大阪杯(G2、芝2000メートル、4月5日=阪神)に出走予定のイスラボニータ(牡4、栗田博)がG1馬の威厳を取り戻す。今年初戦の前走中山記念はまさかの5着。距離、コースともに絶好条件での敗戦だったが「道中で2回もぶつけられて、競馬にならなかったから」と、栗田博師は落胆の色を見せない。

 幸い、レース後もダメージはない。先週、美浦ウッドで行われた1週前追い切りではしまい強めに追われ、3頭併せの最内から最先着。首をリズミカルに使うフォームは好調時と変わらない。師は「ジョッキーもこの前より重苦しさがとれてきたと好感触だったよ」と上積みありの手応えだ。

 豪華メンバーがそろうここでも引け目は一切ない。皐月賞を勝ったことにより、58キロを背負う。天皇賞で先着を許したスピルバーグと同じで、主役候補キズナよりは1キロ重い。「泣き言は言ってられない。あらためて期待です」と師はきっぱり。初の阪神で健在をアピールする。

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