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コンピ分析


⇒コンピ指数とは/コンピ指数の使い方

◆コンピ分析『大阪杯』

ポイント(1)毎年馬券になる指数50台をチェック!

G1昇格後は指数50台が3着以内になっている。
馬券になった50台(左から年、指数=着順)

17年 53=2着
18年 52=2着
19年 55=3着、50=1着
20年 54=1着
21年 55=1着
22年 58=2着、51=3着
23年 54=3着

 ⇒17年から22年まで指数50台が6年連続で連対。昨年で途絶えたが、3着は死守。今年も要チェックや!


ポイント(2)過去に1~3位全滅はなし

G1昇格後、1~3位から1頭以上が馬券になっている。
馬券になった1~3位(左から年、コンピ順位=着順)

17年 1位=1着
18年 1位=1着、3位=3着
19年 2位=2着
20年 2位=3着
21年 1位=3着
22年 3位=2着
23年 1位=2着

 ⇒指数1~3位の3頭すべてを消すことはおすすめしない。96年以降でみると、1~3位全滅はG1昇格前の01年のみ。


ポイント(3)コンピの法則 指数60台が2頭いたら・・・

G1昇格後、60台が2頭以上いるときは、60台の馬が馬券に絡んでいる。
(左から年、60台の頭数、馬券になった60台=着順)

17年 2頭 60=3着
18年 2頭 66=3着
19年 4頭 66=2着
20年 2頭 60=2着
21年 1頭 対象外
22年 0頭 対象外
23年 2頭 61=1着

 ⇒今年も60台が2頭以上いたら絶対に狙いたい。ちなみにG2時代の11年から法則が始まっている。


ポイント(4)リンクにかけろ!

大阪杯とフラワーCの1~3着馬の指数順位がリンクしている。
(1段目:年 2段目:フラワーCの1→2→3着馬の指数順位 3段目:大阪杯の1→2→3着馬の指数順位 「」がリンク)

19年
フ 「2位」→1位→5位
大 9位→「2位」→6位

20年
フ 14位→「2位」→3位
大 5位→4位→「2位」

21年
フ 6位→7位→「1位」
大 4位→9位→「1位」

22年
フ 2位→「8位」→1位
大 10位→3位→「8位」

23年
フ 8位→5位→「1位」
大 4位→「1位」→6位

24年
フ 1位→7位→2位
大 ?

 ⇒今年は1位、2位、7位が候補。ちなみにG1昇格以前の12年から12年連続でリンク継続中です。


ポイント(5)馬名のオカルト ラリルレロの法則

馬名頭末がラ行(ラリルレロ)の馬が入った枠が連対している。
(上段:年、枠連の目 下段:法則で連対した枠番=馬名頭末がラ行の馬)

19年 「3」‐4
3枠=エポカドー「ロ」

20年 「5」‐8
5枠=「ラ」ッキーライラック、「レ」ッドジェニア「ル」

21年 「1」‐「6」
1枠=モズベッ「ロ」
6枠=「レ」イパパ「レ」

22年 4‐「7」
7枠=「レ」イパパ「レ」

23年 「5」-6
5枠=ジャックドー「ル」

過去10年では・・・。
14年 該当馬なし

15年 「3」‐「5」
3枠=「ラ」キシス、エアソミュー「ル」
5枠=ムスカテー「ル」

16年 6‐「7」
7枠=ショウナンパンド「ラ」

17年 3‐「4」
4枠=サクラアンプルー「ル」

18年 3‐「8」
8枠=メートルダー「ル」

 ⇒昨年は「5枠」のジャックドー「ル」が勝って、オカルト通りの結果に。「ロ」ーシャムパーク、「ロ」ードデルレイなどが出走してきたら、その枠番に注目ですね。




◆コンピ分析『ダービー卿CT』

ポイント(1)まずは知ってもらいたい。指数1位の現実を

過去5年、1位は2着1回ときびしい成績。
(左から年、1位の指数=着順)

19年 68=2着
20年 80=5着
21年 70=14着
22年 68=4着
23年 81=7着

さらに5年遡っても1着は1度だけ。
14年 78=5着
15年 79=1着
16年 80=3着
17年 76=3着
18年 77=5着

さらに10年遡ると・・・。
04年 84=3着
05年 79=5着
06年 84=11着
07年 82=7着
08年 75=11着
09年 72=4着
10年 79=4着
11年 77=13着
12年 75=5着
13年 75=3着

 ⇒1位は過去20年で【1・1・4・14】勝率5%、連対率10%、複勝率30%。まあ、なんてことでしょう! これがダービー卿CTの指数1位の現実です。


ポイント(2)2位も大してアテにならない

過去5年、2位は1着1回2着1回。
(左から年、2位の指数=着順)

19年 66=1着
20年 62=14着
21年 67=13着
22年 67=10着
23年 71=2着

過去10年では・・・。
14年 72=14着
15年 71=14着
16年 77=8着
17年 75=2着
18年 71=7着

さらに10年遡ると・・・。
04年 67=7着
05年 66=1着
06年 66=5着
07年 69=11着
08年 74=8着
09年 69=13着
10年 72=10着
11年 76=2着
12年 67=6着
13年 73=2着

 ⇒2位は過去20年【2・4・0・14】。勝率10%、連対率、複勝率ともに30%。1位がダメなら2位に頼りたくなるが、2位も大してアテにならない。



ポイント(3)近年3位が上昇中

過去5年、3位は1着2回、3着1回と上昇中。
(左から年、3位の指数=着順)

19年 65=3着
20年 61=7着
21年 58=1着
22年 66=7着
23年 64=1着

過去10年では・・・。
14年 66=9着
15年 59=4着
16年 67=6着
17年 68=4着
18年 63=9着

さらに10年遡ると・・・。
04年 60=2着
05年 64=16着
06年 59=12着
07年 63=6着
08年 67=7着
09年 64=6着
10年 65=3着
11年 70=6着
12年 63=15着
13年 60=9着

 ⇒3位は過去20年【2・1・2・15】。勝率10%、連対率15%、複勝率25%だが、過去5年でみると3回馬券になっており、1、2位よりは上にみていいかも。



ポイント(4)馬券の軸は3~5位から!

15年以降、3~5位から馬券になる馬が出現している。
(左から年、馬券になった3~5位=着順)

15年 4位=2着、5位=3着
16年 4位=2着、5位=1着
17年 4位=1着
18年 4位=1着、5位=2着
19年 3位=3着
20年 5位=1着
21年 3位=1着、4位=2着、5位=3着
22年 4位=3着
23年 3位=1着、4位=3着

 ⇒過去5年で、1、2位がそろって馬券圏外というパターンが3回もあるダービー卿CT。軸馬は、ちょっとずらして3~5位から決めたい。


ポイント(5)連対候補は1、2、5枠!

14年以降、1、2、5枠から連対馬が出ている。
(左から年、枠連の目 「」が事象)

14年 「1」-8
15年 「5」-「5」
16年 「5」-7
17年 「2」-3
18年 「2」-「5」
19年 「1」-6
20年 「2」-3
21年 「5」-6
22年 「1」-「2」
23年 「2」-4

 ⇒枠連を買う方は軸を1、2、5枠から選んでみてはいかがでしょうか。他の券種の方は1、2、5枠に入った指数3~5位(ポイント4参照)を軸に据えたり、1、2、5枠の馬から指数3~5位へ、など馬券作戦を練りたいですね。




【コンピ分析・細井厚志】