<英チャンピオンS>◇20日◇アスコット(英国)◇G1◇芝1990メートル◇3歳上◇出走8頭

欧州10ハロン路線の最強馬を決める英チャンピオンSは、クラックスマン(牡4、J・ゴスデン、父フランケル)が6馬身差の圧勝で連覇を果たした。ランフランコ・デットーリ騎手騎乗で勝ちタイムは2分8秒79。今後は種牡馬になる予定で見事にラストランを飾った。通算成績は11戦8勝(G1・4勝)。

6月のプリンスオブウェールズSで2着に敗れ、その後は休養。凱旋門賞も回避していた素質馬がこの日は得意の重馬場、ブリンカーを着用して能力全開だった。直線半ばでは昨年の7馬身差を思い起こさせる独走劇。デットーリ騎手は「本当のクラックスマンが戻っていた。すごい馬だ。今日は集中して走ってくれた。彼は種牡馬になるけど、自分にとってもファンにとっても素晴らしい馬だった」と賛辞を送った。

2着にはキングジョージ6世&クイーンエリザベスS2着、前走セプテンバーSはエネイブルの2着だったクリスタルオーシャンが入った。3着は人気薄のサブウェイダンサー。凱旋門賞5着馬カプリはライアン・ムーア騎手が騎乗し、4着に敗れている。

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