<追い斬り激論:函館スプリントS>

 夏の北海道シリーズ開幕を告げる重賞、函館スプリントS(G3、芝1200メートル、17日)に向けた追い切りが13日、函館競馬場と美浦で行われた。昨年の函館開幕週は超高速馬場だったが、今年は降雨量も多く例年並みの「やや時計がかかる洋芝」になる見込み。馬場を考慮し、函館本紙担当2年目の松田直樹記者はセイウンコウセイ(牡5、上原)を推奨。函館初出張の木村有三記者は展開面から15年覇者ティーハーフ(牡8、西浦)を猛プッシュした。

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 松田 やっぱ、函館は何度来てもいいっすねえ。ジンギスカンにイカ料理と、連日連夜、満喫ですよ。

 木村 函館初出張のオレをほったらかして、1人で楽しんどるようやな。

 松田 先輩も「スープカレーや」「海鮮や」ってニヤけてたじゃないですか。それより、週明けから連日の雨・・・。木村さん、実は雨男でしょ?

 木村 ギクリ。それは否定しないが、この天気も馬券作戦では大事になる。

 松田 当然です。気象庁のデータを調べてみると、去年の函館の降雨量は、函館SSまでの1週間で計7ミリ。ところが今年は今週月、火曜だけで計48・5ミリも降っています。

 木村 レコードが5回も更新された昨年のような超高速馬場には、なりそうもないか。

 松田 そこで狙えるのがセイウンコウセイです。1分6秒8のレコード決着になった1年前は直線失速して4着でしたが、高松宮記念に勝った時がやや重でした。例年通りの「やや時計がかかる洋芝」なら、この馬に向きますよ。

 木村 動きはどうや?

 松田 函館ウッドで単走で追われて5ハロン67秒3-12秒9。初騎乗の池添騎手は「体はできているので、しまい伸ばす感じで。右手前のまま替えなかったが、走りはイメージ通り」と感触は良さそうでした。今回からチークピーシズを着けるので、集中力アップも期待できます。

 木村 でも展開を考えると先行争いが激しくなりそう。ダイアナヘイロー、ワンスインナムーンと先手を取りたいタイプが多い。

 松田 池添騎手は、ハナに立つことも頭に入れつつ「勝っている時は好位でできている」と、控えるイメージも持っていました。少々ペースが速くなっても小回りコースなら、先行勢が有利でしょう。

 木村 いやいや。やや時計がかかる馬場でハイペースになれば、差し馬を狙うのがセオリー。ティーハーフが、面白そうや。15年函館SSは4角14番手から豪快に差し切ってる。その時のタイムが1分8秒3で、今年も1分8秒前後ならチャンス十分やで。

 松田 8歳ですが、調子は大丈夫ですか?

 木村 追い切りは函館ウッドで5ハロン70秒8-12秒6。ゴール前に仕掛けた国分優騎手は「しまいの反応は抜群」と手応え十分やったわ。58キロを背負って突き抜けた前走同様、いい出来を保ってる。担当の深川助手も「3年前は勢いで勝った。今の方が馬として完成してる」と言ってた。豪雨の中の取材で全身ズブぬれになったけど、馬券でもうけて晴れ晴れとした気分で大阪に帰れそうやわ。

 松田 悔し涙で、ズブぬれにならないことを祈ってます・・・。

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