16年ぶりに誕生したJRA女性ジョッキー・藤田菜七子騎手(18=根本)が21日中山のフラワーC(G3、芝1800メートル)で重賞に初挑戦する公算が大きくなった。騎乗馬はシャララ(牝3、田村)で、田村師は10日、「オーナーにも快諾していただいたし、(藤田の師匠の)根本さんは調教師として同期。彼女(藤田騎手)はスタートも上手で、馬の能力から見れば着順も悪くない。同性の友人のいない中で頑張っているし、チャンスを与えたい」と話した。同騎手には来週の調教で同馬に乗せ、感触をつかんでもらう予定だ。

 同騎手は「デビューして1、2週で重賞に乗れるなんて信じられない気持ち。(シャララは)初めて名前を知ったので、これから勉強します」とほおを紅潮させた。同馬は1勝馬のため、登録頭数次第では抽選になる可能性もある。同騎手も「(出走枠に)入ればいいですね」と第1関門突破を願っていた。

 ◆男性騎手の重賞初騎乗は? 86年以降競馬学校を経た、JRA男性騎手では福永祐一が最も早い。デビュー初日の96年3月2日、中日新聞杯(G3)でオグリワンに騎乗し15着だった。また、武幸四郎はデビュー2日目の97年3月2日、マイラーズC(G2)に出走。オースミタイクーンで重賞初騎乗、初勝利を達成した。

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