リーディング争いに勝つ! 池添謙一騎手(38)は今年の函館で10勝を挙げ、開催リーディングのトップに立つ。函館記念(G3、芝2000メートル=15日)のナイトオブナイツ(牡5、池添兼)など今週末は12鞍に騎乗する。夏の函館は残り2週。9勝でぴったり続くC・ルメール騎手(39)らを振り切り、2年ぶり2度目のリーディングジョッキーへ前進する。

 池添騎手は木曜も朝一番の調教に乗っていた。16年に13勝して初めて函館リーディングを獲得した。今年も10勝で首位に立つ。「ルメール騎手にすぐ抜かれるよ」と冗談交じりに話したが「今週、持ちこたえれば」。2年ぶりの函館王者は意識している。

 デビュー2年目の99年から北海道シリーズに参戦している。第2の故郷といっていい。「この気候はめっちゃいいです、体に。長く乗っていられると思う」と、夏場の涼しさを歓迎する。そして“攻略法”も明かした。「みんな外を回したがるけど、早めに動くと洋芝では(馬が)ばてる。我慢して、ロスなくソツなく」。ダートも含め函館では騎乗753回。88勝(芝54勝)を挙げているからこそ、説得力がある。

 開催の目玉、函館記念は10回挑戦して、6回の3着が最高着順。初制覇をかけて、今年は父の池添兼師が管理する有力馬ナイトオブナイツに乗る。前走1800メートルの巴賞も手綱を取って勝った。「距離が1ハロン延びる。それが鍵。一瞬の脚を生かすレース。ロスなく乗れれば。内めの枠が欲しい」と攻略法を駆使する構えだ。

 有力厩舎が秋のローテなどを考え、素質馬や期待馬を送り込む札幌は、馬の力の差が開いたレースが多いと言う関係者もいる。ところが函館は「馬の能力が拮抗(きっこう)している。乗り方ひとつ」と池添は分析した。夏の名物ハンデ戦、函館記念は今年も混戦模様。リーディング獲得へ、まさに腕の見せどころになる。【久野朗】


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