<福島5R>◇5日=福島◇2歳新馬◇芝1800メートル◇出走16頭

注目馬が集まった福島5Rは2番人気タウゼントシェーン(牝、矢作、父ディープインパクト)が勝利した。新馬戦特有の緩い流れに乗り、道中は中団。3角過ぎで加速を促されると、馬群の大外を回って末脚を発揮した。直線は断然の1番人気スワーヴエルメ(牡、堀、父ドゥラメンテ)と馬体を並べる形での追い比べとなったが、残り100メートル付近でじりじりと引き離し、半馬身差をつけた。勝ち時計は1分51秒2。戸崎騎手は「すごくセンスがいい。前半は遊びながら走っていたけど、ギアを入れてからはスムーズな走りだった。楽しみな馬です」と話した。

馬体重414キロと小柄な馬でも、積んでいるエンジンが違った。2週前、1週前追い切りでは栗東坂路で2週続けて4ハロン52秒台をマーク。先週、東京で予定していたデビュー戦が除外で1週スライドしても、しっかりと秘める才能を見せつけた。母ターフローズは伊G1リディアテシオ賞勝ち馬、半兄ロサギガンティアはG2・2勝を挙げている良血。将来の出世が期待される。

矢作師は「今日は馬場だけが心配でした。体は小さいけど、落ち着いていましたね。この馬場でこの競馬ができるなら、良馬場ではもっと切れる脚を使えると思います。秋まで休んで、今後は桜花賞路線に乗せたい」と勝利を喜んだ。

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