M・デムーロ騎手(37)が27日、京都府の八幡警察署で一日署長を務めた。21~30日まで実施されている「秋の全国交通安全運動」の広報啓発活動の一環として行われたもの。同署の署長室で委嘱状を手渡された後、石清水八幡宮に移動し、黒い制服に身を包んで平安騎馬隊の馬に騎乗した。
八幡保育園では園児たちの交通安全宣言を見守った。園児たちが声を合わせて「右見て左見て、よーくミルコ」と読み上げると満面の笑み。八幡市駅のロータリーでは通行人に使用済みの蹄鉄(ていてつ)を配布し交通安全を呼びかけた。
同騎手は「みんな温かく見守ってくれた。子どもたちに声をかけられたのもすごくうれしかった」。スプリンターズSではレッドファルクスに騎乗予定で「競馬でも安全に乗りたい。今週も頑張ります」と締めくくった。【中上博】