四位洋文騎手(43)が、ケガからの復帰初戦を快勝し、現役騎手7人目となるJRA通算1500勝を達成した。京都5R(3歳未勝利、芝1800メートル)で、2番人気スワーヴアーサー(牡、庄野)に騎乗。中団の内で脚をため、直線は上がり33秒9の鬼脚を繰り出して差し切った。

 昨年12月19日の阪神で落馬。右足首捻挫とかかとの骨折を負い、通算1499勝のまま休養を余儀なくされた。それから2カ月ぶりの復帰戦。「年齢が年齢なので休んでいる間も焦ることなく、違った立場で競馬を見ていた。久々だったので、返し馬から緊張したけど、今日は馬が強かった。いい馬を用意してもらい、感謝の気持ちでいっぱいです」とダービー2勝ジョッキーは笑顔だった。

 現在、G1通算14勝。クラシック戦線を目指すスワーヴアーサーに加え、高松宮記念が目標のウキヨノカゼなどがスタンバイ。復帰戦快勝で、四位騎手にとっての新年をようやく迎えた。【岡本光男】

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