ジャパンC(G1、芝2400メートル、29日=東京)に出走する外国馬の大将格イラプト(牡3、仏)が28日、東京ダートで絶好の気配を見せた。1周半ほどダクや軽めのキャンターで体をほぐし、8ハロン近い距離を15-15で駆け抜けた。冠雪の富士山を目がけるように直線は加速。見守ったグラファール師は「うまく比較できないけど、好調です。これ以上考えられないくらい」と胸を張った。

 11年秋に開業した同師は仏リーディングで12年61位、13年38位、14年33位、今年はここまで7位に躍進している。日本競馬の印象を問うと、「ディープインパクトはもちろん。日本馬が凱旋門賞に挑戦するとき、同じ調教場で何度も馬を見ました。日本馬を尊敬しています。2400メートルで最も優秀な競馬をしている国」と、熱っぽく語り出した。「世界で最も勝ちたいレースは何か」の質問に、「エプソムダービー。その馬で凱旋門賞、ジャパンCを勝ちたい」。38歳の若き俊才が自信を持って送り出す。

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