<ドバイシーマクラシック>◇3月31日=メイダン◇G1◇芝2410メートル◇4歳上(南半球産馬は3歳上)◇出走10頭◇1着賞金360万ドル(約3億9600万円)

 3月31日メイダンで行われたドバイ国際競走で日本馬は6競走に史上最多14頭が出走したが、3年ぶりの未勝利に終わった。ターフ(G1、芝1800メートル)のヴィブロス(牝5、友道)の2着が最高。シーマC(G1、芝2410メートル)に出走したダービー馬レイデオロ(牡4、藤沢和)は4着に敗れた。4レースで実施された海外馬券の売り上げは31億1566万2400円と前年(3レース)を5億円以上、上回った。14頭はあす2日現地を出発、3日に帰国する。

 世界に名をとどろかせることはできなかった。鞍上でルメール騎手が懸命になだめるも、レイデオロは首を丸めて行きたがった。4角で前にいた3頭がそのまま残る展開。馬群の内から懸命に追ったが、とらえるまでには至らない。高速決着が乱発したこの日のメイダンで、結果的に唯一のスローペース。不運だった。ルメール騎手も「ペースが遅かった。少し引っ掛かりましたね。反応はしたけど、前が止まらなかった。残念」と悔しがった。

 今回が初の海外遠征。ましてまだ4歳馬だ。藤沢和師は笑顔すら浮かべていた。「ダービーを勝って、応援してもらっている馬。ここでも結果を出したかったけど。でも、しまいまでギブアップしなかった。よしとしよう」と合格点のジャッジだった。

 目先の1勝より、競走馬としての一生に重きを置く師。「ここでやれれば凱旋門賞、ヨーロッパとなってくるかもしれない」とさらに先を見据えた挑戦でもあった。今後については「ちょっと分からない。秋に大きなレースがあるし、頑張っていきたい」と語るにとどめたが、手応えは得た。海外馬との力差について問われると「何ともいえないけど」と前置きしながら「何回もやっていくうちに、近づいていくんじゃないかと思う」。挑み続ける意思を、はっきり示した。信じよう。日本が誇るダービー馬と名伯楽を。彼らが世界の「黄金の王」に上り詰める日が、遠くない未来に訪れることを。【柏山自夢】

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