ばんえい競馬とJRA騎手のコラボイベント、JRAジョッキーDAYが22日、北海道・帯広競馬場で行われた。

 勝浦正樹(38)松岡正海(32)、クリストフ・ルメール騎手(37)ら9人がエキシビションレースに参加。“1日ばんえい騎手”になって、体重1トンの現役競走馬が引くソリに乗って競った。2戦総合ポイントで、小林徹弥騎手(42)が1、1着で初の完全優勝を果たした。

 ルメールが初めてばん馬との触れ合いを楽しんだ。第1戦は、高さ1・6メートルの第2障害を先頭でクリア。直線で2頭にかわされたが、初騎乗ながら首3着に粘った。第2戦は8着で総合5位だったが、「馬のパワーがすごいです。びっくりしました。あと2、3回乗れば、もっとうまく乗れる。来年も来たいです」と手応えを感じていた。

 初の完全優勝を果たした小林は、出場5回目のベテランらしさを発揮してのVだ。「第1戦のルメールを差してしまって、ごめんなさい。レースなので楽しむよりも、やはり勝ちたい」と笑顔。第1回からフル参戦の勝浦は、「来年も、また来たい」と11年目の開催に向けて意欲を見せた。過去2度エキシビションレースに参加している武豊騎手(47)は、今年はトークショーにゲスト出演。「世界で1つの競馬。盛り上げていきたいですね」とファンを喜ばせた。

 ▽総合順位 (1)小林徹弥40点=1、1着(2)荻野琢真28点=2、3着(3)勝浦正樹21点=4、5着(4)松岡正海18点=9、2着(5)C・ルメール17点=3、8着(6)黛弘人15点=8、4着(7)菱田裕二13点=5、9着(8)井上敏樹11点=6、7着(8)西村太一11点=7、6着

 ◆エキシビションレース(2戦合計ポイント制) 1着20点、2着15点、3着13点、4着11点、5着10点、6着6点、7着5点、8着4点、9着3点。騎乗馬は抽選で決定。

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