<プロキオンS>◇8日=中京◇G3◇ダート1400メートル◇3歳上◇出走14頭

 究極のレコードだ! 武豊騎手(49)騎乗の5番人気マテラスカイ(牡4、森)が鮮やかな逃げ切りで、重賞初制覇を決めた。勝ちタイムは従来のコースレコードを1秒6も更新する1分20秒3。驚異的なJRAレコードで、4馬身差の圧勝を飾った。鞍上にとっても久々の中央重賞V。来週からのフランス遠征に弾みをつけた。スカイは放牧を挟み、11月4日京都のJBCスプリント(統一G1、ダート1200メートル)でビッグタイトルを目指す。

 これが世界で戦ったスピードだ。抜群のスタートを切ると、武豊とマテラスカイは迷わずハナを奪取。脚抜きのいいダートをスイスイと進み、手応え十分で4コーナーを回った。中京の長い直線でも、後続のライバルたちにつかまるどころか、みるみる引き離す。ラストは持ったまま、4馬身差の圧勝劇。1分20秒3という芝並みのタイムと「レコード」の文字が表示されると、場内はどよめいた。

 「ラストは離したね。強かった。この距離でも勝てたのは今後につながる」

 コンビで国内4戦4勝の鞍上も目を丸くさせた。2走前のドバイゴールデンシャヒーンでは世界の強豪相手に5着と健闘。帰国初戦の前走を楽勝し、中1週で挑んだ今回は中央競馬レコード(3歳以上ダート1400メートル)をたたき出した。「タイムが出やすい馬場だったけど、それにしても強かった。馬も充実しているので、さらに・・・」。ドバイを経験した相棒は想像以上に進化。不安視された1400メートルも克服し、今後の活躍に胸を高鳴らせた。

 武豊騎手自身は前日に続き、大歓声を浴びた。土曜福島では障害王者オジュウチョウサンを平地Vへ導き、土日ともウイナーズサークルの主役だった。「昨日(7日)ほどプレッシャーはなかったよ」と白い歯。意外にもこれが、阪急杯(ダイアナヘイロー)以来4カ月半ぶりのJRA重賞制覇だった。「春はリズムが悪かった。久々に中央の重賞を勝てて良かったよ。うれしい」。来週(17日~)には自身のフランス遠征も待っている。夏は国内外で大暴れとなりそうだ。【平本果那】

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