<栗田文人・馬券放浪記:高松宮記念>

 サクラゴスペルの一発だ。前走は中団で折り合い、外から鮮やかに差し切った。7歳春を迎えて精神的に成長し、差す競馬を習得。尾関師も「今までで一番後ろのポジションで競馬ができた。次につながる内容」と自信を深めていた。

 前走時の追い切りは前半引っ掛かり、坂路でラストが16秒5もかかったが、今回は12秒8。4ハロンの53秒5も上々で、上積みは十分に感じられた。鞍上は先週中京で5勝2着7回と大暴れの藤岡康騎手。同馬にも1度乗っており、特徴をつかんでいるのは心強い。

 中京輸送後、小嶋厩務員は「昼から少し雨が降って、少し時計がかかるぐらいがいい」と話していたが、予報はドンピシャ。尾関師も「ゴスペルとともに厩舎も成長してきた。集大成を見せたい」と意気込む。前哨戦を勝ったのに人気がないのはおいしい。馬連で(12)から(13)(18)(4)(1)(11)(15)(16)(17)。

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