<追い斬り激論:京都大賞典>

3日間開催の最終日に行われる京都大賞典(G2、芝2400メートル、8日、1着馬に天皇賞・秋優先出走権)の最終追い切りが4日、東西トレセンで行われた。栗東の「追い斬り激論」では、ベテランの岡本光男記者(51)が本格化したシュヴァルグラン(牡6、友道)推し。対する網孝広記者(46)はサトノダイヤモンド(牡5、池江)の復活を支持する。

網 楽しみですね。

岡本 何が?

網 サトノダイヤモンドのレースを間近に見られるのはうれしいです。僕は今年6月から競馬担当になりましたが、ボート担当の時もサトノダイヤモンドの名前は知ってました。もちろん、キタサンブラックを差し切った有馬記念も住之江ボートで見ていましたよ。

岡本 僕はスペシャルウィークがグラスワンダーにちょっと負けた99年の有馬を、全国高校駅伝の取材中に見てたけどな。そんなことはどうでもいいけど、確かに実績ならダイヤが一番やからな。

網 僕は宝塚記念で初めてダイヤのレースを生で見ましたが、勝負どころで上がっていく脚はさすがやなと。最後に失速(6着)したのは残念でしたが。追い切りはどうでしたか?

岡本 春よりよく見えた。Cウッドでの3頭併せでソーグリッタリング(古馬1600万)に半馬身、クライムメジャー(古馬1000万)に1馬身先着。迫力があった。ラストのラップも11秒3(6ハロン85秒5)。兼武助手は「雰囲気が良くなっている。体が良くなった」と話していた。

網 新たに川田騎手が乗るのも心強いですね。同騎手は京都大賞典を14年(ラストインパクト)、15年(ラブリーデイ)と連覇してますから。

岡本 確かに、本来のダイヤが見られたらうれしいけど、いったん成績が下がった馬が復活するのは本当に難しいからな。その点、安心できるのはシュヴァルグランやね。

網 でも、最終追い切りは併走遅れでしたよ。坂路でユーキャンスマイル(3歳1600万)に半馬身負けたのは意外です。

岡本 調教駆けしないタイプなんや。4ハロン53秒9-12秒6なら、この馬にすれば十分。友道師は「1週前の動きもこの馬にしては良かったし、状態や体は休養前と変わらない」と言っていた。休養前の天皇賞・春も首差の2着だし、変わらないのが一番やな。

網 ただ、去年の京都大賞典は3着だし、久々は走らない印象があります。

岡本 陣営の感触は去年より良さそうだし、大丈夫じゃないかな。

網 でも僕はダイヤに変わってほしいですね。

岡本 その前に、そのツンツンの髪形を変えたらどうや。

網 いやです・・・。

  1. お得な新入会プラン登場! 競馬情報サイト【極ウマ・プレミアム】
  2. 競馬予想に【ニッカンAI予想アプリ】