のW杯に出たサウジアラビア、韓国、日本を連破して頂点に立った。「(アジアのW杯出場が)4・5枠のままだったら、次はW杯に出られるか分からない」と長友。6連勝で決勝まで進んだことに一定の評価はあるが、半年前までは「W杯8強だ」と熱かったはず。浮かれていた日本が、盟主だったアジアで現実に引き戻された。【木下淳】

日本対カタール カタールに敗れ肩を落とす柴崎(左)と堂安(撮影・横山健太)
日本対カタール 後半終了間際、勝利を確信し盛り上がるカタールベンチを横目にピッチを見つめる森保監督(撮影・河野匠)

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日本、史上初の先発全員が海外組

アジア杯決勝 日本VSカタールの布陣

<アジア杯:日本1-3カタール>◇決勝◇1日◇UAE・アブダビ

決勝の日本の先発には、史上初めて海外組が11人並んだ。

準決勝イラン戦後の1月29日にGK権田のサガン鳥栖からポルティモネンセへの移籍が発表され海外組に。これで先発に国内組のJリーガーが1人もいなくなった。カタール戦では交代出場したMF伊東だけが柏レイソル所属だったが、一夜明け伊東もゲンク移籍が発表された。もし移籍発表が1日前なら、出場14人全員が海外組だった。

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決勝欠場の遠藤、サポート徹し後半の修正に一役

宿舎を後にしドバイ空港へ向かう遠藤(撮影・横山健太)

<アジア杯:日本1-3カタール>◇決勝◇1日◇UAE・アブダビ

MF遠藤は準決勝イラン戦で左太もも裏を痛め、決勝は欠場した。

出場した5戦335分間で1点も許さなかった守備の要はサポートに徹し、ハーフタイムにDF冨安へボランチからマークを引き取るようアドバイス。後半12分ごろには、そのことについて森保監督からも意見を求められ、修正に一役買った。全治は未定だが「筋肉系(肉離れ)なので、焦らず治して、また代表に帰ってきます」と切り替えて一時帰国した。

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大迫「悔しさと後悔」あわや閉会式ボイコット

1日、カタール戦の後半、相手守備陣から激しいチェックにあう大迫

<アジア杯:日本1-3カタール>◇決勝◇1日◇UAE・アブダビ

チーム最多4得点の半端ないエースが、決勝は不発だった。

FW大迫は5バックに手を焼き、南野弾のアシストが精いっぱい。閉会式も、1度は関係者の制止を振り切ってボイコットしようとした。「悔しさと後悔の両方で(帰ろうとした)」。試合後、ようやく立ち止まった取材エリアでは「上の世代が抜けた中、引っ張っていく立場の僕個人に責任がある。申し訳ない。チームでレベルアップしたい」と語った。

1日、カタールに敗れ肩を落とす大迫(左)ら日本代表の選手たち

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長友、完敗に危機感「今大会が僕の最後かも」

1日、カタールに敗れ肩を落とす長友

<アジア杯:日本1-3カタール>◇決勝◇1日◇UAE・アブダビ

完敗だった。1失点目のオーバーヘッド弾は相手を褒めるとしても、15分後に軽々2点目を献上したことが「試合を難しくした」と選手は口をそろえた。3失点目はビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が焦点にされるが、その直前に4人掛かりで1人の突破を止められず、CKを与えた対応がお粗末だった。

海外組を含めたフルの編成で、アジア相手に3失点して敗れるのは07年7月のアジア杯準決勝サウジアラビア戦(2-3)以来。11年半ぶりの屈辱に、全3失点に絡んだDF吉田は「新たな役割(主将)を任されながら、ふがいない。未熟さを悔いている」と失望した。準決勝イラン戦の3-0快勝も昔話。「あの後、油断や隙みたいなものを感じながら律することができなかった」と長谷部ロス後の新主将は笑顔を失った。

ワールドカップ(W杯)ロシア組にリオ、東京オリンピック世代を融合し「若いチーム」と強調してきた。だが、平均年齢26・91歳の日本はカタールの24・78歳を前に言い訳できない。有利とされた準決勝からの日程も、中3日で臨み、中2日の相手にひっくり返された。DF長友は危機感を隠せない。「監督は今後、僕らベテランをどうするか考えるはず。優勝してたら精神的に支えてくれた、だったけど、優勝しなかったら何の価値もない。もしかしたら今大会が僕の最後かもしれない」とまで言った。

もはやライバル国との差はない。9カ国目のアジア王者となったカタールは昨夏のW杯に出たサウジアラビア、韓国、日本を連破して頂点に立った。「(アジアのW杯出場が)4・5枠のままだったら、次はW杯に出られるか分からない」と長友。6連勝で決勝まで進んだことに一定の評価はあるが、半年前までは「W杯8強だ」と熱かったはず。浮かれていた日本が、盟主だったアジアで現実に引き戻された。【木下淳】

1日、カタールに敗れ、がっくりとうつむく吉田

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本田圭佑が日本代表に「刺激をありがとう!」

本田圭佑(2018年7月3日撮影)

オーストラリアAリーグの強豪メルボルン・ビクトリーのMF本田圭佑(32)が2日、ツイッターでアジア杯準優勝の日本代表に「日本代表のみんな、刺激をありがとう!俺もギアをあげてく!」とつぶやいた。

大会期間中もツイッター上でMF原口元気に対し「頑張れ元気」とエールを送るなど、日本代表の仲間を気にかけてきた。

本田もけがからの復帰が目前に迫っているようで、仲間のプレーぶりに刺激を受けたようだ。

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ホテル1時間で帰国…W杯へ続く森保監督の選手選考

囲み会見を行う日本代表森保監督(撮影・中島郁夫)

日本代表の国内組と一部の海外組が2日、成田空港へ帰国した。

森保一監督(50)は、今後も幅広く選手の状態をチェックして多くの選手を試したい考えを語った。3月には国際親善試合のキリンチャレンジ杯で強豪コロンビア(22日・日産ス)、ボリビア(26日・ノエスタ)と対戦する。最大の目標である22年W杯カタール大会8強進出を見据え、フラットな目線で選手選考を続ける。

試合終了から約16時間、日本の午後5時すぎに帰国した森保監督は、出迎えた約400人のサポーターに会釈を繰り返した。試合会場から1度現地のホテルに戻ってわずか1時間ほどで帰国の途についた。「レベルの差が本当に拮抗(きっこう)してきている。簡単な試合はなかった」。新チーム発足からまだ約半年。アジアをけん引する立場で目標だった最大7試合をクリアしながらも、最後にしくじった。表情が緩むことはなかった。

アジアでは依然実力上位。だが期待された優勝はならず、初めて決勝で負け、カタールに目の前で初優勝された。足元を見つめ「目標は世界を見ること。ただ、アジアでの違う戦いもできないといけないと今大会で分かった。アジアでより確実に勝つ力をつけることが、W杯での目標にたどりつくことになると感じた」と振り返った。

チーム発足から招集した選手の中で結果を残したメンバーを今大会で選出した。フラットな目線で状態のいい選手を招集したい考えは今後も変わらない。「代表活動、所属チームを含めて結果を残している選手が代表の中心になっていく。競争をあおるつもりはないが(競争は)当然あること」と新戦力の招集にも含みを持たせた。

少し休暇を取り、再び試合の視察を再開する。今月にも自身2度目の欧州視察を行うプランもあり、W杯ロシア大会の主力や若手選手の状態を確認し、各クラブとの情報共有を進める構えだ。6月開幕の南米選手権も待つ。敗軍の将となったが、指揮官に立ち止まる時間はない。【岡崎悠利】

アジア杯を終え、帰国した日本代表の森保監督(手前右)、柴崎(中央)ら(撮影・浅見桂子)

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堂安「代表に対する思い強くなった」準V糧に成長へ

囲み会見を行う日本代表MF堂安(撮影・中島郁夫)

アジア杯を準優勝で終えたサッカー日本代表が2日、UAEから成田空港に帰国した。

チームからオフをもらったMF堂安律(20=フローニンゲン)も、国内組の選手らとともに帰国。取材に応じ「2ゴールしか取れなかった自分の力不足を感じた。もっと個人の能力を上げていく必要があるなと感じた」と反省の弁を述べた。

決勝で敗れ、あと1歩のところでアジア王者には届かなかった。「悔しいの一言」と述べ「ピッチ上で残ったものをピッチ上で発散できるように、口だけじゃなくて結果で皆さんに示していきたい」と悔しさを糧に成長を誓った。

同時に「中でやっていた選手として、ベテランの方たちの立ち居振る舞いは本当にすばらしいものだった。この1カ月、すばらしい空気だった」と明るい話題も口にした。「この1カ月で代表に対する思いが強くなったので、代表があることも意識しながらプレーしたいと思います」と話すように、堂安にとって今回のアジア杯は貴重な経験になったようだ。

囲み会見を行う堂安(撮影・中島郁夫)

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海外挑戦の伊東純也、J2降格で移籍に複雑胸中語る

宿舎を後にしドバイ空港へ向かう伊東(撮影・横山健太)

J2の柏レイソルからベルギー1部ゲンクに期限付き移籍することが発表されたMF伊東純也(25)が2日、アジア杯を終え成田空港に帰国した。

取材に応じた伊東は、柏がJ2に降格したこのタイミングで移籍する複雑な胸中を明かした。「去年(柏として)良い結果を残せず、行っていいのかというのはありましたけど、申し訳ない気持ちはありますけど、成長のために。申し訳ない気持ちですけど」と慎重に、率直な言葉を並べた。それでも自身の成長のため、海外挑戦を選択。「今回のアジア杯は出場が短かったので(日本代表で試合に)出るためには成長しないといけないと思いますし、そのためには移籍が必要だったかなと思います」と結論づけた。

柏からは、慰留されたという。「『残って欲しい』とは言われましたけど、最後は気持ちよく送り出してもらえました。これでふがいない結果を向こうで出来ないので、覚悟を持ってやっていきたいと思います」と、古巣からの思いを力に変える決意を述べた。

帰国後、空港近くのホテルでサポーターにサインする日本代表の伊東(撮影・浅見桂子)

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カタール国籍抗議に「大会前からやるべき」田嶋会長

帰国後、空港近くのホテルから帰途につく日本サッカー協会の田嶋会長(撮影・浅見桂子)

アジア杯を準優勝で終えたサッカー日本代表の国内組と一部の海外組が2日、成田空港に帰国した。ベルギー1部ゲンクに移籍が決まったMF伊東純也(25)、MF柴崎岳(26=ヘタフェ)、MF遠藤航(25=シントトロイデン)、MF南野拓実(24=ザルツブルク)、MF堂安律(20=フローニンゲン)の4選手らが、森保一監督(50)らと同便で日本に戻った。

日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長は、チームを準優勝まで導いた森保監督を評価した。「薄氷を踏むような勝ち方があったにせよ、しっかりと大会の決勝まで来る手腕は非常に評価している。相手の采配に対してすぐに対応したり、自分たちの良さを出したり、彼の引き出しの多さを感じた。物腰は柔らかいけど、非常に勝ちにこだわってやってくれているので、そこは本当に感謝し、今後もそういうペースでやってもらえたら」と話し、森保監督の進めるチームづくりに及第点を与えた。

またカタール代表の2選手の出場資格について、UAEサッカー協会が準決勝で敗戦後にアジアサッカー連盟(AFC)に抗議を行ったことに関しては「カタールに限らず、国籍の変更はいろんな国であること。負けた後にやるなら大会前からやるべきだったと思う。AFCではそれほど大きな問題にはなっていない」と話した。

帰国後、空港近くのホテルから帰途につく日本サッカー協会の田嶋会長(撮影・浅見桂子)

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森保ジャパン不足した「準備」劣勢打開ジョーカーを

カタールに敗れ悔しそうな表情で表彰式を見つめる日本代表の選手たち(撮影・横山健太)

<Nikkan eye 担当記者がサッカーを掘り下げる>

<アジア杯:日本1-3カタール>◇決勝◇1日◇UAE・アブダビ

【アブダビ(UAE)2日】日刊スポーツのサッカー担当記者が独自の視点で分析する「Nikkan eye」。準優勝に終わったアジア杯UAE大会からの最終回は、UAEで取材を続けた日本代表担当の浜本卓也記者が、準Vに「準備」という側面から切り込む。

   ◇   ◇   ◇

日本が0-2で迎えた後半開始直前、期待していた光景は目の前に広がらなかった。前半はカタールの両ウイングバックがほぼDFラインに加わるほど引いた“5バック”の布陣と攻撃陣がかみ合わず、シュート3本で無得点。準決勝まで無失点の相手守備網を崩すのは容易ではなさそうだった。打開策として選手交代という「変化」を講じることを想起したが、森保一監督(50)は「継続」に突破口を見いだそうとした。

昨年のW杯ロシア大会でのベルギー戦が脳裏をかすめた。日本が後半7分に2-0とリードを広げると、ベルギーは同20分にMFフェライニとMFシャドリを一気に投入。9分後にフェライニが同点弾、同49分にシャドリが決勝弾。局面を打開するための二の矢、三の矢の威力を思い知った。

日本も22年W杯でベスト8を目標に掲げる以上、アジア勢相手に苦境を打開する力強さを見たかった。結果は後半に3失点目を喫し、なすすべなく1-3で敗戦。森保監督は「選手が思いきってプレーできる状態に準備できなかった自分の責任かなと思っています」と敗因を語った。

常々、指揮官が重視する「準備」という言葉。カタール戦だけではなく、今大会は劣勢をはね返すための「準備」が足りなかったと感じる。ビハインドの展開を打破するには、3人の交代枠の重要度は高くなる。前回優勝の11年大会では細貝萌、李忠成が“ジョーカー”として結果を出した。今大会は1次リーグ3戦目でターンオーバーしたものの、2試合目まで交代枠を残した。昨年の国際親善試合5試合は6人の交代枠を使い切ったのは2試合だったが、選手選考のために長くプレーさせてどれぐらいできるかを重視したので理解できる。勝利のみを求められる大会は違う。今大会7試合で途中出場の得点者はゼロ。主力組が出た試合で停滞した局面を打開する“引き出し”を増やしておく「準備」を、決勝トーナメントまでにしてほしかった。

就任後12戦目での初黒星にも、光明も見えた。決勝戦後、ピッチ上で行われた表彰式。森保監督は選手の一群に近づき、ねぎらって回った。そこから森保監督らしさが出た。途中出場のMF乾と身ぶり手ぶりで試合の反省点を列挙しはじめていた。悔恨を糧にしようとする向上心が、指揮官の胸中に広がっていたのだろう。即席の“反省会”はしばらく続いた。ベテランと若手が融合しての準優勝。課題はあるが、伸びしろもある。この姿勢がある限り、森保ジャパンは、もっと強くなる。【浜本卓也】

◆浜本卓也(はまもと・たくや)1977年(昭52)、大阪府生まれ。03年入社。プロ野球担当から、昨年12月にサッカー担当に復帰した。

試合後、吉田と握手を交わしねぎらう森保監督(右)(撮影・横山健太)

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決勝負傷欠場の遠藤航は全治未定「筋肉系、焦らず」

アジア杯を終え、帰国した日本代表の遠藤(中央)ら(撮影・浅見桂子)

<アジア杯:日本1-3カタール>◇決勝◇1日◇UAE・アブダビ

2大会ぶり、最多を更新する5度目のアジア制覇を目指した日本(FIFAランク50位)は、決勝でカタール(同93位)と対戦し1-3で完敗した。

MF遠藤航(25=シントトロイデン)は準決勝イラン戦で左太もも裏を痛め、決勝は欠場した。出場した5戦335分間で1点も許さなかった守備の要はサポートに徹し、ハーフタイムにDF冨安へボランチからマークを引き取るようアドバイス。後半12分ごろには、そのことについて森保監督からも意見を求められ、修正に一役買った。全治は未定だが「筋肉系(肉離れ)なので、焦らず治して、また代表に帰ってきます」と切り替えて一時帰国した。

日本対カタール 後半途中、会話を交わす遠藤(左)と森保監督(撮影・横山健太)
日本対カタール 後半アディショナルタイム、肩を落とす日本代表ベンチ。左から北川、GKシュミット、室屋、GK東口、原口、三浦、南野、槙野、遠藤、佐々木(撮影・横山健太)

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