<オーバルスプリント>◇20日=浦和◇統一G3◇ダート1400メートル◇3歳上◇出走12頭

 2番人気サイタスリーレッドが逃げ切り、重賞初制覇を飾った。これで砂路線に転向後は6戦5勝。ダート短距離界に新星が加わった。戸崎圭太騎手(37)はこのレース4連覇となった。

 初コースをものともせず、マイペースの逃げで後続を封じた。「スタートが上手で二の脚も速い。手応え十分でいい雰囲気で走ってました」と鞍上。最後まで脚色は鈍らず、2連覇中のレーザーバレットに2馬身差でゴール。相性のいいレースで、今年も手綱がさえ渡った。

 伸び盛りの4歳馬を勝利に導き、戸崎も「ダートに替わって勢いがあるし、いい走り。今後も重賞路線で活躍してくれると思う」と期待する。10月4日大井の東京盃(統一G2、ダート1200メートル)の出否は状態次第だが、目指すは11月3日大井のJBCスプリント(統一G1、ダート1200メートル)。佐藤正雄師(69)は「4歳で精神面がまだね」と課題を挙げつつ、「馬主さんの願いもあるので。賞金が足りれば」と目標を掲げた。【渡辺嘉朗】

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