<函館スプリントS:追い切り>

 北海道シリーズの幕開けを告げる函館スプリントS(G3、芝1200メートル、17日)へ向けて、高松宮記念3着のナックビーナス(牝5、杉浦)が木曜追いを行った。函館ウッドで馬なり調整。テンションの高さが目立った週初めから落ち着きを取り戻し、軽快な走りを見せた。

 あえて動かなかった。木曜追いを課されたナックビーナスは函館ウッドを軽く流した。助手を背に、全くの馬なりで5ハロン73秒1-13秒6を計時した。田面木助手は「先週はすごい時計を出したので息を整える程度。さらっと。雰囲気は悪くない」と振り返る。美浦ウッドでの1週前追い切りの同63秒0-12秒3より全体時計は10秒以上も遅い。北の大地で静かな調整を貫いた。

 穏やかにレースを待つ。全休日明けの12日は気持ちの高ぶりが目についた。運動中に首を上下させ、荒ぶるシーンが頻発した。同助手も「火曜はテンションが高くて心配した」と気をもんだ。予定されていた追い切り日を1日ずらして、平静に戻ることを優先。「日に日に落ち着きが出た。今日は別馬」。柔軟な予定変更で心と体のバランスを整えた。

 心身がかみ合えば怖いものなどない。前走の高松宮記念は3着。520キロ台の大型馬だが、立ち回りのうまさを生かしてオープン4勝の実績を積み上げてきた。洋芝はキーンランドC16年5着、17年3着と適性もある。「何とか重賞を勝ちたい。そろそろ、ね。最低でも賞金加算を」と同助手。タイトル奪取を熱望した。【松田直樹】

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