<新村明の福島の陣・新剣勝負:福島11R>

 最高級の◎ローズミラクルは昨秋、芝転向初戦の同舞台で豪快に差し切った。4角で後方の位置取りから内を突いて目の覚めるような脚を使った。昇級後も<4><3><4>と上位争いに加わっている。前走の勝ち馬は1600万の昇級戦で3着だから価値は高い。勝ち上がった、イメージのいい福島であらためて期待してみる。

 相手は太めをたたかれて一変したラインミーティア。休養前の馬体重を思えば、もうひと絞りできるし、その分まだ上昇の余地がある。2度の長いブランクで出世が遅れたが、ここから軌道に乗ってくる可能性は十分。ダートを中心に使われてきたサビーナクレスタも、芝の前走で待望の2勝目をマーク。出負けしながら強引にハナを奪っての勝利。未勝利勝ちも逃げ切りだったし、ハナを切る形が良さそう。立ち直ったモーニングコールも要注意。馬連(2)から(13)(4)(6)(3)(12)(10)(9)。

 ◆福島10R キネオダンサーは復帰後も<3><4>と崩れず走っているが、前走も大事に乗りすぎた印象で勝ちみに遅い。【1 1 2 0】と抜群の適性を誇る福島で、牝馬同士なら負けられない。2走前に好走しているマイネボニータ、キズナエンドレスが相手。馬連(5)から(15)(1)(13)(6)(7)(2)(4)。

 ◆福島12R レッドグルックの前走は若干折り合いを欠いたのが粘りに影響した感じ。中山で強敵相手に<3><2><2>の実績があり、右回りの中距離は条件ベスト。スムーズなら巻き返せる。小回り得意なワクワクカンヲ、たたいて一変があるシンボリジャズが相手。馬連(12)から(3)(5)(6)(4)(8)(1)(15)。

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