<皐月賞>◇19日=中山◇G1◇芝2000メートル◇3歳◇出走15頭

 3番人気ドゥラメンテ(牡、堀)が衝撃的な勝利を飾った。4コーナーで外へふくれる若さを見せながら、上がり33秒9と段違いの豪脚を発揮。アドマイヤグルーヴ最後の子は母子4代G1制覇を飾り、今秋の凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月4日=ロンシャン)登録も決まった。

 人気馬2頭を送り出した堀宣行師(47)は皐月賞4度目の挑戦で初制覇となった。クラシックも初勝利。ドゥラメンテが4角で外に斜行したことなどを受け、会見の冒頭では「たくさんの方に迷惑をかけてしまった。もう1頭も着外になってしまって」と恐縮した表情。それでもその手腕は見事だった。昨秋ゲート再審査を受けたように気性の激しい馬。メンタル面をケアしながら立ち直らせ、セントポーリア賞勝ちから中1週で挑んだ共同通信杯で賞金を加算。間隔を空けて本番直行のローテで結果を出した。ダービーについては「まずは馬の様子を確認してから」と慎重な姿勢を貫いた。

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