まれに見る激戦の毎日王冠(G2、芝1800メートル、11日=東京)で、ディサイファ(牡6、小島太)が夏に使われた強みを生かす。G1級の好メンバーとはいえ、13頭中同馬以外の12頭は休み明け。札幌記念(1着)を挟んでいることは大きなアドバンテージだ。

 7日の追い切りは坂路で4ハロン54秒6-13秒3。8日は北Bコースで軽めの調整だったが、小島良助手は「(夏に)1回使っているから仕上げやすい。今日も元気いっぱいだった」と状態の良さを強調した。昨年も札幌記念5着のエアソミュールが8番人気で1着。V直結のローテといっていい。

 芝1800メートルの持ち時計はメンバー2位で、開幕週の時計勝負でも問題なし。逆に道悪でも、やや重~不良【2 1 1 0】の実績から大歓迎。東京芝4勝、芝1800メートル4勝は2位タイ。前走では2番手から先に抜け出す正攻法の競馬も見せており、「どんな展開でも対応できそう」。夏を使った強み、減点材料の少なさで、重賞連勝を飾る可能性は十分だ。【栗田文人】

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