ワールドベースボール

コラム一覧

渡辺史敏 American Report

過去には履歴書を男性名に変える対策も マイナーで史上初の女性監督誕生

ヤンキース傘下1Aタンパの監督に、メジャー傘下球団で初の女性監督として就任するレイチェル・バルコベックさん(AP)

MLBではロックアウトが継続し活動停止が続いているが、傘下のマイナーリーグではまた新たな歴史が作られた。現地12日、ヤンキースは傘下のローA、フロリダ州リーグに所属するタンパ・ターポンズの監督にレイチェル・バルコベックが就任すると発表したのだ。マイナーリーグの歴史において初の女性監督となる。 34歳のバルコベック監督はクレイトン大学とニューメキシコ大学でソフトボールの捕手を務め、卒業後ルイジアナ州...

室井昌也 韓話☆球題

韓国全球団がコロナ禍で春季キャンプを国内実施 キャンプ地日本にも影響

冬の寒さが厳しく、春の訪れが日本よりも遅い韓国。本来なら全球団が春季キャンプを温暖な海外で行うが、感染症拡大が収まらず2年続けて国内での実施が決まった。複数の球団は昨年11月頃まで海外キャンプに向けた準備を進めていたが、オミクロン株の急拡大によって断念せざるを得なかった。 球団はキャンプで使用する施設と、複数年契約を結ぶことが少なくない。契約が続いている球団は、その施設を使用することを前提に準備を...

福島良一の大リーグ showtime!

今年の大リーグみどころ ダルビッシュ、大谷翔平ら投手陣にクローズアップ

エンゼルス大谷翔平(2021年9月26日撮影)

大リーグは今年もエンゼルス大谷翔平投手(27)をはじめ、多くの日本人選手たちの活躍が楽しめそうです。 現在、所属先が決まっているのはパドレスのダルビッシュ有投手(35)、ツインズ前田健太投手(33)ら6人。新労使協定が締結され次第、マリナーズからFAの菊池雄星投手(30)、広島からポスティングシステムで米球界入りを目指す鈴木誠也外野手(27)の新天地も決まってくるでしょう。 今シーズン日本人選手を...

助っ人列伝

俊足強打で再起を誓うポランコ、巨人打線の活性化の鍵に

2022年シーズンもまたメジャーでの実績豊富な助っ人外国人の来日が決まった。通算96本塁打・98盗塁を誇るグレゴリー・ポランコ外野手を巨人が獲得したのだ。 ドミニカ共和国出身のポランコは2009年にパイレーツと契約してプロ入り。当初は長打力よりも俊足と巧打がメインの外野手としてキャリアを重ね、14年に22歳でメジャーデビューを果たした。 翌15年からはパイレーツで不動のレギュラーに定着。16年には...

水次祥子の「書かなかった取材ノート」

「この人は野球が好きなのか」マンフレッド氏の“じらし”に高まる批判

マンフレッド・コミッショナー(2017年10月28日撮影)

ロックアウトがキャンプの時期になっても続く可能性が出ている。選手からは、経営陣側に対する不満の声が続出中だ。 ロイヤルズのウィット・メリーフィールド内野手(32)は、6日の地元メディアのインタビューで「僕らは、経営側と再び交渉の席に着く用意ができている。みんなが仕事に戻れるよう、労使協定を締結させたいと思っている」と話し「選手会サイドとしては、できる限りの接触を行ってきたが、しばらく何の音沙汰もな...

四竈衛のメジャー徒然日記

コミッショナー批判の敏腕米記者が解雇 ロックアウトも楽観視できない雰囲気

大リーグ公式球(2020年2月撮影)

昨年12月以来、ロックアウト(業務停止)が続くメジャーでは、年が明けても新労使協定に関する交渉再開のめどは立っておらず、先行きが不透明な状況が続いています。 そんな中、機構が運営するMLBネットワークが、看板リポーターのケン・ローゼンタール記者を解雇したことが、球界内で話題を集めています。大物選手のトレードや契約などスクープを連発してきた腕利きの同記者は、専門サイト「ジ・アスレチックス」でコラムな...

渡辺史敏 American Report

最後のニグロリーグ球場に「フィールド・オブ・ドリームス」誘致の動き

現存する最後のニグロリーグのスタジアムの1つでMLBの試合が行われることになるかもしれない。ニグロリーグはMLBがアフリカ系アメリカ人や有色人種の選手を受け入れていなかった1920年から1948年にかけてこれらの選手がプレーした7つのプロリーグの総称だ。一昨年MLBはニグロリーグの歴史を受け入れ、記録を統合している。 元MLB選手で現在スポーツ専門局ESPNで解説者を務めるハロルド・レイノルズ氏と...

室井昌也 韓話☆球題

韓国9月アジア大会は「24歳以下」中心 東京五輪の結果受け選手層拡充へ

韓国球界にとって2022年は大きな大会が予定されている。4年に1度行われるアジア大会だ。「アジア版オリンピック」とも言われるこの大会、今回は9月に中国・杭州で行われる。 韓国はアジア大会に参加する野球を含めたすべての競技で、兵役義務者が金メダルを獲得した場合に兵役が免除となるため、非常に注目度が高い。スポーツでの兵役免除恩恵は、アジア大会の金、オリンピックで金、銀、または銅メダル獲得によって得られ...

福島良一の大リーグ showtime!

大谷翔平に願う二刀流の究極「ダブル規定到達」 「10勝&50発」も射程圏

エンゼルス大谷翔平(2021年9月25日撮影)

明けましておめでとうございます。2022年元日、エンゼルス大谷翔平投手(27)のお題で「初夢」を描いてみました。 昨年は投打二刀流として完全復活し、ア・リーグMVPに選出されるなど歴史的なシーズンになりました。本人はそれでも、インタビューでは「今年が最低ライン」と言っていました。というわけで、米5年目の期待値は昨年以上に高まっています。 まずは、名実ともに「ベーブ・ルース超え」なるかに注目です。昨...

助っ人列伝

制球難克服が日本で活躍のカギになりそうなロッテ新外国人ゲレーロ

近年は高身長の選手も増えてきたNPBだが、さすがに2メートル超えは希少。だがロッテが獲得した右腕タイロン・ゲレーロは203センチ、102キロと文字どおりの巨漢だ。 コロンビア出身のゲレーロは2009年にパドレスと契約してプロ入り。2015年には3Aまで昇格したが、翌16年途中に大型トレードの一員としてマーリンズへ移籍した。 16年にはわずか1試合だけとはいえ待望のメジャーデビュー。18年は60試合...

渡辺史敏 American Report

ヤンキース主催の米大学「ボウルゲーム」開催 本拠地をアメフト仕様に変更

ヤンキー・スタジアム(2019年10月撮影)

アメリカの大学アメリカンフットボールでは現在、シーズンの総決算となる特別な試合「ボウルゲーム」が多数行われている。そんな中の1つ、ピンストライプ・ボウルが現地29日に開催された。 その名称から推察できるように、この試合を主催しているのはヤンキースで、会場はヤンキースの本拠地ヤンキー・スタジアムだ。フィールドをアメリカンフットボール仕様に変更し、2010年から開催されている。有力校が所属するアトラン...

室井昌也 韓話☆球題

羅成範、大谷翔平とも似通う野球人生に大きな影響与えた指導者との出会い

2012年秋、もし日本ハムが花巻東高3年の大谷翔平(現エンゼルス)を指名せず、栗山英樹監督(当時)が大谷に投手と野手の二刀流を提案しなかったら、いま大谷はどこでどんな選手としてプレーしていただろうか。大谷のように韓国にも監督の決断がその後の野球人生に大きな影響を与えた選手がいる。 韓国を代表する左打者・羅成範(ナ・ソンボム、32)は大学3年生だった2010年、「ハンカチ王子フィーバー」に沸いた第5...

水次祥子の「書かなかった取材ノート」

プロ入り経緯が大谷ほうふつ 次世代二刀流注目株のバッバ・チャンドラー

エンゼルス大谷翔平

エンゼルス大谷翔平投手(27)が投打二刀流で活躍し、本格的に二刀流に取り組もうという選手が増えつつある。そのうちの1人、パイレーツ傘下マイナーに所属するバッバ・チャンドラー(19)はプロ入りの経緯が大谷をほうふつとさせ、注目したい選手だ。 チャンドラーはジョージア州のノースオコニー高校時代、野球とアメフトの両方で優れた選手として名をはせたスターだった。6月のMLBドラフトでパイレーツに3巡目で指名...

福島良一の大リーグ showtime!

大谷翔平の印象的だったバント安打 個人記録より「勝ちたい」気持ちの表れ

エンゼルス対アスレチックス 6回裏エンゼルス無死、セーフティーバントを試みるエンゼルス大谷(2021年9月19日撮影)

2021年、エンゼルス大谷翔平投手(27)は投打でフル稼働し、流行語大賞にもなった「リアル二刀流」でシーズンを完走しました。ア・リーグMVPをはじめ多くの賞にも輝き、まさに歴史的なシーズンとなりました。 投げては160キロ超の剛速球や奪三振ショー、打っては450フィート(約137メートル)超の特大ホームラン、足でもホームスチールに代表される積極走塁などに目を奪われました。私が最も印象的なプレーの1...

四竈衛のメジャー徒然日記

ロックアウト続くMLB 3月の開幕までにコロナ対策も必要に

MLB公式球(2020年2月撮影)

MLBのオーナー陣と選手会との新労使協定折衝が決裂し、ロックアウトが続いたまま、年を越そうとしています。現時点でロックアウト解除のメドは立っていませんが、それ以上に、世界的に新型コロナウイルスの変異株、オミクロン株が拡大したことで、新たなコロナ対策の必要性が指摘されています。 21年シーズンのMLBは無事に終了しましたが、米国のプロスポーツ界では混乱が続いています。多数の陽性反応者が出たアイスホッ...

助っ人列伝

巨人で再起を誓うグラウンドボーラー

今オフはどの球団もメジャーで一定の実績を持つ新外国人の獲得が目立つ。巨人が補強したマット・アンドリースも今季までメジャーで投げていた右腕だ。 2011年のドラフト3巡でパドレスから指名されたアンドリースは、14年1月に2対5の大型トレードでレイズへ移籍。翌15年にメジャーデビューを果たす。16年は19試合の先発を含む29試合に登板して8勝8敗、防御率4・37とまずまずの結果を出し、キャリア唯一の完...

渡辺史敏 American Report

メッツ監督就任ショーウォルター氏、通算1551勝「野球界で最も賢い男」

バック・ショーウォルター監督(2017年12月12日撮影)

現地18日、メッツはバック・ショーウォルター氏が新監督に就任することを明らかにした。オーナーのスティーブ・コーエン氏がツイッターで発表したもの。 65歳のショーウォルター氏は1992年から2018年にかけてヤンキース、ダイヤモンドバックス、レンジャーズ、オリオールズで監督を務めた経験を持つ。監督としての1551勝は、歴代24位だ。1994年、2004年、2014年には最優秀監督賞に選出されるなど実...

室井昌也 韓話☆球題

サムスン外国人枠はブキャナン、ピレラ、スアレス 3人すべてNPB出身者

10球団中4チームで来季の外国人選手の陣容が固まった。KBOリーグの外国人枠は1チーム3人まで。枠全てを投手または野手に使うことはできない。これまでほとんどのチームが投手2人、野手1人という組み合わせだ。 その中で目を引くのがサムスンで、3人すべてNPB出身者という構成になっている。2019年までヤクルトでプレーした投手のデービッド・ブキャナンは、韓国2年目の今季、リーグトップタイの16勝をマーク...

福島良一の大リーグ showtime!

大谷翔平も向く目標「世界一」へ、エンゼルスGMの手腕が試される戦力補強

エンゼルス大谷翔平(20年2月)

MVPに輝いたエンゼルス大谷翔平投手(27)の目は、次なる目標として地区優勝、そしてア・リーグ優勝、さらに「世界一」に向いています。大谷の来季パフォーマンスとともに、肝心のチーム陣容も気になるところでしょう。大リーグは12月2日未明からオーナー側のロックアウトにより、トレードやFAなど契約交渉がすべて凍結されました。エ軍の戦力補強も一時ストップしていますが、ここまでの中間採点として、現時点の新陣容...

水次祥子の「書かなかった取材ノート」

新庄ビッグボス、異例の姿で球団公式雑誌の表紙 MLBでの懐かしい思い出

ビッグボスが表紙を飾った2002年6月号のジャイアンツ・マガジン

プロ野球界にビッグボス旋風が巻き起こり、久々に新庄剛志監督のメジャー時代を思い出した。筆者は、同監督がメッツとジャイアンツでプレーした丸3年間、ほぼベタづきで取材する「新庄番」だった。1年目だった2001年は、マリナーズでイチロー氏もデビューし大きな注目を集めていたが、日本人メジャー野手の黎明(れいめい)期ということもあり、ビッグボスにも多くの記者が集まっていた。それ以前からニューヨーク在住だった...