今春の皐月賞、ダービーを制した2冠馬ドゥラメンテ(牡3、堀)の両前脚の骨折が27日、JRAから発表された。

 北海道のノーザンファーム早来での調整中に左前膝の骨膜の一部が遊離していることが判明。右前肢にも同じく剥離した軟骨片が見つかり、両前トウ骨遠位端骨折で全治6カ月と診断されたもの。

 今後は29日に両前肢の骨片摘出手術を行う予定。秋は3冠挑戦か、凱旋門賞参戦かなど進路が注目されたが、すべて白紙に。復帰は来年の3~4月ごろが見込まれる。

 堀師は「ダービーは厳しいレースだったので、その後、厩舎、牧場で経過を慎重に見てきましたが、ここにきて両前脚の関節内に遊離した米粒程度の軟骨片が見つかりました。症状としては軽いものですが、今後のことも考えて手術することにしました」と話した。この手術による競走能力への影響はないと考えられる。手術後のリハビリ期間は通常6カ月程度の見通しだが、厳寒期の復帰は避けたい意向。来春の復帰を目指してより慎重なリハビリメニューを組んでいく。同師は「秋のレースでドゥラメンテの走りをお見せできないのは残念ですが、この休養期間がこの馬にとってプラスとなり、さらに成長した姿をお見せできるよう努めてまいります」と、復帰後の活躍を誓った。

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