<京王杯2歳S>◇3日=東京◇G2◇芝1400メートル◇2歳◇出走8頭

武豊騎手が騎乗した2番人気ファンタジスト(牡、梅田)がデビューから3連勝で重賞2勝目を挙げた。好位から直線で抜け出し、1番人気アウィルアウェイとの競り合いを鼻差制した。勝ちタイム1分24秒7。12月16日阪神の朝日杯FS(G1、芝1600メートル)でG1タイトルを狙う。

残り200メートルでファンタジストが先頭に立つ。内からアウィルアウェイが差を詰めてきた。2頭の競り合いはゴールまで続く。最後は首の上げ下げ。ファンタジストが鼻差出たところがゴールだった。この日3勝目でアルテミスSに続き2週連続重賞制覇の武豊騎手は「ペースがすごくスローになったけれど、その中で馬が上手に走った。この競馬ができれば距離が延びても楽しみ」と冷静だった。

小倉2歳Sに続く重賞連勝。梅田師は開口一番、「よく頑張ってくれた」とたたえた。この中間は厩舎で調整し、馬体は10キロ増。デビュー戦(448キロ)から474キロまで増えた。梅田師は「増えたのは成長分。今日はいい意味ではち切れそうな体だった」と成長を喜んだ。次の照準は朝日杯FS。重賞2勝のタイトルを引っ提げ、2歳G1を取りに行く。【三上広隆】

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