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外国人記者の目 大谷翔平

大谷は全会一致でMVPに選出されるべき

シーズンを終え、マドン監督(左)とハグするエンゼルス大谷(2021年10月3日撮影)

Shohei Ohtani should be a unanimous choice for the AL MVP もしも、今年が普通のシーズンであったなら、おそらくウラジーミル・ゲレロ(ブルージェイズ)はMVPの最有力候補としてシーズンを終えたはず。惜しくも三冠王には届かなかったが、打撃主要部門では、軒並み上位。なによりチームが、最後までプレーオフ出場を争う原動力となった。MVPの投票基準は本来...

外国人記者の目 秋山翔吾

筒香嘉智がパイレーツで輝き、秋山翔吾は視界不良

レッズのベル監督(左)と笑顔で話す秋山(2020年3月6日撮影)

As Tsutsugo shines with Pirates, questions remain for Reds’ Akiyama パイレーツとレッズは9月だけで6試合も試合が組まれ、10月に入って行われるシーズン最後の3連戦でも、両チームは顔を合わせる。パイレーツには筒香嘉智が、レッズには秋山翔吾がいるが、その2人の立場は今、対称的だ。 今季、レイズとドジャースから2度もDFA(40人枠から...

外国人記者の目 ダルビッシュ

パドレスが稀に見る失墜、ダルビッシュの不運も続く

パドレス・ダルビッシュ(2021年9月8日撮影)

Hard Luck Remains for Darvish as Reeling Padres Stage Epic Collapse 高い期待とともに開幕し、前半は期待通りのスタートを切ったパドレスとダルビッシュ有だが、そろって失速して苦しいシーズン終盤を送っている。 オールスターにも選ばれたダルビッシュは6月以降、運にも恵まれない。18日はワイルドカードの2枠目を争うライバルのカージナルスとの...

外国人記者の目 菊池雄星

菊池雄星、好不調の波大きい要因は腕の位置?スランプ脱出へもがく

18日ロイヤルズ戦に先発した菊池雄星(AP)

Did Yusei break out of slump? 9月12日のダイヤモンドバックス戦で菊池雄星(マリナーズ)は、5回を投げて1失点。6本のヒットを打たれたが要所を締め、8三振を奪った。その前のアストロズ戦(6日)では、2回途中、6失点で降板しており屈辱を味わったが、なんとかそこから立ち直った。 何がきっかけだったのか。菊池は試合後、「この1週間、自分でもいろいろ、前回の反省を生かして考え...

外国人記者の目 大谷翔平

歴史を作る大谷翔平だが体力、メンタルともに疲労ピークか?

ホワイトソックス対エンゼルス 1回表エンゼルス1死、空振り三振に倒れ、ベンチで髪の毛をかき上げる大谷(2021年9月14日撮影)

Shohei makes history again, but feels fatigue both physically and mentally? エンゼルスの大谷翔平が、再びその名を歴史に刻もうとしている。あと1勝で10勝となり、シーズン2桁勝利、2桁本塁打達成となる。それは1918年にベーブ・ルースが13勝7敗、11本塁打を記録して以来103年ぶりのことだ。 さらに大谷は、別の記録でもルー...

外国人記者の目 秋山翔吾

秋山はレッズで安定した役割を得られないまま

レッズ秋山翔吾(20年3月撮影)

Shogo Akiyama doesn’t have a regular role with Cincinnati Reds 今季も残り1カ月を切った。故障で出遅れ、昨年掴んだはずのレギュラーの座を失い、控え外野手という役割のまま1年を終えようとしている秋山翔吾は、今の状況とどう向きあっているのか。 レッズは今、最後のワイルドカードスポットを巡って、パドレス、フィリーズらと激しい争いを続けているが...

外国人記者の目 前田健太

ツインズは前田の来季復帰を望む

Twins are hopeful that Kenta Maeda can pitch again as soon as next season 現地9月1日、ツインズの前田健太はトミー・ジョン手術を受けた。しかし、反対の腕や太ももなど、体の他の靭帯を移植する従来の術式ではなく、人工の靭帯--インターナルブレースと呼ばれるコラーゲンで覆われた強いテープのようなもので靭帯を補強する比較的新しい術式...

外国人記者の目 大谷翔平

大谷翔平はサイ・ヤング賞を取れないだろうが、MVPレースでは先頭に

エンゼルス大谷翔平(20年2月)

Ohtani has an outside shot at the Cy Young Award, but he is a front−runner for the AL MVP award エンゼルスの大谷翔平が今季、投手として唯一、試合を作れなかったのが6月30日のヤンキース戦である。このときは制球が乱れ、2安打、4四球で7失点。1回途中、2死を取っただけで降板した。 8月31日のヤンキース戦...

外国人記者の目 ダルビッシュ

ダルビッシュ復帰もパドレスのスランプ止められず

ドジャース戦に先発して力投するパドレス・ダルビッシュ有投手(AP)

Yu Darvish Returns but Can’t Stop Padres Slump 「見てのとおり、なかなか勝てない。噛(か)み合っていない部分がある」 ダルビッシュ有がそう話したように、パドレスの勢いが止まっている。 地区優勝争いどころか、今や、ワイルドカードでプレーオフに出られるかどうか、というところまで追い込まれた。一時は仮に地区優勝を逃しても、ワイルドカードでの出場は間違いないと...

外国人記者の目 菊池雄星

マリナーズはベストの菊池雄星を必要としている

マリナーズ菊池雄星(2019年9月25日撮影=菅敏)

Mariners need Kikuchi at his best 5、6月はリーグでもトップクラスのピッチングを見せていた菊池雄星だが、このところ、もどかしい内容が続く。 7月7日以降は1勝4敗で、防御率は6・69と低迷。7月7日のヤンキース戦は5回で5点を奪われ、同17日のエンゼルス戦では、やはり5回を投げて7失点。8月20日のアストロズ戦では、3回途中、7安打、7失点でKOされた。7月には一...

外国人記者の目 前田健太

安定投球の前田がツインズの望む結果をもたらす

ツインズ前田健太

Consistent Kenta Maeda is giving Twins exactly what they need 今の前田健太こそ、ツインズが待ち望んでいた姿か。本人はまだ納得していないかもしれないが、ここ2カ月、前田はチームのエースとしての働きを見せている。 ホセ・ベリオスとJ・A・ハップはトレードされ、マイケル・ピネダは先日、戦列を離れた。マット・シューメーカーが自由契約となる中、先...

外国人記者の目 大谷翔平

大谷、かつてはドラマチック。今は支配的

大谷翔平(2020年3月11日)

Once dramatics, there is now just dominance 後半に入ってから、打者・大谷翔平はやや調子を落としたが、投手・大谷翔平は高いレベルで安定したピッチングを続けている。特に7月以降の内容はリーグでもベストと言える内容だ。 6月30日のヤンキース戦では、2安打、4四球、7失点で1回を投げきれなかったが、7月6日のレッドソックス戦を境に、課題だった制球が劇的に改善。...

外国人記者の目 ダルビッシュ

ダルビッシュら先発陣に逆転託すパドレス

パドレス・ダルビッシュ有投手(21年5月撮影=AP)

Padres Leaning on Darvish, Rotation to Lead Stretch Run Comeback シーズンが始まって約4カ月が経過したが、パドレスはナ・リーグ西地区の3位に甘んじている。ワイルドカードでのポストシーズン出場は可能性が高いが、開幕前の盛り上がりを考えれば、その期待値に及んでいない。パドレスが残り2カ月で巻き返しを図るとしたら、なによりダルビッシュ有を筆...

外国人記者の目 秋山翔吾

出場が限定される中、秋山にミスは許されない

レッズ秋山翔吾(AP)

Shogo Akiyama ‘can’t make any mistakes’ with limited playing time 7月終わり、レッズは日系コミュニティーとの絆を深めるためのイベントを開催した。選手は日本語と英語によって紹介され、シンガー・ソングライターの三上ちさこさんがコロナ禍により日本からの収録映像ではあったものの、国歌斉唱を行っている。また、売店では日本のアサヒビールが並んだ...

外国人記者の目 大谷翔平

大谷はホームランダービーの悪影響を払拭

エンゼルス大谷翔平

Shohei erases the negative impact of home−run derby hangover だからやめておけば……。 メディア対応なども含めて、オールスターゲームでは慌ただしいスケジュールをこなしたエンゼルスの大谷翔平。後半が始まって最初の1週間は、ホームランダービーのジンクスから抜け出せないでいた。そのジンクスとは、ホームランダービーの疲れが残り、後半は調子を崩すー...

外国人記者の目 ダルビッシュ

オールスター欠場で後半戦の準備整えたダルビッシュ

パドレス・ダルビッシュ有投手(21年5月撮影=AP)

Darvish Misses All−Star Game but is Rested, Ready to Go for Second Half バックミラーに映るオールスターゲームがどんどん後方へ遠ざかり、小さくなっていく。代わって前方には、後半の現実——熾烈(しれつ)なナ・リーグ西地区の争いが見えてきた。 前半最後の登板では、左股関節の張りから途中降板し、オールスターゲームを欠場したダルビッシュ...

外国人記者の目 前田健太

一足先に移動し、大谷との対戦に備えた前田

Maeda headed home early in preparation of Thursday’s showdown with Ohtani 遠征中のツインズは21日までシカゴに滞在し、試合後にミネアポリスへ戻ったが、22日のエンゼルス戦に登板する前田健太は試合中にミネアポリスへ移動し、翌日の先発に備えた。 エンゼルスには今年のオールスターゲームでホームランダービーに参戦し、さらに二刀流で試...

外国人記者の目 大谷翔平

大谷翔平、本塁打競争1回戦敗退に誰も認めないが、多くはホッとした

Nobody admit, but it’s such a relief おそらく、決して認めることはないと思うが、エンゼルスのジョー・マドン監督とペリー・ミナシアンGMは、大谷翔平が延長の末、ホームランダービーの1回戦で敗退したとき、胸をなで下ろしたのではないか。 最初、いきなり9スイング連続で本塁打なし。大谷は、「(外で打撃練習を)やってないので、なかなか距離感が出ないなっていう感じだった」と...

外国人記者の目 ダルビッシュ

ダルビッシュは自分自身と、世界の野球ファンをがっかりさせた

ダルビッシュ有

Darvish is disappointed in himself and baseball fans around the world 今年のオールスターゲームで見てみたいもの。おそらく南カリフォルニアに住む野球ファンにしてみれば、ダルビッシュ有(パドレス)がマウンドにいるときに、大谷翔平(エンゼルス)が打席に入ることではなかったか。実現すればもちろん、南カリフォルニアのファンだけではなく、遠...

外国人記者の目 菊池雄星

菊池雄星はオールスターに選ばれ、デンバーへ

マリナーズ菊池雄星(2020年3月5日撮影)

Yusei Kikuchi heading to Denver as an ALL−STAR 7月4日、菊池雄星がオールスターに選出された。大リーグのオールスターゲームは、各球団から最低1人は選ばれるので、紛れもなくマリナーズのベストプレーヤーである彼にはその資格があったが、仮にそのルールがなかったとしても、選ばれていたのではないか。 今季の菊池は6勝4敗、防御率3・48で、クオリティースタート(...