<ダービー>◇27日=東京◇G1◇芝2400メートル◇3歳◇出走18頭

 福永祐一騎手(41)騎乗の5番人気ワグネリアン(牡、友道)が、平成最後のダービー馬に輝いた。勝ち時計は2分23秒6。半馬身差2着にエポカドーロ、3着はコズミックフォース。福永騎手はダービー初勝利、友道康夫調教師は16年マカヒキに続き2勝目。

 外枠17番ワグネリアンが鞍上に導かれて思い切った位置取りに出た。スタート直後に皐月賞の後方待機から一転、スタートから先行。4列目の外4、5番手につける。直線では逃げる皐月賞馬エポカドーロを残り50メートル付近でとらえた。福永騎手は、19回目の挑戦で念願のダービージョッキーの称号を手にした。

 ウイニングランでスタンド前に戻ってきた福永騎手は大歓声と祝福の拍手に感極まってこぼれる涙をぬぐった。そして大きなガッツポーズで応えた。「これがダービージョッキーの景色なんですね。福永洋一の息子としてこの世界に入って、ようやく父に誇れる報告ができる。この景色を親父は見たかったんですね。たくさんのレースで失敗して悔しい思いをしたけど、今日の喜びで報われた。周りから『祐一、ダービー勝ってくれ』と言われていたので何よりうれしい。福永家にとっても悲願でした」と喜びを爆発させた。

 レースを振り返って「めいっぱい仕上げてくれた厩舎のみんなのためにも悔いのないレースをしたかった。枠が外めだったけど、かかることを恐れずに攻めた。直線は内にブラストワンピース、ダノンプレミアムの人気2頭が見えたので内を突かれることがないように乗った。最後は気合でした。精も根も尽き果てた。ただただ馬に感謝です」と話した。

 管理する友道師は「マカヒキで勝ったときとはまた違ううれしさですね。言葉では表現できないけど・・・。20年以上の付き合いがある福永騎手がダービーを勝ってくれたのも良かった。ワグネリアンは1年前中京でデビューしてからダービーを意識した馬。皐月賞が不甲斐ない負け方をしたので厩舎の力をあげて仕上げた。いつもエンジンの掛かりが遅い馬だけど、ゴール前100メートルぐらいでいけるかなあと。このあとは天栄で放牧に出るが、休ませたあとオーナーと今後のことを話したい。これから成長する馬。楽しみです」。平成27年生まれのサラブレッド6955頭の頂点に立ったワグネリアンのこれからに期待が膨らんでいた。

 馬連(12)(17)7950円、馬単(17)(12)1万5520円、3連複(7)(12)(17)52万1600円、3連単(17)(12)(7)285万6300円。

 (注=成績、払戻金などは、必ず主催者発表の資料と照合して下さい)

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