<スプリンターズS:1週前追い切り>

 高松宮記念を制したセイウンコウセイ(牡4、上原)が21日、スプリンターズS(芝1200メートル、10月1日=中山)の1週前追い切りを行った。美浦ウッド単走で5ハロン67秒7-13秒1。上原師は笑顔で「しまいびっしりやれた。この馬の調整としては予定通り」と、春秋スプリントG1連勝へ手応えを見せた。

 G1初挑戦で一気に頂点に立った春から、師はさらなる進化を認める。「春はグーッと馬がしっかりしてきたが、今はそれを維持し、パワーアップさせる方向でやっている」。証明したのが函館SS。前半3ハロン32秒2の超ハイペースで先行馬総崩れの中、2番手からレコード決着の4着に粘り込んだ。「あの展開でも大崩れしていない。馬は日々成長するもんだけど、この馬も成長しているよ」。

 初参戦となる中山芝コースは先週の雨で馬場が荒れ気味だが、師は「あまり馬場は強調しなくていいかな」とニヤリ。成長を確信した今なら馬場など不問。秋も主役の座は譲らない。【山田準】

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