<桜花賞>◇9日=阪神◇G1◇芝1600メートル◇3歳牝◇出走17頭
牝馬クラシック第1弾は8番人気のレーヌミノル(牝3、本田)が勝利した。
開業11年目の本田優調教師(58)が念願のG1タイトルを手にした。騎手として01年にテイエムオーシャンで制しており、4人目のダブルV。「乗ってる時は思わなかったけど、見てるとほんとに直線が長いね。『早くゴールが来てくれ』と思った」と感極まった表情を浮かべた。レースで見せるイメージとは違い「ふだんはおとなしすぎるぐらいの馬」。だからこそ、常識にとらわれずにクイーンCとフィリーズレビューの2度の前哨戦を挟む異例のローテを組んだ。鞍上には「場数を踏んでる人間の方がいい。一緒に乗ってる時から見ていたから」と池添騎手を指名。見事な采配で大金星へと導いた。
▼本田師の成績 3頭目の出走で初勝利。これまでは16年メイショウスイヅキの11着と、同年メイショウバーズの16着。
▼騎手、調教師双方での制覇 本田師は騎手時代の01年にテイエムオーシャンで勝っており、武田文吾、八木沢勝美、瀬戸口勉に次いで史上4人目。