海外馬券発売が2年目に入った。数字的には同じ週末の深夜だった凱旋門賞(約41億円)、4競走の香港国際競走(約38億円)に及ばないが、ドバイ1年目としては想定内と考えられる。ドバイは自国では馬券を売らず、過去には豪雨による延期や故障馬の影響で当日に再レースを実施したことがある。JRA広報が「オペレーションはうまくいきました」というように、まずは無事に終了したことを評価したい。

 個人的に特に記しておきたいのは「ワールドカップが海外馬券発売で初めてのダート戦だった」ということ。魅力のある馬と人がいれば、ダートも芝も関係ない。日本のファンは世界最強馬アロゲートに単勝1・2倍という評価を与えた。日本からの遠征馬を応援する一方、シビアな目で世界の競馬を予想する姿勢、海外競馬への成熟が見て取れた。【木南友輔】

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