<セレクトセール2018>◇2日目◇10日◇北海道・苫小牧市

 国内最大のサラブレッド市場「セレクトセール2018」が10日、北海道苫小牧市のノーザンホースパークで開かれた。2日目の当歳馬部門は、初年度産駒に熱視線。15年の皐月賞、ダービー2冠馬ドゥラメンテの子アイムユアーズの18(牡)が1億8000万円の高値をつければ、15年の年度代表馬モーリスの産駒ラスティングソングの18(牡)も1億7000万円。20年以降のデビューを前に、期待度は沸点に達している。(落札額は全て税抜き)

 初年度産駒とともに、ドゥラメンテが会場に荒ぶる熱気を送り込んだ。アイムユアーズの18(牡)の競り合いが、値段の上昇とともにテンポを増す。3000万円からスタートしたセリ。ハンマーが落ちたとき、額は1億8000万円まで跳ね上がっていた。「スワーヴ」の冠名で知られる(株)NICKSの竹内啓安アドバイザーは「疲れましたね」と笑いつつ「他の方も、同じところを見ていたんだと」。目玉獲得の興奮にひたった。

 ドゥラメンテは4代母ダイナカール(83年オークス馬)から4代連続G1制覇を成し遂げた。「まず間違いなく成功するだろうと。ドゥラメンテのなかで、一番いい馬を探そうというコンセプトだった」(竹内アドバイザー)と父としても抜群の存在感を放った。

 とりわけこの当歳は母系と合わせ、ダイナカールの4×4の名血。日本競馬の歴史そのものだ。「ドゥラメンテじゃないとできません。一番の決定要因」。同産駒初の1億円超えと値は張った。それでも「適正価格だったと思います。スワーヴリチャードも初めて1億を超えたハーツクライ産駒だった」と胸を張れる。

 15年に2冠達成、そして翌年宝塚記念での故障-。鮮烈な印象を残したままターフを去った父。その夢の続きを託された。「皐月賞、ダービーを狙える。もしかしたらマイルも」と竹内アドバイザー。上場1頭目だったコンヴィクション2の18(牡)が8000万円で落札されたのを皮切りに、終始注目されたドゥラメンテ産駒。ターフを縦横無尽に暴れ回る姿が待ち遠しい。【柏山自夢】

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