JRA育成馬のセリであるブリーズアップセールが25日、中山競馬場で開催された。上場された69頭のうち、最高落札価格を記録したのは新種牡馬ノヴェリスト産駒のハンターズマークの15(牡)の3900万円だった。

 落札者は中国人馬主の李柱坤(リー・チュークアン)マカオジョッキークラブCEO。14年セレクトセール当歳セリでは今年の若葉S2着馬エクレアスパークル(牡3、中内田)を8000万円で競り落としたオーナーのお眼鏡にかなった。調教供覧では全体3位タイとなる2ハロン11秒5-11秒6をはじき出し、初値の800万円から他の購買希望者と激しい競り合いを演じた。李CEOは「4000万円までいったら諦めようと思っていた。周りに2回止められたけど、最後の最後で競り落とせた」と胸をなで下ろした。

 叔父にダービー馬キングカメハメハがいる良血で、李CEOは「馬体ではなくて、走りも見て確認した。動きも気に入っていた」と満足げに語った。日本でデビューするかは未定だが、今後は生産した社台ファームの山元トレセンで調整を進めていく。【松田直樹】

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