夏の中京開催最後を飾るのは中京記念(G3、芝1600メートル、22日)。「夏は牝馬」の格言通り、牝馬に注目だ。過去10年で2着2回。勝ち星こそないが、人気薄(6、13番人気)で好走している。例年より暑い夏だからこそ、今年の2頭から目が離せない。ミエノサクシードの喜多助手は「ばてている感じもしない」。活気のある様子は、追い切りの動きからも分かった。「反応も沈み方も良かった。体感よりも時計が速かったし、思っていた以上の動きが良かった」と好感触だ。

 中京リーディングを独走するM・デムーロ騎手とのコンビで挑むワントゥワンも条件がいい。藤岡師は「左回りはいつもいい競馬をしているし、この時期は走る」。昨年は中京記念の前日土曜に1000万を勝った。「狙っていたレース。ミルコとのコンビでも結果が出ているし、いい条件で重賞に出せるので楽しみ」と声は弾んだ。どちらも勝てば重賞初制覇。牡馬相手に、夏の強さを発揮する。【辻敦子】

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