<ドバイ番記者(1)>

 【ドバイ(UAE)20日=松田直樹】史上最多の日本馬11頭が世界の強豪に挑むドバイ国際競走が25日に、メイダン競馬場で行われる。東京・松田直樹記者が「ドバイ番記者」を担当する。ターフ(G1、芝1800メートル)、シーマC(G1、芝2410メートル)、ワールドC(G1、ダート2000メートル)の3競走は日本でも馬券発売される。ワールドCには米国最強ダート馬アロゲート(牡4、B・バファート)が参戦。バファート師の自信たっぷりの笑顔に心がときめいた。

 番記者初日の20日朝、正直ちょっと心細かった。初めてのドバイ。日本人記者は僕だけ。そして、暗くて周りがよく見えない三重苦。恐る恐る、海外メディアに声をかけた。「アロゲートのトレーニングはいつから始まるの?」「もうすぐよ」。美人カメラマンにお礼を言おうとしたら、速射砲のようなシャッター音が鳴った。夜明け前のダートコース。最強ダート馬が現れた。

 世界の注目を集める馬だ。BCクラシック→ペガサスワールドCなど、G1・3連勝中の4歳馬。前走で昨年の米年度代表馬カリフォルニアクロームを下し、レーティング127は世界1位タイ(昨年は134で1位)。この日は半マイルほどを軽快にキャンター。ワールドC3勝目を狙うバファート師は「大きくていいストライドをする、未来のある馬。先週、ドバイに来てからも落ち着いている」と親指を立てた。リーバイスにナイキのスニーカー。「ザ・アメリカン」の指揮官は、愛馬に全幅の信頼を置く。

 評価は過去の名馬と同等かそれ以上。厩舎の先輩でもあり、2年前の米3冠馬アメリカンファラオはどうしても比較対象になる。師は「アメリカンファラオは人間が好きでコンタクトが取りやすかった。アロゲートは“大きな子ども”かな。1つずつ課題を与えている段階。徐々に良くなっているよ。今回の輸送はスムーズに終わった。馬房に着いたら『早くスナックをくれよ』っていうくらい。馬より人間が疲れていた」。頂点を極めても、成長を続ける。

 勝てば北米調教馬として、歴代最高の獲得賞金が確定するレース。「まだ日本の馬たちのレースは見ていない。むしろ、自分の馬をベストの状態で送り込むことにしかフォーカスしていない。アメリカと違ってコーナーもタイトだし、厩舎から歩く距離も長いからね。今のところ順調。エブリシング、OK」。日本馬は敵どころか、同じレースに出走するその他大勢か・・・。コーヒーを片手に余裕の笑み。不動の本命候補になる。(つづく)

<後半3レース日本で馬券発売>

 ◆購入方法 インターネット投票(A-PAT及び即PAT)に限定。

 ◆発売時間 25日19時30分から、発売する各競走の発走予定時刻の4分前まで。

 ◆種類 単勝、複勝、ワイド、馬連、馬単、3連複、3連単の7種類。

 ◆オッズ 日本国内独自のもの。

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