<サマーチャンピオン>◇14日=佐賀◇統一G3◇ダート1400メートル◇3歳上◇出走10頭
5番人気で兵庫のエイシンバランサー(牡6、新子)が、地方馬として11年ぶりにサマーチャンピオンを制した。07年に愛知のキングスゾーン、02年に笠松のフジノコンドルが勝っていたが、それ以外はJRA勢が圧倒していた。
唯一の芦毛馬が1着でゴールを駆け抜け、鞍上の下原理騎手(40)は右手のステッキを突き出して喜びを表した。暑さに弱いとも言われる芦毛馬だが、新子雅司師(40)が「この馬は夏の方が動きが良い」と送り出したエイシンバランサーは、中団から向正面で押し上げ、4コーナーで先頭のブルミラコロに迫ると、直線で差し切った。
「ゲートが大変だったが、五分に出てあとは思い描いたように走ってくれました」と下原騎手も満足の内容だった。
12月27日の兵庫GT(統一G3)を目標に、11月4日京都のJBCスプリント(統一G1)出走も視野に入れるが、次走は未定。