<七夕賞>◇8日=福島◇G3◇芝2000メートル◇3歳上◇出走12頭

 サマー2000シリーズは、波乱の幕開けとなった。11番人気メドウラーク(牡7、橋田)が、初コンビの丸田恭介騎手(32=フリー)の好騎乗で3年ぶりの勝利を重賞初勝利で飾った。3着には最低12番人気のパワーポケット(牡6、中野)が入り、馬単6万8760円、3連複29万3520円、3連単256万3330円とも今レースの最高配当となった。

 波乱の主役はメドウラーク、そしてそれを導いた丸田騎手だった。勝負どころは4角。外からマイネルサージュがかぶせてくる。前に入られないよう、鞍上が懸命に追い、入らせなかった。その内を取り、馬体を併せてそのまま抜け出す。馬はJRA重賞初勝利、同騎手は昨年のフェアリーS(ライジングリーズン)以来7度目のJRA重賞制覇だった。

 「展開がはまりまくりでした」と破顔一笑する。今回が初騎乗だったが、過去のレースVTRを何度も見て馬の特長をつかんだ。「道悪が上手な馬だな、と。馬場が軟らかかったし、最後も手応えが良かった」と言った。馬場はレース前に良になっていたが、かなり水を含んでいた。馬とコースを見極めて、勝利をつかんだ。

 橋田師も騎乗ぶりをたたえた。「乗り役が理想的に乗ってくれた。4角はいい判断だった。あそこで後手になっていたら、抜け出せなかったと思う。いいものを持っている馬だったけれど、それがなかなかレースで出なかった。うまく引き出してくれた」。次走は未定だが、サマー2000シリーズ対象レースに参戦し、王者を取りに行く。

 丸田騎手にとって福島は思い出の場所でもある。初めて重賞を勝ったのが、10年の福島記念(ダンスインザモア)。「今年100周年の歴史ある舞台で勝たせてもらった。何か縁を感じます」と感慨深げだ。16年函館スプリントS(ソルヴェイグ)から3年連続JRA重賞勝利。今年後半戦に向けて、大きな弾みになる。【三上広隆】

 ◆サマーシリーズ 6月17日から9月9日をサマーシリーズとして、騎手部門と競走馬部門でチャンピオンを決定。距離別にスプリント(対象6レース)、マイル(同3レース)、2000(同5レース)で争う。

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