29日の阪神10Rで、武豊騎手(49=フリー)が、前人未到のJRA通算4000勝を達成した。
あと3勝まで迫って臨んだこの日は、3Rエイティーンガール(牝2、飯田祐)、5Rゴータイミング(牡2、松永幹)で勝利を積みかさねて“リーチ”。そして、迎えた10R芦屋川特別。4番人気メイショウカズヒメ(牝4、南井)で、直線2番手から抜け出した。
大台到達後のインタビューでは「多くの人や馬に恵まれました。デビューした阪神で達成できてうれしく思います」と笑顔。冠名「メイショウ」の松本好雄オーナーの馬で大記録を達成したことには「父の代からお世話になっていて、長年支持してくれているオーナー。うれしく思います」と頬を緩めた。
「1つ1つの積み重ねなので、それぞれ思い出がありますけど、これで終わったわけじゃないので。さらに騎手として頑張っていかないといけない」と決意を新たにし、今後の目標を問われると「次のレースで勝ちたいです」と笑顔で宣言した。