<エルムS:追い切り>

 今週の札幌メイン、エルムS(G3、ダート1700メートル、12日)の追い切りが8日、各所で行われた。札幌では前走でマーキュリーC連覇を飾ったミツバ(牡6、加用)が、ダートコースの単走追いで5ハロン67秒5をマーク。前半は遅かったが、ラスト11秒9の豪脚で、文句なしのS評価をゲット。いよいよ中央重賞Vの時が近づいてきた。

 圧倒的な末脚だった。6馬身ほど前にいた未勝利馬を目標に、ミツバの追い切りはスタートした。最初の1ハロンは15秒5とかなりゆっくりとしていたが、徐々にスピードを上げる。4角付近で目標馬を捉えると、直線では自慢の脚を一気に解き放った。最後の1ハロンの時計は11秒9。良馬場でも軽い札幌のダートコースだとしても、かなりの好時計だ。

 スタンドから動きを見守った加用師は「テンは遅かったけれど、最後はいい脚を見せた」と満足そうに語った。それこそがミツバの持ち味。前走盛岡のマーキュリーCの連覇時も4角2番手から、直線で逃げ馬を差し切って勝った。「縦長の展開になれば、しまいのいい脚が生きる。そういう流れになれば」とレースをにらんだ。

 地方交流重賞は勝っているが、中央の重賞は未勝利。「通用する脚力はある。他のダート馬に比べればきゃしゃな体だが、それでも馬体は470キロくらいある。3角過ぎで早めに動く形で」と言う。今年はここまで4戦して1勝2着2回に4着1回。掲示板を外さない安定感を見せている。札幌ダート1700メートルには3歳時に3戦にして2、1、3着の実績があり、状態もいい。中央のダート重賞を勝つ態勢は整っている。【三上広隆】

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