ワールドベースボール

韓話☆球題

イ・デウン右ひじ手術から復帰、KT首位快走に貢献 防御率1・69と安定

残り30試合ほどとなった公式戦、首位のKTは21日現在貯金25、2位と5.5ゲーム差をつけている。投打のバランスが良いチームの中でシーズン後半戦に合流し、役割を果たしているのが、かつて千葉ロッテでプレーした李帶ウン(イ・デウン)だ。 李帶ウンは2015年に米マイナーから千葉ロッテ入り。主に先発として9勝を挙げ、同年秋のプレミア12では韓国代表として準決勝日本戦に先発した。翌16年限りで千葉ロッテを...

モンゴメリー12秒ルール警告に審判へ暴言、威嚇行為 背景に判定の不満も

韓国野球委員会(KBO)は14日、賞罰委員会を開き、サムスンの左腕投手、マイク・モンゴメリーに出場停止20試合、制裁金300万ウォン(約28万2000円)を科すと決定した。審議の対象となったのは10日のKT戦でのモンゴメリーの審判に対する暴言と威嚇行為についてだ。 同試合に先発登板したモンゴメリーは4回表途中、球審から試合のスピードアップのために定められた無走者時の「12秒以内の投球」を行わなかっ...

22年アジア大会、韓国は世代交代図りプロに年齢制限 日本金へ追い風

韓国野球委員会(KBO)は7日、理事会を開き2022年の主な日程を決定。来年は4年に一度のアジア大会(中国・杭州)が9月に行われるが、大会期間中に公式戦を中断しないことが発表になった。その理由は先月行われた東京オリンピック(五輪)の結果だ。 韓国は東京五輪でメダルなしの4位。世代交代が必要との判断になった。これまで韓国はアジア大会にトップチームが参加。シーズンを中断してきたが次回はプロ選手の年齢制...

「若手に機会を与えるため」ベテラン選手に引退打診、主力でも合理的な決断

日本では8月末の期限締め切りを前に、各球団から育成選手の支配下選手登録が次々と発表された。一方、韓国KBOリーグではシーズン中の支配下選手登録が珍しくなく、また抹消されるケースも少なくない。 その理由の1つに兵役の義務がある。以前は軍服務を務める期間が約2年間だったため、入隊、復帰の時期がシーズンオフに集中していたが現在は約1年半に短縮。そのことからシーズン中の選手の入れ替えが増えている。 軍服務...

「中田翔問題」韓国なら出場停止30試合以上、制裁金500万ウォン

「周到さと迅速さ」。 日韓の違いを説明する時、筆者がよく用いる言葉だ。前者が日本、後者が韓国の特徴を表している。しかし「正反対なのでは?」と思わせるような出来事があった。いわゆる「中田翔問題」だ。 日本ハムは今月11日、後輩選手への暴行行為があったとして中田翔に1、2軍全試合の出場停止処分を科した。その9日後の20日、巨人が中田翔の入団を発表。移籍とともに出場停止は解除され、翌21日には1軍の試合...

五輪解説で疑問符がつくレジェンド元投手の言葉が若きスター打者を戦犯に

レジェンド元投手の言葉が若きスター打者を追い込んだ。 先週の本欄で「ノーメダル」に終わった東京オリンピック(五輪)野球韓国代表へのメディアによる批判を紹介したが、元選手の発言が国民の怒りを煽る出来事もあった。 銅メダルをかけたドミニカ共和国との3位決定戦、6-10で韓国がリードされた8回表のことだ。テレビの中継映像にはベンチで口を半開きにガムを噛む、内野手の姜白虎(カン・ベクホ)の姿が映し出された...

「勝てば天国、負ければ地獄」韓国メダルなしに厳しい攻撃 その背景とは

勝てば天国、負ければ地獄。 この状況がまた繰り返された。東京オリンピック(五輪)の野球で前回王者の韓国はメダルなしの4位で終わり、代表チームの面々は厳しい攻撃を受けている。 「申し訳ありませんでした」。代表を率いる金卿文(キム・ギョンムン)監督は何度もそう口にする。謝らないと国民やメディアが許してくれないので頭を下げるしかないのだろうが、敗れて一番悔しいのは監督、選手らの当事者だ。 韓国ではスポー...

高永表はチーム団結に欠かせぬ存在 金卿文監督も「エース」として厚い信頼

4日19時から東京オリンピック(五輪)準決勝で日本と韓国が対戦する。予告先発は日本が山本由伸、対する韓国は右のサイドスロー、高永表(コ・ヨンピョ)と発表になっている。高永表は7月31日のアメリカ戦に先発。3回まで1安打無失点と好投するも4、5回に計2本のホームランを喫し、敗戦投手になった。 高永表の日本戦先発は正直意外だった。なぜなら韓国のこれまでの国際試合の戦い方として、横手、下手投げ投手はアメ...

韓国代表、WBCで苦杯なめたイスラエルと初戦 課題の打線つながりがカギ

東京オリンピック(五輪)の野球競技が28日に開幕した。韓国代表は29日のイスラエル戦(横浜)で初陣を迎える。韓国は大会に先立ち、23日からソウルで国内チームとの強化試合(評価戦)を実施。3試合を2勝1分けで終えて26日に日本入りした。 強化試合ではシーズン中と異なり、相手打者が早いカウントから打ちにいったこともあって、ほとんどの投手がテンポ良く投げ、全11投手が登板した3試合での失点は3だった。 ...

KBOリーグ選手の防疫対策違反が次々と明るみに 高まる球界への不信感

韓国球界にとってこの一週間は激動の日々となった。 先週14日の本欄ではKBOリーグで1軍初の感染者が見つかり、公式戦が中断。内野手の朴ミン宇(パク・ミンウ=NC)が東京オリンピック(五輪)韓国代表を辞退したことを記した。その後、選手の防疫対策違反が次々と明るみになり、17日には投手の韓賢熙(ハン・ヒョンヒ=キウム)も代表を辞退。その代わりに元阪神の守護神で39歳の呉昇桓(オ・スンファン=サムスン)...

リーグで初感染者 オールスター休みと五輪開催中断も重なり公式戦中断に

昨季、今季とここまで1軍選手の感染者を1人も出すことなく運営をしてきたKBOリーグ。しかし先週、初の感染者が見つかるとともに、公式戦中断という急展開を見せている。 事の発端はソウル・蚕室(チャムシル)球場に遠征で訪れる球団が利用するホテルで、感染者が出たことだ。先週同ホテルを利用したハンファ、NCの選手がPCR検査を実施。検査結果待ちの間、2チームの試合は中止なった。その後、NCの3選手、NCと対...

イ・スンヨプが松坂大輔から決勝打 人々の記憶に強く残るシドニー五輪

西武が松坂大輔投手(40)の引退を発表した。 韓国でも松坂のことはよく知られている。「怪物」という称号、メジャーリーグでの活躍、そして人々の記憶に強く残っているのが、今から21年前のシドニーオリンピック(五輪)だ。 2000年シドニー五輪の野球競技、韓国はプロ23人と大学生1人のドリームチームを結成。一方日本は五輪に初めてプロ選手が参加し、アマとの合同チームで臨んだ。韓国と日本は予選リーグ、3位決...

外国人選手の入れ替え時期 コロナ対策もあり以前より求められるスピード感

今年もこの時期がやってきた。外国人選手の入れ替えだ。6月初旬の2日にベン・ライブリー(サムスン投手)、5日にアーティ・ルウィッキ(SSG投手)がウエーバー公示申請され、後半には24日にデービッド・フレイタス(キウム内野手)、26日、ソイロ・アルモンテ(KT外野手)、29日、ロベルト・ラモス(LG内野手)と続いた。 放出の主な理由に成績不振があるが、加えて故障が決め手となっているケースもある。ライブ...

リーグ戦首位LG、五輪韓国代表・高祐錫ら10球団中唯一の防御率3点台

混戦の今季のKBOリーグは先日まで日々順位が入れ替わる、「7中3弱」の状態が続いていた。しかし各チーム60試合以上を消化した現在は「4強3中3弱」となっている。 首位は39勝26敗で勝率6割のLG。現在5連勝中だ。安定感のある投手陣が特徴で、チーム防御率は3.50。10球団中唯一、3点台を誇っている。役割別でも先発が3.57、リリーフが3.40とどちらもリーグで最も低い。 クローザーを務める22歳...

韓国五輪代表 投手は若手中心、野手は実力者 呉昇桓&秋信守は選出されず

東京オリンピック(五輪)野球競技に参加する、韓国代表の最終エントリー24人が16日に発表になった。 先週のコラムで紹介の通り、韓国は先発投手の駒が不足する中、投手10人中6人が初のトップチーム入りという新顔が揃った。その中で左投手はわずか2人。経験豊富だが左肩故障明けの車雨燦(チャ・ウチャン=LG)と、高卒新人の李義理(イ・ウィリ=KIA)という顔ぶれだ。 また日本になじみのある選手では、元阪神の...

韓国代表、五輪連覇へ課題は先発投手陣 兵役免除動機づけに実力以上の力を

東京オリンピック(五輪)まであと1か月半程。野球競技は2008年の北京大会以来、3大会ぶりに行われる予定だ。その北京で韓国代表は9戦全勝し金メダルを獲得した。韓国は今回も出場権を手にしているが、北京に続く金メダルを狙うには戦力的な厳しさがある。 一番の課題が先発投手陣だ。現在、KBOリーグで規定投球回数に到達している投手は22人。うち外国人投手が14人を占め、国内の投手は8人しかいない。その中でト...

先行き不透明も五輪へ準備着々 韓国代表はU24選抜、国内球団と強化試合

感染症による影響に終わりが見えず、一部で中止を求める声もある東京オリンピック(五輪)。予定される開幕まで2か月を切った。 世界野球ソフトボール連盟は5月28日、野球競技の1次リーグのグループ分けを発表した。現在のところ参加6チーム中、日本、韓国、メキシコ、イスラエルの出場が決定。残り2チームはアメリカ大陸予選、世界最終予選で決まる。グループ分けは世界ランキングの順位によってA、B組に分けられ、これ...

KBO、大学野球部員が2年終了後プロ入りできる制度導入 大学側から複数回要請

韓国プロ野球に大学の野球部員が、2年終了後にプロ入りできる制度が導入される。 韓国野球委員会(KBO)は26日、4年生制大学に在学する2年生以上のドラフト指名を可能にする、「アーリードラフト」の新設を発表した。来年2022年の新人ドラフト、23年の入団から採用となる。大学野球部にとって、入学した学生が卒業を待たずにチームを離れることに抵抗があるかと思いきや、今回の新制度は大学の野球連盟がKBOに複...

ハンファはロッテでプレーしたキム・テギュンの「背番号52」を永久欠番に

18日、ハンファはかつて千葉ロッテでもプレーし、昨季限りで現役を引退したスラッガー、金泰均(キム・テギュン)現・球団GM特別補佐の「背番号52」を、永久欠番にすると発表した。 1982年に産声を上げたKBOリーグは今年で40年目を迎える。日本より歴史は浅いが、チーム史を大事にする考えは強く、それはメジャーリーグの影響が色濃い。各球場ではホームチームの永久欠番が刻まれたボードや、優勝年度が記されたプ...

ロッテ監督、今年もシーズン途中で交代 批判の声が親会社に幕引きに解任

初夏の風物詩か年中行事のひとつか。今年もロッテの監督がシーズン途中に交代となった。 ロッテ球団は11日、許文会(ホ・ムンフェ)監督に代わって、ラリー・サットン2軍監督がチームの指揮を執ると発表。許文会監督は退団となり、事実上の更迭だ。 ロッテは11日の試合前の時点で最下位の10位。成績は30試合を戦い12勝18敗と、まだまだ巻き返しは可能な段階だが、早々の決断となった。許文会監督の選手起用は主力を...

ワクチン接種のため5月4日中止に 五輪開催へのカウントダウン感じる

KBOリーグは通常月曜日以外は連日試合が編成されている。今週4日(火)も全5試合が予定されていたが、先週4月30日に同日の中止が発表になった。その理由は前日の3日に東京オリンピック(五輪)の野球韓国代表の候補選手116人が、新型コロナウイルスのワクチンを接種するためだ。 3日は月曜日で元々試合がないため接種日となり、接種後の副反応や体調の変化を考慮し、その翌日の4日が中止となった。KBOでは5日以...

元ヤクルト林昌勇氏を詐欺容疑で書類送検 セカンドキャリアで復活待たれる

かつての韓国を代表する守護神に金銭トラブルが続いている。 ソウル江南(カンナム)警察署は27日、2008年から5年間ヤクルトでもプレーした林昌勇(イム・チャンヨン、44)氏を、詐欺容疑で書類送検したと明らかにした。 林氏は昨年7月、30代の知人女性から2500万ウォン(約242万円)を借りるも、1000万ウォン(約97万円)しか返済していないとして告訴された。警察は林氏から事情を聞くため出頭を要請...

37歳チェ・ヒョンウが通算2000安打 4年目オフ戦力外乗り越え大記録

プロ4年目に戦力外を経験した打者が37歳で通算2000安打を達成した。 KIAタイガースの4番打者・崔炯宇(チェ・ヒョンウ)は20日のLG戦で、初回に先制の2号2ランを放ち通算安打数を1999とすると、5回表の3打席目、LGの先発・鄭粲憲(チョンチャンホン)からライトスタンドにライナーで飛び込む、この日2本目の2ランホームラン。自身2000本目のヒットを豪快な1発で決めた。 首位打者と打点王を2度...

元阪神の呉昇桓がKBOリーグ通算300セーブ王手

サムスン呉昇桓

2014年から2年間、阪神でもプレーした韓国を代表する守護神、呉昇桓(オ・スンファン=サムスン)が、KBOリーグ通算300セーブまであと一つに迫っている。 1982年生まれ、今年39歳となる呉昇桓は2005年に檀国大からサムスンに入団。阪神に移籍するまでの9シーズンで韓国歴代最多となる277セーブを記録し、セーブ王を5度、チームは優勝5回を数えるなど頂点に君臨した。 阪神でも抑えとして2年間で80...

珍しい市長選挙 KBOが有力候補者に要望書を提出

きょう4月7日は韓国の2大都市、ソウルと釜山(プサン)で市長選挙が行われている。この2つの市長選挙は、前市長がセクハラ問題で自殺、辞任によって実施することになった補欠選挙だ。与野党の対決となり、来年の大統領選の前哨戦として注目されているが、この選挙に野球界も強い関心を表している。なぜか。 韓国の9つの本拠地球場はすべて地方自治体の所有物だ。近年は野球人気の高まりと、球場の老朽化問題が重なり、地方都...

「なぜ犬?」大方の予想を覆したSSGランダーズのマスコット

オープン戦最終日となった30日の夜、SKワイバーンズを買収したSSGランダーズが、ソウル市内のホテルで出陣式を開催。 その模様はスポーツ専門チャンネルで生放送、生配信され多くのファンが見守った。注目されたのはその場で発表となるユニフォームとマスコットだった。 ユニフォームはSKのものを踏襲した赤色を基調としたもので、チーム名以外はほぼ同じ。真新しさを感じさせるものではなかった。大方の予想を覆したの...

日本経験「品質保証」の元中日アルモンテ3安打好調 阪神移籍「ロハスの後釜」

NPBは今週金曜日に開幕するが、世界的な感染症拡大による、ビザ手続き関連の遅れなどによって、いまだ入国していない外国人選手がいる。一方、KBOリーグはキウムの新外国人デービッド・フレイタス内野手の2週間の隔離期間が今月19日に終了し、全10球団の外国人選手30人(新加入14人を含む)すべてがチームに合流した。 その内訳は投手20人、野手10人。うちNPBでのプレー経験があるのは5人だ。最も古株は2...

格差社会と言われる韓国 数字で痛感、年俸でトップクラスと2軍選手に大きな開き

韓国は格差社会と言われる。それはプロ野球に関しても同じで、トップクラスと2軍選手では、年俸に大きな開きがある。 韓国野球委員会(KBO)は毎年、全10球団の選手年俸の統計資料を発表している。2021年シーズンの平均年俸は1億2733万ウォン(約1222万円)。日本の4189万円(2020年日本プロ野球選手会発表)に比べると見劣りするが、一般の社会人よりは高給だ。 ただ韓国の平均年俸には外国人と新人...

隣国の大惨事、今なお続く原発の事故後の影響 東日本大震災から10年

2011年3月11日に発生した東日本大震災から10年を迎える。当時の韓国球界は隣国の大惨事をどう見ていたか。 地震から2日後の13日、済州(チェジュ)でのKIA対ネクセン(現キウム)のオープン戦では、試合前に日本の犠牲者に向けて、30秒間の黙とうがささげられた。当時KBOリーグには12人の日本人選手、コーチが在籍。彼らの家族の大半は関東以西に在住で直接的な被害はなかったが、栃木出身のサムスン落合英...

SKワイバーンズの名前が過去ものになるも新球団への期待膨らむ

SK球団を買収した、流通大手の新世界(シンセゲ)グループの球団名発表が近づいている。新世界側はチーム名を「ワイバーンズ(英語で飛竜の意)」から変えることを示唆。SKファン、関係者からは愛着のある名前が過去のものとなることへの寂しさが伝わってくる。 新世界サイドは今週中の名称発表を予定。それを待って「SK」、「ワイバーンズ」と記された球場内外の掲示物、造形物は撤去とされる。新しくなる物品は、球団職員...