<札幌記念:追い切り>

 最強の2勝馬は卒業だ。サウンズオブアースは、函館ウッドできっちり首差先着した。

 先行したアメリカントップ(古馬1000万)を2馬身追走。直線でいっぱいに追われるパートナーを馬なりでじわじわかわした。5ハロン69秒9と遅めだが、これは計算の上。藤岡師は「今回はいっぱいいっぱいやらず、3週連続併せ馬で負荷をかける調整法。体はきっちりできている。ドバイの時は直前にびっしり追って少し硬さが出たので、それも踏まえて」と抜かりはない。

 14年菊花賞、15年有馬記念、16年ジャパンCと毎年G1で2着を経験している。3歳秋以降は一貫して2400メートル以上にこだわってきただけに中距離向きのイメージは薄いが、実際は全2勝は2000メートルで挙げたもの。「久しぶりの距離だけど対応はできる。時計は速くても大丈夫だし、レースも上手。小回りといっても札幌はコーナーも結構大きいから」。のどから手が出るほど欲しい3勝目を夏の大一番でつかみとる。【高木一成】

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