<ジャパンC>◇26日=東京◇G1◇芝2400メートル◇3歳上◇出走17頭

 1番人気キタサンブラック(牡5、清水久)は3着に敗れた。

 キタサンブラックがアクシデントに見舞われた。左前の落鉄。武豊騎手は「どこでやったか分からないが、追っていて『あれ?』という感じ。案外、伸びないな」とレース中に違和感を感じていた。直線を向いた時の手応えは良かったが、残り100メートルでシュヴァルグランにかわされると、ゴール前はレイデオロにも差されて3着に敗れた。

 荒れてきた馬場。片方の蹄鉄が外れては走りに影響する。むしろ4着以下を4馬身離したところに、王者の意地を見た。史上2頭目の連覇はならなかったが、堂々たるレースぶり。清水久師も「いいペースで気分良く走れていた。逃げる展開も考えていた。(落鉄は)競馬ですから、仕方ないです。次は目いっぱい仕上げていきます」とラストランへ巻き返しを誓う。

 昨年の有馬記念は、サトノダイヤモンドとのたたき合いに首差敗れた。有終の美を飾れば、G1・7勝でディープインパクト、シンボリルドルフなどに並ぶ。武豊騎手は「今日は上位2頭が強かった。でも、内容は悪くない。次は是が非でも勝って終わりたい。それだけの馬ですから」。キタサン最強伝説~最終章へ。リベンジの舞台に向かう。【水島晴之】

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