<夏だ!!競馬だ!!>

 今週行われる伝統のハンデ戦、七夕賞(G3、芝2000メートル、12日=福島)に挑むグランデスバル(牡7、星野)のプール活用法を参考に、トレセン内のプールの仕組みと競走馬のプール調教について教えます。

 Q プールサイズと深さは?

 A 慣らすためのプール(全長10・2メートル、水深0・5メートル)、直線プール(全長39・3メートル、水深3メートル、流速0~1・5メートル/秒)、円形プール(内周44メートル、外周63メートル、水深2・8メートル、流速0・2メートル/秒)の3つ。深さは「水中で立ち上がったときに脚がつかないように」という発想。脚がつくと、馬は泳ぐ気をなくしてしまう。

 Q 1日の最大利用頭数は?

 A 100頭を超えると混雑する。追い切る馬が多い水曜の翌日、木曜が一番多く平均70~90頭。

 Q 1頭あたりの利用時間と泳ぐ距離は?

 A 個々の調教頻度により異なる。年間利用頭数の昨年度実績は約1万2000頭。

 Q 泳ぎ方は?

 A 犬かきならぬ馬かき。顔に水がかかるのは嫌なので潜水する馬はいない。G1馬が未勝利馬より速く泳げるということもない。泳ぐのが苦手な馬もおり、まれにおぼれそうになる馬もいる。ミナレット(ヴィクトリアM3着)はプールに飛び込んだりする。ネオブラックダイヤ(天皇賞・春5着)はグランデスバル同様に速い流れで負荷を掛けている。

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